王国復活へ!ブラジル代表メンバー&背番号発表!

11月11日にサッカー日本代表と対戦するブラジル代表が、25人のメンバーを発表しました。

ワールドカップ南米予選を悠々と勝ち上がり、本大会では優勝候補ともいえるブラジル代表は、この日本代表戦で…

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ベストともいえるメンバーを揃えてきました。

彼らはいかなるメンバーで日本と戦うのか?

そして、ワールドカップ本大会までの残された時間でどのようなチームを作り上げるのでしょうか?

結論からいえば、現在のブラジル代表はここ5~6年で最も強いチームだといえます。

ブラジル代表の強さの秘密とは何なのでしょうか?

今回は、ブラジル代表メンバーと背番号についてお伝えします。

ブラジル代表が日本戦メンバー発表!4大会ぶりの世界制覇へ本気モード!

ブラジル代表のチッチ監督が11月11日に行われるブラジル代表メンバー25人を発表しました。

ロシアワールドカップの南米予選で首位を爆進し、6月の段階で既に本大会への出場を決定させていたブラジル代表は、4大会ぶりの世界制覇へ向けて、最良のメンバーの選択と組織の熟成を測るべく強化を続けています。

そして、今回の日本戦でも…

ほぼベストメンバーを揃えてきました。

レギュラークラスのメンバーでこの日本戦を欠場するのは、リバプールのフィリッペ・コウチーニョくらいです。

ブラジル代表にとって、日本代表は力の劣る相手となりますが、ワールドカップ本大会で格下からの取りこぼしに警戒すべく着実な積み重ねを図っていくようです…

こちらが日本戦に召集されたブラジル代表メンバー25人です!

▼GK
アリソン(ローマ/イタリア)
エデルソン(マンチェスター・C/イングランド)
カッシオ(コリンチャンス/ブラジル)

▼DF
チアゴ・シウヴァ(パリ・サンジェルマン/フランス)
ミランダ(インテル/イタリア)
マルキーニョス(パリ・サンジェルマン/フランス)
ジェメルソン(モナコ/フランス)
ダニエウ・アウヴェス(パリ・サンジェルマン/フランス)
ダニーロ(マンチェスター・C/イングランド)
アレックス・サンドロ(ユヴェントス/イタリア)
マルセロ(レアル・マドリード/スペイン)

▼MF
カゼミーロ(レアル・マドリード/スペイン)
フェルナンジーニョ(マンチェスター・C/イングランド)
パウリーニョ(バルセロナ/スペイン)
レナト・アウグスト(北京国安/中国)
ウィリアン(チェルシー/イングランド)
ジウリアーノ(フェネルバフチェ/トルコ)

▼FW
ドウグラス・コスタ(ユヴェントス/イタリア)
ロベルト・フィルミーノ(リヴァプール/イングランド)
ガブリエウ・ジェズス(マンチェスター・C/イングランド)
ネイマール(パリ・サンジェルマン/フランス)
ジエゴ・ソウザ(スポルチ/ブラジル)
タイソン(シャフタール/ウクライナ)

ブラジル代表メンバーでも特徴的なのが、比較的中堅からベテランといえる年代の人材に重きを置いて、召集されている点です。

23歳以下のメンバーは、DFのマルキーニョスとFWのガブリエル・ジェズスだけとなります。

これは、ここ6~7年ほどの慢性的なタレントの不足から完全には脱却しきれておらず、チッチ監督はその点を考慮して、年齢や所属クラブの格に制限を設けずにメンバーの選定にあたっています。

かつての全ポジションにスーパースターを並べていた頃のような豪華さはありませんが、対照的に経験秩序が保たれています。

タレント力にものを言わせるような、スキルフルな集団ではなく、いい意味でコレクティブなチームに育っています。

それでは、現在のブラジル代表の戦力値はどの位なのでしょうか?

ブラジル代表メンバーの戦力値!強さの秘密はタレント力にあらず!?

南米予選をダントツの1位で駆け抜けたブラジル代表。

当然、現在のブラジル代表メンバーはワールドカップ南米予選を乗り越えたメンバーが中心となっています。

各ポジション毎に2~3人のメンバーを揃えており、充実しきっているとまでは言えませんが、バランスの良い構成となっています。

現在のブラジル代表の強さの秘密はタレント力よりも組織力やバランスの高さにあるので、一部の例外(ネイマール)を除いて個々の能力に依存しない強さがあります。

ワールドカップ本大会までの残りの時間にチッチ監督に課されたタスクは、上述の通り組織の熟成とベストの23人のメンバーをロシアに連れていくことにあります。

それでは、現時点でのブラジル代表のポジション別の戦力値をみていきましょう!

