なぜメッシのレアルマドリード移籍は実現しなかったのか?

なぜメッシのレアルマドリード移籍は実現しなかったのか? photo 3

メッシがレアルマドリードに移籍するという噂を耳にした時、あまりに突拍子のない話だったので、信じることが出来ませんでした。

メッシがレアルマドリードに移籍するなんてそんなことは起こるはずかない。

筆者はそう思っていました。

しかし、

今は違います。

実はメッシのレアルマドリード移籍は実現しそうなところまで進んだことがありました。

レアルマドリードのメンバーの中に、メッシが入ったらどんなチームが出来るのだろう…

こんなことを想像すると、史上最強のチームが誕生するときの高揚感を感じることができます。

しかし、なぜレアルマドリードはメッシの移籍を希望したのでしょうか?

このチームにはクリスティアーノ・ロナウドというスーパーエースがいるはずなのに…

本日はメッシのレアルマドリード移籍の信憑性と、レアルマドリードのクリスティアーノ・ロナウドに対する裏切りのエピソードをお伝えしましょう。

メッシがレアルマドリードに移籍?銀河系軍団が世界最高の選手にアプローチ!

バルセロナのメッシがレアルマドリードに移籍するー

正直なところ、そんなことが起こるはずがないと私は思っていました。

メッシはバルセロナの象徴で、元アルゼンチン代表のマラドーナや元ブラジル代表のペレを凌いで歴史上最高のフットボーラーという称号を手にしつつあり、そんな貴重な選手をバルセロナが手放すはずがなかったからです。

そして、実際にメッシも自身を育ててくれたバルセロナの最大のライバルチームに自ら行くつもりは全くなかったでしょう。

しかし、ある時この世紀の移籍は実現の予感が漂ってきました。

始まりは2011年です。

2011年の出来事とは?メッシがバルセロナでモチベーションを失った理由

バルセロナで2度のチャンピオンズリーグ制覇とリーガ・エスパニョーラ制覇を経験していたメッシは、この頃、バルセロナでプレーするモチベーションを失っていました。手にできる全てのタイトルを獲得していたからです。

むしろここから自身のフットボーラーとしての価値をさらに高めるには、他のチームに移籍してチャンピオンズリーグなりリーグ戦なりを制することの方が重要なのではないかと考えていたのです。

また、バルセロナでは全てを手に入れていた反面、アルゼンチン代表ではからきし上手くいかず、アルゼンチン代表の敗北のスケープゴーにされ、不要論まで巻き起こっていました。

環境を変えてマンネリを払拭したい

この時のメッシにはそんな思いがあったと言われています。

その情報を知ったレアルマドリードが早速メッシに対してアプローチをかけました。

なぜメッシのレアルマドリード移籍は実現しなかったのか? photo 2

レアルマドリードにはメッシと代表で共にプレーするゴンサロ・イグアイン、アンヘル・ディ・マリアがおり、ライバルからの加入でも気持ちよくプレーできるのではないかと考えていました。

そして、クリスティアーノ・ロナウド、ゴンサロ・イグアインにメッシが加われば史上最強の3トップが完成すると、レアルマドリードは目論んでいたのです。

ただし、この頃のレアルマドリードとバルセロナは試合のたびに乱闘騒ぎになるほど極限まで緊張状態が高まっており、両チームの首脳陣が選手の移籍について話し合えるような関係ではありませんでした。

そして、その2年後に、レアルマドリードはもっと具体的なアクションでメッシ獲得へと動くのです…

厄介者放出でレアルマドリードのメッシ誕生へ。放出の対象者は?

2013年にレアルマドリードに起こったことは非常に奇怪な出来事でした。

レアルマドリードはこの年もメッシの獲得へと動き出していました。

今度はアルゼンチン代表とは別にメッシ自身がバルセロナでのプレーにマンネリを感じ、移籍の動きを見せていたからです。

バルセロナは2012年にペップ・グアルディオラ監督が退任し、新たにティト・ビラノバ(2014年逝去)政権で再出発していました。

しかし、メッシ自身のモチベーションが上がらず、ビラノバ政権もこの監督の末期ガンが判明して途中で瓦解していきました。メッシ以外にも明らかにバルセロナでのプレーにモチベーションを保てていない選手がいるような状態でした。

一方のレアルマドリードは、このようなバルセロナとメッシの状況を察知して、動きます。

チーム内で圧倒的な得点力を誇示してエースの座を掴んでいたクリスティアーノ・ロナウドを放出動いたことです。

そして、そのクリスティアーノ・ロナウドに代わる新エースとしてバルセロナのメッシ移籍に踏み切ろうとしたのです。

メッシ自身もマラドーナやペレと並べられて世界最高の選手を巡る論争が沸点に達しており、大きなストレスに苛まれていました。

バルセロナでのチャンピオンズリーグ制覇の他にレアルマドリードやマンチェスターシティでもチャンピオンズリーグのタイトルを獲得すれば、選手としての評価はさらに上がります。恐らくメッシ自身にも移籍へ思いが多少傾いたのでしょう。

しかし、この時も結局バルセロナ首脳陣がメッシの移籍を拒否したことで交渉はテーブルに着くまでもなく終了したと言われています。

そしてメッシ移籍が叶わなかったレアルマドリードは、トッテナムのウェールズ代表ガレス・ベイルの獲得に踏み切りました。

ちなみにこの時レアルマドリードがメッシの移籍金として提示した額は200億円に上ったと言われています。実際にベイルを獲得した際の移籍金は108億円ほどだったと言われています。

そして、レアルマドリードは2015年に3度目の正直で、再びメッシ移籍に向け動き出します…

2015年のラストチャンス!札束攻勢でメッシ移籍へ!

