サッカードイツ代表が1年後に控えたロシアワールドカップに向けて着々と準備を進めています。
連覇を狙う現世界王者は、新しいメンバーと戦術、フォーメーションをチームの中に落とし込むという段階に突入しています。
つまり、今のサッカードイツ代表は…
もう一段階進化する余地があるのです。
既に絶対的なレギュラークラスは計算が立つメンバーだと認識されており、新しいメンバーがサッカードイツ代表でどの程度プレー出来るか、という段階に入っているのです。
そして、もうロシアワールドカップまでの残りの1年間で新メンバーの充実とフォーメーションの熟成が図られていくことになるでしょう。
果たして、2018年のワールドカップでサッカードイツ代表はどのようなメンバーとフォーメーションでプレーするのでしょうか?
背番号も含めた人事に大きな注目が集まっています。
今回はサッカードイツ代表のメンバー、フォーメーション、背番号をお伝えしましょう。
この記事を読めば、1年後のサッカードイツ代表がどのようなメンバー構成になっているかわかります。
サッカードイツ代表がワールドカップに向けて大胆な組織改革を実践する理由!
サッカードイツ代表がロシアワールドカップに向けて、大胆な改革を行なっています。
2016年のヨーロッパ選手権でサッカードイツ代表の長年のリーダー格だったルーカス・ポドルスキ(背番号:10)、バスティアン・シュバインシュタイガー(背番号:7)が代表チームからの引退を表明。
また、2014年のブラジルワールドカップ終了後にフィリップ・ラーム(背番号:16)、ペア・メルテザッカー(背番号:17)、ミロスラフ・クローゼ(背番号:11)も既にサッカードイツ代表から離れています。
ここ数年でサッカードイツ代表のヨアキム・レーヴ監督が行なってきたのは、近年の成功を支えたメンバーを主軸に起きつつ、新しいフォーメーションや若干名のメンバーを加えていき、マイナーチェンジを加えながら、チームに刺激を与えることでした。
近年のサッカードイツ代表の成功を支えた主軸のメンバーがこちらです。
GK
マヌエル・ノイアー(バイエルン・ミュンヘン)
DF
ジェローム・ボアテング(バイエルン・ミュンヘン)
マッツ・フンメルス(バイエルン・ミュンヘン)
ベネディクト・ヘーベデス(シャルケ)
MF
サミ・ケディラ(ユベントス)
トニ・クロース(レアルマドリード)
メスト・エジル(アーセナル)
FW
トーマス・ミュラー(バイエルン・ミュンヘン)
この8人は例外なくビッグクラブに在籍し、代表レベルでもクラブレベルでも十分な実績を持っています。
レーヴ監督はこの8人をロシアの地に連れていく可能性は非常に高いでしょう。
一方でサッカードイツ代表には深刻な課題もあります…
実はサッカードイツ代表のメンバーはそれほど充実していない理由!
サッカードイツ代表といえば、ここ10年近く育成で大成功を収めて新しいメンバーが次々と輩出されるというイメージがあるかもしれません。
それは間違ってはいません。
現在もGKテア・シュテーゲン、DFムスタフィ、キンミッヒ、MFヴァイグルなどが順調に成長し今にもサッカードイツ代表の中核になろうとしています。
ただし、それ以上にサッカードイツ代表は戦力になりきれなかったメンバーもたくさんいたのです…
サッカードイツ代表に定着できなかったメンバー①マルコ・ロイス(ドルトムント)
日本代表の香川真司とドルトムントで共にプレーするマルコ・ロイス。
ルックスが良く日本でも非常に人気の高い選手で実力も申し分ありませんが、この男のキャリアは怪我との戦いでした…
ロシアワールドカップ直前に29歳になるロイスですが、サッカードイツ代表として国際大会に出場した経験はユーロ2012だけとなっています。
怪我のリスクがある以上、どうしてもメンバーの中に組み込むのが難しくなります。
トップ下を主戦場にウイングや最前線も務めることか可能で、怪我さえなければサッカードイツ代表のフォーメーションや戦術に大きな幅を与える重要なメンバーになれたはずなのですが…
サッカードイツ代表に定着できなかったメンバー②マリオ・ゲッツェ(ドルトムント)
ドルトムント史上最高のプロダクトとも言われ、2014年のワールドカップでは劇的なゴールを決めて英雄となったマリオ・ゲッツェ。
しかし、その後のキャリアは真っ逆さまともいえるほど深刻で、バイエルンでも出場機会を与えられずにドルトムントへの復帰を決意しています。
ドルトムントではサポーターからバッシングを浴び、本来のパフォーマンスを取り戻すことができませんでした。
現在は代謝障害という深刻な病に悩まされています。
どうやら、このままサッカードイツ代表としてのキャリアも終わってしまうのかもしれません…
サッカードイツ代表に定着できなかったメンバー③アンドレ・シュールレ
ワールドカップでブラジル代表を奈落の底に落とした『ミネイロン』でゴールまで決めたアンドレ・シュールレ。
ロイスと同じく攻撃的なポジションで幅広く機能するアタッカーで、サッカードイツ代表のフォーメーションの選択肢を与えてくれる貴重な存在でした。
しかし、2015年に在籍したヴォルフスブルク、2016年に移籍したドルトムントでも結果を残すことができず、『最低の補強』と批判されるまでに。
