2020-21シーズン、久保健英はどのクラブでプレーしているのでしょうか?

東京オリンピックの延期が決まったこともあり、多くの日本人サッカーファンにとって久保健英の今夏の去就はもっとも注目すべき事項になっています。

それは、レアルマドリードにとっても同じです。

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新型コロナウィルスの感染拡大によって資金繰りが悪化し、選手の放出やレンタルによる人件費の削減が必要となっています。

そして、ヨーロッパのいくつかのクラブも久保健英の獲得を目指しています。

今回は久保建英の移籍の噂と可能性について検証していきます。

久保健英がレアルマドリードに復帰できない理由

久保健英が2020-21シーズンレアルマドリードでプレーする可能性は限りなく低い。

現在のレアルマドリードにはBチームやレンタルに出している選手も含めて40人という大所帯を抱えているので、まずは選手の売却が優先であり、強化においては若手選手のレンタルバックに加え、限られたスター選手のみ(アーリング・ハーランド、キリアン・エムバペ、ポール・ポグバ)がターゲットとなっています。

さらにトニ・クロース、フェデリコ・バルベルデ、マルコ・アセンシオ、ロドリゴ、ヴィニシウスらポジションを争う既存戦力の存在もある。

もっとも大きな障害は外国人選手枠で、エデル・ミリトン、ロドリゴ、ヴィニシウスですでに三枠が埋まっていて、売却先が見つからないギャレス・ベイルやBチームのヘイニエル・ジェズスの存在もある(バルベルデは2019年9月にスペイン国籍取得済みでEU圏外選手扱いされない)。

このような状況で、久保健英がレアルマドリードに居場所を見つけるのはかなり難しいといえるでしょう。

ただし、久保健英自身の2020-21シーズンの展望自体は決して暗いものではないと言えます。

なぜ、久保健英にオファーが殺到するのか?

2019-20シーズンのマジョルカで、久保健英は自分がラ・リーガで戦える実力があることを証明しました。

24試合出場(先発出場13試合)で3ゴール3アシスト。

特別な数字でないようにも見えますが久保健英はまだ18歳であり、ラ・リーガは初めての経験であることを考えれば十分の成績だと言えるでしょう。

また、マジョルカは20チーム中18位と降格圏に沈んでおり、28得点44失点という成績。

つまり久保健英は全得点の2割強に関与しており、ロドリゴ(レアルマドリード)やジョアン・フェリックス(アトレティコマドリード)、アンス・ファティ(バルセロナ)ら同世代の若手選手との比較でも引けをとらない活躍を見せています。

久保健英が証明したのはチームがボールをほとんど支配できないシチュエーションでも、ディフェンス面で貢献できるという点。

またテクニックの高さを生かしてボールをキープし、チーム全体が押し上げて攻め上がるまでの時間を作ることができる点も特筆すべき。

すなわちヨーロッパのトップリーグの中堅、下位チームでもその守備組織の一員として一定の貢献を果たすことができるのです。

久保健英の市場価値をさらにあげる理由

レアルマドリードが注目したという点は、久保健英の市場価値をさらにあげることになります。

レアルマドリードは近年10代の選手を安価で青田買いしてレンタルやBチームで育成し、トップチームの主軸に据えていくという強化方針で成功を収めています。

ラファエル・ヴァラン

カゼミーロ

フェデリコ・バルベルデ

ヴィニシウス・ジュニオール

ロドリゴ

いずれも10代後半にレアルマドリードが獲得した選手たちで現チームの主力メンバー。

ヴァランはとヴィニシウス、ロドリゴは加入後すぐにトップチームで戦力になり、カゼミーロはポルト(ポルトガル)、バルベルデはデポルティボ(スペイン)で経験を積みました。

現在マジョルカで武者修行に出ている久保健英は、こうした成功例に倣ったキャリアを築いていると言えます。

もちろん、日本市場の開拓という点においても魅力があり、例えば長谷部誠と鎌田大地が所属するフランクフルトや南野拓実が所属するリバプールが日本においてもっとも注目されるクラブの一つになっている点は中小クラブにおいてはメリットがあります。

では、いったいどのようなクラブが実際に久保健英の移籍に向けて関心を抱いているのでしょうか?

久保健英の獲得を狙う5つのクラブ

久保健英が移籍すると噂されているクラブは信憑性の高いものからそうでないものも含めて5つあります。

久保健英はどこでプレーする?移籍候補①パリ・サンジェルマン

5月上旬に報道されたのが、パリ・サンジェルマンへの移籍の噂です。

キリアン・エムバペの移籍をめぐる交渉の流れで、パリ・サンジェルマンが移籍金25億円前後を提示したという具体的な噂まで流れましたが、おそらくこれは限りなく“飛ばし”に近い噂です。

パリにはすでにパブロ・サラビアとアンヘル・ディ・マリアという左利きのアタッカーがいて、特に前者は久保健英とポジションが完全に重複します。

久保建英にとっても出場機会が限られる可能性が高いパリ・サンジェルマンへの移籍は応じないでしょう。

久保健英はどこでプレーする?移籍候補②レアル・ソシエダ

久保健英の移籍先候補の噂の中でも特に実現の可能性が高いと言われているのがレアル・ソシエダ。

レアルマドリード側がソシエダに対してマーティン・ウーデゴーアを前倒しでのレンタルバック(レンタル期間は2021年6月まで)を希望しており、その代替戦力として久保健英の名前が挙がっています。

