いよいよロシアワールドカップが開幕します。
どのチームもメンバーが固まりつつあり、チーム作りが最終盤にさしかかってきました。
あなたはどの国がロシアワールドカップで優勝すると予想しますか?
正直なところ、ロシアワールドカップは優勝するチームを予想するのが…
非常に難しい大会です。
なぜなら、ロシアワールドカップは…
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多くの優勝候補が存在しているからです。
今回はロシアワールドカップの優勝候補と、その理由をお伝えします。
あなたがこの記事を読み終わった時、ロシアワールドカップについて、かなり詳しくなっていることは間違いありません。
何より、この大会がどのチームを中心に進められていくのか、展望を知ることができるでしょう…
あなたが愛する国は残念だが…
ロシアワールドカップの開幕まで、残すところあと2ヶ月をきりました。
5月末には全ての代表チームが23人の登録メンバーを決定し、6月14日には開催国のロシアがサウジアラビアとの開幕戦に臨みます。
4年に1度のサッカーの祭典の開幕戦としてあまりにも寂しいカードですが、その後に控えているカードはグループステージからわくわくさせられるものばかりです。
ロシアワールドカップの開幕を直前に控えて、世界中で議論されているテーマがあります。
それは…
“どの国がロシアワールドカップで優勝するのか?”
というテーマです。
ロシアワールドカップにおける優勝候補と目されるチームは5チームあります…
ロシアワールドカップ優勝候補は5/32に絞られる!
彼らがロシアワールドカップの優勝候補とされるのか。
その理由はとてもシンプルです。
それは…
タレントが豊富であること
1ヶ月の間に32チームが凌ぎを削るワールドカップではチームの体力が必要不可欠。
だからこそ、各ポジションに2人以上の実力者を擁していることがワールドカップにおけるポイントとなるのです。
そうやって考えてみると、答えは自ずと見えてきます。
彼らがロシアワールドカップの優勝候補と言われる5チームです!
スペイン
FIFAランキング:8位
(グループB)
フランス
FIFAランキング:7位
(グループC)
ブラジル
FIFAランキング:2位
(グループE)
ドイツ
FIFAランキング:1位
(グループF)
ベルギー
FIFAランキング:3位
(グループG)
この5チームがロシアワールドカップの優勝候補と言われています。
それでは、なぜ彼らはこの大会で優勝候補と言われるのでしょうか?
その理由を検証してみましょう。
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ロシアワールドカップ優勝候補①スペイン
スペインがロシアワールドカップの中でも優勝候補と言われるのにはいくつかの理由があります。
あるいは、このロシアワールドカップで最も優勝に近い位置にいると言えるかもしれません。
一つ目の理由が、対戦相手に恵まれたことです。
スペインが組み込まれたグループBは、ポルトガル、モロッコ、イランが同居しています。
ポルトガル以外の2チームは戦力値で大きくスペインを下回ります。
比較的省エネモードでグループリーグを戦うことができるのは、日程が厳しいワールドカップの優勝を目指す上で非常にポジティブな要因となります。
二つ目の理由はタレントを豊富に擁しているところ。
全ポジションに穴らしい穴はなく、主力に不測の事態が生じても、代役を登用することもできればオプションとなる戦術でカバーできるという点にこのチームの最大のストロングポイントがあると言えます。
例えばスペインの基本フォーメーションは4-3-3ですが、センターフォワードを怪我などで欠いた場合にはこのポジションに人を置かない0トップのシステムに変更することが可能です。
三つ目の理由はグループBという比較的早いタイミングでグループステージを終えられるリーグに組み込まれたこともポジティブに捉えることができます。
最高のシチュエーションは、ベスト16でお隣グループAからの勝ち上がりが予想されるウルグアイとの対戦を回避することです。
ポゼッションスタイルのスペインとカウンタースタイルのウルグアイでは、噛み合わせこそ良いものの足元をすくわれる可能性が高まるからです。
