あなたは予想しましたか?
リバプールがチャンピオンズリーグの決勝戦へと進んだことを…
例えあなたがリバプールの熱狂的なファンであったとしても、2017-2018シーズンのチャンピオンズリーグファイナルの決勝にリバプールが進出するとは考えもしなかったでしょう。
しかし、残念なことに…
その決勝戦で待っている相手はリバプールにとっては最悪の相手です。
その相手とは…
王者レアルマドリードです。
リバプールはいかにして、レアルマドリードとの決勝戦を戦うのでしょうか?
今回はリバプールの2018年メンバーを紹介します。
誰も決勝に進むとは考えもしなかった、でも彼らがピッチに立つと…
2017-2018シーズンのチャンピオンズリーグの決勝にリバプールが進出しました。
リバプールにとっては2006-2007シーズン以来の決勝進出です。
つまり、2017-2018シーズンのチャンピオンズリーグを、11年振りの頂点をかけて戦うことになります。
正直なところ、リバプールが2017-2018シーズンのチャンピオンズリーグファイナルに進むと予想したほとんどいなかったのではないでしょうか?
それほど、リバプールが成し遂げたことは大きなサプライズだったのです。
決勝トーナメント一回戦ではポルトガルのポルトと対戦。
アウェーでの第1戦は5-0の完全勝利。
ほとんどこの試合で勝敗は決していたため、ホームでの第2戦は省エネモードの戦いとなりました。
ポルトを引き当てたことは、リバプールにとって本当にラッキーでした。
細かなミスが重なったポルトの背後を面白いようについたリバプールは、カウンターでゴールを量産したからです。
しかし、1回戦でのポルト戦は何かのご褒美のようなものに感じました。
なぜなら、準々決勝には最大の難敵が待っていたのです…
いかにして、リバプールは最強シティを蹂躙したのか?
2017-2018シーズンのチャンピオンズリーグ準々決勝。
リバプールの相手はマンチェスターシティに決まりました。
2017-2018シーズンのプレミアリーグで独走態勢を築いていたシティとの同国対決が実現したのです。
シティを率いるのはバルセロナで2度のチャンピオンズリーグ制覇を成し遂げたグァルディオラ。
準々決勝にして、最大の難敵がリバプールの前に立ちはだかったのです。
予想を大きく覆したのは、ホームでの第1戦を3-0という望外のスコアで制したことです。
この試合ではカウンターが良く機能し、常に攻撃的に振る舞うマンチェスターシティの背後のスペースを効果的に突くことに成功しています。
3点というリードにより、マンチェスターシティのメンバーは心を折られた感があり、第2戦でも逆転の機運は最後まで高まることがありませんでした。
準決勝はローマとの死闘を制して7-6という乱戦の末勝ち上がりました。
そして、リバプールに残された2017-2018シーズンで最も重要な試合がチャンピオンズリーグの決勝なのです。
相手は現在2連覇中の絶対王者レアルマドリードです。
ジネディーヌ・ジダン監督のもと、2015-2016、2016-2017シーズンとチャンピオンズリーグを連覇しているレアルマドリード。
文字通り、チャンピオンズリーグ制覇に向けた最後にして最大の敵が立ちはだかっています。
リバプールは、いかなるメンバーでレアルマドリードと戦うのでしょうか?
【2017-2018リバプールメンバー】選ばれし25人が彼らです
2017-2018シーズンのリバプールが登録しているメンバーは25人。
ゴールキーパーが4人。
ディフェンダーが9人。
ミッドフィルダーが6人。
フォワードが6人というメンバー構成です。
クロップ監督はこの25人の中から最適なメンバーを選び抜き、レアルマドリードとのチャンピオンズリーグ決勝に挑もうとしています。
2017-2018リバプールメンバー①ゴールキーパー
極めて不安定で絶対的なレギュラーメンバーが定まらないポジションです。
チャンピオンズリーグ決勝という大舞台に耐えうる精神的な強さが彼らに備わっているのか、そこが最大の懸念事項です。
もし些細なミスでチャンピオンズリーグのタイトルを逃したとしたら…
悔やんでも悔やみきれません。
<1番手>
ヨリス・カリウス
生年月日:1993年6月22日
身長・体重:189cm・75㎏
国籍:ドイツ
序列:レギュラークラス
背番号:1
<2番手>
シモン・ミニョレ
生年月日:1988年3月6日
身長・体重:193cm・88㎏
国籍:ベルギー代表
序列:レギュラークラス
背番号:22
<3番手>
ダニー・ウォード
生年月日:1993年6月22日
身長・体重:191cm・82㎏
国籍:ウェールズ代表
序列:バックアッパー
背番号:52
<4番手>
アダム・ボグダン
生年月日:1987年9月27日
身長・体重:194cm・91㎏
序列:バックアッパー
背番号:34
1番手はカリウス。
2016-2017シーズンの開幕前にドイツから獲得した守護神です。
足下のスキルに優れたモダンなタイプのゴールキーパーです。
ミニョレとの熾烈なレギュラー争いが繰り広げられてきましたが、そのライバルがミスを連発した2月頃から正守護神の座に座っています。
自らの力で手にしたわけではなく、未だ妥協の選択肢となっていますが、能力が高いのは確かで、ミスを減らすことができれば信頼を寄せられる守護神に成長する可能性を秘めています。
大きな自信を手にし兼ねてから期待されていたドイツ代表にも選出されるか。
それとも失望と共にシーズンを終えるのでしょうか…?
