深夜の放送ながら、ロシアワールドカップアジア最終予選の後半の大一番であるUAE戦を観戦した人は非常に多かったのではないでしょうか?
放送は23日深夜の3時になろうか、というところまで行われましたが、眠気よりもサッカー日本代表UAE戦での内容の良さに驚いた方は多かったのではないでしょうか?
しかし、戦いはまだ終わったわけではありません…
次は28日にワールドカップ予選の第7節タイ戦が行われます。
このタイ戦はサッカー日本代表にとっては2017年最初の国内での試合となります。
あまりにもUAE戦の内容が良かったことで、このタイ戦には楽勝ムードも漂っていますが、相手がタイだからこそ、難しいシチュエーションということもあります。
今回はサッカー日本代表対タイ戦のスタメン予想と放送時間、そして展望をお伝えします。
サッカー日本代表がUAE戦で抱えた大きな代償…
23日の深夜に放送されたサッカー日本代表対UAE代表。
ホームでは敗れた相手とあり、大きな注目を集めたこのリベンジマッチは、久保裕也と今野泰幸のゴールで2-0の完封勝利を収めました。
深夜の放送もあり、眠気と戦いながら試合を見ていた人も多かったと思いますが、サッカー日本代表の内容の良さに眠気が吹っ飛んだのではないでしょうか?
しかし、UAE戦の勝利は代償も大きかったのも事実なのです。
UAE戦勝利の立役者である今野泰幸は骨折、そしてポストプレーでチャンスメークに貢献していた大迫勇也は試合中に負傷し、サッカー日本代表を離脱しています。
また、UAE戦には出場しなかったFC東京の高萩洋次郎も右足の指の骨折で離脱しています。
タイ戦に向けて、浦和レッズの遠藤航と川崎フロンターレの小林悠が追加招集されています、
今野も大迫もUAE戦で素晴らしいパフォーマンスを見せた選手であり、離脱には大きなダメージがあります…
いかにしてタイ代表はサッカー日本代表を封じ込めるか?
タイ代表はサッカー日本代表に比べると大きく力が劣る相手です。
しかし、力が劣るからこそ、戦い方が明確で、ブレがない。
恐らくサッカー日本代表に対しては11人全員が自陣に引きこもり、数少ないカウンターやセットプレーを繰り出してくるでしょう。
例え、力の差があろうと、11人全員が自陣に引き込まれてはサッカー日本代表であっても苦労してしまいます。
それでは、サッカー日本代表はどのようなスタメンでこのタイ戦を乗り切るのでしょうか?
コレがタイ代表の攻略法だ!
大迫がいなくなってしまった以上、サッカー日本代表には高さが失われます。
そもそも、それほど体格が大きくないサッカー日本代表にとっては今回のタイ戦で高さは大きな武器にならないでしょう。
もちろん、吉田・森重らが加わるセットプレーは別ですが…
香川真司の調子がさほど悪くなく、しかも今野、高萩とセンターハーフに怪我人が多い以上、フォーメーションは4-1-4-1が良いのではないでしょうか?
UAE戦のスタメンから入れ替えるのは4人です。
GK:川島永嗣→西川周作
DF::長友佑都→酒井高徳
MF:今野泰幸→倉田秋
FW:大迫勇也→清武弘嗣
この4人をスタメンに起用すべきでしょう。
UAE戦では全く試合勘のない川島永嗣のスタメン起用という大博打が結果的に成功に終わりましたが、さすがにタイ戦でも起用することはないでしょう。

