サッカー日本代表に世代交代は必要か!?

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サッカー日本代表には確実に高齢化の波が迫っています…

先のUAE戦でもサッカー日本代表を救ったのは34歳の今野泰幸 であり、33歳の川島永嗣でした。

そして…

2018年ロシアワールドカップ開幕時には32歳になる本田圭佑 、長友佑都、同じく33歳になる岡崎慎司など、超高齢化しつつあ るのです…

この状況は短期的には決して良くないことではありません…

しかし、2018年のロシアワールドカップ以降のことを考えると 、サッカー日本代表にとっては致命的問題になりうるでしょう。

果たして、サッカー日本代表に世代交代は必要なのでしょうか?

サッカー日本代表に高齢化の波が押し寄せる…

サッカー日本代表高齢化せています…

ハリルホジッチ監督が現在のメンバーをベースに戦い続け、ロシア ワールドカップも変わらぬメンバーで臨むのであれば、2018年以降のサッカー日本代表は深刻経験不足に苦しむことになるでし ょう。

特に今回のロシアワールドカップのアジア最終予選ではアジアの新興勢力との戦いに苦戦を強いられました。

今後も新興勢力は確実に力をつけていくでしょう。

そうなれば、サッカー日本代表がワールドカップの常連でいられな くなります。

だからこそ円滑世代交代必要になるのです。

【警告】サッカー日本代表超高齢化の実態

サッカー日本代表には段階的な世代交代が求められています…

その理由はサッカー日本代表の主要メンバーが超高齢化状態にある からです…

こちらがその実態です…

▼GK
川島永嗣(34歳)
西川周作(30歳)
林彰洋(30歳)
東口順昭(31歳)

▼DF
長友佑都(30歳)
吉田麻也(28歳)
森重真人(29歳)
酒井宏樹(26歳)
酒井高徳(26歳)
槙野智章(29歳)

▼MF
長谷部誠(33歳)
今野泰幸(34歳)
山口蛍(26歳)
倉田秋(28歳)
香川真司(28歳)
清武弘嗣(27歳)

▼FW
本田圭佑(30歳)
岡崎慎司(30歳)
原口元気(25歳)
久保裕也(23歳)
大迫勇也(26歳)

この21人は現時点でサッカー日本代表の主力といえる選手です。

明らかに世代交代が進んでいるポジションと、世代交代が進んでい ないポジションがあるのがわかります…

サッカー日本代表の世代交代が必要なポジションとは!?

この1年で大きく世代交代が進んだのがサイドバックと前線です。

しかし、完全に世代交代が済んだかというとそうではないですし、 もうしばらく時間をかけながらマイナーチェンジをしていくべきポ ジションでしょう。

そして、世代交代が急務なポジションもあります…

世代交代推進ポジション①GK

現在のサッカー日本代表の主力GKのほとんどが30歳を超えてい ます。

GKというポジションの特性上、 30歳という年齢は決して高齢ではありませんが、 3人という枠を考慮すると①中堅orベテラン正GK、②若手GK、③ ベテランGKという構成がベストなのではないでしょうか。

恐らくロシアワールドカップ後の世代交代の筆頭を担うのは柏レイ ソルでプレーする中村航輔です。

2016年に行われたリオオリンピックに途中から正GKとして2 試合に出場し、安定したプレーを披露しました。

同じくリオオリンピック世代で、 現在鹿島アントラーズからファジアーノ岡山にレンタル移籍中の櫛引政敏も注目の存在です。

リオオリンピックでは初戦のコロンビア戦で残念な結果に終わって しまいましたが、そのポテンシャルは折り紙付きです。

リオオリンピックで失ってしまった自信を一日も早く岡山で回復し 、再びJ1でプレーする必要があるでしょう。

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世代交代推進ポジション②中盤センター

長谷部誠と山口蛍のコンビが基本となっている中盤センターですが 、先のUAE戦でガンバ大阪の今野泰幸が大活躍したことで、この ベテランが再びサッカー日本代表の主力になる可能性が高まったと 言えるでしょう。

