本田圭佑がオリンピックに出場するのではないかと大きな話題になっています。毎回オリンピックが開催されるごとに大きな注目を集めるのが、オーバーエイジの問題です。果たして今回のオリンピックでは誰がオーバーエイジに選ばれるのでしょうか?
噂によると攻撃陣では本田圭佑がその筆頭とも言われています。ややタレントに力に欠ける現在のU-23代表には絶対的なリーダーが不在です。そこで白羽の矢が立ったのが本田圭佑だったのです。2016-2017シーズンはクラブ以外で大きな大会がなくオリンピック出場を果たすには大きなチャンス。果たして本田圭佑は2004年で喫した北京での悪夢をリオで払拭するのでしょうか?そして日本U-23代表のライバルたちにはあの超強力な猛者が参戦?2016年のオリンピックはスターが勢ぞろいのすごい大会になると話題になっています!
本田圭佑が若手と融合!オリンピック出場へ!
本田圭佑がオーバーエイジでリオオリンピックに出場するのではないかという噂がここに来て囁かれるようになりました。本田圭佑といえば日本A代表の絶対的な主力であり、リーダー格でもあります。
そんなA代表の中心選手がまさかU-23代表にはいるわけがない!
と思いきや、絶対的な中核が存在しない現在のU-23代表に三顧の礼を持って迎えられようとしています。オリンピック本番を目の前にして混乱のさなかにいるU-23代表は本田圭佑を迎え入れることが出来るのでしょうか?
現在のオリンピック代表チームの攻撃陣はスイスのバーゼルに所属する久保裕也、オーストリアのザルツブルグに所属する南野拓実という二人の海外組、そして川崎フロンターレの大島僚太、ファジアーノ岡山の矢島慎也、サンフレッチェ広島の浅野拓磨といった選手が中心となっています。いずれも個性を持った優良株といえる選手たちで、恐らく未来の日本代表も彼らが背負っていくことになるでしょう。既に久保や南野、そして浅野といった選手はA代表に召集された実績もあり、いよいよ迫り来るオリンピックに向けて牙を研いでいます。しかし、彼らが一様にまだまだ経験不足であることは明らかです。
オリンピックの予選となった、U-23代表アジアカップでは格下と思われるような相手に苦戦したり、結果的に勝利したものの決勝では韓国相手に敗退寸前まで追いやられました。しかも内容的に大舞台に立ったことで完全に浮き足立っており、経験の不足を感じさせるものでした。
「このままで大丈夫なのか?」
オリンピック代表選手たちにはそんな懐疑的な視線が向けられていました。そんなときオリンピックといえば、常に議論にあがるオーバーエイジで選出される選手に関する議論が持ち上がりました。そこで白羽の矢が立ったのが本田圭佑だったのです!

本田圭佑選出でオリンピック代表チームは変わるのか?
オリンピックに登録できるのは18人です。この人数は他のA代表が参加するワールドカップやユーロなどの国際大会に比べると5人も少ない人数です。もちろんスタメンは11人で、リザーブは7人。内一人はセカンドキーパーということになります。しかもこの少ない人数で、開催地は過酷な暑さで知られるブラジルです。短期決戦ということもあり試合と試合の間も短く、かなり厳しいコンディションでこのオリンピックには望まなければなりません。
そんなオリンピックに本田圭佑が参戦すればどうなるでしょうか?多くのメリットがあるように感じます。そのメリットとは大きくわけて3つあります。それでは本田圭佑オリンピック召集のメリットを紹介しましょう。
メリット①やや自身喪失気味のU-23代表に自身と安心感を植え付けることができる。
先のアジア予選でもそうだったように若いチームというのは自身と勢いをつけると、そのままに勝ち上がる力を持つことが出来ますが、一度自身を喪失したり自分たちのやり方を見失ってしまうと軌道修正というのはなかなかできないものなのです。本田圭佑がオリンピックに参加することで、その点は修正が可能でしょう。オリンピックとは次元が異なりますが、今シーズンのミランでは監督交代が行われた中でチームが混乱状態に陥りましたが、そんな時に本田圭佑は誰よりも声を張り上げ、走ってチームに貢献しようとしました。特にセリエA最終節のローマ戦やコッパイタリア決勝戦のユベントス戦では格上の敵に対しひるむことなく対抗。相手のキーマンを潰して相手チームを機能不全にするなど、素晴らしい貢献を見せました。献身的な姿勢は若いときから身につけていましたが、自ら味方を鼓舞するような姿をついぞ見られなかった本田圭佑。このようなリーダーシップはミランに加入してから本田圭佑はあまり見せてきませんでしたが、今シーズンの終盤に見せたリーダーとしての姿は、オーバーエイジとしてオリンピック代表に選ばれるにふさわしい姿と言えるものでした。
2004年大会を知る男の経験値!
