アーセナルが危機的状況を迎えています。
2016-2017シーズンの前半戦は絶好調だったアーセナルですが、じわじわとプレミアリーグの首位戦線から脱落していき、2月に入ると首位チェルシーの背中は遥か彼方に遠ざかっていきました…
当然、囁かれているのは…
アーセナルの移籍の噂についてです。
2017-2018シーズンのアーセナルにはどのような選手が足りないのでしょうか?
そして実際、どのような選手を獲得しようとしているのでしょうか?
今回はアーセナルの移籍の噂についてお伝えします!
アーセナルが危機に陥った理由…
2016-2017シーズンの序盤戦は絶好調だったアーセナル。
開幕直後こそ、不安定だったものの、その後は平静を取り戻して、着実に勝ち点を重ね、一時はプレミアリーグで2位につけていました。
6節にはチェルシーすらも3-0で撃破しています。
ついに2016-2017シーズン、アーセナルがプレミアリーグの覇権を握るのではないか、と噂し始めました。
しかし、今年もその噂は実現しなさそうです。
12月にエバートンとマンチェスターシテにに連敗して首位戦線から後退すると、2017年に入ると、さらに足取りが不安定になっていきました。
ボーンマスに引き分けると、ワトフォード、チェルシーに連敗を喫して、ついに首位チェルシとの勝ち点差は12まで開いてしまいました。
当然、こうなると噂されるのは2017年の移籍市場での動きです…
コーエン・ブラモールって誰だ!?
2017年1月には7部のヘドネスフォード・タウンから17歳のコーエン・ブラモールを獲得したものの、この移籍はあくまで将来への布石ということで、反撃へ向けた大きな移籍は実現せず、2017年もアーセナルは現有戦力のまま戦うことになりました…
それでは、2017年の夏の移籍市場で、アーセナルはどのような動きをするのでしょうか?
アーセナル移籍市場での噂!DF&GK偏
2016-2017シーズンの直前にバレンシアから移籍したムスタフィと、フランス代表のコシェルニーを中心としたセンターバックと、ツェフをオスピナがバックアップするGKは盤石で移籍市場に打って出る必要性はないと噂されています。
問題なのは両サイドバックで、特に問題が深いと噂されているのが、モンレアルとギブスが不調の左です。
このポジションでアーセナルに移籍が噂されているのが、
リカルド・ロドリゲス(スイス代表/ヴォルフスブルク)
現在の欧州のサイドバックの中でも屈指の実力者で本人がヴォルフスブルクから移籍する意思を固めていると噂されています・
ロドリゲスが加入する場合、ベテランのモンレアルが残留し、ギブスは契約満了に伴い移籍すると噂されています。
ただし、ロドリゲスはビッグクラブが獲得を狙う人気銘柄で、レアルマドリードやチェルシーと競合すると噂されています。
スイス代表の同僚ジャカが誘っており、ロドリゲス本人の希望はアーセナル移籍と噂されていますが…
対面の右サイドバックはジェンキンソン、ドビュッシーを完全に見限った感があり、スペイン代表ベジェリンの独壇場となり、移籍市場での動きはベジェリンのバックアッパーということになります。
ただし、このベジェリンに関してもマンチェスターシティが本腰を入れて移籍に注力しているとも言われています。
不透明な状況になっている右サイドバックで、アーセナルのターゲットとなっているのが…
カラム・チェンバース(イングランド代表/ミドルスブラ)
2016-2017シーズンのミドルスブラで18試合に出場しているチェンバースは、アーセナルからのレンタル移籍中の選手。
中央と右サイドを兼務できバックアッパーとしてはベストの存在。
昨シーズンまでは不安定さを覗かせていましたが、ミドルスブラで継続的に出場機会を得たことで、一皮むけたようです。
アーセナル移籍市場での噂!守備的MF偏
2016年の夏にボルシアMGから移籍してきたスイス代表MFグラニト・ジャカが適応に苦しみましたが、2017年に入ると徐々に本来の力を発揮しはじめました。
司令塔のポジションは負傷離脱中のスペイン代表サンティ・カソルラと併せて、盤石の状態にあり、2017-2018シーズン以降もこの2人が中心となるでしょう。
より守備的なキャラクターではフランス人フランシス・コクランとエジプト代表モハメド・エルネニーで大きな問題は見当たりません。
ただし、チェルシーやマンチェスターシティのような大物を向こうに回して、圧倒できるような本格派の守備的MFを求めるのであれば、話は違ってきます。
そして、アーセナルが移籍が噂されているのが
グジェゴシュ・クリホビアク(ポーランド代表/パリSG)
2016年の夏にスペインのセビージャからパリSGに移籍したクリホビアク。
恩師・エメリに追従する形での移籍となりましたが、新天地では全く持ち味を発揮できておらず、既に指揮官からの信頼を失ったと噂されています。
190cmの体躯を活かした激しい守備はプレミア向きとも言われており、元々パリSGが移籍に乗り出すまではアーセナルが獲得のポールポジションにいたと言われています。
展開力も備えており、このクラスの守備的MFが手に入れば、間違いなくアーセナルの中盤は大幅にパワーアップするでしょう。
ただし、戦力が比較的充実しているこのポジションに大金を投じるのは現実的ではないとも言われています。
より現実的なのは、スポルティング・リスボン所属のウィリアム・カルバーリョ。
