ついにアーセナルが監督交代を決断したという情報が入ってきました。
在籍期間が21年となるアーセン・ヴァンゲルがついにアーセナルの監督を退任し、新たな監督がやってくると言われています。
その新たな監督は…
3人の候補者がいると言われています。
そのアーセナルの新監督に就任するのは一体誰になるのでしょうか?
この記事ではその3人の候補者が就任する可能性について追求しています。
アーセナルがついに監督交代か?
アーセナルが監督交代を決断したという情報が入ってきました。
かねてから交代の噂が絶えなかったアーセナルのヴェンゲル監督ですが、ついに2017年にして退任のXデーとなるようです。
もちろん解任という形は取らず、21年の在任期間を考慮して、2017年を持ってしての勇退という形になるようで、これはマンチェスターユナイテッドの元監督のアレックス・ファーガソンが退任する時もそうでした。
ファーガソンは「未来に自信をもって継承できるチームができた。今が最適の時」と言い、オールド・トラッフォードから去りました。
しかし、ヴェンゲルが任されているのは非常に若いチームで組織構築の道半ば。
なぜ、アーセナルはこの状態で監督の交代を決断したのでしょうか?
なぜ、アーセナルは監督交代を決断したのか?
アーセナルがついに監督の交代を決断したのには、2つの理由があります。
ここからはその2つの理由を説明しましょう…
アーセナルが監督交代を決断した理由①タイトルが獲れない
チャンピオンズリーグこそ獲得していませんが、アーセナルはこれまでプレミアリーグを13回制覇しています。
その中でヴェンゲルが獲得したのは3つです。
特に200年台初頭にアーセナルを上昇軍団に育て上げたのはヴェンゲルの最大の功績ですが、2003-2004シーズンを最後にプレミアリーグのタイトルからは遠ざかっています。
FAカップは2013-2014、2014-2015シーズンに連覇していますが、黄金時代を知るサポーターにとって、FAカップのタイトルだけでは到底満足することはできていません。
2016-2017シーズンも既に首位チェルシーとは12もの勝ち点差がついてしまっており、焦点は『2017-2018シーズンの出場権を得られるか?』という所に集まってしまっています。

そして2016-2017シーズンのチャンピオンズリーグでは化粧トーナメント1回戦でバイエルンと対戦しアウェイでの初戦で1-5と屈辱の大敗を喫し、準々決勝への進出は絶望的な状態となっています。
これだけ負け癖がついてしまえば、ヴェンゲル監督の交代は仕方がないことなのかもしれません…
アーセナルが監督交代を決断した理由②選手が次々と退団を検討
これだけ負け癖がついてしまうと、選手もチームに対して愛想を尽かせてしまうのは当たり前のことです。
チームのディレクター職も務めているヴェンゲルは選手の契約や強化に関しても発言する権限を持っています。
今シーズン終了後には主力のドイツ代表MFメスト・エジル、チリ代表FWジェラールアレクシス・サンチェスの移籍が噂されています。
この2人は契約延長を拒否し、他チームへの移籍を検討していると言われています。
ヴェンゲルへの求心力が衰えてきているのは明らかで、これがアーセナル首脳陣が監督交代を決断した2つめの理由です。
それでは仮にアーセナルの監督交代が実現した場合、誰が新しく監督の座に就くのでしょうか?
アーセナルの新監督は誰だ!?
アーセナルの新監督候補は3人いるといわれています。
ここからはその3人の新監督候補をお伝えしましょう。
アーセナルの新監督候補①マッシミリアーノ・アッレグリ(ユベントス)
ユベントスのアッレグリ監督は既に親しい友人に対して、今シーズンを持ってユベントスの監督を退任し、アーセナルの監督の座に就くことを伝えていたそうです。
これが確かな情報であるなら、アッレグリがアーセナルの監督に就く可能性は非常に高そうです。
元々ミランの監督を解任されてユベントスにやってきたアッレグリ。
現チェルシー監督のコンテとの交代でユベントスにやってきましたが、サポーターから深く愛されていた前任者に比べると、アッレグリはミランをクビになった監督として、あまり歓迎されなかったのです。
そのため、アッレグリ自信のユベントスへの忠誠心は低いとも噂されてきました。
そして、先日のパレルモ戦では主軸のレオナルド・ボヌッチと激しい口論になりました。
これがアッレグリがユベントス退団を決意する「とどめ」だったとも言われています。
昨今、イタリア人監督の進出が目覚ましいイングランドにまた新しいイタリア人監督が誕生するかもしれません。