サッカードイツ代表に定着できなかったメンバー④クリストフ・クラマー(ボルシアMG)
元々レバークーゼンのユースチームに所属しており、レンタル先のボルシアMGで2013-2014シーズンに台頭し、そのままサッカードイツ代表のメンバーに選ばれたクリストフ・クラマー。
なんとサッカードイツ代表でのキャップ数がほとんどない状態で、アルゼンチンとの決勝に出場したクラマー。
素晴らしいシンデレラストーリーを描き、そのままレンタル元のレバークーゼンで飛躍するかと思いきや、本来の実力を発揮することができず、2016年夏にボルシアMGに完全移籍で復帰しています。
守備力の高いセンターハーフとして大成すると思われていたクラマーですが、その後レーヴ監督からお声がかからず、今はサッカードイツ代表とは疎遠になっています。
背番号6を背負うボルシアMGでの復活が期待されているメンバーです。
サッカードイツ代表に定着できなかったメンバー⑤ラース・ベンダー(レバークーゼン)
レバークーゼンで長く主力としてプレーしているラース・ベンダー。
台頭した当時は守備力の高いセンターハーフとして期待が大きかったのですが、思ったような伸び代を描けずにキャリアも中盤に差し掛かっています。
攻撃面での進歩がなかったのが、サッカードイツ代表と疎遠になってしまった原因といわれてしまい、守備力以外にさしたる武器がありません。
例えば、同じく守備力の高いセンターハーフとしてはドルトムントのユリアン・ヴァイグルとの比較で大きな差を開けられていることに気づかざれます。
自チームの攻撃を淀ませないように、潤滑油としても十分に機能するヴァイグルに比べると能力的な不足感が否めません。
サッカードイツ代表のキャップ数も11に留まっており、今後の若いメンバーの台頭を考えると、再び招集される可能性は限りなく低いのかもしれません…
サッカードイツ代表に定着できなかったメンバー⑥スベン・ベンダー(ドルトムント)
ラース・ベンダーの弟であるスベン・ベンダー。
兄と異なるのは状況次第でセンターバックも務め上げることができる汎用性です。
試合中のフォーメーション変更が可能になるため、ドルトムントのトーマス・トゥヘル監督はスベンを重宝していました。
とはいえ、スベンもキャップ数は7に留まります。
ラースと共に2016年のリオオリンピックにオーバーエイジとして出場していますが、これが代表チームとの『お別れ』の印象を抱いたのは、筆者だけではないのでしょうか…
サッカードイツ代表に定着できなかったメンバー⑦イルカイ・ギュンドアン(マンチェスターシティ)
ドルトムントユース出身で、香川真司と大の親友であるイルカイ・ギュンドアン。
トルコ系ドイツ人というユニバーサルな近年のサッカードイツ代表を象徴するような選手です。
高い機動力に加えて、局面を進める展開力と、殺傷力のあるスルーパスもこの男の武器で、モダンな司令塔です。
このギュンドアンの最大の敵はやはり怪我でした。
未だにサッカードイツ代表のメンバーとして出場した国際大会はユーロ2012のみ。
2016-2017シーズンもほぼ怪我で全休しています。
この男が怪我に負けない身体を手に入れることがあれば、サッカードイツ代表としてはかなり心強いことは間違いありません。
スリーセンターハーフの一角としても、ダブルボランチでも、トップ下でもプレー可能で、試合中のフォーメーション変更が可能となります。
2017-2018シーズンにマンチェスターシティで説得力のあるパフォーマンスを見せることができれば、ロシアの地に立つことができるかもしれません…
サッカードイツ代表に定着できなかったメンバー⑧ホルガー・バドシュトゥバー(シャルケ)
バイエルンの新たなディフェンスリーダーとして期待を寄せられていたホルガー・バドシュトゥバー。
ルイス・ファン・ハールにその才能を見出されて、トップチームにデビューしています。
希少価値の高い左利きのセンターバックで、正確なロングフィードを最大の武器としていました。
しかし、3度に渡る膝の大怪我により、ピッチにいるよりもはるかに長い時間を病院で過ごすことになりました。
左利きのセンターバックが不在のサッカードイツ代表としては価値のあるメンバーになれると思われていましたが…
サッカードイツ代表に定着できなかったメンバー⑨ロン=ロベルト・ツィーラー(レスター)
2014年のワールドカップでは第3キーパーを務めたロン=ロベルト・ツィーラー。
その後、クラブの停滞に巻き込まれて成長が鈍化したことにより、後輩のテアシュテーゲンに追い越される形になってしまいました。
2016年にプレミア王者のレスターに移籍しましたが、ここでもポジションを確保することができず、ノイアーの後継者争いからは完全に忘れ去られてしまいました。
今回紹介したメンバーはいずれも1990年前後の生まれのメンバーで、本来であればサッカードイツ代表の主軸になっていてもおかしくなかった選手です。
つまり、今のサッカードイツ代表は計算できるメンバーの招集を見送ってまで、経験の浅いメンバーを試す必要があったということです。
それでは、若い戦力が今のサッカードイツ代表のメンバーとして食い込んでいける余地はどの程度あるのでしょうか?