2番手はミニョレ。
至近距離からのシュートストップとハイボールに滅法強いブリティッシュなスタイルのゴールキーパー。
カリウスとは対象的に足下のスキルがおぼつかなく、そのせいで失点に直結するミスを連発し、正守護神の座を失ってしまいました。
クロップからも愛想を尽かされた感があり、チャンピオンズリーグ決勝の舞台でその姿を見ることはできないかもしれません。
ボグダン、ウォードの2人は完全なる控えキーパーで、出番が回ってくる可能性は限りなく低いでしょう。
2017-2018リバプールメンバー②センターバック
兼ねてから重要な補強ポイントと言われてきましたが、2018年冬の移籍市場でオランダ代表フィルジル・ファン・ダイクの獲得に成功。
確固たるディフェンスリーダーを獲得したことにより、守備組織は格段に向上しました。
後は個人レベルでの細かなミスがなくなれば…
<1番手>
フィルジル・ファン・ダイク
生年月日:
身長・体重:
国籍:オランダ代表
序列:スタメン
背番号:
<2番手>
デヤン・ロブレン
生年月日:1989年7月5日
身長・体重:189cm・84㎏
国籍:クロアチア代表
序列:レギュラークラス
背番号:6
<3番手>
ジョエル・マティプ
生年月日:1991年8月8日
身長・体重:195cm・90㎏
国籍:カメルーン代表
序列:レギュラークラス
背番号:32
<4番手>
ジョー・ゴメス
生年月日:1997年5月23日
身長・体重:188cm・77㎏
国籍:イングランド代表
序列:レギュラークラス
背番号:12
<5番手>

ラグナル・クラバン
生年月日:1985年10月30日
身長・体重:185cm・84㎏
国籍:エストニア代表
序列:バックアッパー
背番号:17
1番手はそのファン・ダイク。
ディフェンダーとしての基礎スキルはもちろんですが、球出しのスキルも非常に優れたものを持っています。
間違いなくリバプール守備陣の柱であり、まずは万全なコンディションで本番に望むことが覇権への前提となります。
ファン・ダイクの相棒候補を争っているのが、マティプ、ロブレン。
そして、1番最後尾にいるのがクラバンというメンバー構成です。
マティプ、ロブレンともに人に強いタイプですが、とにかくミスが目立ちます。
特に後者に顕著で、抜け目のないレアルマドリード相手だけに絶対にミスを犯すことはできません。
恐らく、決勝ではマティプがピッチに立つのではないでしょうか?
