ドルトムントに復帰したゲッツェが、まさかここまで落ちぶれると、あなたは想像できましたか?
ドルトムントでクラブ史上最高のプロダクトと賞賛されながら、バイエルン移籍を機に、一気にキャリアが転落したゲッツェが、2016年に復帰したドルトムントに復帰した今も、長いトンネルの中で苦しんでいます…
ついにはドルトムントからの再移籍の噂まで聞こえてきました。
果たして、ドルトムントのゲッツェの移籍は再び実現するのでしょうか?
ドルトムントに復帰したゲッツェに再び移籍の噂が浮上した理由…
2016年に3年を過ごしたバイエルンから、ドルトムントに復帰したドイツ代表マリオ・ゲッツェ。
ドルトムント史上最高のプロダクトとして、2013年の夏に40億円にも上る移籍金でバイエルンに移籍しましたが、ほとんどインパクトを残すことが出来ませんでした。
ドルトムントからバイエルンへの移籍を巡っては、多くのサポーターから裏切り者と罵倒され、退団を余儀なくされました。
そこまでしてバイエルン移籍にこだわったのは、グアルディオラ監督(現マンチェスター・シティ)の指導を受けたいという希望があったからでした。
しかし、皮肉だったのはそのグアルディオラ監督からも戦力としては見限られてしまったこと、バイエルンでの最後のシーズンと成った2015-2016シーズンでじはほとんど出番がなく、ベンチ生活を余儀なくされました。
新しくバイエルンの監督に就任したアンチェロッティからも失格の烙印を押され、ついに居場所をなくしてしまったゲッツェ。
ゲッツェが最後にすがりついたのは、古巣ドルトムントでしたが、ここでもサポーターからは未だに裏切り者としてブーイングを浴び続けています。
トゥヘル監督もゲッツェの復帰に関しては反対の立場でしたがヴァッケCEOの鶴の一声で、ゲッツェの復帰は決まりました。
こんな経緯があったからか、ゲッツェはドルトムント復帰後も本来のパフォーマンスを取り戻すことが出来ず、ベンチ生活が続いています。
そうなると、聞こえてきたのは、ゲッツェが再びドルトムントから移籍するという噂です…
ゲッツェがドルトムントから再移籍…行き先はどこか?
ゲッツェの移籍を望んでいると言われているのが、イングランドのリバプールです。
リバプールには元ドルトムントのユルゲン・クロップ監督が指揮をとっています。
クロップ監督が自身の戦術を知り尽くした教え子の移籍を前向きに検討していると言われています。
クロップがゲッツェに目をつけたのは、リバプールの攻撃の軸であるブラジル代表フィリッペ・コウチーニョから移籍の噂が聞こえてくるからです。
コウチーニョにはバルセロナやパリSG、そしてバイエルンが興味を示していると言われています。
ゲッツェはそのコウチーニョの後釜として、リバプール移籍の噂が流れています…

コウチーニョOUTゲッツェINの移籍は実現するか?
コウチーニョがチャンピオンズリーグにコンスタントに出場できるチームへの移籍を希望する可能性は高いですが、一方で移籍金の高さや後釜の確保の難しさを考えると、果たしてこの移籍が成立する可能性は、非常に微妙です。
ひとまずはリバプールが2016-2017シーズンのプレミアリーグで何位に滑り込めるかが移籍を巡る重要なポイントとなるでしょう。
リバプールが獲得に前向きならゲッツェは移籍に応じるか?
リバプールが仮にゲッツェの獲得に前向きになったとして、果たしてゲッツェ本人がドルトムントからの再移籍に応じるでしょうか?
結論から言うと、その可能性は高いでしょう。
ドルトムントのサポーターがゲッツェに対して未だに心を許していないのは明らかで、しかもキャリアの再スタートを切るのに、恩師のと下いうのは、非常に魅力的です。
ゲッツェのキャリアを振り返った時、クロップ監督の下にいた時が最高潮だったのは紛れもない事実であり、異国の地で挑戦をスタートするのであれば、クロップの下がベストでしょう。
バルセロナやユベントスなどはかつてゲッツェの移籍に興味を示していましたが、バイエルンでの失敗があるように、ゲッツェがメガクラブで実績を残せるか、見通しは非常に暗いと言わざるを得ないでしょう。
恐らく、巨大過ぎるプレッシャーの中では最大限の力を発揮できないタイプなのかもしれません。
代表レベルでもそれは露呈されつつあり、センターフォワードとしてミロスラフ・クローゼのバックアッパーだった2014年のワールドカップでは抜群のパフォーマンスを発揮し、決勝で劇的なゴールまで奪ったゲッツェ。
しかし、レギュラー的な存在として臨んだ2016年のユーロ2016では不完全燃焼に終わり、ここ数年は代表での活躍だけがよりどころだっったゲッツェですが、ヨアキム・レーヴ監督からも見放されたと言われています。
ドルトムントのゲッツェが移籍を再び決断しても可笑しくない状況です。
しかし、そんなゲッツェにはまたしても大きな壁が立ちはだかりました…
ゲッツェを襲った大病とは何か?
ゲッツェは2月末に代謝障害により、無期限の休養に入ることを発表しました。
ゲッツェの実父によると、現在は実家から一歩もでることなく、静養していると言われています。
この代謝障害とは日常生活における習慣が原因で起こる生活習慣病の一種です。
ゲッツェの場合はかねてから太りやすい体質などが指摘され続けてきましたが、その影響が出たのかもしれません。
恐らく、ゲッツェ自身はこれからキャリアを再び上昇させようと思っていた状況で、大きな書屋を受けているでしょう。
しかし、ゲッツェ以上にショックを受けているのは、ドルトムントのトゥヘル監督かもしれません…

