レアルマドリードからマジョルカへと移籍した久保建英。

シーズン開幕前にはレアルマドリードのトップチームへの帯同も噂されましたが、より多くの出場機会を期待してマジョルカへのレンタル移籍を選択しました。

プレシーズンでもその評価は上がっていましたが、その勢いはマジョルカに移籍してもなお止まりません。

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そうなるとどうしても考えてしまうのが、レアルマドリードへの復帰のタイミングです。

リーガ・エスパニョーラでも一定の働きができることはすでに示しており、あとはいかに継続的に今のパフォーマンスを維持し続けられるかです。

ただ、それでもレアルマドリードへの復帰が可能かというと、確証は持てません・・・

今回はマジョルカの久保建英の評価とレアルマドリード復帰の可能性についてお伝えします。

なぜ、久保建英はマジョルカへの移籍を選択したのか?

久保建英のマジョルカへのレンタル移籍については、色々な意見があります。

レアルマドリードのトップチームに残留すべきだった。

レアルマドリード・カスティージャで経験を名門の空気を感じるべきだった。

マジョルカ移籍は正解。比較的簡単に出場機会を与えてもらえる。

昇格組のマジョルカでは負け癖がつく。

2019-20シーズンのリーガ・エスパニョーラが開幕してまだ1ヶ月強ですが、久保建英のマジョルカへのレンタル移籍は今のところ、吉と出たといえるでしょう。

なぜなら、久保建英は個性を発揮しつつ、新たな一面も見せつつあるからです。

マジョルカは伝統的に攻撃的なメンタリティが強く、パスサッカーを標榜する土壌があるので、久保建英のアイディアが活かしやすい環境といえるでしょう。

久保建英に対してはバジャドリーからもオファーがありましたが、マジョルカを選択したのはこうした理由からだと言われています。

実際に久保建英はよくボールに触れてチャンスを演出する仕事をこなし、7節終了時点で1アシストを記録しています。

一方でマジョルカは昇格組ならではの苦しみも味わっており、タレントが揃う強敵を向こうに回して、劣勢を強いられるケースが少なくありません。

成績は7戦でわずか1勝と苦しむ中で、久保建英は攻撃面だけでなく、ディフェンスでも貢献しています。

ボール奪取や激しいプレッシングも何度か見せて、冴えないマジョルカ守備陣を前線から手助けしているのです。

攻撃的なイメージが強い久保建英ですが、守備面でも一定の働きができることも証明されつつあり、この点は意外性も含めて高く評価されています。

チームとしては苦しい日々が続く久保建英ですが、少なくとも個人では充実しています。

しかし、それでも久保建英のレアルマドリードに復帰できるほどの評価を確立したかと言うと、残念ながらそうではありません。

そしてそれは久保建英自身に問題があるわけではないから、複雑なのです・・・

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久保建英がどんなに評価を高めてもレアルマドリードに復帰できない3つの理由!

久保建英がいかに評価を高めても、レアルマドリードへの復帰はかなりハードルが高いのです。

いや、厳密に言うなら、仮に2019-20シーズン終了後までというマジョルカへのレンタル期間を終えたとしても、レンタル期間が延長されるか、再び別のチームにレンタルに出される可能性が高いです。

それはなぜなのでしょうか?

久保建英がレアルマドリードに復帰できない理由①すでに新戦力を確保している!?

すでに来夏の新戦力を確保していると言われているのが、久保建英がレアルマドリードに復帰できないと言われる最大の理由です。

予約済みと噂されているのは、トッテナムのクリスティアン・エリクセンです。

トッテナムとの契約は2019-20シーズンをもって終了のため、退団の可能性が非常に高くなっています。

また、ロッカールームにおける不和や、ほとんど変わり映えがしないチームに対するマンネリ感が漂っており、エリクセンが2019-20シーズン中に契約を更新する可能性も極めて低くなっています。