クラバンは希少価値の高い左利きのセンターバックです。
堅実なタイプではありますが、純粋なタレント力でレアルマドリードに太刀打ちできるレベルにはないか。
ゴメスは右サイドバックと兼任のストッパー。
一対一の強さに魅力があるので、仮にチャンピオンズリーグ決勝に先発メンバー入りするとしても、右サイドバックでの起用が濃厚となっています。
2017-2018リバプールメンバー③右サイドバック
年齢、経験値ともに不安の残るポジションです。
怪我人もあり、決定的な人材に欠いています。
レアルマドリードは左ウイングのクリスティアーノ・ロナウドとセンターフォワードのカリム・ベンゼマによるポジションチェンジが頻繁に行われるので、マーカーを見失わない冷静さが求められます。
<1番手>
トレント・アレクサンダー=アーノルド
生年月日:1988年10月7日
身長・体重:175cm・68㎏
国籍:イングランドU-21代表
序列:レギュラークラス
背番号:66
<2番手>
ジョー・ゴメス
生年月日:1997年5月23日
身長・体重:188cm・77㎏
国籍:イングランド代表
序列:レギュラークラス
背番号:12
<3番手>
ナサニエル・クライン
生年月日:1991年4月5日
身長・体重:175cm・64㎏
国籍:イングランド代表
序列:バックアッパー
背番号:2
2017-2018シーズンの開幕当初はレギュラーメンバーの筆頭だったクラインは怪我に倒れて、1年間をほぼ棒にふることになってしまいました。
しかし、そんな窮状を一気に打破したのが、若手の登用に定評のあるクロップの采配だったのです。
2017-2018シーズンの序盤はアレクサンダー=アーノルドが台頭し、チームをチャンピオンズリーグの本戦に導くゴールを決めるなど、素晴らしい活躍を見せました。
さらに、ゴメスもこのポジションに対応する器用さを見せつけて、大幅な若返りに成功したのです。
より攻撃的なタイプならアレクサンダー=アーノルドを、守備的に入るならジョー・ゴメスを併用する形が、2017-2018シーズンの終盤に入ると機能し始めています。
とはいえ、相手はレアルマドリード。
左サイドから崩す形を最も得意としており、クリスティアーノ・ロナウド、マルセロの縦のラインに加えて、中央から流れてくるベンゼマ、そしてオープンスペースを見つけるや否や飛び出してくるアセンシオと、とにかくこのサイドを攻略するためのスーパーなタレントが揃っています。
ここ最近はアレクサンダー=アーノルドがレギュラーメンバーを確保しつつありますが、この男の守備力では不安が大きすぎます。
オフェンス面のクオリティに問題こそあるものの、センターバックタイプのジョー・ゴメスをスタメンとして器用すべきかもしれません。
2017-2018リバプールメンバー④左サイドバック
2017-2018シーズン開幕前に早々に補強を完了させて、リバプールではシーズンを通して比較的安定していたポジションです。
2人の専門家に加えて、頼もしいマルチロールも控えています。
<1番手>
アンドリュー・ロバートソン
生年月日:1994年3月11日
身長・体重:180cm・70㎏
国籍:スコットランド代表
序列:スタメン
背番号:26
<2番手>
アルベルト・モレーノ
生年月日:1992年7月5日
身長・体重:171cm・64㎏
国籍:スペイン代表
序列:バックアッパー
背番号:18
<3番手>
ジェームズ・ミルナー
生年月日:1986年1月4日
身長・体重:175cm・70㎏
国籍:元イングランド代表
序列:インサイドハーフのレギュラークラス
背番号:7
<4番手>
ラグナル・クラバン
生年月日:1985年10月30日
身長・体重:185cm・84㎏
国籍:エストニア代表
序列:バックアッパー
背番号:17
レギュラーメンバーはロバートソン。
2017-2018シーズン開幕前にハル・シティから獲得したスコットランド代表のフルバックです。
スコティッシュらしくタフで強靭な肉体を待っており、クロップ監督好みのメンバーです。
クロスは正確ではありませんが、早く鋭いため守備者にとっては容易にクロスを上げさせたくない相手です。
2番手はスペイン人のモレーノ。
攻撃面はともかく、守備面に大きな欠陥を抱えています。
2017-2018シーズン序盤は適応段階のロバートソンに代わってレギュラーメンバーに座っていましたが、ここ最近はやや影が薄くなっています。
3番手以降はマルチロールが任されています。
ミルナーは2016-2017シーズンにこのポジションで起用されて、安定した活躍を披露しています。
ララーナが怪我をし、さらには2018年冬にコウチーニョが退団したことによって中盤がやや人材不足に陥ったことによって、ここ最近はこのポジションで起用される機会は減少しつつあります。
4番手はクラバン。
