アルゼンチン代表がロシアワールドカップに臨む23人のメンバーを発表しました。
今回のワールドカップでも優勝候補の一つと言われるアルゼンチン代表。
ワールドカップメンバー発表直前にアクシデントが発生したことにより、アルゼンチン代表は…
苦しい戦いを余儀なくされる可能性があります。
いかにして彼らは、最難関と言われるグループを戦うのでしょうか?
今回はアルゼンチン代表メンバーとスタメンをお伝えします。
黄金世代の最終章!これがアルゼンチン代表メンバーだ!
アルゼンチン代表がロシアワールドカップに臨む23人のメンバーを発表しました。
メッシ、アグエロ、ディ・マリアら黄金世代のメンバーにとっては、恐らくこの大会が最後のワールドカップとなります。
彼らを擁して戦えるということは、ワールドカップでの優勝が十分狙える陣容であるということ。
しかし、アルゼンチン代表はいくつかのアクシデントを抱えながらワールドカップを戦うことになります。
こちらがアルゼンチン代表のメンバー23人です!
▽GK
1:ナウエル・グズマン(ティグレス)
12:フランコ・アルマニ(リバー・プレート)
23:ウィリー・カバジェロ(チェルシー)
▽DF
2:ガブリエル・メルカド(セビージャ)
3:ニコラス・タグリアフィコ(アヤックス)
4:クリスティアン・アンサルディ(トリノ)
6:フェデリコ・ファシオ(ローマ)
8:マルコス・アクーニャ(S・リスボン)
14:ハビエル・マスチェラーノ(河北華夏)
16:マルコス・ロホ(マンチェスター・U)
17:ニコラス・オタメンディ(マンチェスター・C)
18:エドゥアルド・サルビオ(ベンフィカ)
▽MF
5:ルーカス・ビリア(ミラン)
7:エベル・バネガ(セビージャ)
11:アンヘル・ディ・マリア(パリSG)
13:マクシミリアーノ・メサ(インデペンディエンテ)
15:エンゾ・ペレス(リーベル・プレート)
20:ジョバニ・ロ・セルソ(パリSG)
22:クリスティアン・パボン(ボカ・ジュニアーズ)
▽FW
9:ゴンサロ・イグアイン(ユベントス)
10:リオネル・メッシ(バルセロナ)
19:セルヒオ・アグエロ(マンチェスター・C)
21:パウロ・ディバラ(ユベントス)
戦術家サンパオリが率いていることもあり、誰がどのポジションで使われるのか見えづらいメンバー構成です。
一つだけ言えるのは、メッシを軸としたチームであるということ…
アルゼンチン代表はどのようなチームなのでしょうか?
ポジション別のスタメンと序列をお伝えします。
アルゼンチン代表ポジション別スタメン予想①ゴールキーパー
アルゼンチン代表にとって最大のアクシデントは正ゴールキーパーだったセルヒオ・ロメロをワールドカップ本大会直前で失ったことです。
過去2回のワールドカップでスタメンとしてプレーした実力者を欠いて戦わなければならず、ゴールマウスに大きな不安を抱えることになりました。
スタメンに抜擢されるのは長らくセカンドキーパーを務めてきたナウエル・グスマンか、それともヨーロッパでの実績が豊富なウィリー・カバジェロか。
何れにしてもスタメンに抜擢するには不安の残るパンチの足りない人材登用を強いられることになりそうです。
フランコ・アルマーニは第3キーパーの役割が濃厚となっています。
〈1番手〉
ナウエル・グスマン(ティグレス)
生年月日:1986年2月20日
身長・体重:192㎝・87kg
序列:レギュラークラス
キャップ数:6試合0得点
背番号:1
〈2番手〉
ウィリー・カバジェロ(チェルシー)
生年月日:1981年9月28日
身長・体重:186㎝・80kg
序列:レギュラークラス
キャップ数:0試合0得点
背番号:23
〈3番手〉
フランコ・アルマーニ(リーベル・プレート)
生年月日:1986年10月16日
身長・体重189㎝・85kg
序列:バックアッパー
キャップ数:3試合0得点
背番号:12
アルゼンチン代表ポジション別スタメン予想②センターバック
3バックのフォーメーションを採用するアルゼンチン代表ですが、バックアッパーも含めたこのポジションには5枠があてられました。
中央に陣取るのはハビエル・マスチェラーノ。
2018年冬に中国へと移籍しましたが、現在のアルゼンチン代表メンバーの中でも最も豊富な経験と実績を持っています。
メッシの良き理解者として、そしてリーダーとして、単なる守備者以上の働きが求められています。
センターライトはサンパオリからの信頼が極めて高いガブリエル・メルカドのスタメン起用が濃厚。
屈強な守備者で空陸の強さに魅力のあるアルゼンチン人らしいストッパーです。