パスセンスやチャンスメイク能力はもちろん、献身性も備えたこのデンマーク代表を、ジダン監督はルカ・モドリッチの後釜に据えたいと考えているようです。

ジダン監督にとって、もう一人の意中の人物がマンチェスター・ユナイテッドのポール・ポグバ。

守備力こそ平均をやや下回り、マネジメントの難しさも懸念事項ですが、インサイドハーフとしては傑出した得点力や打開力の高さをジダン監督が高く評価していると言われています。

クリスティアーノ・ロナウドやセルヒオ・ラモスなどプライドが高いスター選手も手なずけてきたジダンだけに、ポグバをコントロールする自信があるのでしょう。

マンチェスター・ユナイテッドに復調の気配がなく、低迷するチームのスケープゴートにされている感もあり、サポーターとの関係も悪化しています。

ジダンは久保建英をインサイドハーフとしてプレシーズンマッチで起用してきましたが、彼はウイングやセカンドトップでのプレーも可能です。

現に日本代表でもセンターフォワードの後方やサイドに開いた位置でもプレーしています。

このポジションなら、久保建英がレアルマドリードでプレーする可能性があるのでは・・・

残念ながら、ウイングでのプレー機会が与えられる可能性もそれほど高くはないのです。

あらゆる有望株でも勝ち目なし?久保建英のライバルは最強のティーンエージャー

2020年の夏、レアルマドリードがいよいよ獲得に本格的に乗り出すと言われているのが、キリアン・エムバペです。

そう、2018年のロシアワールドカップで、19歳の若さでフランス代表の20年ぶりの世界制覇に貢献した韋駄天ストライカーです。

怪物・ロナウドの再来とも言われるエムバペの武器はスピードだけではありません。

パリ・サンジェルマンではネイマールやエディンソン・カバーニを引き立たされる黒子的な役割をこなしており、彼らが不在時には点取り屋にも変貌します。

さらに、フランス代表では右サイドハーフとしてプレーしており、やや硬質ですが久保建英と同じく極めて多岐に渡るプレーが可能です。

エムバペは2019-20シーズンを持ってパリ・サンジェルマンを離れる可能性を自ら示唆しており、意中の相手はレアルマドリードであるのは間違いないようです。

つまり、

エリクセンやポグバのような実績と経験を両方持ち合わせた中堅・ベテランがレアルマドリードに加わった場合、彼らを押しのけるのは久保建英にとって非常に難しいのです。

しかし、久保建英にとってさらに状況が難しいのはライバルが、エリクセンやポグバだけではないことです・・・

久保建英がレアルマドリードに復帰できない理由②若手逸材を獲得

レアルマドリードというと、スター選手を毎年のように乱獲するイメージがありますが、近年は決してそのような補強政策をとってはいません。

マルコ・アセンシオ

ヴィニシウス・ジュニオール

ロドリゴ・ゴエス

ブライム・ディアズ

フェデリコ・バルベルデ

いずれも20歳前後の時、価格が高騰する前にレアルマドリードが獲得した逸材たちです。

そして、2020年の冬か夏に獲得すると言われている若手逸材が、リーベル・プレートに所属するエセキエル・パラシオス。

ジダン監督の第一次政権時代から獲得が噂されてきた、アルゼンチンの新星です。

2019年の冬か夏に獲得の予定でしたが、パラシオスが大怪我を追ったためリストから名前は消えたように見えましたが、再び獲得に近づいているようです。

リーベルとは若き日のゴンサロ・イグアインの青田買いに成功した深い関係性を持っており、今回はそのコネクションを生かすようです。

そのパラシオスは、攻撃的MFながらアルゼンチン人らしいインテンシティを備えたモダンなタイプな司令塔で、守備的MFとしてもプレーが可能です。

久保建英よりも少しだけプレーエリアが低いですが、レアルマドリードの4-3-3のフォーメーションに置き換えるなら、インサイドハーフのライバルとしてはポジションが重複することになります。

アルゼンチンリーグというレベルが低くない環境、しかもプレッシャーの厳しいリーベルというチームで若くしてレギュラーを務めた実績は、久保建英との比較で一歩リードしていると言えるでしょう。