ブラジル代表ポジション別メンバー査定①GK編

良質な選手が育つ土壌がないと批判されてきたブラジル代表のゴールキーパー事情ですが、2000年以降は、質の高いメンバーを揃えていました。

2006年大会で正ゴールキーパーを務めたジーダ(主にACミラン)、2010年、2014年の2大会のジュリオ・セーザル(主にインテル)などです。

しかし、ここ5年ほどは再び深刻なゴールキーパーの人材難に陥っており、それがピークをとうに過ぎていたジュリオ・セーザルのブラジル大会の召集に至りました。

それでも、2016年頃がら成長し始め、近未来に確かな戦力になりうる可能性が大いにあることを示しています。

焦点は、比較的経験値の少ない彼らがプレッシャーのかかるワールドカップ本大会で本来の実力を発揮できるかにかかっているか、ということです。

〈1番手〉

アリソン(ローマ)

生年月日:1992年10月2日
序列:有力
国際大会経験値:コパ・アメリカ2016
背番号:1

〈2番手〉

エデルソン(マンチェスターシティ)

生年月日:1993年8月17日
序列:有力
国際大会経験値:コパ・アメリカ2016
背番号:23

〈3番手〉

カッシオ(コリンチャンス)

生年月日:1987年6月6日
序列:有力
国際大会経験値:なし
背番号:16

〈4番手〉

ヂエゴ・アウベス(バレンシア)

生年月日:1985年6月24日
序列:微妙
国際大会経験値:なし
背番号:?

〈5番手〉

ウェベルトン(アトレチコパラナエンセ)

生年月日::1987年12月13日
序列:微妙
国際大会経験値:なし
背番号:?

〈6番手〉

ガブリエル(エンポリ)

生年月日:1992年9月27日
序列:脱落?
国際大会経験値:なし
背番号:?

現在のブラジル代表のゴールキーパーのメンバー構成は2人の20代前半の選手を、ベテランが支えるというものです。

日本戦を前にした時点での正ゴールキーパーはアリソンですが、トップを走る彼とそれを追いかけるエデルソンの差はほとんどないといえるでしょう。

共にシュートストップと足下のテクニックの両方に秀でたモダンなゴールキーパーで、まだ20代前半の選手であることを考えると、ロシアワールドカップの後にもう数段階の成長の余地を残しているといえるでしょう。

その意味でも、ブラジル代表のゴールマウスは向こう10年は安泰といえるのかもしれません。

センターバックやサイドバックら守備陣との連携を考慮すれば、アリソンがこのまま正ゴールキーパーとして本大会を迎えそうですが、2人が今後どのような切磋琢磨を見せるかに注目が集まります。

メンバー入り当落の境界線となる3番手から4番手はベテランメンバーが幅を利かせています。

非常に若いメンバーで構成されていることもあり、チッチ監督は最低1人はベテランゴールキーパーをロシア本大会に連れていきたいと考えているのでしょう。

恐らく、本大会で出番が回ってくる可能性は低いですが、チームをサポートするベテランとして重要な立場です。

そして、その役割は恐らくカッシオが担うのではないでしょうか。

ヂエゴ・アウベスはPKとシュートストップに強みがある能力の高い実力者ですが、チッチ監督はここ数か月、一貫してカッシオを第3ゴールキーパーのメンバーとしてカッシオを召集しており、彼に対する強い信頼を感じさせます。

アリソン、エデルソンが台頭する前に次代のブラジル代表のゴールキーパーを担うと期待されたガブリエルは、思い描いたような成長曲線を辿ることができず、このまま脱落の予感が漂っています。

ブラジル代表ポジション別メンバー査定②センターバック

かつて、ルッシオやファンといった世界的な名手を揃えていた頃の強さを、取り戻しつつあるのが、このセンターバックです。

やや高齢化が懸念されていますが、ここにきて若手が台頭。

バランスの良い年齢バランスでロシアワールドカップ本大会を迎えることができそうです。

サイドバックに何よりも攻撃力を求めるお国柄で、彼らを後方からサポートする意味でもベストコンディションで臨めるよう準備を進めていかなければなりません。

4バックのフォーメーションを採用していることもあり、センターバックのメンバーに費やせる枠は4人

複数のポジションに対応するマルチが少ないのが欠点ですが、逆に言えばスペシャリスト揃いのメンバーです。

〈1番手〉

マルキーニョス(パリ・サンジェルマン)

生年月日:1994年5月14日
序列:不動
国際大会経験値:ワールドカップ2014、コパアメリカ2017
背番号:13

〈2番手〉

ミランダ(インテル)

生年月日:1984年9月7日
序列:不動
国際大会経験値:コパアメリカ2015、コパアメリカ2016
背番号:3

〈3番手〉

チアゴ・シウバ(パリ・サンジェルマン)

生年月日:1984年9月22日
序列:不動
国際大会経験値:ワールドカップ2010、2014、コパアメリカ2011
背番号:14

〈4番手〉

ジェメルソン(モナコ)

生年月日:1992年8月24日
序列:有力
国際大会経験値:なし
背番号:4

〈5番手〉

ロドリゴ・カイオ(サンパウロ)

生年月日:1993年8月17日
序列:近未来の主力
国際大会経験値:なし
背番号:?