決してエレガントなタイプではありませんが、大国を向こうに回した時に頼りになる存在になるでしょう。
センターレフトはニコラス・オタメンディ。
メルカドと同じく屈強なストッパーですが、2017-2018シーズンは適性が低いと言われたペップ・グァルディオラ監督のマンチェスター・シティで主役として活躍し、パスサッカーへの適性も見せました。
バックアップはフェデリコ・ファシオとマルコス・ロホ。
前者は高さと組み立てのセンスに長けており、マスチェラーノの不在時には中央をこなすこともありそうです。
後者は希少価値の高い左利きのセンターバックで、前回大会のラッキーボーイです。
〈1番手〉
ハビエル・マスチェラーノ(河北華夏)
生年月日:1984年6月8日
身長・体重:174㎝・73kg
序列:スタメン
キャップ数:139試合3得点
背番号:14
〈2番手〉
ガブリエル・メルカド(セビージャ)
生年月日:1987年3月18日
身長・体重:181㎝・85kg
序列:スタメン
キャップ数:18試合3得点
背番号:2
〈3番手〉
ニコラス・オタメンディ(マンチェスターシティ)
生年月日:1988年2月12日
身長・体重:183㎝・81kg
序列:スタメン
キャップ数:49試合3得点
背番号:17
〈4番手〉
フェデリコ・ファシオ(ローマ)
生年月日:1987年3月17日
身長・体重:195㎝・85kg
序列:レギュラークラス
キャップ数:7試合1得点
背番号:
〈5番手〉
マルコス・ロホ(マンチェスターユナイテッド)
生年月日:1990年3月20日
身長・体重:187㎝・80kg
序列:レギュラークラス
キャップ数:54試合2得点
背番号:
アルゼンチン代表ポジション別スタメン予想③右ウイングバック/サイドバック
サンパオリは攻撃的なメンバーと守備者なメンバーを一枚ずつ召集する構成を選択しました。
スタメン起用が濃厚なのが、エドゥアルド・サルビオ。
ヨーロッパでの実績が豊富なベテランサイドアタッカーです。
純粋なウイングバックではないので守備面の戦術的な理解にやや限界を伺わせています。
直前の親善試合では一列前のウイングでも試されており、幅の広い起用法が見込まれるメンバーの一人です。
ただし、クリスティアン・パボンが召集されたこともあり、このポジションで起用される機会が多くなるはず。
バックアッパーはクリスティアン・アンサルディ。
イタリアでプレーするだけに守備面の貢献度が高いのが特徴です。
左をこなすことも可能なので、サイドの攻守のバランスを整えるのに最適なメンバーと言えるでしょう。

4バックのフォーメーションが採用される場合には最終ラインに組み込まれることになります。
その際にはメルカドも対応が可能です。
〈1番手〉
エドゥアルド・サルビオ(ベンフィカ・リスボン)
生年月日:1990年7月17日
身長・体重:173㎝・70kg
序列:スタメン
キャップ数:7試合0得点
背番号:18
〈2番手〉
クリスティアン・アンサルディ(トリノ)
生年月日:1986年9月20日
身長・体重:181㎝・72kg
序列:有力
キャップ数:5試合1得点
背番号:?
〈3番手〉
ガブリエル・メルカド(セビージャ)
生年月日:1987年3月18日
身長・体重:181㎝・85kg
序列:スタメン
キャップ数:18試合3得点
背番号:2
アルゼンチン代表ポジション別スタメン予想④左ウイングバック/サイドバック
右と同じく攻撃的なカラーの強いメンバーと守備力の高いメンバーという構成です。
さらにはアンサルディがいることで戦力的にはかなり分厚さを感じさせます。
スタメンはサンパオリからの信頼が厚いマルコス・アクーニャ。
知名度こそ高くはありませんが、スポルティング・リスボンでは絶対的なスタメンとしてプレーしています。
サルビオと同じく本職はサイドアタッカーとウイングですが、サンパオリの下ではウイングバックでの起用が増えています。
ニコラス・タグリアフィコはアヤックスでプレーする左利きの守備者。
親善試合ではウイングバックやサイドバックだけでなく、3バックのセンターレフトも任されています。
ロホは前回大会で左サイトバックのスタメンを任されていました。
4バックのフォーメーションを採用するなら左サイトバックでの起用の可能性も0ではないか。
〈1番手〉
マルコス・アクーニャ(スポルティング・リスボン)
生年月日:1991年9月26日
身長・体重:176㎝・68kg
序列:有力
キャップ数:6試合0得点
背番号:8
〈2番手〉
ニコラス・タグリアフィコ(アヤックス)
生年月日:1992年8月31日
身長・体重:172㎝・65kg
序列:微妙
キャップ数:0試合0得点
背番号:?
