ロシアワールドカップのアジア最終予選も残すところ2試合となりました。
残りの2試合は8月31日と9月6日に行われます。
ワールドカップへの勝ち上がりの可能性を残しているのは、日本、オーストラリア、サウジアラビアの3チームです。
そして、日程の点で最も不利なのは…
ハリル・ジャパンだと言われています。
この記事では残り2試合のサッカーオーストラリア代表の日程と、日本代表、そしてサウジアラビア代表の日程をお伝えします。
なぜ、サッカーオーストラリア代表とサウジアラビアが日程面で有利なのでしょうか…?
残りの2試合でサッカーオーストラリア代表が有利な理由!
ロシアワールドカップのアジア最終予選は残り2試合で全ての日程を消化することになります。
第8節までの日程を終えた時点でのアジア最終予選の順位表はこちらです。
日本は勝ち点17で首位に立っています。
勝ち点1差でサウジアラビアとオーストラリアが追いかける展開です。
4位以下はすでにワールドカップ出場の可能性は消滅。
3位にはプレーオフへの出場権が与えられますが、そこに滑り込むことも叶いません。
それではオーストラリア、日本、サウジアラビアの残りの2試合の日程をチェックしましょう。
【日本代表日程】
第9節:8月31日:VSサッカーオーストラリア代表(H)
最終節:9月6日:VSサウジアラビア(A)
【サッカーオーストラリア代表日程】
第9節:8月31日:VS日本(A)
最終節:9月6日:VSタイ(H)
【サウジアラビア代表日程】
第9節:8月31日:VSUAE(A)
最終節:9月6日:VS日本(H)
日本は8月31日に行われるオーストラリアとの試合に勝利すれば、ワールドカップへのチケットが手に入ります。
両チームの勝ち点差が4に広がり、オーストラリアが追いつけなくなるからです。
日本がラスト2試合でオーストラリア、サウジアラビアと戦わなければならないことを考えると、やはり日程の面では不利となっています。
しかも、最終節は灼熱のサウジアラビアでのアウェー戦となります。
最終節に難関が待ち構えていることを考慮すると、第9節のホームのサッカーオーストラリア代表戦は必ず勝利しなければなりません。
しかし、正直なところ日本は、このサッカーオーストラリア代表との試合で苦しむ可能性が非常に高いのです…
サッカーオーストラリア代表が急激な成長を遂げた理由!
サッカーオーストラリア代表は6月のわずかな日程で急激な成長を遂げました。
その理由は…
コンフェデレーションズカップへの参戦です。

このコンフェデレーションズカップで、サッカーオーストラリア代表は従来のフォーメーションに修正を施したことで、組織力が深まり、パフォーマンスが向上したのです。
サッカーオーストラリア代表はコンフェデレーションズカップで、
ドイツ
チリ
カメルーン
と同じグループになりました。
コンフェデレーションズカップでのサッカーオーストラリア代表の日程がこちらです。
【サッカーオーストラリア代表コンフェデレーションズカップ日程】
第1節:VSドイツ(●2-3)
第2節:VSチリ(△1-1)
第3節:VSカメルーン(△1-1)
サッカーオーストラリア代表はコンフェデレーションズカップでの3試合で勝利をあげることはできなかったのですが、そもそも彼らにとってこの大会はあくまで組織力の向上と日本を倒すためのチーム作りが目的で、結果は二の次だったのです。
そして、コンフェデレーションズカップでのサッカーオーストラリア代表のプレー内容は非常に向上しました…
それは、非常にシンプルな約束事をチームに設けることで実現しました。
サッカーオーストラリア代表の戦術改革①素早くサイドに展開する
サッカーオーストラリア代表には展開力に長けた司令塔もいなければ、突出したアタッカーもいません。
その代わり、奪ったボールを素早くサイドに展開し、縦方向に素早く侵攻。
ウイングバックとボールサイドのウイングが二人で連携し、素早くセンタリングをあげます。
ゴール前には188cmの大型センターフォワードユリッチを待ち構えさせて、ゴールを陥落させます。
この戦術には創造性も工夫も全くありませんが、個のテクニックレベルが高くないサッカーオーストラリア代表にとっては適合性が高い戦術です。
サッカーオーストラリア代表の戦術改革②1対1で負けない
サッカーオーストラリア代表の長所はフィジカルの強さや、競り合いの強さです。
セカンドボールやルーズボールに対して素早い反応を見せて、相手とのフィジカルコンタクトを制します。
特に顕著だったのがチリ戦で、サッカーオーストラリア代表は格上のチリに対してハードワークで常に優勢に試合を進めていました。
サッカーオーストラリア代表が前半に先制し、チリはなんとか後半に追いついた形でドローに持ち込んでいます。

結果こそ伴わなかったのですが、コンフェデレーションズカップにおけるサッカーオーストラリア代表の成長は驚異的なものでした…
それはこれまでのサッカーオーストラリア代表の日程と結果を振り返れば一目瞭然です…
サッカーオーストラリア代表の悲惨な結果…
こちらがアジア最終予選でのサッカーオーストラリア代表の日程と結果です…
【サッカーオーストラリア代表アジア最終予選日程】
第1節2016/9/1:VSイラク(H)〔○2-0〕
第2節2016/9/7:VSUAE(A)〔○1-0〕
第3節2016/10/7:VSサウジアラビア(A)〔△2-2〕
第4節2016/10/11:VS日本(H)〔△1-1〕
第5節2016/11/15:VSタイ(A)〔△2-2〕
第6節2017/3/23:VSイラク(A)〔△1-1〕
第7節2017/3/28:VSUAE(H)〔○2-0〕
第8節2017/6/8:VSサウジアラビア(H)〔○3-2〕
開幕から連勝を飾り、幸先のよいスタートを切ったものの、そこから一気に下降線に突入。
サッカーオーストラリア代表の日程で最も最悪だったのが、第3節からの4連戦で1勝もあげることができなかった期間です。
この日程に間にサッカーオーストラリア代表は日本、サウジアラビアに抜き去られ、一時的にUAEの後塵も喫しているのです。
現在でも無敗こそ保っているもの、内容自体は芳しくなく、なんとかグループ3位を保っている状態だったのです…
それが、2017年に入るとサウジアラビアを撃破し、しかもドイツ、チリに対しても善戦するレベルに達しているのです。
ホームでのタイ戦、親善試合のシリア戦、中立地開催のイラク戦とさほど難易度の高くない日程の中で、結果も内容も伴わず、いまいち波にのれない日本代表とは、勢いで雲泥の差があるといえるでしょう…
7月を丸々休養にあてたハリルホジッチに対して、ポステコグルー監督率いるサッカーオーストラリア代表は早くも、呼び登録メンバー30人を発表済み。
タイトな日程の中でも積極的に動くサッカーオーストラリア代表に対して、ネガティブ発言ばかり繰り返して行動が伴わない日本代表スタッフとは対照的なアプローチを見せています…
オーストラリアとの試合に敗れれば、アウェーでのサウジアラビア戦という難関が待ち受けていますが、果たしてこの厳しい日程を乗り切ることができるのでしょうか?
今回はサッカーオーストラリア代表の日程についてお伝えしました。
そして、下のリンクではサッカーオーストラリア代表のメンバーを紹介しています。
アジア最終予選の最後の2試合の日程に臨むサッカーオーストラリア代表はどのような、メンバーを送り込んでくるのでしょうか?
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