〈6番手〉

ジウ(山東魯能泰山)

生年月日:1987年6月12日
序列:脱落?
国際大会経験値:なし
背番号:?

〈7番手〉

ダビド・ルイス(チェルシー)

生年月日:1987年4月22日
序列:脱落?
国際大会経験値:ワールドカップ2014
背番号:?

〈8番手〉

ファン・ジェズス(ローマ)

生年月日:1991年6月10日
序列:脱落?
国際大会経験値:なし
背番号:?

現在のブラジル代表のセンターバックのメンバーは3番手までは不動の存在が君臨しています。

ファーストチョイスはマルキーニョスで、パリ・サンジェルマンではコンビを組み、クラブの先輩であるチアゴ・シウバは現時点では3番手に甘んじています。

ブラジル代表においてのマルキーニョスの相棒はインテルのミランダ

対人プレーに滅法強いストッパーで、エレガントでモダンなマルキーニョスとは相性が抜群です。

ベテランメンバーらしくラインコントロールも巧みです。

パリ・サンジェルマンでコンビを組むチアゴ・シウバとマルキーニョスはもちろん、ミランダを含めたこの3人は誰が出ても能力的には大きな問題が見当たりません。

各々が相性も良く、組織も熟成されているからです。

注目が集まるのは4番手争いとなります。

日本戦で召集を受けたジェメルソンロドリゴ・カイオが、ジウダビド・ルイスを追い越した感があり、本大会への切符を掴むかもしれません。

センターバックはマルキーニョスを除く主力が軒並みオーバー30と高齢化しており、最近はブラジル代表から遠ざかっていますが、ダビド・ルイスも30台の選手です。

22歳のジェメルソン、もしくは24歳のロドリゴ・カイオが抜擢されれば、年齢的なバランスが大幅に改善されます。

2022年大会のことも見越して新世代のメンバーに経験を積ませる意向が、チッチにはあるのかもしれません。

特にロドリゴ・カイオは2016年のリオ・オリンピックで最終ラインの軸として、母国を初の優勝に導いたメンバーで、『チアゴ・シルバの再来』と評価される逸材です。

182cmと現代のセンターバックとしては小柄ですが、読みとポジショニングセンスの高さを生かしてゴールを守るモダンなタイプです。

2016-2017シーズンのチェルシーで素晴らしいパフォーマンスを見せたダビド・ルイスは、センターバックとしてはそもそもチッチ監督の評価が高くなかったようです。

前回大会ではブラジル代表メンバーの中でも不動の存在で、ドイツ戦ではキャプテンも勤めましたが、ロシアワールドカップでは守備的ミッドフィルダーとしてメンバー入りを目指すことになります。

ファン・ジェズスは現在のブラジル代表のメンバーの中では唯一のマルチで、センターバックと左サイドバックへの対応が可能な選手です。

しかし、センターバックとしては注意力と継続性が、サイドバックとしては攻撃力が不十分で、4バックのフォーメーションでは極めて使い辛いタイプであるのも確か。

2017-2018シーズンのローマで圧倒的なプレーを見せられなければ、本大会への切符を掴むのは難しいでしょう。

ブラジル代表ポジション別メンバー査定③右サイドバック

現在のブラジル代表の中で、最も世代交代が遅れているポジションが、この右サイドバック。

本大会を迎える頃には35歳になるダニエル・アウベスが未だにスタメンを担っています。

一方で、このベテラン右サイドバックは自らの力でブラジル代表のメンバーの座をを確固たるものにしているという表現もできるでしょう。

FIFAのベストイレブンに選出され、2017年夏にはパリ・サンジェルマンに引き抜かれるなど未だにプレーの質を保っています。

右サイドバックの注目人事は良質なバックアッパーの選定ということになりますが…

〈1番手〉

ダニエル・アウベス(パリ・サンジェルマン)

生年月日:1983年5月6日
序列:不動
国際大会経験値:ワールドカップ2010、2014
背番号:2

〈2番手〉

ラフィーニャ(バイエルン・ミュンヘン)

生年月日:1985年9月7日
序列:有力
国際大会経験値:なし
背番号:?

〈3番手〉

ダニーロ(マンチェスターシティ)

生年月日:1991年7月15日
序列:有力
国際大会経験値:なし
背番号:?