長谷部誠が33歳、今野泰幸が34歳という年齢を考えると中盤センターはサッカー日本代表で世代交代が急務なポジションです。

役割的に運動量が求められ、ハードなポジションであり、ワールドカップ後の予選に向けて軸となる選手を決めながら若い選手を1人 か2人招集し、段階的世代交代るべきでしょう。

軸となるのはもちろん山口蛍

既にブラジルワールドカップを経験しており、2022年でも31 歳という熟練した年齢に突入します。

焦点が集まるのは誰を世代交代の旗手として招集するか、ハリルホジッチ現監督の評価が高いのは浦和レッズの遠藤航のようですが、 遠藤はここ最近、所属クラブでは最終ラインの中央を任されていま す。今後、遠藤がどのような成長を描くかで、中盤センターの世代 交代の青写真は変わっていくでしょう。

サッカー日本代表のセンターバックには昌子源と植田直通という二人の若き才能が控えています。そのため、遠藤航は中盤も最終ライ ンもこなせる守備者として成長するのが、サッカー日本代表にとって有益なのではないでしょうか。

次点は川崎フロンターレの大島僚太

遠藤とはタイプが異なる司令塔タイプで、ショートパスによりビル ドアップに持ち味があります。

2016年9月のUAE戦では不安定なプレーに終止しましたが、 現在の川崎フロンターレでは素晴らしいプレーを見せています。

世代交代を計るためにももう一度、チャンスを与えるべきでしょう 。

また、ガンバ大阪の井手口陽介も非常に面白い存在です。

19歳ながら2016年からガンバ大阪で主力を務めており、 遠藤保仁、今野泰幸、 倉田秋という新旧サッカー日本代表と中盤を形成しています。

それだけでも非常に豊かな経験を積み重ねていることになります。

性格的に非常に鼻っ柱が強く、 井手口陽介がサッカー日本代表に定着すれば、 世代交代は大きく促進されるでしょう。

また、世代交代とはいえないかもしれませんが、 鹿島アントラーズの永木亮太もサッカー日本代表に加えたい人材です。

スタミナが豊富で、技術も正確、そしてプレーにムラがほとんどありません。

鹿島アントラーズでは入団初年度からキャプテンを任せられたよう に、確かなパーソナリティを備えているように見えます。

世代交代推進ポジション③攻撃的MF・トップ下

現在のサッカー日本代表の2列目を担うのは、香川真司本田圭佑原口元気清武弘嗣が主力になっています。

本田圭佑は既に30歳を超えており、しかもロシアワールドカップを1年後に見据えてクラブでも代表でも不安定な立場にあります。

恐らく、経験を考慮してロシアワールドカップには招集されるでしょう。

しかし、このままクラブで全く出られない状況が続くのであれば落選させることも考えなければなりません。

2017年6月にはミランとの契約が切れて、フリーになりますが、次の所属先でのプレーが本田圭佑のここ1年~2年の未来を左右するでしょう。

世代交代の対象として真っ先に粛清される可能性きいのは、間違いなくこの本田圭佑です。

そして、この男に代わり得る存在は南野拓実でしょう。

体格こそ本田圭佑に比べると小柄ですが、フィジカルコンタクトに強く、得点力が高い点が良く似通っています。

セレッソ大阪出身の選手らしく足元の技術が高いのは、本田圭佑との大きな違いです。

既に実力的にはサッカー日本代表にいつ選ばれてもおかしくない存在で、2列目の世代交代の筆頭にいる存在と言えるでしょう。

東京オリンピック世代ですが、久保建英も、ロシアワールドカップ以降を見据えれば、招集しても良いかもしれません。

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親善試合で段階的に実力を見極めながら、2022年のカタールワールドカップでは主力に置くようなつもりで育てていくべきです。

