ユベントスが21年ぶりのcl優勝をかけて、レアルマドリードとの決勝に臨みます…
あなたはどちらが勝つと思いますか?
2016-2017シーズンの最終章となるcl決勝を前にして、ユベントスのファンにとっては悲観せざるを得ない問題がいくつか立ちはだかっています…
ユベントスはこれらの問題を乗り越えて、悲願のcl優勝を果たせるのでしょうか?
今回はユベントスのcl決勝の成績と優勝の可能性についてお伝えします!
ユベントスcl決勝進出!優勝へ待ったなしの理由!
ユベントスが2016-2017シーズンのcl決勝に進出し、優勝に王手をかけました。
グループリーグでスペインのセビージャ、クロアチアのディナモ・ザグレブ、フランスのリヨンと同居しましたが、首位の成績で決勝トーナメントへと駒を進めました。
決勝トーナメント一回戦ではポルトガルのポルトと対戦し、アウェーで2-0、ホームで1-0の完全勝利。
ユベントスのキャプテン・ブッフォンとポルトのキーパー・カシージャスというclで何度も対戦してきた伝説的なGKが対戦したことが大きな感動を呼びました。
決勝トーナメント準々決勝ではバルセロナと対戦。
2014-2015シーズンのcl決勝と同じカードが実現し、ユベントスはそのとき3-1のスコアで敗れています。
しかし、その後じわじわと力を落しつつあったバルセロナと充実一途のユベントスでは当時とは違い明らかな実力差がありました。
ホームで3-0という完璧な成績で勝利しバルセロナの戦意を挫くと、アウェーでは全員が組織的かつ献身的なディフェンスで無失点で勝利しています。
準決勝では伏兵モナコと対戦。
この試合でもユベントスは経験値の高さを発揮し、若いモナコに対してアウェーで2-0で勝利すると、ホームでも2-1で勝利し、危なげない成績で決勝へと駒をすすめています。
ご覧のように2016-2017シーズンのclのユベントスは全く危なげのない内容と成績で決勝まで勝ち上がってきました。
レアルマドリードもナポリ、バイエルン、アトレティコに勝利しましたが、それでもユベントスのような安定した内容・成績ではありませんでした。
ここまでのclのユベントスの成績と内容を見てみると、2016-2017シーズンの優勝はユベントスなのではないか、と予想する人が多いようです…
12試合で3失点…いかにしてユベントスの堅守は作られたか?
それもそのはずです…
2016-2017シーズンのclでユベントスは12試合を戦い、たったの3失点しか喫していません。
ブッフォンは690分間無失点というclの歴代記録を更新しています。
セビージャ、ポルト、バルセロナ、モナコ…
レアルマドリードに比べるとやや対戦相手に恵まれたのは確かですが、それでも彼らはいずれも優秀なストライカーを擁した攻撃力に溢れたチームです。
特にバルセロナを2試合で無失点に抑えたのは特筆に価する成績です。
元来、チームへの帰属意識が強いイタリア王者は選手全員に守備意識と献身性が備わっています。
また、ブッフォンが経験によって裏打ちされた読みとコーチングで守備陣をリードし、未然に失点を防いでいます。
ビッグセーブばかりがピックアップされることが多いブッフォンですが、実はミスの少なさやピンチを未然に防ぐ先見性が非常に際立っているのです。