ただし、このクラスのタレントであれば、補強の必要はなく、資金に余裕が出れば移籍にむけて動き出すという程度の噂でしかありません。
アーセナル移籍市場での噂!攻撃的MF&ウイング
2017年夏の移籍市場で、アーセナルが真っ先にやらなければならないのは、「守り」となります。
なぜなら、不動のトップ下であるメスト・エジルが契約延長を拒否し、レアルマドリードかバルセロナへの移籍が噂されているからです。
エジルの契約は2018年6月で切れます。
つまり、2017年中に契約が更新できなければ、エジルは非常に高い確率でアーセナルを退団する可能性が高いのです。
エジルが契約延長を拒否する理由…
2年というと充分の時間が残されているように感じるかもしれませんが、エジルがアーセナルに要求している週給3500万ポンドというサラリーは、アーセナルが敷いているサラリーキャップを大幅に上回ります。
また、エジルのような大物が移籍するのは基本的には夏になるので、2017年の8月31日を経過した時点で、移籍の可能性は大きく上がるのです。
また、退団の噂はエジルだけに留まりません。
中盤全域を兼任してきた23歳のアレックス・チェンバレンはリバプールへの移籍が噂されています。
アーセナルでは終ぞ本領を発揮することができず、ヴェンゲルに見限られたとも噂されています。
そんなアーセナルがエジル退団に備えて移籍の可能性を探っていると噂さえrているのが…
マルコ・ロイス(ドルトムント/ドイツ代表)
2列目全域に加えて、最前線でも機能するこのドイツ代表はゴール・アシスト共に高いセンスを持っています。
一方で、資質的には間違いなくワールドクラスの逸材ですが、ケガの多さがネックでここまでビッグクラブへの移籍が実現していません。
移籍金も高額になりそうな人材ですが、獲得にむけて判断が微妙な存在です。
むしろ、アーセナルにとってはもうひとりのターゲットの方が喉から手が出るほど欲しい人材でしょう。
それが…
ハカン・チャルハノール(レバークーゼン/トルコ代表)
精微なボールタッチとミリ単位のキックのコントロールを持つチャルハノールは90年台中盤に産まれた選手としても飛び抜けたセンスを持っています。
ロイスよりもよりMF的な資質をもっており、ゴールよりもアシストセンスが光ります。
トップ下に加えてサイドでも機能する汎用性も秘めています。
もちろんプレースキックは大の得意としておりレバークーゼンは全てのプレースキックを任されています。
素行の悪さがやや目につきますが、今後の成長過程で改善される可能性は充分にあるでしょう。
アーセナル移籍市場での噂!FW編
実は大黒柱が抜けかかっているのは中盤と前線も同じ状況です。
チリ代表アレクシス・サンチェスも今シーズン終了後にアーセナルから対談すると噂されています。
エジルと同じく、2018年6月に契約が切れる予定となっており、この契約が更新されなければ退団の運びとなるでしょう。
エジルは退団でサンチェスが残留の理由!
ただし、引く手数多のエジルよりも残留の可能性が高いと噂されるのは、移籍先の名前が一向に聞こえてこないから。
一時、レアルマドリードが獲得に乗り出すと噂されてきましたが、バルセロナを古巣とするサンチェスがレアルマドリードに移籍するとは到底考えにくいのです。
その他、ユベントスやバイエルンの名前も聞こえてきましたが、これらもあまり現実味のある移籍先とはいえません。
恐らく、サンチェスは残留し、今シーズンと同じようにジルーがバックアップする形が2017-2018シーズンも継続されるでしょう。
持ち味が異なるサンチェスとジルーとでは体制としては理想的です。
当初、ヴェンゲルが獲得の可能性を探っていたと噂されるナイジェリア代表のオディオン・イガロは27歳にして中国行きを選択し、候補からは外れてしまいました。
FWで強化に動くとなれば、より将来性に長けた若手をターゲットに絞ると噂されています。
キャスパー・ドルベア(アヤックス/デンマーク代表)
アヤックスの先達であるズラタン・イブラヒモビッチにプレーが似通っていると評価されるのは、19歳で既にデンマーク代表に招集されているキャスパー・ドルベア。
まだほとんど名前が知られていませんが、186cmの長身に加えて足元のセンスが光るなど、ヴェンゲルが好みそうなタイプのセンターフォワードです。
ブロンドという見栄えの良さもあり、大成すればクラブのシンボルに成長してくれそうな期待感があります。
獲得に躊躇するとすれば、近年オランダからは良質な人材が現れていない点。
果たしてヴェンゲルの彗眼に叶う人材なのか今シーズンの残りの期間でどのような活躍を見せるかにかかっているように思えます。
今回はアーセナルの移籍の噂についてお伝えしました。
さほど恵まれた戦力を有していないアーセナルですが、来シーズンも移籍市場でもピッチの上でも困難な戦いが予想されています。
マンチェスター勢はさらなる強化に余念がなく、チェルシーはコンテ好みの選手が加わって、さらにやっかいな存在になるでしょう。
叩いておきたいのは彼等だけではなく、トッテナムも侮れない存在になっています。
果たして、2017年の夏の移籍市場で、アーセナルはどのような動きを見せるのでしょうか?今シーズンのでき次第ではさらに銀時罪のある噂が浮上してもおかしくありません…
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