本田圭佑のアメリカ移籍が決定直前という驚きのニュースが入ってきました。
本田圭佑の移籍先の候補の一つとして、アメリカは常に名前が上がってきましたが、今回の騒動では…
具体的なチーム名まで浮上しました。
本田圭佑がアメリカに移籍するとなった場合、所属先はどこになるのでしょうか?
本田圭佑のアメリカ移籍の噂が急浮上!
本田圭佑がミラン残留を決断して早1ヶ月がたちました。
この男は5月までミランで試合に出場すること無く、ベンチに座り続けるという決断をしました。
ミラン側はこの男の売却に向けて東奔西走したと言われています。
現にイングランドのハル・シティから届いたオファーは自らが拒絶しました。
ミランはこの冬にイングランドのエバートンからFWジェラール・デウロフェウ、ジェノアからFWルーカス・オカンポスを獲得し、さらに前線の戦力を高めました。
こうして、後半戦以降も本田圭佑がミランでベンチを温め続けることは確実となりました。
そして2月末、本田圭佑の緊急移籍の噂が持ち上がりました。
それが、アメリカへの移籍です…!
なぜ、本田圭佑のアメリカ移籍が急浮上したのか?
なぜ、移籍期間を1ヶ月を過ぎた2月末になってアメリカへの移籍の噂が急浮上したのでしょうか?
それはMLS(メジャーリーグサッカー=アメリカのサッカーリーグ)の移籍期間が2/14に開場したから。
そしてアメリカの移籍市場は5/8まで開いており、約3ヶ月という長い期間選手の獲得や放出が可能になります。
もちろん欧州の移籍市場は1月末で閉幕しており、フリーランス意外の選手の獲得は不可能ですが、放出は可能となっています。
そのため、ミランのベンチで燻っている本田圭佑に白羽の矢が立ったのです。
急浮上したアメリカ移籍。
その行き先はどこになるのでしょうか?
本田圭佑の移籍先候補はココだ!
本田圭佑の獲得に名乗りをあげたアメリカのチームは‥
シアトル・サウンダーズです!
シアトル・サウンダーズは2007年に創設されたまだ比較的新しいチームです。
所属ディビジョンはウエスタンカンファレンスで、ホームスタジアムはセンチュリーリンクスタジアムです。

アメリカでは東西に別れたリーグ戦を戦うというサッカーのリーグ戦としては特殊な対戦方式を取っています。
同じウエスタンカンファレンスにはコロラド・ラピッズ、FCダラス、ポートランド・ティンバーズなどが所属しています。
シアトル・サウンダーズはウエスタンカンファレンスで2014年に優勝、2016年にはMLSはの王者を決めるMLSカップで優勝しています。
アメリカで圧倒的な存在感を放つセバスチャン・ジョビンコを擁するトロントFCとのMLSにカップ決勝では、ジョビンコを中心とする相手の猛攻を凌ぎきり、PK戦に持ち込みました。
そして5-4というスコアで見事に勝利し、初のMLS王者に輝いています。
つまり、王者として、3/5に開幕する2017年シーズンのMLSに臨もうとしています。
2017年はアメリカ代表としてCONCAFカップにも出場予定で、この大会で優勝すれば、北中米代表として12月にUAEで行われる、クラブワールドカップにも出場することができます。
本田圭佑はスタメンになれるのか?シアトル・サウンダーズはこんなチーム!
突如として浮上した3月の本田圭佑のアメリカ移籍。
獲得を望んでいると言われるシアトル・サウンダーズですが、一体どんなチームなのでしょうか?
アメリカ人のブライアイン・シュメッツァー率いるシアトル・サウンダーズ。
4人のアメリカ人オーナーによって経営されています。
そして、アメリカ王者シアトル・サウンダーズの主要メンバーはなんといっても
アメリカ代表MFクリント・デンプシー
そして、ウルグアイ代表MFニコラス・ロデイロです。
この2人は近年多くのタレントが参戦しているアメリカでも屈指のタレント力を持っている選手と言ってもいいでしょう。
デンプシーはフルハムとトッテナムで多くの実績を残しており、現役のアメリカ代表メンバーとしても活躍中。
ロデイロはアヤックスではさしたる実績は残せませんでしたが、左利きの司令塔で、いまだにウルグアイ代表の主要メンバーの一人です。
2016年のMLSカップ優勝はこの2人の活躍なくしてありえませんでした。
シアトル・サウンダーズというチームはこんなチームです。
まだ若いチームですが、アメリカ王者に輝き、ノリにノっているチームと言えるでしょう。
ただ、ここでひとつの疑問が浮かびます…
アメリカで優勝するほどの実力を持ったチームに移籍して、本田圭佑は出場機会を得ることができるのでしょうか?
本田圭佑がアメリカでも干される理由…
現在、ミランのヴィンチェンツォ・モンテッラ監督によって徹底的に干されている本田圭佑。