この男がチャンピオンズリーグの決勝の舞台にレギュラーメンバーとしてピッチに立つとしたら、クロップがレアルマドリードの守備力を警戒してか。
徹頭徹尾守備的な仕事を任せる可能性も0ではないか。
仮にリードした段階で出番が回ってくるとしたら、終盤に守備固めとして左のタッチライン際を任されるかもしれません。
2017-2018リバプールメンバー⑤アンカー
主力が2017-2018シーズンを通して安定したプレーを披露し続けたポジションです。
異なるタイプを擁しており、相手のスタイルに合わせてメンバーを構成することができる点に強みがあります。
ただし、チャンピオンズリーグの決勝という大舞台だけに、あの男をレギュラーメンバーから外すことはできないでしょう。
<1番手>
ジョーダン・ヘンダーソン
生年月日:1990年6月17日
身長・体重:182cm・69㎏
国籍:イングランド代表
序列:スタメン
背番号:14
<2番手>
エムレ・ジャン
生年月日:1994年1月12日
身長・体重:184cm・82㎏
国籍:ドイツ代表
序列:レギュラークラス
背番号:23
<3番手>
ジョルジニオ・ヴァイナルダム
生年月日:1990年11月11日
身長・体重:175cm・69㎏
国籍:オランダ代表
序列:インサイドハーフのスタメン
背番号:5
その男とはヘンダーソン。
現在のリバプールメンバーのキャプテンであり、中盤の防衛線の要となります。
人にもスペースにも強く、複数のボール奪取技術を持っており、モドリッチ、クロース、イスコ、アセンシオといったレアルマドリードの中盤を封じ込める役割がキエフのピッチでも任されるはずです。
組み立てのセンスに限界がありますが、レアルマドリード相手なら中盤を省略した縦方向に早いサッカーを選択するはずで、大きな問題点にはならないか。
より、テクニカルで司令塔タイプなのがジャン。
相手からボールを奪回して、パスでもドリブルでもボールを運ぶことができるタイプです。
2017-2018シーズンは右のインサイドハーフで存在感を増しており、クロップのサッカーの重要なパーツとしてよく機能しています。
ヘンダーソンやジャンが欠場した際にこのポジションを任されたのがヴァイナルダム。

運動量が非常に豊富で、オープンスペースに飛び出す能力があるので、アンカーで起用されると持ち味が半減してしまいます。
とはいえ、ボール奪取能力も備えているので、緊急時の代役のメンバーとしては十分の働きが期待できます。
2017-2018リバプールメンバー⑥インサイドハーフ
2017-2018シーズンの開幕前にララーナが大怪我を負い、さらには冬には攻撃の軸だったコウチーニョが退団。
ややメンバー編成に問題を抱えていましたが、新加入メンバーが徐々にフィットし始めて、今やチームのストロングポイントの一つになりました。
ちなみに、2018-2019にはライプツィヒからナビ・ケイタの加入が決定済み。
補強も既に完了させています。
<1番手>
ジョルジニオ・ヴァイナルダム
生年月日:1990年11月11日
身長・体重:175cm・69㎏
国籍:オランダ代表
序列:スタメン
背番号:5
<2番手>
アレックス・チェンバレン
生年月日:1993年8月15日
身長・体重:180cm・70㎏
国籍:イングランド代表
序列:スタメン
背番号:21
<3番手>
ジェームズ・ミルナー
生年月日:1986年1月4日
身長・体重:175cm・70㎏
国籍:元イングランド代表
序列:レギュラークラス
背番号:7
<4番手>
エムレ・ジャン
生年月日:1994年1月12日
身長・体重:184cm・82㎏
国籍:ドイツ代表
序列:レギュラークラス
背番号:23
<5番手>
アダム・ララーナ
生年月日:1988年5月10日
身長・体重:172cm・64㎏
国籍:イングランド代表
序列:バックアッパー
背番号:20
1番手はヴァイナルダム。
一対一やコンタクトの強さに最大の魅力があります。
得点力が磨かれれば、世界的なミッドフィルダーの一人にも手が届きそうですが。
2番手はジャン。
ヴァイナルダムに比べるとよりテクニカルなミッドフィルダーです。
組み立て段階のパスのクオリティが非常に高いので、あるいはアンカーの方が適性が高いのかもしれません。
ヴァイナルダム同様に得点力がほぼ皆無で、2017-2018シーズンのチャンピオンズリーグでは1得点のみ。
しかも相手は格下のマリボル(グループリーグ第4節)で、このレベルではフィニッシュの局面での仕事はほぼ期待できないかもしれません。
この2人の課題を唯一解決しうるのが、チェンバレンです。
強烈なミドルと縦方向への力強いドリブルに魅力があり、テクニカルなアーセナルよりも硬質なスタイルのリバプールの方が持ち味が発揮しやすい環境が整えられています。
ミルナーもよりアシストマンなので、3トップが封じ込められた時には、やはりチェンバレン投入が解決策の一つになるでしょう。