とはいえ、UAE戦でわかったのはハリルホジッチの西川周作に対する信頼の低さです。
クラブも含めた移動距離があまりに長い酒井高徳は、コンディションを考慮してUAE戦ではスタメンから外れましたが、タイ戦ではスタメンで起用されるでしょう。
長友佑都に比べてクロスの制精度と威力が高く、攻撃面の貢献が期待できるはずです。
今野泰幸の代わりにより、攻撃的でスキルフルな倉田がスタメン抜擢となるでしょうが、よりカウンターを警戒するのであれば、遠藤航と山口蛍でダブルボランチを組むことになるかもしれません。
前線は久保裕也をセンターフォワードに起用し、その久保が空けた右サイドには清武弘嗣をスタメンに抜擢すべきでしょう。
香川真司とのコンビは試すべきオプションであり、何よりこの二人であればタイの分厚い守備陣を細かいパスワークで攻略することができます。
UAE戦に関してはセットプレーのキッカーを香川真司が担当していましたが、どうしても精度が低く、チャンスを演出することができませんでした。
吉田麻也の高さを活かすためにも正確なキックが持ち味の清武弘嗣はスタメン起用すべきでしょう。
サッカー日本代表では右サイドで起用される機会が多い久保ですが、ベルギーのヘントで加入直後にスタメンを奪取し、7試合で5得点という好調ぶりを活かさない手はありません。
本来のポジションではないとは言え、センターフォワードのスタメンは、今は久保に任せるべきでしょう。
ハリルホジッチ監督は3月16日のメンバー発表の際に、タイ戦で宇佐美貴史の起用を示唆しましたが、今はスタメンを変更する必要がないでしょう。
確かに宇佐美の繊細なタッチのドリブルはタイのように引いて構えるチームには非常に効果的ではありますが、そもそも所属するアウクスブルクではほとんど出場機会がないので、試合勘すら掴めないのではないでしょうか?
サッカー日本代表の左ウイングは原口元気であり、アジア最終予選のトップスコアラーをわざわざ外してまで、宇佐美のスタメン起用にこだわる必要性がないように思えます。
タイ代表戦スタメン予想!コレが理想の11人だ!
これらのことを踏まえると、サッカー日本代表のタイ戦のスタメン予想はこのようになります。
GK:西川周作
DF:吉田麻也
DF:森重真人
DF:酒井宏樹
DF:酒井高徳
MF:山口蛍
MF:倉田秋
MF:香川真司

MF:清武弘嗣
FW:原口元気
FW:久保裕也
この11人がサッカー日本代表のタイ戦のスタメン予想です。
欲を言えばこのタイ戦はなるべく大量得点差で勝利したい試合です。
3-0か4-0、それ以上ならさらに望ましいでしょう。
この試合のスコア次第で、同勝ち点でならぶサウジアラビアを得失点差で上回ることができるからです。
サッカー日本代表の勝ち点は13で得失点差は+5の2位、サウジアラビアは+7で首位を走っています。
スタメンクラスを全て並べなくてもこのタイ戦には問題なく勝利できるという声もあるようですが、ここは持てる戦力を全て投下し、大量得点勝利という目標に向かってチームで一致団結すべきでしょう。
準スタメンクラスやセカンドラインを試すのは得点差がついてからで良いのではないでしょうか?
特にこのワールドカップ予選では大量得点での勝利が全くないサッカー日本代表ですが、タイ相手とはいえ、11人全員が引いてくる相手に対して大量得点を奪えば、チームとして大きな自信になるはずです。
深夜の放送で、味方の観衆も少なかったUAE戦とは違い、タイ戦は放送時間も19時台と恵まれています。
2017年最初の国内代表戦とあって、観衆も選手たちを後押ししてくれるでしょう。
UAE代表からの勝利はサッカー日本代表に蔓延していた嫌な雰囲気を振り払う助けになったように思います。
ここはさらにチームに勢いをつけるためにも完全勝利が望まれるシチェーションです。
サッカー日本代表対タイ代表放送時間は!?
UAE戦は放送時間が遅すぎたため、見れなかったという人も多かったかもしれませんが、このタイ戦は国内での放送ということもあり、ゴールデンタイムでの視聴可能です。
コレがサッカー日本代表対タイ代表戦の放送時間です!
【ロシアワールドカップアジア最終予選第7節・サッカー日本代表VSタイ代表】
放送日時:3月28日(火)19:00~
コチラがサッカー日本代表対タイ代表の放送時間です。
放送はテレビ朝日で行われます。
会場は埼玉スタジアムです!
2017年最初の国内で行われる代表戦とあって、非常に楽しみにしていた方が多いのではないでしょうか?
現地に観戦に行けない方は、是非放送を見て、サッカー日本代表を応援しましょう!
今回はサッカー日本代表のタイ戦のスタメン予想と放送時間についてお伝えしました。
そして下のリンクでは2016年から2017年にかけて行われているロシアワールドカップのアジア最終予選の主要メンバーについてお伝えしています。過去の試合のスタメンはもちろん、招集メンバーまで網羅しており、今回の予選の主戦力を測ることができます。

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