アーセナルの新監督候補②ロナルド・クーマン(エバートン)
2014年から吉田麻也擁するサウサンプトンで指揮をとり、躍進させたことで注目を浴びた元オランダ代表のクーマン。
2016-2017シーズンからはエバートンで指揮を執っており、エバートンでも安定したチーム作りを見せています。
元スター選手だっただけにカリスマ性があり、アーセナルのようなスターが集まるチームには向いていて、むしろアッレグリ以上の適性があるのではないかと言われています。
オランダ人らしく、足元で丁寧につないで攻撃を組み立てるというスタイルもアーセナルに合っているように思えます。
イングランドでの実績も多く、安定した結果が残せるかもしれません。
アーセナルの新監督候補③ルイス・エンリケ(バルセロナ)
バルセロナの監督を退任することを表明したルイス・エンリケはアーセナルの勝負弱さを解消する重要な存在になれると言われています。
元来、気が強く、現役時代の実績を活かして勝者のメンタリティーをチームに注入できるのはルイス・エンリケの大きな強みです。
特にここ一番の重要な試合を落としてしまいがちな、負け癖がついたアーセナルにとって、ルイス・エンリケのような強気な監督は絶大な効果を発揮するのではないでしょうか?
縦に速いサッカーを好むのもプレミアリーグ向きの監督と言えるかもしれません。
バルセロナの監督を退任した後は休養することを表明していますが、アーセナルのような魅力的なクラブからのオファーがあれば、応じる可能性は充分にあるのではないでしょうか?
ただし、ルイス・エンリケは非常に金を使う監督で、バルセロナでもユース上がりの選手には目もくれず、外部からの人材を獲得していました。
補強にあまり資金を投じず、若手を育てる方針があるアーセナルにとっては悩ましい問題が発生するかもしれません。
メンタリティの改善を取るのか、それとも育成を選択するのか、アーセナルの監督交代には色々な問題が横たわっています。
レアルマドリードはペレス会長とジダン監督の関係がうまくいっておらず、交代の噂が聞こえてきています。ペレス会長は2001年から2006年の間の第一次政権の際にヴェンゲルの監督就任を希望してきました。しかし、当時のヴェンゲルはアーセナルで史上最強とも言えるチームを指揮していた真っ最中で尽く、フラレていたのです。
パリSGは著名なフランス人を監督に据えたいという意向があると噂さえれており、リーグ戦での結果が冴えないエメリ監督の交代が噂されています。その後任としてヴェンゲルに白羽の矢が立ったのです。
ただ、ヴェンゲル監督はかなり高い確率で監督業から引退し、アーセナルの名誉職に就くのではないか、と言われています。あるいはそもそも第一線から身を引き、解説業をやるのではないか、とも言われています。
日本のファンはまたいつか日本でを指揮執って欲しいと望む人が多いようですが、これは実現の線が薄そうです。
ヴェンゲルが日本に愛着を持っているのは確かかもしれませんが年齢の不安が大きすぎます。
今回はアーセナルの監督交代についてお伝えしました。

そして下のリンクでは2016-2017シーズンのアーセナルのフォーメーションをお伝えします。アーセナルがどのようなサッカーを標榜しているのか、っこの記事を読めば深く理解することができるでしょう。そして、これは監督の交代にも大きな影響があるのです。
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