2017-2018リバプールメンバー⑦ウイング
コウチーニョ退団の影響はこのポジションにも出ていました。
左のウイングでも存在感を発揮していたコウチーニョが退団したことにより、マネとサラーがフル稼動を強いられることになりました。
2018年冬以降、この2人はほとんど休んでいないことになります。
レアルマドリードとの決勝では、この2人がいかに良いコンディションで臨めるかにもかかってきます。
<1番手>
モハメド・サラー
生年月日:1992年6月15日
身長・体重:175cm・71㎏
国籍:エジプト代表
序列:スタメン
背番号:11
<2番手>
サディオ・マネ
生年月日:1992年4月10日
身長・体重:175cm・69㎏
国籍:セネガル代表
序列:スタメン
背番号:19
<3番手>
アレックス・チェンバレン
生年月日:1993年8月15日
身長・体重:180cm・70㎏
国籍:イングランド代表
序列:インサイドハーフのスタメン
背番号:21
<4番手>
ロベルト・フィルミーノ
生年月日:1991年10月2日
身長・体重:181cm・76㎏
国籍:ブラジル代表
序列:センターフォワードのスタメン
背番号:9
<5番手>
ベン・ウッドバーン
生年月日:1999年10月15日
身長・体重:174cm・72㎏
国籍:ウェールズ代表
序列:バックアッパー
背番号:58
トッテナムのケインとの熾烈な得点王争いを繰り広げるサラーは、崩しだけでなくフィニッシュの局面でも重要な仕事をします。
オープンスペースでもブロック守備でも破壊することができるこの男の打開力は、2017-2018シーズンのリバプールの最大の武器です。
反対サイドのマネはサラーよりも硬質なタイプのウイングで、繊細なテクニックで相手守備陣を攻略するよりもスペースにボールを蹴りだしてアジリティで打開しようとするタイプです。
ウイングとしては十分以上の得点力を秘めており、左右両翼で力が変わらない汎用性も◎。
センターフォワードのフィルミーノが不動の存在となっており、このポジションではやや使いづらくなっています。
チェンバレンはウイングにも対応可能ですが、やはり中央の方が持ち味は保たれます。
それ以外のメンバーは実質的に戦力ではないことからサラー、マネの両翼が押さえ込まれるとリバプールの前線は大きく停滞することになります。
2017-2018リバプールメンバー⑧センターフォワード
このポジションもバックアッパーだったスターリッジを2018年冬に売却。
イングスは重症を負ってから本来の力を取り戻せず、ソランキ、ウッドバーンは経験が致命的に足りていません。
<1番手>
ロベルト・フィルミーノ
生年月日:1991年10月2日
身長・体重:181cm・76㎏
国籍:ブラジル代表
序列:スタメン
背番号:9
<2番手>
ドミニク・ソランキ
生年月日:1997年9月14日
身長・体重:187cm・80㎏
国籍:イングランドU-21代表
序列:バックアッパー
背番号:29
<3番手>
ダニー・イングス
生年月日:1992年7月23日
身長・体重:178cm・72㎏
国籍:イングランド代表
序列:バックアッパー
背番号:28
軸は当然フィルミーノ。
純粋なセンターフォワードではなく、ポストプレーに下がってスペースを作るプレーを最も得意とし、サラーやマネといった得点力の高いアタッカーとの相性が抜群です。
多くのセンターフォワードと異なるのはスルーパスの出し手としても機能する崩しのセンスと閃きです。
このようなプレースタイルだけに、得点力に課題ありと言われてきましたが、2017-2018シーズンは15得点とストライカーとしても持てる才能を開花させました。
珍しいプレースタイルだけに、レアルマドリードのディフェンダーも苦戦を強いられるかもしれません。
仮にレアルマドリードとの一戦で途中投入するならソランキか。
フィルミーノとはタイプの全く異なるセンターフォワードで、2人を同時にマークするには困難が強いられるでしょう。
イングス、ウッドバーンは残念ながらノーチャンスか。
さて、今回はリバプールの2018年メンバーをお伝えしました。
攻守ともに必ずしも満点評価を与えることができないリバプールですが、このチームは逆境でこそ力を発揮します。
レアルマドリードには2連覇中という経験がありますが、一方で若いチームを相手にするという慢心もあるはず。
リバプールが突かなければならないのは、その油断です…
そして、下のリンクでは2017-2018シーズンのレアルマドリードのメンバーを紹介しています。
史上初のチャンピオンズリーグ3連覇を目指すレアルマドリードは、どのようなメンバーでリバプールとの決勝に臨むのでしょうか?

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