バルセロナがかなり厳しい状況に追い込まれています…
相手を攻め立ててもシュートは決まらず、不用意な失点を重ねているのです。そして、ついに宿敵レアルマドリードから勝ち点6という差をつけられてしまいました…
現在のバルセロナは、
深刻な選手層の問題を抱えています。
そして、バルセロナは2017年1月から開く移籍市場に向けて、早々に動き出したとも噂されています…
その噂では意外な選手の名前が聞こえてきます。
本日はバルセロナの移籍の噂についてお伝えしましょう…
あなたはこの記事を読み終わったとき、バルセロナの補強戦略について知ることができるでしょう。
バルセロナが限界を迎えた理由…
バルセロナが窮地に立っています。
2016-2017シーズンのリーガ・エスパニョーラで、急激に失速し、宿敵レアルマドリード相手に勝ち点6もの差をつけられて2位に甘んじているのです…
順位以上に深刻なのが、そのサッカーの内容です。
主力のコンディションが中々上がらずに、相手に攻撃を読まれてしまうケースが非常に増えているのです。
そして、このあまりに深刻な状況を受けて、バルセロナは1月の移籍市場で大規模な補強に打って出ると予想されているのです…
バルセロナへ移籍が噂される選手とは?
バルセロナはDF、MF、FWのそれぞれのポジションに1人ずつ補強すると言われています…
ここからは、その補強ポイントとターゲットについてお伝えしましょう。
バルセロナの補強ポイント①右サイドバック
現在はMFが本職で、今シーズンから本格的に右サイドバックにコンバートされたセルジ・ロベルトがほぼ一人でこのポジションを守っています。
昨シーズンにセビージャから移籍してきたアレイクス・ビダルが全く見込違いで、有能なバックアッパーだったアドリアーノ・コレイアが今夏にトルコへと移籍してしまったからです。
そのため、バルセロナ移籍の噂が聞こえてくるのは半ば必然的でした。
それではバルセロナの移籍リストに名前が載っていると噂されているのは誰なのでしょうか?
バルセロナへの移籍の噂!?右サイドバック編
チェルシーのDFブラニスラフ・イバノビッチは今シーズン、所属チームでポジションを失いました。
昨シーズンから肉体的な衰えからくるスピード不足と、集中力の欠如が指摘され続けてきました。
そこで、移籍先としが噂が浮上したのが、バルセロナだったのです。
かつての唸りをあげるようなオーバーラップが蘇れば、イバノビッチはまだまだ重要な戦力になります。しかも、最終ラインの中央とサイドの両方をカバーできるマルチでもあります。バルセロナにとっては戦力的な欠陥を埋められる人材と考えたのでしょう。
そしてバルセロナの右サイドバックのターゲットの二人目がイタリア代表でマンチェスター・ユナイテッドのマッテオ・ダルミアン。
ダルミアンは昨シーズンに移籍したマンチェスター・ユナイテッドで左右のサイドバックに加えて、中央でも機能し、崩壊しかけていたルイス・ファン・ハールのチームで八面六腑の活躍を見せていました。
しかし、ジョゼ・モウリーニョ監督がマンチェスター・ユナイテッドの監督に就任すると、エクアドル代表アントニオ・バレンシアにポジションを奪われて、現状ほとんど出場機会がない状態になっています。
イタリアとイングランドの両国での実績があるダルミアンに対する各方面からの引きは当然強く、バルセロナに加えて、ユベントスや古巣ACミランも移籍獲得に乗り出していると噂されています。
バルセロナもダルミアンの争奪戦に参戦したとも言われています。
そして、右サイドバックの三人目の補強の噂に関しては、このダルミアンの動向が非常に大きいと噂されているのです…
その3人目とはそのダルミアンを争う、ユベントスで控えに甘んじるスイス代表DFステファン・リヒトシュタイナー。
仮にダルミアンがユベントスに移籍した場合、押しだされる格好になるリヒトシュタイナーはバルセロナに馳せ参じると噂されています。ちなみに、今シーズンのユベントスでリヒトシュタイナーからポジションを奪ったのは、今夏バルセロナからユベントスにフリーで移籍したブラジル代表ダニエル・アウベスです。
そして、右サイドバックの4人目のターゲットと噂されているのは、ビジャレアルのマリオ・ガスパール。
無名の存在から一気にスペイン代表にまでのし上がった右サイドバックで、穴のない万能性が最大の持ち味です。
ある程度金額を投資すれば、比較的すんなりと選手の売却に応じる傾向がある、ビジャレアルだけに移籍を希望した場合、獲得の可能性が最も高い選手です。
ちなみに今夏はアーセナルの右サイドバックで、バルセロナのユース出身であるエクトル・ベジェリンの移籍が噂されましたが、こちらはアーセナルとの契約延長が合意に達し、バルセロナ移籍を目指すとしたら2年から3年後とも噂されています。
