サッカー日本代表がキリンチャレンジカップのオマーン戦、そしてアジア最終予選のサウジアラビア戦に向けたメンバー25人を発表しました。
正直なところ、このオマーン戦とサウジアラビア戦のメンバー発表を見たときにはあまりに変わりばえのしないメンバーが選ばれたことに対して、怒りを覚えました。
それはサッカー日本代表がまた無意味な試合を一つ消化しようとしているからです。
ハリルホジッチ監督はまた、いつものようなメンバーを起用して、結果意外になんの収穫も得ない代表ウィークを過ごすことになりそうです。
あなたはこの記事を読んだときにさらにハリルホジッチ監督とサッカー日本代表に対しての失望を深めるでしょう。
私がサッカー日本代表対オマーン戦のメンバーに、このように感じたのには3つの理由があります。
本日はサッカー日本代表対オマーンのスタメン予想と、この試合が無意味な3つの理由をお伝えします。
なぜ、あのベンチウォーマーはオマーン戦のメンバーに呼ばれたのか?
11月4日、サッカー日本代表のハリルホジッチ監督がキリンチャレンジカップのオマーン戦とワールドカップアジア最終予選のサウジアラビア戦に臨む25人のメンバーを発表しました。
こちらがその25人のメンバーです。
▼GK
西川周作(浦和レッズ)
川島永嗣(FCメス/フランス)
東口順昭(ガンバ大阪)
▼DF
酒井宏樹(マルセイユ/フランス)
酒井高徳(ハンブルガーSV/ドイツ)
長友佑都(インテル/イタリア)
槙野智章(浦和レッズ)
吉田麻也(サウサンプトン/イングランド)
森重真人(FC東京)
丸山祐市(FC東京)
植田直通(鹿島アントラーズ)
▼MF
長谷部誠(フランクフルト/ドイツ)
山口蛍(セレッソ大阪)
井手口陽介(ガンバ大阪)
永木亮太(鹿島アントラーズ)
香川真司(ドルトムント/ドイツ)
清武弘嗣(セビージャ/スペイン)
小林祐希(ヘーレンフェーン/オランダ)
▼FW
本田圭佑(ミラン/イタリア)
浅野拓磨(シュツットガルト/ドイツ)
原口元気(ヘルタ・ベルリン/ドイツ)
齋藤学(横浜F・マリノス)
大迫勇也(ケルン/ドイツ)
岡崎慎司(レスター・シティ/イングランド)
久保裕也(ヤングボーイズ/スイス)
ガンバ大阪の井手口陽介、ヘーレンフェーンの小林祐希、ケルンの大迫勇也、ヤングボーイズの久保裕也など、普段あまり招集されたことがないメンバーがオマーン戦とサウジアラビア戦に向けて招集されています。
目新しさもある一方で、また相変わらずあの男が呼ばれつづけています。
そう、本田圭佑です…
所属するミランでスタメン獲得はおろか、出場時間を確保することすらままならない本田圭佑がこのオマーン戦とサウジアラビア戦でも招集されています。
これまではサッカー日本代表では悪くないパフォーマンスを見せていたからこそ、招集には大きな異論が出ませんでしたが、ここ最近はサッカー日本代表でもかなり悪いパフォーマンスを見せています。
恐らくハリルホジッチ監督はオマーン戦とサウジアラビア戦で本田圭佑を起用する算段なのでしょう。
そして、より重要度の高いサウジアラビア戦ではスタメンに抜擢されるはずです…
なぜ、ここまでパフォーマンスが酷い本田圭佑は常にサッカー日本代表ではスタメンクラスとして起用されるのでしょうか?
本田圭佑がサッカー日本代表でスタメン起用される理由!
本田圭佑は必ずスタメンで起用されるサッカー日本代表での立場に安心し、サッカー日本代表の試合を「リハビリ」として利用しています。
こうして試合勘を取り戻して、ミランでも地位とパフォーマンスを取り戻す。
本田圭佑はそんな風に考えています。
ミランもミランでベンチで不遇の選手が代表での試合を通して、コンディションを取り戻してくれれば、言うことはありません。
クラブ側がサッカー日本代表戦への出場を推奨してくれるのであれば、欧州組をこよなく愛するハリルホジッチ監督にとっても悪い話ではありません。快く本田圭佑をスタメンとしてピッチに送り出すことができます。
それでも今のところ本田圭佑はサッカー日本代表の試合でプレー感覚を取り戻しながらも、なかなか高いパフォーマンスを発揮できていません…
もはやプレー面でも精神面でも貢献できそうにない本田圭佑はまたオマーン戦やサウジアラビア戦でスタメン起用されるのでしょうか?