サッカードイツ代表戦力測定!戦力拡充が必要なポジションはココ!
ワールドカップに登録できるメンバーは23人。
そして、本大会に向けて怪我がない限りは青信号なのは、8人です。
GK:マヌエル・ノイアー
DF:ジェローム・ボアテング、マッツ・フンメルス、ベネディクト・へーべデス
MF:トニ・クロース、サミ・ケディラ、メスト・エジル
FW:トーマス・ミュラー
残された枠は15となり、今回のコンフェデレーションズカップに招集されたメンバーは、この15枠を巡って熾烈な競争に挑みます。
もちろん今回招集されなかったメンバーの中にも有力メンバーがひしめいています…
サッカードイツ代表メンバー戦力測定①GK【枠:3人】
世界最高の守護神ノイアーを擁するGKは戦力の増強に主眼が置かれています。
何よりも求められるかは、1にも2にもこのノイアーが欠場した際の対応策ということになります。
ノイアーは能力・経験的にもGKとしては最高の状態で臨むワールドカップとなるでしょう。
焦点は既に2番手以下と3枠の出場権の争いとなっています。
<1番手>
マヌエル・ノイアー(バイエルン・ミュンヘン)
序列:不動
背番号:1
国際大会経験値:ワールドカップ2010、2014、ユーロ2008、2012、2016
<2番手>
マルク=アンドレ・テア・シュテーゲン(バルセロナ)
序列:当確
背番号:?
国際大会経験値::ワールドカップ2014、ユーロ2016
<3番手>
ベルント・レノ(レバークーゼン)
序列:有力
背番号:?
国際大会経験値::ユーロ2016
<4番手>
ケビン・トラップ(パリ・サンジェルマン)
序列:有力
背番号:?
国際大会経験値:なし
<5番手以下>
ティモ・ホルン(ケルン)
序列:大穴
背番号:?
国際大会経験値:なし
ヨリス・カリウス(リバプール)
序列:大穴
背番号:?
国際大会経験値:なし
ロマン・ヴァイデンンフェラー(ドルトムント)
序列:脱落?
背番号:?
国際大会経験値:ワールドカップ2014
レネ・アドラー(ハンブルガーSV)
序列:脱落?
背番号:?
国際大会経験値:ワールドカップ2010
サッカードイツ代表メンバー戦力測定②センターバック【枠:4~5】
3バックと4バックの2つのフォーメーションを使いこなすサッカードイツ代表。
伝統的にこのポジションの人材に困ることが少なかったですが、今回のワールドカップも充実したメンバー構成で2つのフォーメーションを状況に応じて使い分けることになるででしょう。
フンメルス、ボアテング、ヘーベデスが不動の存在となっており、3バックのフォーメーションが採用される場合はこの3人が左から並ぶ形になります。
注目が集まっているのは4番手以下です。
その4番手にいると思われるのは、シュコドラン・ムスタフィ。
2014年のワールドカップではサッカードイツ代表で右サイドバックを務め、その後クラブレベルでは4バックのフォーメーションのセンターライトと3バックのフォーメーションのリベロを務めています。
右サイドバックは暫く務めていませんが、対応不可能ということではないでしょう。
能力的にも経験的にも4番手にふさわしい男に思え、複数のフォーメーションに対応可能であることを考えると理想的な人材なのではないでしょうか。
判断が難しいのは5人目のセンターバックを召集するか否か。
3バックのフォーメーションが常用されるならともかく、4バックのフォーメーションとの併用であるなら、5人目は召集は他のポジションとのバランスを考えても踏み切りにくい。

唯一可能性があるのはローマのリュディガー。
身体能力が高いストッパーでボアテングの後継者にうってつけのフィジカル自慢のセンターバック。
右サイドバックもこなせる汎用性も備えています。
ドルトムントのマティアス・ギンターも有力です。
2016-2017シーズンのドルトムントは3バックと4バックの2つのフォーメーションを併用しました。
ギンターは3バックの左、4バックの右サイドバックとセンターレフトを主に務めました。
また守備的MFで起用される試合もありましたが、こちらは明らかに準備不足が露呈されています。
