サッカードイツ代表のヨアキム・レーヴ監督が、コンフェデレーションズカップに出場するメンバーを発表しました。
ロシアワールドカップを1年後に控えて、本気モードでこのコンフェデレーションズカップ出てくると思われていたサッカードイツ代表のメンバーは大きな驚きをとともに発表されました…
なぜなら…
コンフェデレーションズカップに召集されたサッカードイツ代表のメンバーはスタメンクラスがほとんどおらず、若手メンバーが大量に招集されたからです…
このメンバーを選んだレーヴ監督の意図とは何なのでしょうか?
そして、この若きサッカードイツ代表はどのようなスタメンでコンフェデレーションズカップを戦うのでしょうか?
今回はコンフェデレーションズカップでのサッカードイツ代表のスタメンを予想します…
サッカードイツ代表がコンフェデメンバー発表!人々を驚かせた理由…
ブラジルワールドカップを制した「世界王者」サッカードイツ代表がロシアワールドカップを1年後に控えて臨むコンフェデレーションズカップのメンバーを発表しました。
連覇に向けて本気モードでくると思われていたサッカードイツ代表のメンバーは衝撃的なメンバーでした…
これがコンフェデレーションズカップに出場するサッカードイツ代表のメンバーです!
GK
レノ(レヴァークーゼン)
テア・シュテーゲン(バルセロナ)
トラップ(パリ・サンジェルマン)
DF
ギンター(ドルトムント)
ヘクトル(ケルン)
ヘンリヒス(レヴァークーゼン)
キミヒ(バイエルン・ミュンヘン)
ムスタフィ(アーセナル)
プラッテンハルト(ヘルタ・ベルリン)
リュディガー(ローマ)
ジューレ(ホッフェンハイム)
MF/FW
ブラント(レヴァークーゼン)
カン(リヴァプール)
デミルバイ(ホッフェンハイム)
デンメ(RBライプツィヒ)
ドラクスラー(パリ・サンジェルマン)
ゴレツカ(シャルケ)
ルディ(ホッフェンハイム)
サネ(マンチェスター・シティ)
シュティンデル(ボルシア・メンヒェングラッドバッハ)
ワグナー(ホッフェンハイム)
ヴェルナー(RBライプツィヒ)
ユネス(アヤックス)
サッカードイツ代表で不動のスタメンとしてプレーしてきた、GKマヌエル・ノイアー、DFジェローム・ボアテング、マッツ・フンメルス、ベネディクト・ヘーベデス、MFトニ・クロース、サミ・ケディラ、メスト・エジル、FWミュラーなどはシーズンの疲労を考慮して、コンフェデレーションズカップでは召集が見送られました。
恐らく彼らはロシアワールドカップの本大会でも極めて高い確率で召集され、そしてスタメンとしてプレーするのでしょう。
とはいえ、この若いメンバーには驚かされました…
2016年のユーロ2016年でスタメンとしてプレーしたのは、DFヨナス・へクターとヨシュア・キンミッヒくらいで、限りなくスタメンに近い扱いを受けてきたMFユリアン・ドラクスラーも召集されています。
逆に言えば、レーヴ監督にとってはこれまでほぼスタメンとして扱ってきた彼らも来年の本大会では落選する可能性があるということなのでしょう…
彼らは今回のコンフェデレーションズカップに召集された若いメンバーとのスタメン争いに勝たなければなりません…
ちなみにドルトムントMFユリアン・ヴァイグルは怪我により召集見送りとなっています。
サッカードイツ代表スタメン予想!レーヴ監督が送り込む11人は彼らだ!