それでは次は11日に行われるオマーン戦のスタメン予想です!
これがオマーン戦の予想スタメンだ!
こちらがサッカー日本代表対オマーンのスタメン予想です!
GK:西川周作
DF:酒井宏樹、酒井高徳、吉田麻也、森重真人
MF:長谷部誠、井手口陽介、清武弘嗣
FW:浅野琢磨、小林勇気、大迫勇也
こちらがサッカー日本代表対オマーンのスタメン予想です。
今予選で失点が多い守備陣は守備組織の構築のためにスタメンクラスがそのまま抜擢されると予想されます。
所属するフランクフルトでリベロのスタメンでプレーする長谷部誠は前半のみの出場で、後半は永木、山口らにスイッチするという算段かもしれません。
前線はトップ下の清武とウイングの小林が細かくポジションを入れ替える流動性の高い布陣になると予想されます。スピードのある浅野をウイングで、そして最近では最も期待値が高い大迫勇也をセンターフォワードを起用すると予想されています。久保裕也も大迫勇也もこのオマーン戦で確実に出番が訪れるでしょう。
以上がサッカー日本代表対オマーンのスタメンです。
もちろんこのオマーン戦はあくまでサウジアラビアを想定した戦いであり、結果以上に内容に意味があります。とはいえ、真剣勝負を想定した強化試合なので、結果を出すというところに対してもこだわりを持って臨まなければなりません。
怪我の香川真司はオマーン戦ではスタメンから外れると言われています。
しかし、このオマーン戦が無意味に帰する可能性が高いと言わざるを得ません…
そして、それには3つの理由があります。
サッカー日本代表対オマーン戦のスタメンや結果が無意味な理由①若手起用は批判を逃れるためだから
これがサッカー日本代表対オマーン戦のスタメンや結果が無意味なひとつめの理由です。
ハリルホジッチはリオオリンピックに出場した若手や、国内外の有望は選手の招集に目を向けず、とことん2014年ブラジルワールドカップのメンバーにこだわって、この1年間スタメンを練り上げてきました。
そのことに関しては大きな批判を呼んでおり、今回ハリルホジッチ監督が大迫や小林を招集したのは、若手軽視の批判をかわすためだったと言われています。
現に絶対に落とせなかった10月のオーストラリア戦でも所属クラブでほとんど試合に出ておらずコンディションがままならない本田圭佑や香川真司を信頼してスタメン起用しました。
結果はスタメンで起用されたこの2人はなんら印象的なプレーを見せることが出来ず、堅守に救われた形となりました。
恐らくハリルホジッチ監督はこのオマーン戦ではひとまず若手を率先してスタメン起用して批判をかわし、アジア最終予選のサウジアラビア戦では自分が信頼する選手たちをスタメン起用することになるでしょう。
この指揮官の行き当たりバッタリのスタメンのやりくりは限界を迎えつつあるのですが…
サッカー日本代表対オマーン戦のスタメンや結果が無意味な理由②オマーンは仮想サウジアラビアにはほど遠い
オマーンが仮想サウジアラビアにはほど遠いというのも、 オマーン戦が無意味に期する可能性が高い理由です。
サウジアラビアは伝統的に攻撃に比重を置いたサッカーを展開しま す。
一方でオマーンはこれまで何度もサッカー日本代表と戦ってきまし たが、一様に自陣ゴール前に人数をかけたDFで壁を築くのが、 常套手段になっています。
「ハリルホジッチはアジアの戦い方を知らない」
とよく批判されますが、 サウジアラビアを想定してのオマーン戦は明らかに間違ったチョイ スを言わざるを得ません。
思えばハリルホジッチ監督は、 6月にもアジア最終予選を想定して、キリンカップに臨み、 ブルガリア、ボスニア・ヘルツェゴビナと対戦しました。
このキリンカップは対オーストラリアを想定してのものだったと言われていますが、ボールを支配して戦ったキリンカップに対して、 実際のオーストラリア戦では完全にボールを放棄しての戦いとなり ました。
これでは、なんのためのキリンカップだったのか、 と疑われても仕方ありません。