コンフェデレーションズカップに召集されたメンバーではホッフェンハイムのニクラス・ジューレも高い能力を示した選手。
2メートル近い巨躯を生かした1対1やエアバトルが最大の持ち味で、サッカードイツ代表の伝統的な雰囲気を残すストッパーです。
2017-2018シーズンにはバイエルンへの移籍が決定しており、さらなる飛躍が期待されるメンバーです。
ただし、高さとパワーに持ち味が偏りすぎており、受け持つゾーンが広い4バックでは機動力不足により、その能力を発揮しづらいタイプでもあるようです。
2016-2017シーズンのホッフェンハイムは中堅並みの戦力で4位と躍進しましたが、調子が上がってきたのは4バックのフォーメーションから3バックに変更してからです。
今のセンターバックが充実したメンバーの中に入り込むには、もう1段階から2段階のレベルアップが必要でしょう。
<1番手>
マッツ・フンメルス(バイエルン)
序列:不動
背番号:
国際大会経験値:
<2番手>
ジェローム・ボアテング(バイエルン)
序列:不動
背番号:
国際大会経験値:
<3番手>
ベネディクト・ヘーベデス(シャルケ)
序列:当確
背番号:
国際大会経験値:
<4番手>
シュコドラン・ムスタフィ(アーセナル)
序列:有力
背番号:
国際大会経験値:ワールドカップ2014、ユーロ2016
<5番手以下>
アントニオ・リュディガー(ローマ)
序列:有力
背番号:?
国際大会経験値:なし
マティアス・ギンター(ドルトムント)
序列:有力
背番号:?
国際大会経験値:
二クラス・ジューレ(ホッフェンハイム)
序列:大穴
背番号:?
国際大会経験値:なし
ヨナタン・ター(レバークーゼン)
序列:近未来の主力候補
背番号:?
国際大会経験値:なし
サッカードイツ代表メンバー戦力測定③右サイドバックor右ウイングバック【枠:1~2】
キャプテンとしてもプレーヤーとしても極めて有能だった、フィリップ・ラームが2014年にサッカードイツ代表を引退してから、戦力の枯渇が深刻になっていたのがこのポジションです。
守備的MFが本職のジョシュア・キンミッヒをコンバートしてなんとか体制を整えた形で、今のところ世界でも指折りの実力を持つ専門家が不在のポジションとなっています。
そのキンミッヒもバイエルンでは不遇のシーズンを過ごしており、そもそもクラブでは右サイドバックとしては一度も起用されることがありませんでした。
それでもこの若き逸材を信頼するのか、レーヴ監督の判断に注目が集まっています。
2016-2017シーズンに台頭した戦力はレバークーゼンのベンヤミン・ヘンリッヒス。
両サイドをこなせるマルチで、守備力と身体能力が非常に高く1対1の勝率は90パーセントを超え、コンフェデレーションズカップのメンバーに召集されています。
ネックなのはパスサッカーへの適正が低い点。
逸材であることは間違いないですが、ラームの後継者として起用されるにはパスの安定感を磨く必要性がありそうです。
コンフェデレーションズカップへの未招集組では、ホッフェンハイムのイェレミー・トリャン。
4バックのフォーメーションなら全域を、3バック採用なら中盤両翼で機能します。
リオオリンピックではサッカードイツ代表の右サイドバックを務めました。
2017-2018シーズンの成長次第では1年後の滑り込みもありそうか。
ちなみに2番手のルディは中盤センターとの兼用で、ここ1年はサッカードイツ代表に安定して召集されているメンバーです。
<1番手>
ジョシュア・キンミッヒ(バイエルン)
序列:有力
背番号:
国際大会経験値:ユーロ2016
<2番手>
セバスティアン・ルディ(ホッフェンハイム)
序列:当落線上
背番号:?
国際大会経験値:なし
<3番手>
ベンヤミン・ヘンリッヒス(レバークーゼン)
序列:当落線上
背番号:?
国際大会経験値:なし
<4番手以下>
イェレミー・トリャン(ホッフェンハイム)
序列:近未来の主力
背番号:?
国際大会経験値:なし
エリック・ドゥルム(ドルトムント)
序列:脱落?
背番号:?
