618日という長い年月を、怪我によりピッチから遠ざかっていた内田篤人。
それでもあなたは、もう一度内田篤人が代表に復帰してプレーする姿を見たいと思うのではないでしょうか?
しかし…
残念ながらその願望は叶う可能性は低いです。
いや、正確にいうと、この3月に代表復帰が実現する可能性は非常に低いと言えるでしょう。
内田篤人は代表落ちか復帰か…?
残念ながら現在は代表落ちの可能性の方が大きいでしょう。
今回はその理由をお伝えします。
内田篤人が怪我から復帰しても喜べない理由…
12月8日のヨーロッパリーグのザルツブルク戦で、618日に渡る怪我からの復帰を果たした内田篤人。
すでにグループリーグからの突破を決定していたシャルケにとって、このザルツブルク戦は消化試合であり、内田篤人を実戦復帰させるには最高のタイミングでした。
見事、サッカー選手としての人生を狂わすような怪我から復帰した内田篤人。
しかし、シャルケでも代表でも、これまでのように出場機会を与えられる保証は全くありません。
何故なら、内田篤人が怪我で苦しんでいる間に、日本代表もシャルケも状況が変わり、新しい選手が台頭しつつあるからです。
内田篤人が復帰するまでの間に日本代表は2人の監督が、シャルケでは3人の監督が指揮を執っています。
特に注目が大きい日本代表では、特に3月のアジア最終予選で復帰するのか、それとも落選するのかが注目されています。
しかし、残念ながら3月の復帰の可能性は限りなく低いと言わざるを得ず、落選が濃厚となっています。
なぜ、内田篤人はシャルケで出場機会を与えられないのか?
シャルケでは、内田篤人が復帰するまでの間に3人の監督がベンチに座りました。
イタリア人のロベルト・ディマッテオ、ドイツ人のアントレ・ブライテンライター、そして現在のドイツ人のマルクス・ヴァインツィールです。
ヴァインツィールはシャルケで3バックを導入。
内田篤人が務めるであろう、右のウイングバックは現在オーストリア人選手のアレッサンドロ・シェプフが務めており、そのバックアッパーを務めるのが、内田篤人が復帰する前に加入したサシャ・リーターです。
また、2016年夏にスペインのセビージャから獲得したコケという選手もこのポジションでプレーすることが出来ますか、加入直後に大怪我に見舞われ、現在は復帰に向けて治療を行っています。
また、2017年の冬にはヴォルフスブルクからイタリア人MFダニエル・カリジューリを獲得。
基本的には前線で起用されていますが、右サイドの選手層は内田篤人が怪我をする前に比べると、かなり充実しています。
これは、つまり、非常に残念なことではありますが…
【警告】内田篤人はシャルケで戦力に数えられていない!
ヴァインツィール監督は内田篤人を戦力として数えていません。
そのため、スタメン落ちどころかメンバー落ちすら日常的な光景になってしまっています。
こうなると危惧されるのは、内田篤人の代表復帰へのプランです…
内田篤人は代表落ち?復帰?
内田篤人は代表落ちか復帰か…
心配されるのは、この問題です。
3月の第2週か、第3週にはハリルホジッチ監督がアジア最終予選のアウェイのUAE戦、そしてホームのタイ戦に召集するメンバーを発表します。
現在、日本代表はアジア最終予選で2位につけています。
サウジアラビアの後塵を喫しており、背後にはピタリとオーストラリア、そしてUAEがつけています。
ロシアワールドカップへの出場権が手に入る2位以内に入っているので、楽観視してしまいがちですが、3月から始まるアジア最終予選の後半戦はサウジアラビア、UAE、イラクとアウェイで戦うこともあり、前半戦以上に勝ち点を取りこぼす可能性が危惧されています。
特にアウェイのUAE戦は絶対に落とせない、この予選で最も重要な戦いです。

ここで勝てば、UAEを事実上、2位以内争いから蹴落とすことが出来るからです。
その重要な試合に、慎重派のハリルホジッチ監督が怪我明けの内田篤人を代表に復帰させるでしょうか?
残念ながら復帰の可能性は限りなく低く、今回も落選となる可能性が高いでしょう。
なぜ、内田篤人は代表落ちするのか?