〈4番手〉

ファグネル(コリンチャンス)

生年月日:1989年6月11日
序列:有力
国際大会経験値:なし
背番号:?

〈5番手〉

ブルーノ・ペレス(ローマ)

生年月日:1990年3月1日
序列:脱落?
国際大会経験値:なし
背番号:?

ダニエル・アウベスに不安があるとしたら、過去2大会で期待されたパフォーマンスを全く披露できなかった、ワールドカップというコンペティションとの相性の悪さ。

マイコンのバックアッパーとして召集された南アフリカ大会はともかく、34歳になっていたブラジル代表の先輩に最終的にスタメンの座まで奪われたブラジル大会での低調は、チームの足を大きく引っ張るものでした。

間違いなくキャリアで最後のワールドカップを迎えますが、どのようなパフォーマンスを見せてくれるかに注目が集まります。

そのダニエル・アウベスを支えるのが、2歳下のベテランであるラフィーニャ

バックアップメンバーとしては堅実で、バイエルンでは誰かも好かれる性格で貴重な存在になっています。

とはいえ、バイエルンで見込めるのはせいぜい年間15~20試合の出場機会で、試合勘不足の状況で満足なパフォーマンスを期待できるのか、極めて不透明という不安も残っています。

絶対的なタレント力では過去の偉大な右サイドバックの先達たちには劣っており、何か付加価値が求められています。

ラフィーニャを追いかけるのが、セリエAで爆発的な攻撃力を見せているブルーノ・ペレスと、マンチェスターシティのダニーロ

年齢的にも若く、もう一段階のレベルアップは見込めるかもしれませんが、いかんせん4人で形成される最終ラインの右サイドバックとしては、守備力が低すぎるのが大きなネックとなっています。

一方で期待を抱かせるのは2017年夏にレアル・マドリードを退団し、マンチェスターシティへと活躍の場を求めたダニーロ。

その新天地では爆発的な走力を武器に貴重なメンバーとなっています。

マンチェスターシティを指揮するペップ・グアルディオラ監督の下で、やや不得手だったリスク管理と戦術的な素養を身につけつつあり、世界屈指の右サイドバックに成長しうると言われた数年前のような輝きを取り戻しそうな期待感に満ちています。

奔放なダニエル・アウベスに対して、堅実なバックアッパーのラフィーニャという構成は決して悪くはありませんが、ここはダニーロの成長に期待したいところ。

モナコで素晴らしいプレーを披露し続けている、ファビーニョという選択肢もありますが、もはやセントラルミッドフィルダーとして固定されている感があり、今さら右サイドバックへの再コンバートはやや考えづらいでしょう。

何よりもファビーニョのバーサタイルなスタイルはセンターでこそ強みを発揮します。

開幕時のコンディションにもよりますが、ダニエル・アウベス、ダニーロというメンバー構成で本大会に臨むべきでしょう。

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ブラジル代表ポジション別メンバー査定④左サイドバック

右サイドバックとは対照的な充実度を誇るのが、この反対サイドです。

ベテラン、中堅、若手のバランスが非常に高く、誰が出場しても不足のない、珠玉のメンバーが揃っています。

恐らく、現在のブラジル代表の左サイドバックのメンバーは、スペイン、フランスに次ぐ世界屈指といえるでしょう。

〈1番手〉

マルセロ(レアル・マドリード)

生年月日:1988年5月12日
序列:不動
国際大会経験値:ワールドカップ2014
背番号:6

〈2番手〉

フェリペ・ルイス(アトレティコマドリード)

生年月日:1985年8月9日
序列:有力
国際大会経験値:なし
背番号:?

〈3番手〉

アレックス・サンドロ(ユベントス)

生年月日:1991年1月26日
序列:有力
国際大会経験値:なし
背番号:?

〈4番手〉

ウェンデウ(レバークーゼン)

生年月日:1993年7月20日
序列:有力
国際大会経験値:なし
背番号:?

〈5番手〉

ダウベルト(インテル)

生年月日:1993年9月8日
序列:脱落?
国際大会経験値:なし
背番号:?

〈6番手〉

ファン・ジェズス(ローマ)

生年月日:1991年6月10日
序列:脱落?
国際大会経験値:なし
背番号:?