国際大会経験値:なし
サッカードイツ代表メンバー戦力測定④左サイドバックor左ウイングバック【枠:1~2】
こちらもここ数年戦力の台頭がほとんどなかったポジション。
世界制覇を達成した2014年のブラジルワールドカップではセンターバックのヘーベデスをこのポジションで起用し、守備力を高めています。
その後ヘーベデスがこのポジションでは起用されないところを見ると、指揮官の苦肉の策だったことがわかります。
現在の主戦力はケルンのヨナス・ヘクター。
185センチと左サイドバックとしては大柄な部類に入り、ユーロ2016でも頼もしいパフォーマンスを見せました。
2016-2017シーズンはケルンでも充実一途のプレーぶりで、ビッククラブでのプレーが見てみたい存在です。
問題を抱えているのはバックアッパーで、コンフェデレーションズカップではヘルタ・ベルリンからプラッテンハルトを召集。
左足から放たれるキックはブンデスリーガでも屈指の精度を誇ります。
まずはコンフェデレーションズカップでどこまでやれるかが試されるでしょう。
マルチロールが多い右サイドバックのメンバーとの出場権争いとなります。
<1番手>
ヨナス・ヘクター(ケルン)
序列:当確
背番号:
国際大会経験値:ユーロ2016
<2番手>
マルビン・プラッテンハルト(ヘルタ・ベルリン)
序列:当落線上
背番号:?
国際大会経験値:なし
<3番手>
マルセル・シュメルツァー(ドルトムント)
序列:脱落?
背番号:?
国際大会経験値:なし
<4番手以下>
オリバー・バウアー(ブレーメン)
序列:未来の主力
背番号:?
国際大会経験値:なし
サッカードイツ代表メンバー戦力測定⑤センターハーフ【枠:4~5】
いまや世界最高の司令塔とも評されるトニ・クロースを擁するセンターハーフはサッカードイツ代表のストロングポイントの一つです。
クロースの相棒には汗かき役のサミ・ケディラが配されバランスと相性が抜群です。
サッカードイツ代表のメンバーやフォーメーションがどのようにかわろうと、レーブ監督はこの二人をワールドカップのピッチに送り出すでしょう。
バックアッパーはケディラよりも守備的なユリアン・ヴァイグルがほぼ当確と言えるでしょうか。
見極めなければいけないのは、3番手以降の取捨選択です。
サッカードイツ代表のセンターハーフの候補者はそれこそ膨大な数が控えています。
若き逸材から経験豊富なベテランまで多彩なタイプのメンバーがずらりと揃っています。
フォーメーションの可変性や相性も含めた多角的な視野でメンバーを選別する必要がありそうです。
司令塔タイプでは右サイドバックと兼用のセバスティアン・ルディやリバプールのエムレ・ジャン、シャルケのヨハネス・ガイスなどが考えられます。
より守備カラーが色濃いのはライプツィヒのディエゴ・デンメ。
アタッカー的な傾向が強いのはボルシアMGのマフムード・ダフード(2017年にドルトムントに移籍)、シャルケのレオン・ゴレツカ、ホッフェンハイムのケレム・デミルパイ。
万能型はドルトムントのゴンサロ・カストロが健在です。
よりニーズが高いのはケディラに怪我が多い汗かき役で、豊富なスタミナとパワーを武器に攻守に貢献できるタイプが望ましいでしょう。
筆者お勧めはリバプールのエムレ・ジャン。
パス能力はもちろん高いですが、センターバックもこなせるほどの守備力に加えて、プレミア仕込みのパワフルさを備えています。
ケディラのようなダイナミズムこそは備えていませんが、クロースをより前方に配せるというソリューションがありそうです。
<1番手>
トニ・クロース(レアルマドリード)
序列:不動
タイプ:司令塔
背番号:8
国際大会経験値:ユーロ2012、2016、ワールドカップ2014
<2番手>
サミ・ケディラ(ユベントス)
序列:当確
タイプ:ダイナモ
背番号:6
国際大会経験値:ワールドカップ2010、2014、ユーロ2012、2016
<3番手>
ユリアン・ヴァイグル(ドルトムント)
序列:有力
タイプ:守備的MF
背番号:?
国際大会経験値:ユーロ2016
<4番手以下>
セバスティアン・ルディ(ホッフェンハイム)
序列:有力
タイプ:司令塔
背番号:?
国際大会経験値:なし
レオン・ゴレツカ(シャルケ)
序列:当落線上
タイプ:ダイナモ
背番号:?
国際大会経験値:なし
エムレ・ジャン(リバプール)
序列:当落線上
タイプ:司令塔
背番号:?
国際大会経験値:なし
ゴンサロ・カストロ(ドルトムント)
序列:当落線上
タイプ:ダイナモ
背番号:?
国際大会経験値:なし
ディエゴ・デンメ(ライプツィヒ)
序列:当落線上
タイプ:守備的MF
背番号:?
国際大会経験値:なし
ケレム・デミルパイ(ホッフェンハイム)
序列:当落線上
タイプ:ダイナモ
背番号:?
国際大会経験値:なし
ヨハネス・ガイス(シャルケ)
序列:当落線上
タイプ:司令塔
背番号:?
国際大会経験値:なし
クリストフ・クラマー(ボルシアMG)

序列:脱落?