以上4人がバルセロナに移籍が噂される右サイドバックの選手たちです。
バルセロナの補強ポイント②守備的MF
バルセロナのMFは逆三角形で形成されます。
ディフェンスとビルドアップに集中するアンカーと、その前方に二人の攻撃的MFを据えるのが、バルセロナの基本的なスタイルとなっています。
過去のバルセロナではこのポジションには司令塔のシャビとより攻撃的に振舞うイニエスタのセットが定番となっていましたが、2年前にシャビがカタールに移籍してからはクロアチア代表イヴァン・ラキティッチが後釜に納まっています。
選手層が極端に薄いのが、ブスケッツが務めるアンカーです。
本来はセルジ・ロベルトがこのポジションの代役となるはずでしたが、右サイドバックのバックアッパーであるアレイクス・ビダルが全く役に立たなかったため、このポジションに回れず、ほとんど一人でこの重要なポジションをこなしています。
そのため、右サイドバックと合わせてこのアンカーも超重要な補強ポイントのひとつとなっているのです。
バルセロナへの移籍の噂!?守備的MF編
バルセロナが今冬の獲得に向けてチェックしていると噂されている守備的MFがバイエルンのハビ・マルティネス。
アスレティック・ビルバオからバイエルンに移籍した190センチと大柄な守備的MFです。
破格の肉体に強靭なパワーを備えていますが、それ以上に正確な足元のテクニックやインテリジェンスが光ります。
しかもハビ・マルティネスは守備的MFだけでなく、センターバックもこなせます。スペインの環境にも当然慣れており、代表のチームメイトが数多くいるバルセロナへの適応にはさほど問題がないでしょう。はっきり言って、これほど能力の絶対値が高い選手を欲しがらない監督はいないでしょう。
ハビ・マルティネスの移籍の障害になるとしたら、バイエルンの存在です。冬の時期に主力選手であるハビ・マルティネスが移籍してしまうことは、大きなダメージになります。特に今シーズンのバイエルンはやや低調で、主力の移籍が致命的なダメージになってしまうかもしれません。
そして、次に紹介する選手はハビ・マルティネスと同じくドイツ方面の人材ですが、このスペイン人に比べると移籍へのハードルはかなり低くなります。
その選手とはボルシア・メンヘン・グランドバッハのU-21ドイツ代表マフムード・ダフード。
昨シーズンのボルシアで台頭した守備的MFで、安定した守備力に加えて、長短のパスが非常に正確な司令塔です。
ハビ・マルティネスや現有戦力のブスケッツに比べると展開力と攻撃力で優る選手で、将来性も抜群。
まだ21歳の若さながら既にチャンピオンズリーグも経験しており、難しい試合でもプレーできるメンタルの強さを感じさせます。
ダフードはプレミア勢への移籍の噂がありますが、まだ本格化はしていないとも言われています。比較的安価なこともあり、確実にブスケッツのバックアッパーを確保するのであれば、この男は狙い目となるかもしれません。
そして、最後に紹介する選手はダフードと同じくドイツ人選手ですが、この選手のバルセロナ移籍が実現したらそれこそかなりの衝撃的な話題となるでしょう。
その名前はバスティアン・シュバインシュタイガー。
先日ドイツ代表を引退した英雄です。
現在シュバインシュタイガーはバイエルンを離れてマンチェスターユナイテッドに在籍しています。しかし、ジョゼ・モウリーニョ監督から完全に干されており、セカンドチームでの練習を余儀なくさ れています。そのため移籍の噂が浮上するのは当たり前の流れでした。
とはいえ、コンディションさえ整えば実力に疑いの余地はなく、バ ックアッパーとしてなら充分な貢献が期待できます。32歳という 年齢も豊富な経験を鑑みれば寧ろポジティブと捉えていいでしょう 。実力的にもバルセロナにはいない、パワーとコントロールがミックスされたフリーキックを備えており、戦術的な希少価値が非常に 高いともいえます。ファイティング・スピリットやフェアネスも非常に魅力で、精神面でもチームにポジティブなものをもたら してくれるでしょう。
もう一人バルセロナ移籍の噂が聞こえてくる選手を紹介するならば、ドルトムントのユリアン・ヴァイグルです。
こちらはかねてからバルセロナへ移籍の噂が根強かった守備的MF のです。ドルトムントでもアンカーを務めており、正確な技術に高 い守備力、そしてIQの高さなど、どれをとってもバルセロナのア ンカーに求められる資質を持ってるといっていいでしょう。
とはいえ、このヴァイグルは10年に1度とも言えるほどの守備的 MFの大器。移籍を実現させるためには相応の移籍金が必要にな ります。
また、現在所属するドルトムントでも必要不可欠の戦力となっており、移籍するとなれば冬よりも2017年夏の方が可能性が高いでしょう。