非常に若く、代表経験が浅いメンバーでコンフェデレーションズカップにカップに臨むサッカードイツ代表。
とはいえ、多くの選手が所属クラブで結果を出してきた選手で、少なくともクラブレベルでは十分な実績をと経験を持っています。
そして、レーヴ監督がコンフェデレーションズカップにスタメンとして送り込むのはこの11人となるでしょう…
GK
テア・シュテーゲン
DF
ムスタフィ
ギンター
キンミッヒ
へクター
MF
エムレ・ジャン
ルディ
ゴレツカ
FW
ザネ
ドラクスラー
ヴェルナー
フォーメーションは近年のサッカードイツ代表が多く採用してきた4-2-3-1。
時に3バックも採用することもありますが、今回はセンターバックが4人(ムスタフィ、リュディガー、ギンター、ジューレ)しか召集されていないので恐らく4バックが主体となるでしょう。
主軸はムスタフィ。
アーセナルでは苦しいシーズンを過ごしましたが、それでも彼の実力は超一級品。まだ24歳という若さですが、近未来を見据えて最終ラインのスタメンや主軸として育てていく必要がありそうです。
難しいのが中盤の人選で、ひとまずはジャンとルディというサッカードイツ代表で一定の実績があるメンバーの起用が予想されますが、2016-2017シーズンに大きな飛躍を遂げたホッフェンハイムのデミルパイ、ライプツィヒのデメなども非常に面白そうな人材です。
前線は期待を込めてヴェルナーのスタメン起用を予想しています。
ザネは今シーズン移籍したマンチェスター・シティでも素晴らしい働きを見せ、年齢を感じさせない経験を積み重ねています。
一方で使いどころが非常に難しいメンバーもいます…
キンミッヒはサイドバックで使うべきなのか?
2015-2016シーズンのバイエルン・ミュンヘンでグァルディオラ監督に認められて彗星のように現れたヨシュア・キンミッヒ。
フィリップ・ラームの後継者として期待を集め、その偉大な先輩と同じく多くのポジションで起用されています。
サッカードイツ代表でも前述のように右サイドバックとしてプレーする機会が増えています。
しかし、2016-2017シーズンは一貫して守備的MFとして起用されました。
テクニックやインテリジェンスもさることながら、証明したのは天性のゴール感覚で、ゴール前に完璧なタイミングで飛び込んで得点を奪う嗅覚の高さの片鱗を見せました。
サイドバックで起用するとなるとこの得点力を発揮する機会が失われます。
また、守備も決して得意ではなく、果たして右サイドバックで無理やりスタメンとして起用すべきなのかは疑問が残ります…
キンミッヒがスタメン落ちする理由…
しかも、2016-2017シーズンはサッカードイツ代表には多くのサイドバックが台頭しました。
これまでサッカードイツ代表のサイドバックはラーム以外に目ぼしい選手がおらず人材の枯渇が叫ばれてきました。
2014年のロシアワールドカップの後にそのラームがサッカードイツ代表から引退すると、その後釜には門外漢のキンミッヒを吸えて、左にはヘクターが起用されるようになりました。
また、ヘーベデスを無理やり左サイドバックでスタメンとして起用する試合もありました。
そのヘーベデスはもちろん左サイドバックは専門外で、へクターにしてもラームほどの器ではないのは明らかです。
そしてキンミッヒは上述したようにそもそもサイドバックの選手としてふさわしいのかという疑問点がついて回ります。
今回のコンフェデレーションズカップのメンバーにはレバークーゼンから右サイドバックのヘンリッヒス、そしてヘルタ・ベルリンから左サイドバックのブラッテンハルトが召集を受けています。
ヘンリッヒスはまだ21歳の若さですが既にレバークーゼンのスタメンクラスとしての扱いを受けており、ブラッテンハルトはブンデスリーガ屈指のレフティーと評されるようになりました。
恐らく、サイドバックとしての完成度や成長曲線ではキンミッヒよりもヘンリッヒスが上でしょう。
そして、このヘンリッヒスが今の勢いを保つのであれば、このままサッカードイツ代表のスタメンに定着する可能性もあります。
それだけヘンリッヒスには大きな期待がかけられているのです。
私達は、今回のコンフェデレーションズカップで試合をベンチから見守るキンミッヒの姿を見ることになるかもしれません…
サッカードイツ代表スタメン争いの魅力!