タイプ:守備的MF
背番号:?
国際大会経験値:ワールドカップ2104
ラース・ベンダー(レバークーゼン)
序列:脱落?
タイプ:守備的MF
背番号:?
国際大会経験値:ユーロ2012
スベン・ベンダー(ドルトムント)
序列:脱落?
タイプ:守備的MF
背番号:?
国際大会経験値:なし
サッカードイツ代表メンバー戦力測定⑥攻撃的MF/セカンドトップ/ウインガー【枠:6~7】
サッカードイツ代表の攻撃時の変則性は今やスペイン代表を凌ぐほどです。
複数のフォーメーションと豊かな流動性を駆使して相手ゴールを陥落しますが、そのキーとなるのが攻撃的MF、セカンドトップ、ウインガーの編成となります。
フォーメーションによってはエジルなどがセンターハーフに吸収されるシチュエーションもあり、センターハーフの構成にも関わってきます。
不動の存在なのがそのエジル。
左足のクリエイターは豊かなスピードと超絶技巧を駆使して、1試合に10から20のチャンスを味方に供給することができます。
同じく不動の存在とされているのが、トーマス・ミュラーです。
2016-2017シーズンは不調でしたが、サッカードイツ代表では右ウイングやセカンドトップで起用され続けられているように、レーヴ監督からの信頼は非常に高いようです。
スペースを突くのがうまいミュラーはキープ力とラストパスのセンスが高いエジルとは相性が抜群で、この二人が生み出すポジションチェンジがサッカードイツ代表の攻撃の核となっています。
コンフェデレーションズカップに招集された選手の中では、ユリアン・ドラクスラーがほぼ当確と言えそうです。
23歳という年齢の割に経験値が高く、コンフェデレーションズカップではキャプテンを任されるようにレーヴ監督からの信頼も厚いようです。
トップ下に加えて両サイドこなせるのが最大の魅力で、得点力とアシスト能力のバランスが高い選手です。
ドラクスラーに次ぐのは、マンチェスターシティのリロイ・サネ。
左利きのウインガーで、縦に仕掛けてよし、内に切れ込んでよしのドリブラー。
グァルディオラ監督の下でメキメキと成長しているのが見て取れます。
面白そうなのは、レバークーゼンのユリアン・ブラント。
前線ならどこでもこなせるマルチロールで複数のフォーメーションを使い分けるサッカードイツ代表にとっては理想的な人材と言えるかもしれません。
状況次第でセンターフォワードでの起用もあるかもしれません。
厳しい状況に立たされたのが、ドルトムントの3人衆。
2014年のブラジルワールドカップの決勝で劇的なゴールを決めたゲッツェは、完全に自信を失って序列を下げたどころか、代謝障害という重病でピッチに立つこともできません。
未来の背番号10候補と言われ、ネイマールと同列に語られていた逸材がこのまま消えていってしまうのでしょうか?
同じくロイスも慢性的な怪我でピッチに立てない時期が長いメンバーです。
出場すれば、ゴールにアシストにとサッカードイツ代表の複数のフォーメーションを使い分けるサッカーにはうってつけの存在なのですが…
まずは1年を通して健康体を保ち、説得力のあるパフォーマンスを見せることがサッカードイツ代表のメンバーとしてワールドカップに招集されるために必要なことです。
シュールレはドルトムントで期待されたプレーを見せることができていません。
得点力が高いウイングでサッカードイツ代表には珍しいタイプだっただけに成長が頭打ちに終わったのは、非常に残念です。
今やレーヴ監督の選択肢にすら入っていないと噂されています。
<1番手>
メスト・エジル(アーセナル)
序列:不動
タイプ:ドリブラー/パサー
背番号:10
国際大会経験値:ワールドカップ2010、2014、ユーロ2012、2016
<2番手>
トーマス・ミュラー(バイエルン)
序列:不動
タイプ:シャドーストライカー
背番号:13
国際大会経験値:ワールドカップ2010、2014、ユーロ2012、2014
<3番手>
ユリアン・ドラクスラー(パリ・サンジェルマン)
序列:当確
タイプ:ドリブラー
背番号:?
国際大会経験値:ワールドカップ2014、ユーロ2012
<4番手以下>
リロイ・サネ(マンチェスター・シティ)
序列:有力
タイプ:ドリブラー
背番号:?
国際大会経験値:ユーロ2016
ユリアン・ブラント(レバークーゼン)
序列:有力
タイプ:ドリブラー/シャドーストライカー
背番号:?
国際大会経験値:なし
マルコ・ロイス(ドルトムント)
序列:当落線上
タイプ:ドリブラー/シャドーストライカー
背番号:?
国際大会経験値:ユーロ2012
アミン・ユネス(アヤックス)
序列:当落線上
タイプ:ドリブラー
背番号:?
