私は正直なところ、レアルマドリードというクラブがあまり好きではありませんでした。
何故ならあまりにも商業主義に走りすぎていて、ユニフォームやグッズを売ることばかり考えて、選手のグラウンドの上での価値に目を向けようとしなかったからです。
しかし…
今は違います。
私はこのレアルマドリードというクラブの魅力に完全に取り憑かれてしまっています。
特にレアルマドリードの歴代背番号10番は、私のようなファンにとっては痛快な気持ちにさせてくれる背番号なのです。
何故かわかりますか?
本日はレアルマドリードの歴代背番号10番の秘密をお伝えします。
これを読めばあなたはレアルマドリードのことが更に好きになると思います。
ただ、レアルマドリードのことが嫌いな人にとっては…
レアルマドリードの歴代背番号10!スーパースター達の名前に驚愕!
レアルマドリードの歴代背番号10を振り返ると、このクラブがいかにスーパースターばかりが集まるとてつもないクラブであったことに気づきます。
あまりにも歴代背番号10番を背負った選手たちの名前が素晴らしくて、きっと普通のクラブであれば叶わないようなラインナップになっています。
あまりにも凄すぎる歴代背番号10!
それではレアルマドリードの歴代背番号10番の選手をお伝えしましょう!
レアルマドリードの歴代背番号10①ミカエル・ラウドルップ(デンマーク代表)
背番号10番在任期間:1995-1996
デンマーク史上最高の選手の一人。ラツィオ、ユベントス、バルセロナを経てレアルマドリードに入団。弟のブライアンも同じくデンマーク代表で、レアルマドリード退団後は草創期のヴィッセル神戸にも移籍して、日本のファンにとっても馴染み深い存在です。レアルマドリードで背番号10を背負った期間は1年しかないので、やや存在感が薄いかもしれません。
レアルマドリードの歴代背番号10②クラレンス・セードルフ(元オランダ代表)
背番号10番在任期間:1996-2000
オランダのアヤックスから、サンプドリアを経てレアルマドリードに入団。4シーズンを背番号10として過ごしました。その後は主にミランでキャリアを築き、未だにレジェンドの一人です。アヤックス、レアルマドリード、ミランの3チームでチャンピオンズリーグを制した、タイトルコレクター。レアルマドリード時代はドレッドヘアーでした。現在は監督業や解説業を務めています。
レアルマドリードの歴代背番号10③ルイス・フィーゴ(元ポルトガル代表)
背番号10番在任期間:2000-2005
宿敵バルセロナから2000年に獲得したポルトガルの至宝。当時緊縮財政に苦しんでいたレアルマドリードに現れたのが、フロレンティーノ・ペレス会長。この男が会長に就任にあたってあげた公約が、スタジアムの売却による利益で、借金の完済をすること、そして宿敵バルセロナからのフィーゴ獲得でした。マドリディスタの歓喜を呼び込むこの世紀のビッグディールにより、レアルマドリードの背番号10は飛躍的に価値を高めました。フィーゴは背番号10としてリーガ・エスパニョーラ、チャンピオンズリーグ、トヨタカップのタイトル獲得に貢献しています。ジダン、ロナウド、ベッカムらと共に形成した銀河系軍団第1期の主軸の一人です。
こちらは銀河系軍団第1期の時のレアルマドリードの画像。今見てもレアルマドリードというクラブが特別な価値を持っているかを教えてくれます。このタレント重視経営によってレアルマドリードの財政は安定を取り戻しています。
レアルマドリードの歴代背番号10④ロビーニョ(元ブラジル代表)
背番号10番在任期間:2005-2008
そのフィーゴから偉大な背番号10を継承したのが、ペレの再来とも言われたロビーニョ。エゴイスティックなドリブルに最大の持ち味があり、フィーゴの後継者としては申し分がないと思われていましたが、フィーゴに比べると、周囲との連携に課題を残していました。アジア資本に買収されたマンチェスターシティに売却されています。銀河系軍団第1期の最後の大物と言える存在。
レアルマドリードの歴代背番号10⑤ウェズレイ・スナイデル(オランダ代表)
背番号10番在任期間:2008-2009
タレント力重視の銀河系軍団政策が限界を迎えて、ピッチの上での実力に目を向けて白羽の矢が立ったのが、オランダ代表スナイデル。レアルマドリードが採用していたカウンター戦術に適応することができず、ほとんど活躍することができないまま、ジョゼ・モウリーニョの待つインテルへ。イタリアでは絶対的な司令塔としてセリエA、コッパ・イタリア、チャンピオンズリーグの優勝に貢献した。
こちらの画像を見ればわかるように日本代表の長友佑都とは一緒に食事に行くほどの大の友人でもある。
レアルマドリードの歴代背番号10⑥ラッサナ・ディアッラ(フランス代表)
背番号10在任期間:2009-2011