〈3番手〉
クリスティアン・アンサルディ(トリノ)
生年月日:1986年9月20日
身長・体重:181㎝・72kg
序列:有力
キャップ数:5試合1得点
背番号:?
〈4番手〉
マルコス・ロホ(マンチェスターユナイテッド)
生年月日:1990年3月20日
身長・体重:187㎝・80kg
序列:レギュラークラス
キャップ数:54試合2得点
背番号:
アルゼンチン代表ポジション別スタメン予想⑤センターハーフ
ダブルボランチでも3センターハーフでも、あるいはウイングバックを起用するワイドな菱形の形であっても軸となるのはルーカス・ビリアです。
前回大会途中からスタメンに抜擢されて、今なお主力に君臨しています。
2017年夏に移籍したミランでは不調な時期もありましたが、終盤戦にかけて復調し、現在のコンディションは良好です。
守備的な役割を担うビリアの横でプレーするのが、司令塔タイプのエベル・バネガ。
インテンシティに限界があり、守勢に回った時の貢献度に大きな課題があります。
その不安を度外視してまでスタメン起用にこだわるのはサンパオリからの信頼が厚い証拠でしょう。
トップ下をこなすことも可能で、この男のポジション一つでアルゼンチン代表の戦い方が見えてきます。
ジオバニ・ロ・チェルソは左利きの司令塔で、バネガの後継者と評される逸材です。
2017-2018シーズンのパリ・サンジェルマンでレギュラークラスとしてプレーしたことで大きく自信を深めました。
バネガと同じく守備力に大きな課題がありますが、22歳で迎える初めてのワールドカップを大きな糧とできるのでしょうか。
エンゾ・ペレスはランシーニが負傷したことで代理で召集されました。
前回大会を知るメンバーの一人で、頼りになるベテランです。
〈1番手〉
ルーカス・ビリア(ミラン)
生年月日:1986年1月30日
身長・体重:178㎝・68kg
序列:スタメン
キャップ数:54試合1得点
背番号:6
〈2番手〉
エベル・バネガ(セビージャ)
生年月日:1988年6月29日
身長・体重:174㎝・73kg
序列:スタメン
キャップ数:57試合4得点
背番号:19
〈3番手〉
ギド・ピサーロ(セビージャ)
生年月日:1990月2月26日
身長・体重:186㎝・80kg
序列:有力
キャップ数:1試合0得点
背番号:
〈4番手〉
エンゾ・ペレス(リーベル)
生年月日:1986年2月22日
身長・体重:178㎝・77kg
序列:有力
キャップ数:20試合1得点
背番号:
アルゼンチン代表ポジション別スタメン予想⑥トップ下
就任当初は3-4-3のフォーメーションが基本形になると思われていたアルゼンチン代表ですが、サンパオリ監督が4-3-1-3を担ぎ出したことでトップ下タイプのメンバーの必要性が高まっています。
筆頭はやはりリオネル・メッシ。
前線と中盤の間に陣取ってボールを集めながら、攻撃の最終局面に絡んでいく役割が求められています。
当初は3トップの右での起用が濃厚でしたが、相手の左サイドをケアする守備面の負担を考慮したサンパオリが、メッシがこのポジションで最大限攻撃に専念できる環境を作り上げました。
セカンドチョイスはサプライズでの選出となったマキシミリアーノ・メサ。
3月のスペイン戦でデビューした国内組の実力者で、180cmと均整の取れた体格を持ったアルゼンチン代表としては珍しいアタッカーです。
センターハーフとの兼任のバネガをこのポジションで起用するという手もありますが、この司令塔は中盤からメッシにパスを供給するという役割を務めるはずで、トップ下での出番は限定的になるか。

もちろんメッシを前線で使うという選択肢も0ではなく、サンパオリの起用法に注目が集まります。
〈1番手〉
リオネル・メッシ(バルセロナ)
生年月日:1987年6月24日
身長・体重:170㎝・72kg
序列:スタメン
キャップ数:122試合61得点
背番号:10
〈2番手〉
マキシミリアーノ・メサ(インディペンディエンテ)
生年月日:1992年1月15日
身長・体重:180㎝・69kg
序列:バックアッパー
キャップ数:1試合0得点
背番号:
〈3番手〉
エベル・バネガ(セビージャ)
生年月日:1988年6月29日
身長・体重:174㎝・73kg
序列:バックアッパー
キャップ数:57試合4得点
背番号:19
アルゼンチン代表ポジション別スタメン予想⑦セカンドトップ/ウイング
メッシと抜群の関係性を築くアンヘル・ディ・マリアがファーストチョイスです。