国際大会経験値:なし
ラース・シュティンドル(ボルシアMG)
序列:当落線上
タイプ:パサー
背番号:?
国際大会経験値:なし
セルジュ・ニャブリ(ブレーメン→バイエルン)
序列:近未来の主力
タイプ:ドリブラー
背番号:?
国際大会経験値:なし
マックス・マイヤー(シャルケ)
序列:近未来の主力
タイプ:パサー
背番号:?
国際大会経験値:なし
マキシミリアン・フィリップ(ドルトムント)
序列:近未来の主力
タイプ:ドリブラー
背番号:?
国際大会経験値:なし
マリオ・ゲッツェ(ドルトムント)
序列:脱落?
タイプ:パサー
背番号:?
国際大会経験値:ユーロ2012、ワールドカップ2014、ユーロ2016
アンドレ・シュールレ(ドルトムント)
序列:脱落?
タイプ:ドリブラー
背番号:?
国際大会経験値:ワールドカップ2014
サッカードイツ代表メンバー戦力測定⑦センターフォワード【枠:1~2】
ここもサッカードイツ代表の長年の改善事案となるポジションです。
長年、ミロスラフ・クローゼが牽引したポジションですが、2014年にクローゼがサッカードイツ代表から退くと、人材の枯渇が叫ばれるようになりました。
ユーロ2016で救世主となったのは、マリオ・ゴメス。
バイエルン退団後にイタリアとトルコに活躍の場を移していた巨漢FWは、ドイツの人々から完全に忘れ去られた存在でした。
しかし、2015年にヴォルフスブルクに移籍すると、高い得点力を発揮してユーロのメンバーに滑り込みました。
ただし、周囲との連動性に課題を残しており、サッカードイツ代表のフォーメーション変更や流動性あるアタックに蓋をしてしまう危険性があるのも確かです。
現にレーヴ監督からの評価は高くないようで、2016-2017シーズンはブンデスリーガで★得点とゴールを量産しましたが、継続してサッカードイツ代表のメンバーには招集されていません。
コンフェデレーションズカップではタイプの異なる2人のメンバーが招集されており、レーヴ監督の選択に注目が集まっています。
ホッフェンハイムのサンドロ・ヴァーグナーは長身でパワーが自慢の生粋のセンターフォワードで、高さが最大の武器となっています。
周囲とどのような関係性を築けるかが、サッカードイツ代表のメンバーとして生き残っていくための課題でしょう。
まもなく30歳を迎え、成長的には頭打ちの感があります。
もう1人はライプツィヒのティモ・ベルナー。
相手DFラインの間断と裏のスペースを綺麗に突くのが上手い選手で、身長も180cmとヴァーグナーとは対象的なキャラクターを持っています。
サッカードイツ代表の切り替えの早いトランジションサッカーへの適性が高いことはライプツィヒで証明済で、コンフェデレーションズカップで説得力のある成果を残せば、意外とあっさりストライカーの1番手に躍り出るかもしれません。
<1番手>
マリオ・ゴメス(ヴォルフスブルク)
序列:有力
背番号:?
国際大会経験値:ユーロ2008、ワールドカップ2010、ユーロ2016
<2番手>
サンドロ・ヴァーグナー(ホッフェンハイム)
序列:有力
背番号:?
国際大会経験値:なし
<3番手>
ティモ・ベルナー(ライプツィヒ)
序列:有力
背番号:?
国際大会経験値:なし
<4番手>
デイビー・ゼルケ(ライプツィヒ→ヘルタ・ベルリン)
序列:近未来の主力
背番号:?
国際大会経験値:なし
今回紹介したサッカードイツ代表のメンバーはほんの一部分です。
国を挙げた一貫性のある育成方針を掲げるドイツは、多くのクラブで毎年のように多くの若手が台頭しています。
ライプツィヒのように20代前半の選手しか獲得しないというチームもあるほどです。
2017-2018シーズンだけでもメンバーの入れ替わりの可能性は非常に高いので、1年後どのようなメンバーが台頭しているかに注目が集まります。
あるいは中堅・ベテランの復活も多いにありえることです。
そして、サッカードイツ代表のメンバー選考に大きな影響を与えるのがフォーメーションです。
ここ2年間のサッカードイツ代表は主に4つのフォーメーションを採用してきました…
サッカードイツ代表はワールドカップでどのフォーメーションを採用するのか?
複数のフォーメーションに対応できるということは、相手の戦いに合わせたり自分達の調子のよい選手を大量にピッチに送り込むことができるという大きなメリットがあります。
サッカードイツ代表が採用するフォーメーションは大まかにわけて2つ。
3バックと4バックのフォーメーションを採用しています。
さらにそこから中盤の形が異なるフォーメーションが2つずつ用意されています。
それでは、サッカードイツ代表はどのようなフォーメーションを採用しているのでしょうか?