2015年に3度目の正直でバルセロナのメッシにオファーを出したのは、もはやがむしゃらだったレアルマドリードの奇行と言わざるを得ないでしょう。

カルロ・アンチェロッティ政権下でリーガエスパニョーラの連勝記録を更新し、クラブワールドカップだけでなく、チャンピオンズリーグの連覇やリーガエスパニョーラのタイトル獲得にあと一歩まで迫っていたレアルマドリード。

しかし、土壇場の4月になってリーガエスパニョーラとチャンピオンズリーグから脱落。

栄光のシーズンになるはずが、失望のままに終わってしまったのです。

なぜメッシのレアルマドリード移籍は実現しなかったのか? photo 1

そこでペレス会長は何振り構わない強化策を独断専行

選手の大反対を振り切ってアンチェロッティを解任し、ラファエル・ベニテスを招聘。そして、もう一つの改革策がバルセロナのメッシの移籍獲得でした。

しかし、その時のメッシはチャンピオンズリーグとリーガエスパニョーラを制覇し、再びバルセロナでプレーすることに喜びを見出して、ついにはセカンドキャプテンにまで登りつめました。バルセロナから移籍する理由が全くなかったのです。

こうして、レアルマドリードのメッシ移籍策は悉く失敗して現在に至ります。

メッシは恐らくヨーロッパではバルセロナ以外のクラブではプレーしないことに決めたようで、キャリアの晩年には古巣のニューウェルス・オールドボーイズというアルゼンチンのクラブでプレーすると計画していると言われています。

実際にレアルマドリードの他にも、マンチェスターシティやパリサンジェルマンらの金満チームが実際にメッシ獲得に向けてバルセロナにオファーを出したと噂されていますが、この移籍は実現していません。

それにしても、なぜレアルマドリードはバルセロナのメッシの移籍に固執したのでしょうか?

それには、驚きの真実がありました…

メッシ移籍にあの大物が玉突き放出1?首謀者はこの男だ!

メッシ移籍に執念を見せていたのが、レアルマドリードのフロレン ティーノ・ペレス会長

2000年から2006年、そして2009年から現在に至るまで 2度レアルマドリードの会長を務めている名物会長です。

このペレスの方針は世界中のスターをかき集めたチーム構想です。

2000年にバルセロナからルイス・フィーゴ、2001年にユベ ントスからジネディーヌ・ジダン、2002年にインテルからロナウド、2003年にマンチェスターユナイテッドからデビッド・ベ ッカム、そして2004年にリバプールからマイケル・オーウェン を獲得し、「銀河系軍団」と呼ばれるスーパースター軍団を形成し ました。

2006年にはレアルマドリードの成績不振の責任をとって1度辞任しましたが、2009年に復職すると再び各国の代表クラスの選手を獲得して、再びレアルマドリードをタレント偏重の集団へと変化させました。

ペレス復職後にレアルマドリードに入団したのが、カリム・ベンゼ マ(リヨンより移籍)、カカ(ミランより移籍)、シャビ・アロン ソ(リバプールより移籍)、そしてクリスティアーノ・ロナウド( マンチェスターユナイテッドより移籍)です。

しかし、この中でペレスが主導で獲得に動いたのは、クリスティアーノロナウド以外の4人だったのです。

クリスティアーノロナウドの移籍オペレーションにはペレスの前任 のラモン・カルデロンが立ち会っていました。

クリスティアーノロナウドが入団すると、当然チームの顔となる可能性があり、そうなると自分のチーム作りにおける影響力や功績が薄れてしまうと考えていました。

そのため、ペレスはいつかクリスティアーノロナウドをチームから 放出したいと考えていました。

実際にマンチェスターシティやパリサンジェルマンからレアルマド リードに対しての移籍オファーはありましたが、これはクリスティ アーノロナウド自身が拒否しています。

しかし、ペレス自身はクリスティアーノロナウド放出の移籍金をメ ッシ獲得の軍資金にしたいと考えていました。

結局メッシの移籍は叶わず、その代わりとしてガレス・ベイルを新 たなチームの顔にしたいとペレスは考えており、そのプロジェクト は着々と進行していると言われています。

クリスティアーノロナウドはチームの功労者の1人ですが、ペレス とは良い関係を築けていないのです。

本日はバルセロナ・メッシのレアルマドリード移籍の可能性につ いてお伝えしました。

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そして下のリンクにはクラブワールドカップを戦うために来日する レアルマドリードのメンバーを紹介しています。日本で開催される 最後の大会で、銀河系軍団がどのような戦いをするのか、この記事 を読めば知ることが出来ます。 レアルマドリードのファンであれば、必ず読むべき内容です。

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