ハリルホジッチがどの程度本気でこのオマーン戦に臨むのかわかり ませんが、 一つの試合から教訓を得る姿勢と修正力がなければこのオマーン戦 がどのような戦いになろうと、スタメンが誰になろうと、 難しい展開になることは間違いなさそうです。
サッカー日本代表対オマーン戦のスタメンや結果が無意味な理由③攻撃のコンセプトを見出せない
これがサッカー日本代表対オマーン戦のスタメンや結果がどうであろうと無意味な最大の理由です。
相手の守備の比重は違えど、サウジアラビア戦のテストとして行われるオマーン戦では、必ず点を取りに行かなければなりません。
なぜなら、現在サウジアラビアはアジア最終予選で首位を走っており、彼らに勝利すれば、オーストラリアの結果次第では首位に立てる可能性も十分にあるからです。
当然勝利を手にするにはゴールを決めなければなりません。
しかし、今回ハリルホジッチ監督は中盤から前線にパスを配球する司令塔を一切招集しませんでした。
これまで司令塔のスタメンだった柏木は、ここ最近の不調から、今回はメンバーから除外されています。
好調フロンターレを牽引するベテラン中村憲剛は、何度も招集を期待されながら今回も選外となっています。
果たして、彼ら抜きでどのような攻撃の方法を描いているのでしょうか?
恐らく司令塔スタメンには山口か井手口が任される可能性がありますが、彼らが攻撃に幅と奥行きをもたらせるかは甚だ疑問と言わざるを得ず、何よりも彼らはスタメンすら確約されていません。
攻撃のビジョンをスタメンクラスの選手たちと共有するには時間を要しますが、山口や井手口をいきなり司令塔の役割としてスタメンに抜てきしても無理があるでしょう。
強いて言うなら山口の方が適任ですが、彼はJ2でプレーしていることがハリルホジッチ監督にとってネックになっているようです。
もし仮にサウジアラビア戦で攻撃的に振る舞うと想定して、オマーン戦に臨むのであれば、ハリルホジッチ監督は大きな人選ミスをしているように映ります。
スタメン起用できる司令塔タイプを招集しなかったことが、オマーン戦、サウジアラビア戦にどのように響くのでしょうか?
日本メディアから激しく嫌悪されているハリルホジッチ監督は結果はもちろん内容でも人々を納得させなければなりません。
よい結果を導くための下地作りが、彼自身にとっても非常に重要なのには理由があります…
なぜ、ハリルホジッチは内容まで問われているのか?
過去のサッカー日本代表監督はアジア最終予選ではいかなるスタメンであろうとも、内容であろうとも、結果さえ出せば、ひとまずは続投することができました。
しかし、ハリルホジッチ監督の場合は違います。
結果が出ないことを責任転嫁する傾向があったり、Jリーグを批判するなど、不可解な言動によって自分自身の立場をまずいものにしてしまいました。
そのため、メディアはこの監督が言い逃れできないようなウィークポイントを探そうと目を光らせています。
10月のオーストラリア戦はアウェーということもあり、引き分けという結果は上々でしたが、国内メディアだけでなく、インターネットの反応も非常に悪く、ハリルホジッチ監督は総叩きになっていました。
今のままでは、結果を出したとしても内容次第では、ワールドカップ出場権を手にしたとしても、解任される可能性があるでしょう。
もちろんワールドカップへの出場権を逃してしまえば、ハリルホジッチ監督の解任は確実。
それほどハリルホジッチは孤立無援の状態に陥っているようです。
果たしてハリルホジッチはオマーン戦にどのようなスタメンを送り出すのでしょうか?
本日はサッカー日本代表対オマーンのスタメン予想をお伝えしました。
そして下のリンクにはサッカー日本代表の日程が書かれています。この記事を読めば、いつ、どの国と、どこで対戦するのか、全て網羅することができるでしょう。サッカー日本代表を応援するためには必ず読むべき内容となっています。
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