また、センターバックのボヌッチ、キエッリーニが充実一途で連携も完璧な領域に入っています。
前線ではマンジュキッチがウイングとは思えないほどの献身性を発揮して守備に従事しています。
荒くれ者のイメージが強かったクロアチア代表FWが、バルセロナ戦で自陣のゴール前までメッシを追いかけて戻ったのは感動的な場面でした…
こうしてユベントスは12試合で3失点という驚異的な成績を誇る守備陣を形成しているのです。
2016-2017シーズンのclでユベントスは困難という困難にはぶち当たりませんでした…
それでけ彼らの実力は突出しており、決勝進出は予想通りの出来事だったように思います。
ここまでを読むとユベントスの優勝の可能性が非常に高いと感じるのではないのでしょうか?
運命を分かつレアルマドリードとのcl決勝は6月3日です…
ユベントス対レアルマドリード!cl決勝で運命をわかつポイント!
レアルマドリードとユベントスのcl決勝での結果を予想するにあたってはいくつかのポイントがあります。
そして、それはユベントスファンにとってはあまり思い出したくない苦い記憶が詰まっています…
ユベントスVSレアルマドリード!cl決勝ポイント①2016-2017シーズンの成績
ユベントスが12試合で3失点という成績だったのに対し、レアルマドリードはグループリーグで21得点9失点、決勝トーナメントでは17得点7失点。
得点も失点も非常に多いチームではイタリア王者とは対照的な成績でcl決勝まで勝ち上がってきました。
やはり、ユベントスとレアルマドリードのcl決勝は守備のユベントス、攻撃のレアルマドリードという構図になるでしょう。
とはいえ、ユベントスは決して専守防衛のチームではなく、総合力ではイタリア王者が上回っているように思えます。
ユベントスにとってレアルマドリードで最も気をつけなければならないのは、やはりレアルマドリードの驚異的な得点能力。
優勝候補のひとつだったバイエルンやアトレティコを蹂躙した攻撃力は半端ではありません。
完全に相手守備陣を崩していなくても、単純な縦パス一本でも、たったひとつのセットプレーでも簡単に得点を挙げられるのが、レアルマドリード-白い巨人なのです。
ユベントスがレアルマドリードの攻撃力に対してどのように対抗するのかが優勝をわかつポイントのひとつです…
ユベントスVSレアルマドリード!cl決勝ポイント②直接対決の対戦成績
ユベントスとレアルマドリードはこれまで何度もclで戦ってきました。
直近での対戦は2014-2015シーズン。
準決勝で両チームは対戦しています。
この時は当時ユベントスに所属していたモラタのゴールでユベントスが勝利し、バルセロナが待つ決勝に進出しています。優勝は結果的にバルセロナにさらわれましたが、ユベントスがcl優勝に近づいた瞬間です。
そして、この時点で両者の対戦成績は18試合を戦い、8勝2分け8敗で完全に対等な成績となっています。
ユベントスが21得点18失点と内容でわずかに上回っていますが、ほぼ互角の対戦成績となっています。
ただし、直近の対決や近年の対決などを鑑みると、レアルマドリードはユベントスに対してやや苦手感を感じているように思えます…
史上初のcl連覇の偉業がかかるレアルマドリードですが、今回はやや分が悪いのかもしれません。

しかし、何が起こるのかわからないのがclの決勝です…
過去のcl決勝ではミランが3-0からリバプール相手に逆転負けを喫したり、予測不可能な出来事が多々起こりました…
そして、cl決勝という舞台はユベントスにとって屈辱的な場所だったのです…
ユベントスVSレアルマドリード!cl決勝ポイント③cl決勝での成績
2000年代に入ってから、ユベントスは2度cl決勝に出場し、優勝に手をかけました。
2002-2003シーズンのミランとのイタリア勢対決、2014-2015シーズンのバルセロナとの決勝…
しかし、いずれも敗戦を喫し、結局ユベントスは最後にclで優勝してから21年が経過してしまいました…
ユベントスのcl決勝の成績は8戦6敗という名門とは思えない成績なのです…
ユベントスとcl決勝の舞台の相性の悪さが伺えます…
対するレアルマドリードは14回clの決勝に進出し、11勝という驚異的な成績を誇っています。
特にここ20年はcl決勝で全く負けていません…
白い巨人はこの最高の舞台で常に素晴らしい成績を残してきました。
ただし、clでは7年毎にイタリア勢が優勝するというジンクスがあります。
2009-2010シーズンのインテル
2002-2003シーズンのミラン
ぞして、1995-1996シーズンのユベントス
守備力、攻撃力、局地戦、経験値…
ほとんどの査定でユベントスはレアルマドリードを上回るかもしれません…
しかし、一方でサッカーには運をモノにした方があっさりと勝ってしまうこともあります。
ユベントスのcl決勝での成績や優勝回数を考慮すると、あるいは再び決勝で涙を呑む可能性もあるでしょう。
よりによって、今回の決勝の相手はclで最多の優勝回数と幸運をモノにしてきたレアルマドリードです。
しかし、この状況だからこそ、今のユベントスにはチームとしての芯の強さや精神力の強さです。
2018年を持ってして現役からの引退を示唆しているブッフォンにclのタイトルをプレゼントするためにも、ユベントスのメンバーは奮闘するのではないでしょうか?
ここでユベントスが悲願のcl優勝を達成した場合、ヨーロッパのトップクラスには勝てないというコンプレックスを乗り切り、チームとしてもう一段上のステージに到達することができるでしょう。
今回はユベントスのcl決勝の成績と優勝の可能性についてお伝えしました。
そして、下のリンクではレアルマドリードとユベントスのcl決勝のスタメン予想をお伝えしています。
2016-2017シーズンを両チームはどのような構成で乗り切ってきたのか、そして局地戦での優劣を考察しています。

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