レアル・マドリード、アトレティコマドリード、ユベントス。

現時点でトップ5に入るメガクラブで不動の左サイドバックとして君臨するメンバーを、3人も擁しているのだから、ブラジル代表の左サイドバックの台所事情はちょっとやそっとのことでは揺らぎません。

マルセロフェリペ・ルイスアレックス・サンドロのうちの1人がワールドカップ行きの切符を逃すことになるのです。

左サイドバックのメンバーの中で序列のトップを走るのは、レアル・マドリードでもブラジル代表でも中心的な存在を担うマルセロ。

左サイドバックの枠を超えた大胆なドリブル突破、そして正確なクロスを併せもつ、世界最高の左サイドバックです。

マルセロは前方でプレーするネイマールとのコンビネーションも良く、サポート役としても充分に機能します。

若かりし頃は守備面が不安視されましたが、現在では改善されています。

チッチの前任であるドゥンガ監督からの評価は高くはありませんでしたが、チッチ政権に移行すると地位を回復しています。

そのマルセロと熾烈なレギュラー争いを務めるのは、同じマドリードでプレーするフェリペ・ルイス。

シメオネサッカーによって仕込まれた高いインテンシティに最大の持ち味があり、アトレティコマドリードでは左サイドからの攻撃をほぼ一人で担っています。

3番手はユベントスのアレックス・サンドロ。

より攻撃力に特化したタイプのサイドバックですが、マルセロ、フェリペ・ルイスとの比較ではかなり劣勢を強いられています。

ブラジル代表のレギュラーに相応しい質と量を備えたメンバーですが、その役が回ってくるのは、ロシアワールドカップ終了後だと言われています。

それに続くのが、レバークーゼンのウェンデウと、インテルのダウベール

どちらも攻撃力に魅力があるサイドバックですが、2017-2018シーズンは所属するクラブで元気がありません。

ブラジル代表メンバーとして確たる地位を得ていたわけではないので、脱落はほぼ決定的でしょう。

ブラジル代表ポジション別メンバー査定⑤守備的ミッドフィルダー(アンカー)

4-3-3のフォーメーションを採用するブラジル代表にとって最終ラインのプロテクターとして機能し、中盤の守備を一手に担うこのポジションは極めて重要なポジションです。

現代サッカーにおいては縦横のパスなど、攻撃面の貢献も求められるポジションですが、ブラジル代表では専ら守備的なキャラクターが重用されています。

23人のメンバーの中で、この守備的ミッドフィルダーにあてられる人数は2。

〈1番手〉

カゼミーロ(レアル・マドリード)

生年月日:1992年2月23日
序列:不動
国際大会経験値:なし
背番号:5

〈2番手〉

フェルナンジーニョ(マンチェスターシティ)

生年月日:1985年5月4日
序列:不動
国際大会経験値:なし
背番号:17

〈3番手〉

ワラセ(バンブルガーSV)

生年月日:1995年4月4日
序列:微妙
国際大会経験値:なし
背番号:?

〈4番手〉

ダビド・ルイス(チェルシー)

生年月日:1987年4月22日
序列:脱落?
国際大会経験値:ワールドカップ2014
背番号:?

〈5番手〉

ファビーニョ(モナコ)

生年月日:1993年10月23日
序列:微妙
国際大会経験値:なし
背番号:?

〈6番手〉

チアゴ・マイア(リール)

生年月日:1997年3月23日
序列:近未来の主力
国際大会経験値:なし
背番号:?

〈7番手〉

アルトゥール(グレミオ)

生年月日:1996年8月12日
序列:近未来の主力
国際大会経験値:なし
背番号:?

守備的ミッドフィルダーの中で序列のトップを走るのは、レアル・マドリードでも重要な存在へと飛躍しつつあるカゼミーロ

相手アタッカーに対してマンマークにつかせても良し、スペースを埋めさせても良しと守備面の引き出しが多い、チッチにとっては理想的なスタイルを持つ生粋の守備的ミッドフィルダー。