内田篤人が代表落ちするのは何もアジア最終予選だけが理由ではありません。
内田篤人が怪我から復帰するまでの間に、日本代表の状況は大きく変わりました。
特に顕著なのは戦力の台頭です。
酒井高徳と酒井宏樹のダブル酒井が一気に戦力として力をつけてきました。
酒井高徳は左サイドバックで長友佑都を、酒井宏樹は内田篤人を凌駕する存在としてメキメキと台頭したのです。
しかし、一方で代表のサイドバックの選手層の問題は深刻化しています。
ダブル酒井に続く人材か不足しているのです。
内田篤人が代表への復帰を目指すのであれば、まずはこのバックアッパーの役割、ということになります。
それでは、このバックアッパーの座を手に入れて、代表に復帰するにあたってライバルとなるのは誰なのでしょうか?
内田篤人が代表落ちするのか?
それとも復帰するのか?
目の前には5人のライバルがいます…
内田篤人は代表落ち?それとも復帰?ライバルその①酒井宏樹
2016年の夏にドイツのハノーファーからフランスのマルセイユに移籍した酒井宏樹。
ドイツの中小クラブから、フランスの上位クラブに移籍したことで、酒井宏樹の欧州での評価は大きく好転しました。
恐らく、戦術が重視されるドイツよりも身体能力が主体のフランスリーグという環境が、そして守備力がまず第一に求められる降格を争うハノーファーよりも攻撃力を活かせるマルセイユという環境が酒井宏樹にフィットしたのかもしれません。
マルセイユでは特に相手守備組織を歪ませる縦方向への推進力が大きな武器となっています。
しかし、酒井宏樹の代表での立場は決して安泰ではありません。
元々、内田篤人のケガによって棚ぼた的に回ってきたレギュラーの座であり、ハリルホジッチの評価はそれほど高くありませんでした。
まずは守備から入る代表では、右サイドのスペースに穴を開けたり、マークの受け渡しがうまくいかないケースが散見されており、現に何度かスタメン落ちにするべきという声まで上がったことがあります。
内田篤人と大きく異なるのは守備とクロスのクオリティです。
特に攻撃面では推進力こそ内田篤人の上をいきますが、クロスの精度はいまだに低いのです。
内田篤人のような正確に味方に届く正確なクロス(しかもグラウンダー、ハイボールを問わない)を、酒井宏樹は持っていません。
マルセイユでは何度も攻撃に絡みながら、未だにアシストは1です。
この結果が酒井宏樹の課題を物語っています。
それでもこの男が代表でスタメンから落ちることはないでしょう。
現在の代表選手の中でも、最も好調を維持している選手の一人だからです。
内田篤人は代表落ち?それとも復帰?ライバルその②酒井高徳
酒井高徳の出来が内田篤人の代表復帰か落選かに関わるのは、この男が左右のサイドバックをこなせるからです。
2016年のキリンカップでは一時的に右で試されています。
とはいえ、長友佑都もインテルで出場機会を失っており、酒井宏樹も好調とくれば、現在は右に回す理由がありません。
強いて課題をあげるのであれば、所属するハンブルクで代表とは異なるボランチを務めている点です。
ボランチへのコンバートにより、サイドバックとしてのノウハウを失わないかが、注目されます。
とはいえ、ハンブルクではキャプテンも務める酒井高徳。

目を見張るのはその精神的充実で、キャプテンになってからはチームを上昇気流に乗せるなど、チームを牽引する存在として輝きを放っています。
現在の日本代表選手では原口元気、大迫勇也、久保裕也、長谷部誠と並ぶ絶好調男です。
この経験を通して、逆境への反発力を手に入れた感があり、長谷部誠の後の代表のキャプテンに抜擢されてもおかしくはないでしょう。
内田篤人は代表落ち?それとも復帰?ライバルその③長友佑都
長友佑都が内田篤人の代表への落選や復帰に関わるのは、酒井高徳と同じく左右をこなせるから。
とはいえ、前述の通りインテルでは完全にスタメン落ちしており、酒井高徳とは大きな差が広がっています。
人々に注目を浴びるのは、新妻・平愛梨さんとのプライベート情報ばかりで、そもそもインテルでレギュラー復帰を目指そうという気概すら感じられません。
31歳という年齢もあり、このまま落選するのか、それとも噂されるイングランドへの移籍で代表への復帰を図るのか、決断に注目が集まっています。