時期尚早の感もありますが、既にU-20に飛び級で招集されており、彼を戦力に含めることができれば大きく世代交代が促進されるでしょう。

左利きで、トップ下ともセカンドトップともいえるタイプですが、時間と空間を支配し、味方にプレーする余裕を与えられることから、トップ下にこそ適性があるように見えます。

かなりリスクの高い賭けとなりますが、思い切ってロシアワールドカップに召集してもよいかもしれません。

それほど久保建英は突出した才能を持っています。

また、同じくトップ下ではトッテナムに所属するサイ・ゴダードも非常に面白い存在。

久保健英と同じく東京オリンピックの世代ですが、トッテナムで優秀なユース選手と共に練習しており、国際舞台での期待値は自ずと高まるでしょう。

もちろん、サイも久保健英と同じく段階的にサッカー日本代表に馴染ませていく形となりますが、期待値の大きい選手です。

世代交代推進ポジション④フォワード

大迫勇也がレギュラーを確保した感があるセンターフォワードは、控えの岡崎に次ぐ人材の確保が求められます。

理想は久保裕也を右のウイングで育成させつつ、正しいタイミングで中央にシフトすること。

それは2022年前後でも問題ないでしょうが、久保裕也の得点力を生かすのは、世代交代だけでなく、あらゆる面において、サッカー日本代表にとってポジティブな出来事になるでしょう。

これまでは本田圭佑依存が高かったサッカー日本代表ですが、久保はその鼻っ柱の強さや逆境に対する反発力でレギュラー確保に向けて健闘しています。

UAE戦では殊勲の先制ゴールを奪いましたが、とにかく酒井宏樹や大迫勇也との連携が良く、もう少し練習を重ねれば、驚異的なユニットが完成するかもしれません。

これは明らかに攻撃停滞させたり、プレー選択間違えている本田圭佑に比べると、チームという生き物が大きく進化するチャンスと言えるでしょう。

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世代交代はもちろんのこと、チームが戦術的に活性化するという点も久保裕也起用のポジティブポイントです。

久保裕也と同じくリオオリンピック世代には、鈴木武蔵とオナイウ阿道という逸材がいますが、彼らは2017年の活躍次第でしょう。

鈴木武蔵は怪我との戦いが、オナイウは選手層の厚いレッズの前線で出場機会が得られるかがサッカー日本代表招集へのポイントとなるでしょう。

そして、もう一人の世代交代の騎手は2022年どころか、ロシアワールドカップでもメンバーに抜擢されるかもしれません。

その男は、鹿島アントラーズの鈴木優磨

2016年のJリーグで9得点と飛躍した21歳は2017年シーズンで既に5ゴールを挙げています。

鹿島アントラーズが大枚をはたいて獲得したペドロジュニオールからポジションを奪い取りつつあり、このままの勢いで一気にサッカー日本代表の地位まで上り詰めてしまうかもしれません。

鹿島アントラーズではサイドでも起用されており、戦術の幅も広げています。

ハリルホジッチ監督も既に何度もチェックにスタジアムに足を運んでおり、鈴木優磨がサッカー日本代表に抜擢されれば、前線の世代交代も大きく促進されるでしょう。

今後10年、このポジションは安泰と言える逸材です。

もちろん、ここで紹介できなかった選手にもサッカー日本代表の未来を担う、世代交代旗手はたくさんいます。

まずは2017年の5月には韓国で行われるUー20ワールドカップに注目すべきでしょう。

上旬した久保健英など若手の逸材がひしめいています。

彼らの多くは4年から5年後、サッカー日本代表の中心かそれに準ずる存在になり、世代交代を促進する存在になっているでしょう。

今回はサッカー日本代表の世代交代についてお伝えしました。

そして、下のリンクではアジア最終予選のサッカー日本代表の主要メンバーと予選全試合のスタメンをお伝えしています。この記事を読めば、サッカー日本代表がどのようなメンバーで戦ってきたのか、知ることが出来るでしょう。

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