ロシアワールドカップ優勝候補②フランス
ロシアワールドカップに出場する32チームの中でも最もタレントに恵まれていると評価されているのが、レ・ブルー(フランス代表の愛称)です。
とりわけ、エムバペ(パリ・サンジェルマン)、グリーズマン(アトレティコマドリー)、デンベレ(バルセロナ)、ポグバ(マンチェスターユナイテッド)らを擁する攻撃陣は豪華絢爛です。
背景にはアフリカや中米からの移民選手が多く、次々と若い優秀な選手が輩出されたことにあります。
若手の存在を考慮するとまだまだ伸び代があるチームで、大会途中に大化けする可能性もありそうです。
グループステージの対戦相手にも恵まれました。
デンマーク、オーストラリア、ペルーは油断さえしなければ、足元をすくわれる危険性はないでしょう。
ロシアワールドカップ屈指の体格を誇るデンマークも空中戦に持ち味があるオーストラリアも望むところ。
身体能力の高さに秀でたブラックアフリカン系の選手で十分対応可能です。
唯一カラーが違うペルーも、タレント力と経験値の差を考慮すれば恐るるには足りません。
組み込まれたのはグループCと比較的仁手に恵まれたグループ。
間違いなくフランスはロシアワールドカップの優勝候補の一つです。
ロシアワールドカップ優勝候補③ブラジル
5大会ぶりの覇権を狙う準備が整ったブラジルは、ロシアワールドカップでも優勝候補の一つです。
3月の親善試合で王者ドイツを葬ったように、地力は備えています。
問題は組織力ということになりますが、2016年にブラジル代表の監督に就任したチッチ監督のもの、確実に地固めをしつつあります。
守備にしっかりと徹しつつチャンスと見るやカウンターを仕掛けるしたたかさは、ネイマールの打開力やスプリント力を最大限生かすためのスタイルです。
グループステージの相手はスイス、セルビア、コスタリカ。
いずれも簡単な相手ではありませんが、チームとしての成熟度を増したブラジルにとっては倒せない相手ではありません。
2002年の日韓ワールドカップ以来の優勝を虎視眈々と狙っています。
ロシアワールドカップ優勝候補④ドイツ
前回大会王者は今大会でも優勝候補筆頭。
豊富なタレントに恵まれて、さらに個々のキャラクターもバラエティに富んでいるので臨機応変なサッカーができるのが最大のストロングポイントです。
フォーメーションひとつとっても、4-2-3-1、4-3-3、3-4-3、3-5-2と複数のシステムを使いこなすことができます。
グループリーグの対戦相手はスウェーデン、メキシコ、韓国と恵まれませんでしたが、ドイツの実力を考慮すればここでつまずくことの方が予想外つきません。
むしろ彼ら中堅国をしっかりと下して、チームとしての完成度の高さを見せつけてくるでしょう。
グループFと後発組に組み込まれてしまったことにより、日程は必ずしも良いわけではありませんが、それでもポゼッションサッカーを駆使してボールを自分たちの支配下に置きながら体力の消耗をセーブすることができるのが、彼らが優勝候補といわれる理由です。
ロシアワールドカップ優勝候補⑤ベルギー
ヴィルモッツが率いた前回大会も優勝候補と評価されていましたが、チーム内に不和を抱えてベスト8で敗戦しました。
ロシアワールドカップではロベルト・マルティネス監督とティエリ・アンリコーチのもとでマネジメントを重視してチーム作りを行ってきました。
個性派軍団故の火種は抱えていますが、タレント力は今やイングランドやアルゼンチンなどの伝統国を上回るレベルに達しており、スタメン11人に限定すれば超大国に匹敵します。
ドイツと同じく、後発組のグループに組み込まれてしまいましたが、幸いにもこのロシアワールドカップで最弱の部類にカテゴライズされるパナマを引き当てることができました。
そのパナマとチュニジアに不覚を取ることは考えづらく、イングランドとの二強二弱という構図になったことはグループステージの突破という目的を達成する上ではむしろポジティブに捉えることができるかもしれません。
上手く選手の消耗をコントロールしながら、同格以上との対戦が続く決勝トーナメントで主力の大量投下というシナリオが理想か。
9つめのワールドカップ優勝チームが、ロシアの地で誕生するのでしょうか?