内田篤人は代表落ち?それとも復帰?ライバルその④槙野智章
本職はセンターバックの槙野智章ですが、代表では左サイドバックとしてプレーする機会が増えています。
この男が左サイドバックで起用された場合、酒井高徳が右にスライドするというオプションが生まれることから、内田篤人の代表落ちや復帰に関与する人物です。
手応えを掴んだのは11月のアウェイでのオーストラリア戦で、この試合で左サイドバックに抜擢された槙野智章は安定した守備で左サイドにフタをしました。
この起用法が貴重なオプションになったのは間違いなく、代表での地位を向上させ、落選の可能性を大きく減らしました。
非常に明るいキャラクターで、ハリルホジッチはメンタル的なリーダーとしても期待できるようです。
強いて言うならケガの多さ、そして軽率なプレーの多さが減点材料です。
とはいえ、センターバックの4番手、そして左サイドバックの2番手という役割の重さを考えるとこの男が、ロシアワールドカップまでに代表から落選する可能性は非常に低いでしょう。
内田篤人は代表落ち?それとも復帰?ライバルその⑤丸山祐市
FC東京では、代表のレギュラーである森重真人とセンターバックでコンビを組みますが、代表では中央と左を兼任する貴重なレフティーの守備者である丸山祐市。
現時点ではオーストラリア戦の試合終了間際に時間稼ぎとして投入された1キャップしか代表での経験がなく、良くも悪くもハリルホジッチからの評価はその程度に留まるということでしょう。
しかもその時はなぜか左サイドハーフとして前線の守備を強化するという不可解極まりない起用法でした。
もちろん今後も地位を上昇させる可能性はあるわけですが、槙野智章と2歳しか年齢が違わないことを考慮すると、今後もコンスタントに代表に招集される可能性は低いでしょう。
よっぽど怪我人が続出しない限りは今後も代表に呼ばれ続ける保障はありません。
むしろ内田篤人が健康体を取り戻し、復帰したときには、真っ先に代表から落選する筆頭と言えるかもしれません。
内田篤人代表復帰の条件は?
内田篤人が代表に復帰する条件は、ケガをして代表から落選する以前のパフォーマンスを取り戻すことができれば、何の障害もありません。
しかし、上記のライバルたちの状況も見据えておく必要があります。
例えば、長友佑都がこのままインテルで干され続ける状況が続き、ハリルホジッチが代表選手として的確でないと判断し、落選させるなら、俄然現実味を帯びてきます。
サイドバックにあてられる人材が、マルチの槙野智章も含めると4だとするならば、酒井高徳、酒井宏樹、そしてその槙野智章に次ぐ4番手という役割です。右サイドバックとしては2番手か3番手ということになります。
いずれにしても、内田篤人の代表復帰を望むサポーターは多いはずです。
この男が復帰することで代表に向けられる視線は声援は大きく異なるからです。
当然、今後のアジア最終予選を勝ち抜くためには、サポーターの声援は非常に重要で、一丸となった貢献が求められるでしょう。
ハリルホジッチは2016年6月のキリンカップの際に内田篤人を招集しています。
もちろん当時は戦力ではなく、ケガの状態を直接自分の目でみたいという判断からで、当時ケガをしていた大迫勇也、武藤嘉紀と共に招集しています。
ハリルホジッチの頭の中に内田篤人が消えた、ということはないでしょう。
健康体を取り戻してくれれば、かならずやチームの戦力となってくれる期待しているはずです。
今回は内田篤人の代表落ちと復帰の可能性についてお伝えしました。
もう一度お伝えしますが、次回のサッカー日本代表のメンバー発表は3月の第2週か3週です。
そこで内田篤人の代表落ちか復帰かが判明します。

そして、下のリンクでは内田篤人について子供が生まれるという情報についてお伝えしています。間もなく結婚3年めを迎える内田篤人ですが、そろそろ子供が出来てもおかしくはないはず。むしろ子供が生まれてモチベーションが上向き、パフォーマンスが向上するなんて可能性も期待できます。果たしてこの噂は本当なのでしょうか?
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