むしろ右サイドバックの補強をしっかりと成功させて、セルジ・ロ ベルトをこのポジションでも使いやすい状態にしておくというプランも頭にはあるでしょう。
夏に移籍市場に多くの資金を投下したバルセロナだけに財布の紐を固くするとすれば、まずは補強のハードルが低い右サイドバックに 移籍金を投下するという予想もできます。
しかし、前線はそうはいきません…
前線の補強に関して、バルセロナはこの冬もかなり苦しむことになるでしょう。
バルセロナの補強ポイント③FW
夏の移籍市場でもかなり多くの前線の選手の頬強が噂されながら、 ことごとく失敗してしまいました。
セビージャのケビン・ガメイロは「MSN」のバックアッパーとな ることを嫌って、アトレティコマドリーへの移籍を選択し、バルセ ロナのユースチームの出身でセルタで頭角を表し、ルイス・エンリ ケ監督とは師弟関係にあったノリートは移籍の可能性がかなり高いと噂されていましたが、こちらもネイマールのバックアッパーの 立場を嫌って、マンチェスターシティに移籍しています。
そう、今のバルセロナに移籍することはすなわち、確実にバックアッパーとしての存在となり、安定した出場機会を確保することができないのです。
その立場をわざわざ受け入れてまで、バルセロナへの移籍を臨む選手はそう多くないのです…
しかし、そんな状況下でもバルセロナがピックアップしたと噂される前線の選手が彼等です。
バルセロナへの移籍が噂される一人目の選手がビジャレアルのアレシャンドレ・パト。
サンパウロでプロデビューし、その後ACミランで長くプレーしました。あまりにも早く選手としての絶頂期を迎え、20台中盤に差 し掛かるころにはキャリアは完全に下り坂に入っていました。
今夏にチェルシーからビジャレアルに移籍し、今のところはコンスタントな活躍を見せています。
バルセロナにはブラジル人が適応しやすい環境があるので、加入し ても大きな問題はないでしょう。バルセロナの3トップならどこで もプレーできる汎用性も大きな魅力です。
そして、バルセロナに移籍すると噂される二人目の選手がユベント スのパウロ・ディバラ。
左利きのセカンドトップで、バルセロナでプレーするとしたら中央か右のウイングとなるでしょう。
とはいえ、ディバラはまだ22歳と若いこともあり出場機会を欲しています。そのため、わざわざ控えに成るためにバルセロナ移籍を選択しないのではないかとも噂されています。キャラクター的には7歳年上でアルゼンチン代表の先輩でもあるメッシの後継者にうってつけのように見えますが、今はまだバルセロナへの移籍は選択しないと思われます。
むしろ、同じユベントスでより可能性が高いのはクロアチア代表のマリオ・マンジュキッチです。
今のバルセロナにはいないポストワーカーで、前線からの守備もいとわない働き者です。サイズがあり、一定の得点力も秘めているように見えます。
ユベントスではゴンサロ・イグアインとディバラのアルゼンチン代表コンビによって出場機会が失われており、 移籍を決断する可能性は充分にあります。
ただし懸念もあり、 過去には自身の指揮官との衝突を繰り返してきたという経歴の持ち主でもあります。バイエルン時代にはグァルディオラ監督とアトレティコ時代にはシメオネ監督と衝突し袂を分かっていま す。
バルセロナに移籍したとしても出場機会が充分でないと不満を溜め込んだときには、火種になる可能性も充分にあるでしょう。
以上、彼等がバルセロナへの移籍が噂されている選手たちです。
バルセロナは伝統的に下部組織から主力選手を排出するのが、クラブの大きな財産でしたが、ここ数年は昨シーズンのセルジ・ロベルトを除いて、 ほとんど下部組織がトップチームに選手を共有できなくなっていま す。
と、いうのもルイス・ エンリケの目指すサッカーとバルセロナの下部組織で教えているサ ッカーが大きく乖離し始めたのが原因なのですが、 そのため現在のバルセロナは主力選手を外部から獲得してくるとい うのがメインの強化方針となっています。
この方法は経済的な負担が大きく骨太の強化方針を実現するには大きな弊害となるでしょう。また、下部組織の意義や価値も薄れていってしまうかもしれません。 下部組織の戦力を活用することができれば、ルイス・エンリケの監督としての価値も上がるように思うのですが…
今回はバルセロナの移籍の噂についてお伝えしました。
そして、下のリンクではバルセロナの主要メンバーとフォーメーションが書かれています。この記事を読んで、バルセロナにどのような選手が必要なのか考えてみるのも非常に楽 しいかもしれません。
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