バルセロナのイニエスタのポジションに収まる3人の後継者候補!

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今シーズンのバルセロナを見てみると、やはりイニエスタ存在がいかに大きいかを知ることができます。

なぜなら、イニエスタがバルセロナの中盤のポジションにいるのといないのとでは、他の選手のパフォーマンスが大きく変わってくるからです。

そして、今このバルセロナのイニエスタについて、問題視されているのは、

後継者がいないことです…

なぜ、イニエスタにはなかなか後継者が現れないのでしょうか?

それにはバルセロナというクラブの特殊な事情があります。

しかし、2016-2017シーズンも2月に入るとようやく何人かの後継者候補が出てきたようです。

それは一体誰なのか?

あなたはこの記事を読み終わったときバルセロナのイニエスタのポジションの後継者を知ることが出来るできるでしょう…

なぜ、イニエスタのポジションに後継者は現れないのか?

ルセロナの8番アンドレス・イニエスタは現在32歳。

バルセロナのトップチームには15年在籍しており、下部組織時代を含めると20年近い年月をバルセロナで過ごしています。

既にバルセロナの中盤のポジションに定着して9年目。

それまでは期待の若手ではありましたが、完璧にポジションを確立したのは2008年頃のことです。

その頃からポジションは一貫して4-3-3のフォーメーションの左インサイドハーフです。

若き日のイニエスタはアンカーでも試されたことがありますが、もう1列目の前のポジションで大成しました。

バルセロナの下部組織出身らしくインサイドキックを使った正確なパスと鋭いスルーパスに最大の持ち味があるイニエスタですが、それ以外にも多彩な個性を備えています。

それはボールが足に吸い付くように前進するヌルヌルとしたドリブルです。

ポジションは前線の選手のやや後方に位置して、この持ち味を発揮します。

恐らく、若き日に試されたアンカーのポジションではこのレベルまで大成することはなかったのではないのでしょうか。アンカーのポジションではゴールから遠すぎるからです。

また、IQ視野が特に素晴らしく、どのタイミングでどこにパスを出せば相手が最も嫌がるのか、知り尽くしているのが、このイニエスタの持ち味です。また、激しいプレッシングに味方が晒されたときには、抜群のキープ力を駆使して、周囲を「呼吸」させることができます。

アジリティ(敏捷性)も特筆したレベルにあり、一瞬のスピードで相手を置き去りにすることもできます。

強烈なミドルシュートがあるわけでも、高さがあるわけでもない(172cm)イニエスタですが、こと組み立て、そしてファイナルサードの崩しの局面では脅威的な能力を発揮します。

そして、2017年になった今もイニエスタの後継者はバルセロナに現れていません。

後継者となるかと思われた選手は何人か現れましたが、彼らも結局バルセロナの主力に定着することはありませんでした。

今もイニエスタはバルセロナの中盤のポジションで絶対的な主力に君臨しています。

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イニエスタの後継者候補は彼らだ!

ニエスタの持ち味はパス、キープ力、アジリティ、ドリブルと多岐に渡りますが、視野を世界に広げてみるとイニエスタに匹敵するであろうスキルを持つ選手はたくさんいます。

それはバルセロナで同僚のリオネル・メッシや元フランス代表のジネディーヌ・ジダンなどが該当するでしょう。

テクニックこそ追随するレベルにありますが、元ブラジル代表ロナウジーニョなどはプレーが遊びに過ぎていて、IQや視野を駆使していたわけではなかったし、そもそもプレーのコンセプトや完結させ方が大きく違います。

やはり、イニエスタをイニエスタたらしめているのは、やはりその驚異的なIQです。

だからこそ、イニエスタの後継者はいつまでも現れないのです。

しかし、ここにきてようやく何人かの後継者候補がぽつぽつと現れ始めました…

イニエスタの後継者候補①デニス・スアレス

ルタのユースからバルセロナユースに移籍して、その後マンチェスター・シティやセビージャ、そしてビジャレアルでプレーして、2016年にバルセロナに復帰したデニス・スアレス

前半戦は不本意な結果でファンを失望させてきましたが、徐々に持ち味を発揮し始めて出場機会を増やしています。

持ち味はやわらかいタッチを生かしたドリブル、トラップ、ラストパス

得点力はあまり期待できず、未だにプロで6ゴールしか決めたことがありません。

ここまで聞くと、ネガティブな面も含めて、あるいはイニエスタの後継者にふさわしいキャラクターを持っているように憩えますが、イニエスタのように状況に応じて後方に留まるようなタイプではなく、基本的にはFWの後方ないしは脇でプレーしたがる傾向があります。