久保健英はウーデゴーアと同じ左利きのアタッカーで、代役としてはお誂え向きと判断して打診したのでしょう。

ソシエダは攻撃的なパスサッカーを採用しており近年は若手の台頭がめざましい中堅クラブ。

2019-20シーズンは中断前の時点でラ・リーガで4位に位置しており、チャンピオンズリーグやヨーロッパリーグの出場権を確保できる可能性は非常に高い。

つまり久保健英としてはクラブレベルでの国際大会に参加できるというメリットがあります。

アルバロ・オドリオソラ(現バイエルン・ミュンヘン)、イゴール・スペルディア、ミケル・オジャルサバル、ミケル・メリーノ、アレクサンダー・イサクと近年は若手選手の育成においても成功例が多い点も魅力。

両クラブの思惑は合致しそうなだけに、もっとも移籍の可能性が高いといえるでしょう。

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久保健英はどこでプレーする?移籍候補③ベティス

ソシエダの後塵を喫しているものの、ベティスも久保健英移籍に向けて手を挙げたようです。

ベティス側の事情はナビル・フェキル、カルレス・アレニャの両アタッカーの去就が不透明であること。

アレニャはバルセロナにレンタルバックされる可能性があり、フェキルはアーセナルやニューカッスルが50~70億円に達する移籍金を用意してオファーを出していると言われています。

ただしこちらはソシエダと違ってヨーロッパリーグの出場権すら手にできそうにないのがネックになるか(リーグ戦12位)。

いずれにしても、ベティス移籍の可能性が上がってくるのはフェキルとアレニャの処遇が決まってからとなるでしょう。

久保健英はどこでプレーする?移籍候補④ミラン

イタリアの悩める名門ミランも久保健英の獲得に興味を持っていると報道されていますが、こちらの信憑性はまったく読めない。

ミランはラルフ・ラングニックの招聘をめぐってイバン・ガジディスCEOとパオロ・マルディーニが強化部門の衝突していることもあって、そもそも来シーズンの構想すらまったく見えてきていないという状況。

ただし噂通りラングニックが招聘されるのであれば、久保健英にとってミランという環境は悪い環境ではない。

ジャコモ・ボナベントゥーラが退団濃厚で、サムエル・カスティジェホとハカン・チャルハノールはムラがありすぎる。

つまり、久保健英がプレーするトップ下や右ウイングにやや人材を欠いています。

その意味ではミランが久保健英に移籍の可能性を探ったのは整合性があるし、若手の育成手腕に長けたラングニックであれば面白いチームが出来上がりそうな期待感があります。

ちなみにミランの今夏の移籍市場における動きは多くなく、ローマのジェンギス・ウンデル獲得の可能性を探っているということですが、どこまで具体化しているかは不透明な状況です。

久保健英はどこでプレーする?移籍候補⑤マジョルカ残留

2020-21シーズンも久保健英がマジョルカでプレーする可能性は必ずしも0ではありません。

ただしラ・リーガ一部の残留が絶対条件となるのは間違いないでしょう。

リーグ戦再開前の順位は上述したように勝ち点25で18位の降格圏で、同26のセルタ、同27のエイバル、同29のバジャドリードが残留をかけたライバルになります。

ただしマジョルカではヨーロッパリーグの出場権は見込めないし、クチョ・エルナンデスなど主力メンバーはレンタル期間を終えて退団濃厚と、シーズンがいかなる結果に終わろうと待っているのは厳しい戦いだ。

2020-21シーズン、久保健英はいかなるクラブでプレーするのか?

6月1日現在で、もっとも移籍する可能性が高いのはやはりソシエダだ。

レアルマドリードはハメス・ロドリゲスの退団が規定路線なのに加え、ルカ・モドリッチの去就も不透明でインサイドハーフの補強が必要な状況になってきており、そこにウーデゴーアが収まる可能性は非常に高いと言えます。

問題はヨーロッパカップ戦に望むソシエダ側が、国際レベルでの実績に乏しい久保健英をウーデゴーアの代替戦力として妥協できるか、という点になります。

レンタル料は10億円前後になりそうですが、場合によってはもっとリーズナブルな価格に落ち着く可能性もあります。

レアルマドリードが久保健英を獲得したときにFC東京に支払った移籍金は0で、2億円の年俸を負担したとしてもトランスファーフィーだけで十分回収が可能だからです。

変化の大きいシーズンになるが、適応力は高いし実力と将来性は確かなだけにむしろ期待は膨らでいます。

そして、下のリンクではレアルマドリードの2020年の移籍の噂についてお伝えしています。

久保建英の去就や未来に大きな影響を及ぼすのは間違いないだけに、このクラブの移籍関連の噂は必ず追いかけておかなくてはなりません。

さて、久保健英がどのような決断を下すのでしょうか?

今回は久保健英の移籍先候補の噂についてお伝えしました。

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