ここまで見てきた5チームは多くのメディアが予想しているロシアワールドカップの優勝候補です。
しかし、彼らを下す可能性があるチームが不気味に潜在していることも忘れてはいけません…
ロシアワールドカップの下克上候補チーム①ウルグアイ
グループステージに限って言えば、恐らくこのロシアワールドカップに参加する32チームの中で最も幸運に恵まれたチームがウルグアイ。
引き当てた相手が開催国ロシア、サウジアラビア、エジプトであることを考えれば伝統国ウルグアイがこのステージで敗退することは、まずありえません。
ロシアはFIFAランキングが全参加国中最下位で、サウジアラビアとエジプトは経験値、タレント力などすべての面で上回っています。
比較的攻撃的なスタイルを持ち合わせており、守備陣に優秀なタレントがいないことも、カウンター主体のウルグアイにとっては好都合です。
見据えなければならないのは、決勝トーナメント以降の戦いとなります。
お隣のグループBからの勝ち上がりが濃厚なのは、スペインとポルトガルです。
より与しやすいのは同じくカウンター主体のポルトガルよりも、ポゼッションスタイルのスペインか。
間違いなく相手に長い時間ボールを保持されるタフな展開となりますが、同時に最終ラインの背後にある広大なスペースを突くにはもってこいの相手です。
スペインを下せば、チームとしても勢いに乗るはずで、2010年大会以来のベスト4入りに向けて一気に視界が広がってきます。
ここ数年はやや世代交代の遅れを指摘されてきましたが、2016年頃から若手が急激に台頭しています。
ユベントスのベンタンクール、アトレティコマドリーのホセ・ヒメネス、サンプドリアのトレイラなどが着実に育っています。
中でもすでに守備的ミッドフィルダーのレギュラーの座をほぼ確保しているフェデリコ・バルベルデ(デポルティボ)は、いずれ世界最高のセンターハーフに成長すると言われている19歳の超逸材です。
タフで野心があるウルグアイのようないかなる優勝候補といわれるチームでも対戦したくないチームです。
ロシアワールドカップの下克上候補チーム②アイスランド
ユーロ2016でベスト8に食い込んだ勢いそのままにロシアワールドカップの出場権も確保。
グループステージでの対戦相手はアルゼンチン、クロアチア、ナイジェリアと困難な組み合わせとなりました。
しかし、ユーロでイングランドを下したように、アイスランドは相手が強ければ強いほど敢闘精神や闘争心に火がつき、高いパフォーマンスを発揮します。
難しいグループだからこそ力を発揮する不気味さがアイスランドを特別な存在たらしめています。
ロシアワールドカップの下克上候補チーム③イングランド
かつての優勝候補をダークホースとして紹介するのは、大きな違和感があります。
残念ながら現在のイングランド代表には優勝候補と言われる5つの国ほどの力はありません。
しかし、いい意味でプレッシャーと付き合わなくて良くなりました。
その影響からか3月の親善試合ではブラジルを相手に説得力のあるカウンターサッカーを見せました。
また、2017年11月のドイツとの親善試合でも引き分けに持ち込んでいます。
あとは主力が本来のパフォーマンスを見せ、ガレス・サウスゲイト監督が致命的な采配ミスを見せなければ、もしかしたらベスト4までたどり着くかもしれません…
ロシアワールドカップの下克上候補チーム④コロンビア
前回大会で日本代表を奈落の底に突き落としたコロンビアは、ロシアワールドカップでも有力なダークホースとなりえます。
シード権すらポーランドに譲りましたが、地力の差ではコロンビアに分があるのではないでしょうか。
恐らくそのライバルを下して、グループステージをトップで通過すると筆者は予想しています。
とりわけ攻撃陣にタレントが充実しており、3月の親善試合では優勝候補の一角フランスから大逆転勝利をあげる爆発力を見せました。
残念ではありますが、最弱の部類にカテゴライズされる日本代表と対戦できるのも、コロンビアにとっては非常に有利となります。
なぜなら、日本代表との試合を主力の休息日にもバックアッパーの調整にもできるからです。
さて、今回はロシアワールドカップの優勝候補とダークホースについてお伝えしました。
そして、下のリンクではロシアワールドカップの組み合わせと各グループ毎の展望についてお伝えしています。
この記事を読めば、8つのグループがどのチームを中心に回っていくのか知ることができます。
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