チームが勝利をしても歓喜の輪の中には加わらず、チームからも完全に距離を置いているようです。
しかし、仮に噂されるアメリカ移籍が実現したところで、現在の干された状況から脱出できるとは限りません。
移籍が噂されるシアトル・サウンダーズにはスタメン定着を阻むであろう強力なライバルがいるからです。
そのライバルとは…
ニコラス・ロデイロ
ウルグアイ代表のロデイロはMLSの中でもトップクラスのタレントの一人。
しかも左利きの司令塔という点でも持ち味がもろにかぶってしまっています。
サイドでもプレーできる選手ですが、基本的には中央でのプレーが得意で、ウルグアイ代表ではトップ下を務めています。
しかも1987年で29歳と働き盛りの年齢でもあり、アメリカのサッカーを知り尽くしているという点で、本田圭佑よりも一歩も二歩も先を進んでいる選手です。
レギュラーとしてプレーするにはこのロデイロとの競争に勝たなくてはなりません。
それができなければ、現在のミランと同じように本田圭佑の希望とは異なるサイドのポジションへの左遷、そして最悪ベンチ行きもありえるでしょう…
中盤のゾーンは主軸のデンプシーも健在のポジションで本田圭佑のアメリカ移籍はそう簡単にうまく行きそうにはありません。
それでも本田圭佑は移籍を決断する理由…
それでも十中八九、アメリカ移籍は実現する可能性が高そうです。
引退後にサッカービジネスで生計を立てることを公言している本田圭佑にとって、アメリカへの移籍の話は渡りに船。
現にアメリカでいくつかの子供向けのサッカースクールを開校しており、引退後に向けて着々と準備を進めているようです。
中には既にサッカー選手としてのキャリアに興味がなく、引退後の仕事に気持ちが行ってしまっているなどと批判されることもあるわけですが…
いずれにしてもアメリカの移籍期間は長く、まだまだたっぷり2ヶ月以上残っています。
その間にはサッカー日本代表のメンバー発表も控えており、もしここで落選することがあるようなら、本田圭佑が2018年のロシアワールドカップ出場を諦めるきっかけになる可能性が大いにあります。
ちなみにミランはアメリカ移籍を大歓迎していると言われています。
半年分の年俸が丸々3億円浮く形となるので、財政が厳しいミランにとっても良いお話となりそうです。
ただし、ミランは中国企業への身売り手続きの真っ最中。
その株式委譲の真っ最中に移籍について交渉をすすめる余裕はないかもしれません。ちなみにこのミランの政権交代はもう間もなく完了すると言われ、ベルルスコーニ会長、ガッリアーニ副会長による長期政権はついに終焉します。
今回は本田圭佑のアメリカ移籍の可能性についてお伝えしました。
そして、下のリンクでは移籍が噂されるこの男の最新情報が書かれています。どうしてモンテッラ監督はここまで本田圭佑を冷遇するのか?そして、その選択はどうなるのでしょうか?

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