ときおり放つミドルシュートやセットプレーなど、攻撃面でも存在感があります。

名門レアル・マドリードで約2年に渡りフル稼働するなど、年齢に見合わない安定感も魅力です。

2番手はマンチェスターシティのフェルナンジーニョ

小気味の良いパスワークと守備力を兼備しており、カゼミーロよりも司令塔的なメンバーです。

マンチェスターシティにおける八面六臂の働きをブラジル代表でも見せられていないのは、所属クラブとでは大きく役割が異なるからだと言われています。

ボールを独力で奪回するよりも、守備組織の中で機能するタイプの守備者で、チッチの評価はスタメンは任せられるレベルにないというもののようです。

1-7という悲劇的なスコアで敗れ去った、前回大会の準決勝のドイツ戦のパフォーマンスが悪印象を残している感もあります。

決定的な失点に直結するミスを犯しているからです。

フェルナンジーニョに追い風が吹くとしたら、現状の4-3-3から、例えば4-2-3-1にシステム変更が行われた場合。

カゼミーロとのダブルボランチであれば、守備力を生かしつつ、持ち味のパスワークも発揮できるのかもしれません。

その意味でも大きく力が劣り、かつ相性も良い日本戦は新システムを試すには、格好のタイミングに見えますが…

現時点では序列の最後方にいるファビーニョですが、現時点でも既にブラジル代表の中心を担える実力の持ち主です。

守備力が高く、パスを味方に散らしては、そのまま前線に顔を出すという万能戦士です。

移籍市場でも価値が高騰しており、もはやチッチ監督にとっても見過ごすことができないメンバーに成長した感がありますが…

未招集組で注目度が高いのが、グレミオのアルトゥール

パスセンスに長けた守備的MFで、資質的にはフェルナンジーニョの後継者に育ってもおかしくはありません。

すでにグレミオでは不動のメンバーのひとりで、近いうちにヨーロッパ上陸を果たすのではないかと噂される逸材です。

ブラジル代表ポジション別メンバー査定⑥インサイドハーフ

守備的ミッドフィルダーの前方に配置され、攻守に走り回るのが、このポジション。

チッチはメンバー選考において、攻守に貢献度が高い万能型と、より攻撃的なキャラクターを持つ選手をチョイスする傾向が強くなっています。

想定される枠は4~5。

現在のブラジル代表は両ウイングの守備力が低いので、守備的ミッドフィルダーも含めたミドルサードの負荷が極めて大きくなっているため、余裕のある人数の配分が理想的でしょう。

〈1番手〉

パウリーニョ(バルセロナ)

生年月日:1988年7月25日
序列:有力
国際大会経験値:ワールドカップ2014
背番号:15

〈2番手〉

レナト・アウグスト(北京国安)

生年月日:1988年2月3日
序列:有力
国際大会経験値:なし
背番号:8

〈3番手〉

ジウリアーノ(フェネルバフチェ)

生年月日:1990年5月31日
序列:有力
国際大会経験値:なし
背番号:18

〈4番手〉

フィリッペ・コウチーニョ(リバプール)

生年月日:1992年6月12日
序列:不動
国際大会経験値:なし
背番号:?

〈5番手〉

ルーカス・リマ(サントス)

生年月日:1990年7月9日
序列:不動
国際大会経験値:なし
背番号:?

〈6番手〉

ジエゴ(フラメンゴ)

生年月日:1985年2月28日
序列:有力
国際大会経験値:コパ・アメリカ2004、2007
背番号:?

〈7番手〉

アルトゥール(グレミオ)

生年月日:1996年8月12日
序列:近未来の主力
国際大会経験値:なし
背番号:?

〈8番手〉

ロドリギーニョ(コリンチャンス)

生年月日:1988年3月27日
序列:脱落?
国際大会経験値:なし
背番号:?

〈9番手〉

フレッジ(シャフタール・ドネツク)

生年月日:1993年3月5日
序列:脱落?
国際大会経験値:なし
背番号:?

〈10番手〉

ガンソ(セビージャ)

生年月日:1989年10月12日
序列:脱落?
国際大会経験値:なし
背番号:?

 