サッカードイツ代表のフォーメーション①4-2-3-1
このフォーメーションはここ数年のサッカードイツ代表がもっとも重用してきたフォーメーションです。
このフォーメーションはブラジルワールドカップを制覇したもので、サッカードイツ代表自慢の中盤に超一流のメンバーをずらりと配置することができました。
司令塔のシュバインシュタイガーと汗かき役のケディラのダブルボランチの前方にクロース、エジル、ゲッツェなどのタレントを配することで、ポゼッションで圧倒的な優位性を発揮したフォーメーションです。
1トップの主力はクローゼでしたが、ゲッツェをセンターフォワードに置く0トップは革新的な戦術でした。
ゲッツェが調子を崩し、このフォーメーションが棚上げされてしまったのは、非常に残念です。
上述したようにゲッツェやシュールレ、ロイスなど戦力の地盤沈下とシュバインシュタイガーの代表引退が重なったことで、タレント力は維持することができませんでしたが、今でもサッカードイツ代表のメインとなるフォーメーションです。
サッカードイツ代表のフォーメーション②4-1-4-1
このフォーメーションはトップ下を排除しつつも2列目に攻撃的なキャラクターを4枚並べる前傾志向のフォーメーションです。
このフォーメーションはアンカー(中盤の底)を務めていたシュバインシュタイガーの代表引退と共に採用される頻度がやや少なくなりました。
シュバインシュタイガーに代わってアンカーを務め上げられるとしたら、やはりドルトムントのヴァイグルしかいないでしょう。
高い守備力と試合の流れをよむインテリジェンスを備えているこの超逸材は攻撃面の貢献度を向上させれば世界屈指の守備的MFとしての大成が見えてくるでしょう。
既にバルセロナやレアルマドリードの獲得リストに名前が挙がっているとも噂されています。
ヴァイグルの前方にクロース、エジル、ミュラー、ドラクスラーなどが並べば、魅惑のアタックを保証してくれるフォーメーションです。
サッカードイツ代表のフォーメーション③3-5-2
ユーロ2016で何度かお目見えしたのがこの3-5-2のフォーメーションです。
1990年代のサッカードイツ代表を思わせるような古典的なフォーメーションですが、ビルドアップのセンスを備えたセンターバック陣と多彩なMF陣によってモダンなスタイルに形を変えて復権しています。
攻撃の核となるのは2トップの後方に置かれるエジルです。
ほとんどの攻撃がエジルを経由して行われ、両ウイングバックが常に高い位置を保ちながら、2トップは相手の背後を狙う動きを繰り返します。
サッカードイツ代表はFWがやや人材不足で、2トップを配するにはややもったいないと感じてしまうのも事実。
人材のバランスを考えてもこのフォーメーションは一度棚上げし、より中盤の枚数を増やしたフォーメーションを模索すべきなのかもしれません。
サッカードイツ代表のフォーメーション④3-4-3
こちらが、ここ最近のサッカードイツ代表が何度か採用しているフォーメーションです。
センターフォワードを一枚しかおかず、その後方に相手にあわせたアタッカーをオフセットするスタイルです。
よりサイドアタックを重視するならサネのようなウイングタイプを、中盤との連動を重視するならドラクスラー、得点力重視ならミュラーやブラントが置かれる頻度が増えています。
このフォーメーションでも当然攻撃の中核はエジルで、3トップの右に配置されることが増えています。
いずれにしてもサッカードイツ代表の最大のストロングポイントは中盤であり、センターフォワードの人選はいかに中盤と連動できるかが重要な素養となっています。
そして、最後にサッカードイツ代表の背番号をお伝えしましょう。
先日ルーカス・ポドルスキがサッカードイツ代表を引退し、10番が空位となりました。
何人かの選手は絶対的な地位を確保しており、ユーロの時の背番号がそのまま継続されるでしょう。
背番号1:ノイアー
背番号2:ムスタフィ
背番号3:ヘクター?
背番号4:ヘーヴェデス
背番号5:フンメルス
背番号6:ケディラ
背番号7:?
背番号8:クロース?
背番号9:?
背番号10:エジル
背番号11:ドラクスラー
背番号12:レノ?
背番号13:ミュラー
背番号14:?
背番号15:ヴァイグル?
背番号16:?
背番号17:ボアテング
背番号18:?
背番号19:?
背番号20:サネ?
背番号21:キミッヒ?
背番号22:テア・シュテーゲン
背番号23:ゴメス?
今回はサッカードイツ代表のメンバー、フォーメーション、背番号についてお伝えしました。
人材の宝庫であるサッカードイツ代表はワールドカップ優勝後も奢らずに才能の発掘に注力し、戦術的な強化も全く怠ることがありません。

果たして、ワールドカップ連覇を達成するっことができるのか、この1年間のサッカードイツ代表の歩みに注目しましょう。
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