久保建英と同じく即戦力ではないですが、期待値の高い逸材です。

もちろん、久保建英にしてもパラシオスにしても、ヴィニシウスのように加入してすぐにレアルマドリードでレギュラーを掴むのは容易ではありません。

サンチャゴ・ソラーリ前監督に比べると、ジダン監督はかなりベテラン重視の指揮官です。

そしてこのスタンスは、当然久保建英の未来にも大きな影響を与えます・・・

久保建英がレアルマドリードに復帰できない理由③ジダン監督の存在

繰り返しになりますが、ジダン監督はかなりベテランを重用するタイプの指揮官です。

その方針でチャンピオンズリーグ三連覇という偉業を成し遂げているのだから、彼がこのようなスタンスを取るのは至極当然です。

セルヒオ・レギロンがレンタルで放出され斜陽のマルセロが残留。

エスパニョールで飛躍したカンテラーノのマリオ・エルモソや、守備的MFの貴重なバックアッパーだったマルコス・ジョレンテは、共にアトレティコマドリードに放出されています。

また、彼の現役時代の繊細なプレースタイルとは異なり、インテンシティが高くより筋肉質な選手を好む傾向も顕著です。

久保建英の獲得もジダン監督が望んだというよりは、フロント主導のマーケティング目的によるものという説もあり、レアルマドリードで長期的なキャリアを掴んでいけるかはいまだ不透明です。

ジダン監督が退任すればベテラン重視の方針が転換される可能性はありますが、このプレッシャーの激しいクラブで若手を積極起用するのは非常に勇気がいる選択で、10代でレギュラーの座を掴んだヴィニシウスのようなケースは、非常に珍しいのです。

久保建英はいかなる成功を掴むのか?

いかに久保建英が評価を高めたとしても、おそらくレアルマドリードでの成功を掴むのは難しいというのが筆者の意見です。

レアルマドリードが世界中の若手有望株に触手をのは事実で、久保建英は基準をクリアしましたが、トップチームで活躍できるようになるには明らかにさらなる成長を必要としているでしょう。

とはいえ、レアルマドリードの下部組織に身をおいていたという実績は非常に久保建英のブランド価値を高めてくれます。

なぜなら、レアルマドリードの下部組織出身の選手というのは非常に信頼性が高く、スペインを中心にヨーロッパ中で活躍しているというケースが多いからです。

ファン・マヌエル・マタ(マンチェスター・ユナイテッド)

アルバロ・モラタ(アトレティコマドリード)

ロドリゴ(バレンシア)

デニス・チェリシェフ(バレンシア)

ダニエル・パレホ(バレンシア)

オマール・マスカレル(シャルケ)

パブロ・サラビア(パリ・サンジェルマン)

ディエゴ・ジョレンテ(レアル・ソシエダ)

知られているメンバーでは彼らがレアルマドリードで育成された選手達です。

ご覧の通りヨーロッパの中堅からビッグクラブで活躍している選手が多く、彼らの下部組織がいかに優秀かがわかります。

さらには上述したマルコス・ジョレンテ、マリオ・エルモソ(共にアトレティコマドリード)や、セルヒオ・レギロン(セビージャ)もこのリストの中に加わります。

仮に久保建英がレアルマドリードで評価を得られなかったとしても、ヨーロッパレベルで知名度のあるクラブでキャリアを築ける可能性は十分にあります。

ただし久保建英にはサッカー日本代表の顔として、むこう15年引っ張っていくという重要なタスクがあり、それは私たち日本人にとってはレアルマドリードでのプレー以上に重要な関心事項です。

すでにA代表には定着した感があり、格下との戦いが続くアジア予選でならいずれゴールも生まれるはずです。

私たちが期待しているのはレアルマドリードの中心選手として、サッカー日本代表を牽引する久保建英の姿です。

今回は久保建英の評価とレアルマドリードでの将来についてお伝えしました。

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