インサイドハーフのメンバーの中で、序列のトップを走るのは、2017-2018シーズンに中国からバルセロナに移籍したパウリーニョ

2014年のブラジル大会では不安定なパフォーマンスに終始してしまいましたが、年齢を重ねたことで、継続性を手に入れたようです。

最大の持ち味は攻守に渡って90分フル稼働可能な運動量。

味方をサポートしてもよし、自ら飛び出しても良しで、チッチ監督からは厚い信頼を寄せられています。

バルセロナではメッシの周辺を走り回り、守備の負担を軽減したり、劣りになる動きで相手をつりだしたりと獅子奮迅の活躍を見せています。

ブラジル代表においては、ネイマールに対して奉仕することが求められています。

パウリーニョの横でプレーするのが、レナト・アウグスト

中盤に下がって組み立てに絡みながら展開し、そのまま自身もフィニッシュに絡んでいくプレースタイルの攻撃的ミッドフィルダーです。

かつてのブラジル代表の攻撃的ミッドフィルダーに比べると、タレント力で大きく劣りますが、パウリーニョとの相性が良く、チッチ監督からは一定の信頼を得ているようです。

3番手のジウリアーノは、2016-2017シーズンのゼニト・サンクトペテルブルクで28試合8得点という高い得点力を示した小兵の攻撃的ミッドフィルダー。

チッチはウイングとしても見込んでおり、そのマルチを見込んで本大会召集の可能性は決して低くはありません。

そして、4番手は右サイドのスタメンと兼務するフィリッペ・コウチーニョ

現在のブラジル代表において、ネイマールに次ぐ攻撃のキーマンの1人となっています。

常にドリブルを選択する傾向が強いネイマールよりも、よりパサータイプで、中央のゾーンでも起用されることがあります。

既にインサイドハーフは2017-2018シーズンのリバプールで挑戦しており、適応に大きな問題はないでしょう。

5番手からはブラジル国内でプレーする選手たちが控えています。

ルーカス・リマは攻撃的な役割であればポジションを問わない便利屋で、2017年の夏にはバルセロナへの移籍が噂された実力者です。

そして、ここにきて再び注目を集めているのが、フラメンゴのヂエゴ

かつてブンデスリーガのブレーメンで活躍し、カカに次ぐブラジル代表の10番候補にまであげられていましたが、ユベントス移籍をきっかけにキャリアが大きく暗転し、それ以降はどこに行っても結果が出ず、流浪の日々を過ごしてきました。

しかし、年齢を重ねたことで安定感を身につけつつあり、見事にブラジル代表メンバーに復帰しています。

かつてのブラジル代表の10番候補だったガンソはもはや完全に過去の人に。

2016-2017シーズンからヨーロッパに挑戦していますが、あまりに怪我が多いこととクラシカル過ぎるそのスタイルは、かなり使い辛くなっています。

ブラジル代表ポジション別メンバー査定⑦ウイング

ネイマールという絶対的な軸を擁するウイングは、仮にこのスーパーエースを欠いたとしてもほとんど戦力が落ちる懸念がない充実のポジションとなっています。

頭数が多いわけではありませんが、個々の質が非常に高くなっています。

序列の上位4人に怪我などがない限りは、大きな問題を抱えることなく本大会を迎えることができるでしょう。

〈1番手〉

ネイマール(パリ・サンジェルマン)

生年月日:1992年2月5日
序列:不動
国際大会経験値:ワールドカップ2014
背番号:10

〈2番手〉

フィリッペ・コウチーニョ(バルセロナ)

生年月日:1992年6月12日
序列:不動
国際大会経験値:なし
背番号:?

〈3番手〉

ウィリアン(チェルシー)

生年月日:1988年8月9日
序列:有力
国際大会経験値:ワールドカップ2014
背番号:19

〈4番手〉

ドグラス・コスタ(ユベントス)

生年月日:1990年9月14日
序列:有力
国際大会経験値:なし
背番号:7

〈5番手〉

ジウリアーノ(フェネルバフチェ)

生年月日:1990年5月31日
序列:有力
国際大会経験値:なし
背番号:18

〈6番手〉

タイソン(シャフタール・ドネツク)

生年月日:1988年1月13日
序列:微妙
国際大会経験値:なし
背番号:24

〈7番手〉

ドゥドゥ(パルメイラス)

生年月日:1992年1月7日
序列:微妙
国際大会経験値:なし
背番号:?

〈8番手〉

ベルナルド(シャフタール・ドネツク)

生年月日:1992年9月8日
序列:脱落?
国際大会経験値:ワールドカップ2014
背番号:?

〈9番手〉

リシャルリソン(ワトフォード)

生年月日:1997年5月10日
序列:近未来の主力
国際大会経験値:なし
背番号:?

ストライカーとしての貢献も求められているネイマールが間違いなく序列のトップ。

メッシの影に隠れざるを得なかったバルセロナを退団し、パリ・サンジェルマンへの移籍を決断したのは、クラブでもブラジル代表でもクラブの顔としてプレーしたいと感じたからでしょう。

ロシアワールドカップを制して、メッシとクリスティアーノ・ロナウドを追い越して世界最高の座に座ることを目論んでおり、いよいよその時かきたとネイマール本人も感じているように思えます。