イニエスタのポジションをインテリオールとするなら、完全な攻撃的MFとくくるのが、デニス・スアレスのプレースタイルと言っていいでしょう。

バルセロナではウイングとインサイドハーフのポジションを兼任していますが、より持ち味を発揮するのであれば、ウイングのポジションの方が持ち味が発揮しやすいようです。

ただし、まだ22歳と若く、今後の成長次第ではイニエスタの後継者へと成長する可能性は多いにあります。

イニエスタ自身はスペイン代表では左ウイングのポジションでプレーしたこともありますが、実質的にはかなり中央のゾーンに絞ってプレーしてプレーしてきました。

デニス・スアレスがイニエスタを逆の道を辿れば、成長の過程でインサイドハーフのポジションで大成する可能性は多いにありそうです。

イニエスタの後継者候補②ラフィーニャ・アルカンタラ

バルセロナ・イニエスタのポジションの後継者候補の二人目は元ブラジル代表マジーニョの息子であるラフィーニャ

兄チアゴ(現バイエルン)と共にバルセロナのユースで育ったカンテラーノで、えげつないテクニックが持ち味ながらも3年目を迎えたバルセロナのトップチームで未だにポジションを確保できていないのは、怪我がその成長を阻んできたから。

イニエスタの後継者としては、まずは怪我がちなのを克服するのが優先でしょう。

とはいえ、最前線と攻撃的MFを牽引するなど、デニス・スアレスよりもさらにアタッカーよりの資質を持っているので、イニエスタの後継者としてはキャラクターが違いすぎるのかもしれません。

ブラジル人らしくプレーが時に遊びに走りすぎる点もイニエスタの後継者としてはマイナス査定です。

イニエスタの後継者候補③カルレス・アレーニャ

バルセロナ・イニエスタのポジションの後継者の三人目がこのカルレス・アレーニャ

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バルセロナBに所属する1997年生まれの逸材で、純粋な資質だけであれば、恐らくイニエスタに最も近い存在といえるでしょう。

既に2016年2月にバルセロナのトップチームに召集されて、話題を呼んでいます。

元々は前線のポジションでキャリアを積んできたアレーニャですが、成長とともにポジションを後方に下げ、現在では攻撃的MF、つまりバルセロナでいうとところのインサイドハーフでプレーしています。

ゴールに直結するようなラストパスやスルーパスを最大の持ち味をしているところにイニエスタらしい片鱗を見ることができます。味方を壁にしたワンツーや柔らかなドリブルにも見るものあります。

イニエスタと異なるのは利き足で、この偉大な先達が右利きでるのに対して、アレーニャの場合は左利きです。

若干持ち味が異なるものの、アレーニャがイニエスタの後継者の有力な選手であることは間違いないでしょう。

2017年はバルセロナのトップチームへの定着が期待される選手です。

バルセロナというクラブにおいて、パスを無数につなぐプレースタイルを継続させるのは、非常に難しく、選手の入れ替えなどがあった場合はそれこそ、チームの基盤を変えるような変化が起こりえます。

現にシャビ(現アル・サッド【カタール】)退団によって失われたバルセロナのパスワークは未だに取り戻せていません…

シャビの後継者は実質的に現れていない理由!

ャビが退団してからのバルセロナは、中盤のパスワーク省略し、シンプルにメッシ、スアレス、ネイマールからなる「MSN」につないで、前線の力だけで相手を攻略するのが主な戦術となっています。

シャビの後釜に収まり、右のインサイドハーフのポジションでプレーするイバン・ラキティッチは前線の走りこみを最大の持ち味とする選手で、そのプレースタイルが直線的なMSN任せの戦術にはまり、2013年のバルセロナ入団以降、不可欠な存在となっています。

シャビの退団で失われたパスワークは、戦術を180度変更することで不要にしたのです。

つまり、シャビのポジションの後継者は実質的に現れていないことになります。

しかし、2016-2017シーズンのバルセロナは後方でブロックを固める対戦相手に多いに苦労しています。

仮にシャビがいれば、相手のマークをじわじわとずらしていくパスワークで相手守備網を攻略することができるでしょう。

ここにきて、シャビの後継者の必要性が叫ばれているのです。

しかし、現在のバルセロナにシャビのポジションの後継者は見当たりません…

実はイニエスタもシャビ退団後にややパフォーマンスが落ちたと言われています。

シャビが相手のマークをずらし、イニエスタが崩して、メッシがゴールを陥れるという形はバルセロナの絶対的な軸だったからです。彼らにダニエル・アウベス(現ユベントス)や、ペドロ・ロドリゲス(現チェルシー)が絡む繊細で優雅なアタックは、必見の価値がありました。

ここに来て原点回帰の必要性が叫ばれていますが、現在バルセロナはかつてのスタイルを体現できるような下部組織出身選手がチームにほとんどいません。

ネイマールやスアレス、アルダなどのほとんどが外様の選手でバルセロナのフィロソフィーを理解していないのです。

そのため、今年で33歳を迎えるイニエスタのポジションの後継者探しは未だに難航しているのです。年齢的にもトップレベルでプレーできる時間はさほど多くなく、イニエスタのポジションの後継者探しは喫緊の課題となっています。

今回はバルセロナ・イニエスタのポジションの後継者についてお伝えしました。

それでは、2017年の夏バルセロナは移籍市場においてどのような動きを見せるのでしょうか?

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一説によるとルイス・エンリケを解任し、新しく現セビージャのホルヘ・サンパオリを招聘するという噂が聞こえてきます。このパスサッカーの信奉者を招聘することで、下部組織からの昇格を促し、クラブ本来の哲学を取り戻そうとしているとも言われています。もしかしたら、今回紹介したイニエスタの後継者候補であるアレーニャの姿を来シーズンのバルセロナでは見ることはできるかもしれません。

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