レアルマドリードの歴代背番号10番としては後にも先にも最も異質な存在。攻撃面の貢献もさほど悪くなかったが、偉大な先人たちと違って、守備面で最大の貢献をもたらした。実力は高く、当初獲得に懐疑的だったレアルマドリードのサポーターからは、その能力の高さに驚かされたというエピソードもあります。本職の守備的MFだけではなく、右サイドバックとしてもプレーし、ジョゼ・モウリーニョに重宝された。
レアルマドリードの歴代背番号10⑦メスト・エジル(ドイツ代表)
背番号10番在任期間:2011-2014
レアルマドリード、アーセナル、ドイツ代表とプレーする全てのチームで背番号10を背負ったトルコ系ドイツ人。繊細なテクニックとキックを生かしたアシストが最大の持ち味で、レアルマドリードにおいては、特に年々ウイングからストライカーへと変貌していったクリスティアーノ・ロナウドを献身的にサポート。未だにロナウドはエジルへの郷愁を匂わせる。ベイル獲得のための資金源にアーセナルに売却された。
レアルマドリードの歴代背番号10⑧ハメス・ロドリゲス(コロンビア代表)
背番号10番在任期間:2014-
ブラジルワールドカップで大躍進を果たしたコロンビアのエースを他のビッグクラブに先んじて獲得。ルックスが良く左足のテクニックも申し分ない。ただし、代表で見せているような活躍を、なかなかレアルマドリードでは見せることができず、現在はベンチで苦しんでいる。歴代の背番号10にも劣らない能力はあるが、素行面に問題があるのか。フィーゴの姿を見てきた、ジダン監督の視線は厳しい。
彼らがレアルマドリードの歴代背番号10を背負ってきたエース格たちです。
やはり天下のレアルマドリードの背番号10を背負っていただけあって、知名度も能力も高い選手がズラリと揃っています。とはいえ、近年はエジルにハメスなど不遇を味わっている選手がいるのも確か。クラブとしては彼らがのような歴代背番号10番よりもガレス・ベイルをプッシュしたい意向が強いとも言われています。
歴代背番号の中でも一際輝くのは…
これまでに紹介してきたレアルマドリードの歴代背番号10の中で も、やはり一際輝くのはルイス・フィーゴです。
バルセロナでも背番号10番をつけていたこの天才を引き抜いたの は、莫大な価値を生み出さしました。ライバルバルセロナのその後 の4~5年の低名の原因にもなりましたし、レアルマドリードにと っては数々のタイトルを獲得するためのきっかけにもなりました。
バルセロナのホームで行われた「エル・クラシコ」では、フィーゴ を「裏切り者」と罵るバルセロナのサポーターがピッチに豚の頭を投げ込むという大事件もありました。
それだけ、宿敵にエースを奪われたのが悔しかったのでしょう。 それ以降、バルセロナからレアルマドリードへの移籍は「禁断の移籍」とも言われています。
レアルマドリードにおける歴代背番号の継承
レアルマドリードにおいては背番号10番よりも価値の高い背番号がいくつかあります。今回はその中の2つの背番号をお伝えしまし ょう。
背番号4
背番号4はかつてフェルナンド・イエロがつけたナンバーです。
イエロは第一次銀河系軍団の初期のキャプテンでもありました。イ エロはスペイン代表でも歴代最多得点記録を保持していた時期がありま す。しかもポジションは加齢とともにトップ下、守備的MF、セン ターバックと後退しながらも得点力を維持していました。
そんなイエロの背番号4を継承したのが…
セルヒオ・ラモスです!
2015-2016シーズンから前キャプテンのイケル・カsージ ャスから腕章を引き継ぎました。すると本職の守備だけではなく、 攻撃力も爆発。セットプレーをことごとく頭でねじ込むなどDFと しては異例の得点力を発揮しています。あるいは偉大な背番号4の前任であるイエロから引き継いだ能力なのかもしれません。
ロナウドの背番号7の前任は偉大なキャプテン
現在ポルトガル代表クリスティアーノ・ロナウドがつけている背番号は7番。
この背番号はかつてスペイン代表ラウール・ ゴンザレスがつけていたナンバー。 レアルマドリードでは割いた得点を持っていたラウールですが、 見事に継承者のロナウドがその記録を塗り替えています。 しかもロナウドが10年以上かけて築いたものを、 ロナウドは7シーズンで成し遂げてしまいました。いかにこのゴールマシンが凄いかがわかります。
個人的にはレアルマドリードのカンテラ(下部組織) 出身選手が付けてほしいのですが、 やはりマンチェスターユナイテッド時代から身に着けていた背番号 だけあって、ロナウドにも愛着があるようですね。
以上、レアルマドリードの歴代背番号10ついてお伝えしました。
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