主に左でプレーするネイマールに対して、右でプレーするのがコウチーニョ

ネイマールが去ったバルセロナで、その後釜にと期待された攻撃的ミッドフィルダー。

そのネイマールに比べると、プレースタイルはよりミッドフィルダー寄りで、シュートよりもラストパスを選択する傾向がつよくなっています。

それ故にネイマールとは噛み合わせが非常に良くなっています。

3番手のウィリアンは、ドリブルと精微なフリーキックを持ち味とするアタッカーで、2列目であれば両サイドとトップ下でもプレーが可能です。

守備時の献身性も兼ね備えており、試合をクローズさせるウインガーとしては理想的な人材です。

チェルシーでは出番が少ないわけではありませんが控えに甘んじており、ワールドカップ本大会に向けてもう一段階ギアをあげたいところです。

ドグラス・コスタは生粋のドリブラーで、ウイングの陣容の中では唯一の左利き。

2017年夏にバイエルンからユベントスに移籍して、既に貴重な戦力となっています。

右サイドなら中央に切れ込んでのシュートが、左サイドなら縦に突破して鋭いクロスを供給することが可能です。

ロングカウンターに対応する走力も、密集した相手守備網を攻略する繊細さも兼ね備えた極めて完成度の高いウイングです。

状況次第ではスタメンに定着しても決しておかしくはないでしょう。

5番手以下のメンバーは実質的にほとんどノーチャンスとなっています。

いずれもプレーするクラブの格でトップ4から大きく劣り、しかも絶対的なスタメンというわけではありません。

インサイドハーフと兼務のジウリアーノに可能性が残されている位です。

2014年大会では怪我で戦線離脱したネイマールに代わってピッチに立ったベルナルドは、その後期待されたような成長を遂げることが出来ませんでした。

一時期はアーセナルへの移籍が噂され、ベルナルド自身もそれを望んでいたようですが、ウクライナリーグからのステップアップは結局実現しませんでした。

むしろ面白そうなのは、プレミアリーグで躍進を遂げたわとフォードの立役者となっているリシャルリソン

ドリブル突破能力に加えて得点力も秘める超逸材で、肉体的な強さも兼ね備えています。

今シーズンに加入したプレミアリーグで即座に結果を残すなど適応能力も高く、ブラジル代表のメンバーで背番号を与えてもすんなりと結果を残してくれるかもしれません。

スラム街で育ったが故の反骨心の強さや上昇志向も買える選手です。

ブラジル代表ポジション別メンバー査定⑧センターフォワード

2006年のドイツ大会終了後に元祖怪物と称されたロナウドが召集されなくなってから、ブラジル代表はそれ以降1度もセンターフォワードを固定できたことがありません。

タレント力の質でも量でも大きく過去のブラジル代表チームに劣っており、そして今回も同じような状況でワールドカップ本大会を迎えることになります。

〈1番手〉

ガブリエル・ジェズス(マンチェスターシティ)

生年月日:1997年6月5日
序列:有力
国際大会経験値:なし
背番号:9

〈2番手〉

ロベルト・フィルミーノ(リバプール)

生年月日:1991年10月2日
序列:有力
国際大会経験値:なし
背番号:21

〈3番手〉

ジエゴ・ソウザ(レシフェ)

生年月日:1985年6月17日
序列:微妙
国際大会経験値:なし
背番号:25

〈4番手〉

ルアン(グレミオ)

生年月日:1993年3月27日
序列:脱落?
国際大会経験値:なし
背番号:?

2016-2017シーズンの途中にマンチェスターシティに加入して、わずか4ヶ月でプレミアリーグに適応したガブリエル・ジェズス

怪我を抱えながらも、10試合に出場して7得点を記録しました。

ストライカーとしては非常に献身性が高く、ファーストプレスも担います。

まだ20歳と非常に若い選手ではありますが、鼻っ柱が非常につよく、いきなりの大舞台にも動じることはないでしょう。

ガブリエル・ジェズスを追いかけるのは、同じくプレミアリーグでプレーするロベルト・フィルミーノ

足下のテクニックに秀でたアタッカーで、中盤に引いてきてからのスルーパス、繊細なドリブル突破など引き出しが多いことでも知られています。

コウチーニョとの連携は円熟の領域に達しているといえるでしょう。

ガブリエル・ジェズスもフィルミーノもプレミアリーグのトップ4でプレーするアタッカーですが、共に純粋なセンターフォワードではないという点に大きな懸念があります。

セカンドトップタイプ故に高さがなく、サイドからのハイボールはほとんど武器になりません。

チャンスメーカーとしての気質が高い分、ペナルティエリア内でのプレゼンス(存在感)にも大きな不安があり、大量得点を見込めるタイプではないのです。

ガブリエル・ジェズスは今後ストライカーとしての資質を身につける可能性はありますが、さすがにロシアワールドカップまでという限られた時間内に一流のストライカーには到達できないでしょう。

とはいえ、ガブリエル・ジェズスやフィルミーノに次ぐセンターフォワードは、ソウザルアンと明らかな力不足。

ルアンはまだ24歳で成長の余地がありそうですが、本大会に連れて行くようなレベルには達しないでしょう。

ここは、やはりガブリエル・ジェズスとロベルト・フィルミーノという若い選手にこのポストを一任して、周囲との連携を深めていかなければならないでしょう。

得点力を除いては極めて優秀なフォワードであり、スコアラーとしても優秀なネイマール、ミドルシュートと前線への飛び出しを備えるパウリーニョなど、味方のストロングポイントを最大限に引き出す役割を担う必要がありそうです。

今回はブラジル代表メンバーと背番号をお伝えしました。

そして、下のリンクではブラジル代表にとっては因縁の相手であるドイツ代表メンバーについてお伝えしています。

連覇を狙うドイツ代表は、どのようなメンバーを揃えて、ロシアワールドカップに臨むのでしょうか?

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