キンミッヒとヘンリッヒスのスタメン争いも魅力ですが、それ以上に興味深いのが中盤のスタメン争いです。
上述の通り、クロース、ケディラ、エジルはほぼスタメンが確約された選手です。
来年のロシアワールドカップに召集されるには実質的に残りの枠は3から4。
コンフェデレーションズカップに召集されたメンバーはその枠に滑り込むために戦わなければなりません。
サッカードイツ代表スタメン争い①ボランチ
司令塔をクロースが汗かき役をケディラがボランチを務めるサッカードイツ代表のスタメンは、成熟度でもこの二人が飛びぬけています。
今回のコンフェデレーションズカップのメンバーは、この二人のバックアッパー役をいとめなければなりません。
召集されたのは、エムレ・ジャン、ルディ、デメの3人。
彼らに右サイドバックのキンミッヒ、負傷欠場のヴァイグル、もう一人の若手有望株マフムート・ダフードが絡んでいきます。
より戦力的な需要が高そうなのは怪我が多いケディラの代役で、この枠はヴァイグル、、ジャン、デメが争うことになりそうです。
リードしているのは明らかにヴァイグルですが、このドルトムントの若き中核が欠場する今回のコンフェデレーションズカップではジャンとデメのスタメン争いに注目が集まっています。
一方でクロースの代役にはかなり高確率でルディが選ばれるでしょう。
今シーズンのホッフェンハイムで出色の働きを見せたルディは来シーズン、バイエルンに移籍が決定。
真のメガクラブでもう一段の成長を遂げれば、クロースのバックアッパーの座は手に入るでしょう。
今回はスタメンとしても器用の目処が立つのか、レーヴ監督の査定が入る大会となりそうです。
サッカードイツ代表スタメン争い②ウイング
サッカードイツ代表は3-5-2のフォーメーションを採用することもあり、常にウイングが起用されるわけではありませんが、それでもセンターフォワードの人材が限られる以上、ウイングのスタメン争いも重要案件となっています。
ほぼ当確なのが最前線と兼務するミュラー。
2016-2017シーズンは不調でしたが、サッカードイツ代表での実績を考慮するとこの男は外せません。
2トップ採用なら前線にスライドさせられる汎用性もこの男の魅力です。
現状、ウイングのスタメン争いでリードしていると思われるのが、ザネとドラクスラー。
今回のコンフェデレーションズカップでも召集されたメンバーで、スタメンでの起用が予想されています。
コンフェデレーションズカップでは怪我で選外となったロイスとシュールレはそもそも今後も召集されるかが不透明です。
ロイスは万全な状態であればスタメン争いに入っていける実力者ですが、いかんせん怪我が多すぎるのが泣き所となっています。
シュールレは2016-2017シーズンのドルトムントでインパクトを残せず、このままサッカードイツ代表からフェードアウトしていきそうです。
今回のコンフェデレーションズカップで注目を集めているのが、レバークーゼンのユリアン・ブラント。
リオオリンピックではu-20サッカードイツ代表のスタメンとしてプレーし、前線ならどこでもプレーできるのも魅力で、ミュラーの後継者になれるようなマルチロールです。
スタメン争いの対抗馬はアヤックスのユネス。
オランダ育ちのサッカードイツ代表という希少種ですが、2016-2017シーズンはアヤックスでヨーロッパリーグの決勝を経験。
緊張感のある大舞台を経験しています。
サッカードイツ代表スタメン争い③FW
ミロスラフ・クローゼが代表引退して以来、サッカードイツ代表のセンターフォワードのスタメン争いは重要案件となっています。
絶対的な立場を築いたわけではありませんが、ポールポジションに立っているのが、ヴォルフスブルクに在籍するマリオ・ゴメス。
2016-2017シーズンのヴォルフスブルクでも16ゴールと安定した活躍を見せています。
スタメン定着へ期待値が高いのはRBライプツィヒのティモ・ヴェルナー。
ポジティブトランディションへの適性が素晴らしく、相手最終ラインの間断と背後を豊かなスピードでつけるのが魅力のアタッカーです。
スタメン争いの対抗馬であるゴメス、ワーグナーとは個性が全く異なるので、ややリードしているといえるのかもしれません。
とはいえ、サッカードイツ代表のセンターフォワードは味方を使うスキルも求められるので、新シーズンではそうしたコレクティブな感覚を磨かなければなりません。
いずれにしても、サッカードイツ代表のスタメンは6月18日のコンフェデレーションズカップの初戦で明らかになります。
世界王者のメンバーをさらに強化することができる最高の舞台にレーヴ監督がどのようなスタメンを送り込むかに注目が集まっています。
今回はコンフェデレーションズカップでのサッカードイツ代表のスタメンについてお伝えしました。
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