ゲッツェの離脱にトゥヘルの構想は?
トゥヘル監督は2017年夏にも何人かの選手の入替えを行う計画があり、ゲッツェの移籍金を補強の一部にあてたいと考えていたようです。
バイエルン移籍の大失敗により、大きく移籍市場における評価額をさげてしまったゲッツェですが、それでも10億前後の値はつくでしょう。
ドルトムントにとってはゲッツェの移籍は戦力的にはさほど大きいダメージではありません。
しかも攻撃的MFのポジションには若くて生きの良い才能がひしめいており、彼らを起用する機会が増えるという点でも、逆にゲッツェの移籍はポジティブと言えるかもしれません。
しかし、復活の兆しが見えてこない限りはさすがのクロップでさえも、教え子の獲得にゴーサインは出せないでしょう。
ドルトムントは2016-2017シーズンも増収増益の見込みです。
チャンピオンズリーグでベスト8に進出し、ジグナル・イトゥナ・パークは常に満員御礼状態。しかもゲッツェやオーバメヤンなどの移籍金が見込めるとあり、収支は大きく改善されるでしょう。
なぜ、ゲッツェの移籍が香川真司の去就に影響するか?
ゲッツェの病気に関しては、香川真司にもわずかながら影響があったようです。
3月に入ってから、香川真司は徐々にドルトムントで徐々に出場機会を増やしています。
純粋に香川真司自身がコンディションをあげてきたということもありますが、トゥヘル監督の意向も大きく働いているように見えます。
恐らく、ゲッツェに起用の目処が立たなくなったことで、ラファエル・ゲレイロ、ゴンサロ・カストロ、クリスチャン・プリシッチらに次ぐ攻撃的MFの必要性が高まったからでしょう。
ひとまず香川真司をとどめ置いておけば、この従順な日本人はゲッツェよりもベンチに置いておきやすく、ヴァッケからの不要なプレッシャーもないでしょう。バックアッパーとしては実力的にも申し分ないからです。
一度マンチェスター・ユナイテッドで干されかけたのを、ドルトムントに救ってもらったという恩義もあるはずです。
トゥヘルの希望は香川真司を残留させ、ゲッツェを移籍させるはずだったはずです。障害はやはりここでもヴァッケCEOでしょうが、ゲッツェ自身が望めば、ヴァッケも了承せざるを得ないでしょう。
ドルトムントはドイツの株式市場に上場しており、クラブの利益に繋がるよう最大限努力する必要があるからです。
これは2013年のゲッツェの移籍や、2016年のフンメルスの移籍と同じです。
2013年にドルトムントがゲッツェを手放した時には、クラブのブランド価値を引き下げる代わりに高額の移籍金を手にしました。
一方で、仮に2017年にゲッツェが再びドルトムントから移籍することになっても、ブランドイメージにダメージはなく、移籍金まで入ってくるというおまけ付きです。
そういう意味でもトゥヘルは誰よりもゲッツェの回復を願っているかもしれません。
今回はドルトムントのゲッツェの移籍に関してお伝えしました。
そして、下のリンクでは香川真司の移籍の噂について検証しています。日本人にとっては香川真司の去就は気にせざるを得ない重要なトピックです。果たして、本当に香川真司の移籍は実現するのでしょうか?

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