2017-2018シーズンのパリ・サンジェルマンでは満足な出場機会を得ることができませんでしたが、アルゼンチン代表では好調で、むしろ疲労が少ないとポジティブな捉え方も可能です。
メッシに集まったマークの間を縫って受ける動き出しが抜群で、そこから一気にフィニッシュへと繋げていく役割が求められます。
恐らくはプレースキッカーも任されることになるでしょう。
ウイングバックが採用されないのであれば起用の可能性が高まるのが、サルビオを前線で使うという選択肢。
ここ最近の試合では右ウイングでの出場機会が増え始めています。
メッシとのピッチでの関係性を築くことが難しいことを吐露したパウロ・ディバラは評価を下げました。
とはいえ、2017-2018シーズンのユベントスは後半戦でチームを牽引する働きを見せました。
メッシ後のアルゼンチン代表を支える存在であることは間違いありません。
クリスティアン・パボンは、サンパオリからの信頼が厚かったアレハンドロ・ゴメスを蹴落として驚きのメンバー入り。
メッシが非常に高く評価していると言われています。
最大の魅力は相手の背後のスペースを攻略する裏への抜け出しとそのスピードです。
アルゼンチン代表においてはウイングで起用される機会が増えています。
もしこのワールドカップで予想外の活躍を見せれば、一気にスターダムを駆け上がる可能性がある若手逸材の一人です。
〈1番手〉
アンヘル・ディ・マリア(パリ・サンジェルマン)
生年月日:1988年2月14日
身長・体重:180㎝・71kg
序列:スタメン
キャップ数:90試合19得点
背番号:7
〈2番手〉
エドゥアルド・サルビオ(ベンフィカ・リスボン)
生年月日:1990年7月17日
身長・体重:173㎝・70kg
序列:右ウイングバックのスタメン
キャップ数:7試合0得点
背番号:18
〈3番手〉
パウロ・ディバラ(ユベントス)
生年月日:1993年11月15日
身長・体重:177㎝・69kg
序列:レギュラークラス
キャップ数:10試合0得点
背番号:
〈4番手〉
リオネル・メッシ(バルセロナ)
生年月日:1987年6月24日
身長・体重:170㎝・72kg
序列:トップ下のスタメン
キャップ数:122試合61得点
背番号:10
〈5番手〉
クリスティアン・パボン(ボカ・ジュニアーズ)
生年月日:1996年1月21日
身長・体重:169㎝・65kg
序列:バックアッパー
キャップ数:0試合0得点
背番号:22
〈6番手〉
マルコス・アクーニャ(スポルティング・リスボン)
生年月日:1991年9月26日
身長・体重:176㎝・68kg
序列:左ウイングバックのスタメン
キャップ数:6試合0得点
背番号:8
アルゼンチン代表ポジション別スタメン予想⑧センターフォワード
マウロ・イカルディが落選が大きな驚きを提供しました。
サンパオリは若手ではなくベテランに信頼を寄せる決断を下しました。
序列は極めて微妙ですが、ユベントスで安定したシーズンを送ったゴンサロ・イグアインがスタメン起用されると予想します。
セルヒオ・アグエロはシーズン終盤戦のほとんどを怪我で棒に振ったのが痛かったか。
仮にこのベテランメンバーの2人が結果を残せなかったなら、イカルディを召集しなかったサンパオリは大きな責任を負わされることになるでしょう。
メッシやディ・マリアらベテラン勢がイグアインへの信頼とイカルディの拒絶をサンパオリに訴えたと言われていますが…
〈1番手〉
ゴンサロ・イグアイン(ユベントス)
生年月日:1987年12月10日
身長・体重:184㎝・80kg
序列:スタメン
キャップ数:69試合31得点
背番号:9
〈2番手〉
セルヒオ・アグエロ(マンチェスター・シティ)
生年月日:1988年6月2日
身長・体重:173㎝・70kg
序列:レギュラークラス
キャップ数:82試合34得点
背番号:11
今回はアルゼンチン代表メンバーとスタメン予想、そしてポジション別の序列についてお伝えしました。
スペインに1-6で敗れるなど期待よりも不安が大きいのが現在のアルゼンチン代表の現状です。
しかし、メッシという世界最高のカードを持っているのもまた事実。
彼一人で何もかもを実現しうる可能性があるのもアルゼンチン代表のもう一つの顔なのです。
さて、あなたはこの大会でアルゼンチン代表がどのような結果に終わると予想するだろうか…
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