そして本田圭佑をオリンピック代表に召集するもうひとつのメリットも紹介しましょう。
メリット②絶対的な経験値の高さ
本田圭佑はこれまでオリンピックだけではなく、ワールドカップチャンピオンズリーグ、アジアカップなど多くの修羅場を乗り越えてきました。特に最初の3試合のグループリーグ戦ではほんのわずかの気の緩みが即敗退につながることをこの金髪のレフティは十分に熟知しています。また、緊張からくるプレッシャーにより、実力が発揮できなかったりといったことは若手中心のチームであれば、十分に起こりえます。本田圭佑自身も2014年のワールドカップでその苦しみを身を持って経験しています。また、2004年の北京大会にも参加した経験がり、ここでもこの金髪のレフティにとっては悔しい結果に終わりました。この悔しさを力に変える方法をこの男は熟知しているはずです。
また一発勝負のトーナメント戦に入ると状況はさらに苦しくなります。引き分けるだけで勝ち点が発生する「負けられない展開」が続くグループリーグとは違い、自分たちで勝利をもぎ取りに行かないと次のステージに進むことができません。2010年の南アフリカワールドカップの日本代表が決勝トーナメントで戦ったパラグアイ戦はまさしく、グループリーグを突破した安心感で単調なサッカーに終始し、あまり勝利への意欲が感じられない試合になってしまいました。本田圭佑はあらゆる状況を経験してきた経験値があり、この経験値の高さは必ずやオリンピック代表チームに還元されるはずです。
本田圭佑がもたらす戦術的選択肢。敵をかく乱できるか?
本田圭佑は攻撃的な選手ながら素晴らしい守備力を持っています。それはこの男が走力やスタミナだけではなく、マーキングやタックル、読みのセンスが非常に長けているからでもあります。生来の強靭な肉体と日本離れした体格も守備時に有効に働くのかもしれません。時にはDFと見間違うほどの位置をとることもある本田圭佑。
メリット③日本代表の戦術の幅の拡大

現在の日本代表のフォーメーションは4-4-2です。両サイドには矢島と大島か南野のうちか2人が選ばれ、2トップは久保と鈴木武蔵が組むことが多いのです。この布陣の中に本田圭佑が入ることで、ベースとなる4-4-2の他に4-2-3-1や4-3-3など多様なシステム変更が可能になります。特に二列目ならばどこでもこなせる本田圭佑や南野、サイドもこなせる久保が存在することで、かなり戦術の幅が広がるのです。またボランチには中島というミドルシュートのうまい選手もおり、本田圭佑と合わせて中距離砲を狙えば、相手の守備の的が絞りづらくなります。さらに、本田圭佑はポジションチェンジも得意としており、そもそも日本代表は伝統的に選手のポジションを入れ替えることを戦術の軸としてきたので、有効に機能するでしょう。怪我によりオリンピック本大会に間に合うかは微妙と言われていますが、内田篤人の後継者と誉れ高い室屋との共演も期待できそうです。果たして本田圭佑のオリンピックメンバー入りは実現するのでしょうか?オリンピック本番まであと2ヶ月。いよいよ夢の祭典の開催に向けて日本国民のテンションも上がってきました。本田圭佑の参戦で今年のオリンピックはさらに盛り上がりを見せるのでしょうか?本田圭佑の動向から目が離せません!
守備陣には怪我人続出!オーバーエイジはこちらにも割くか!?
そしてもうひとつ風雲急を告げているのが最終ラインの人選です。オリンピック本番を前にして怪我人が続出しておりDFが本職ではないメンバーで構成せざるを得ない状況になっているのです。前述した室屋をはじめ、センターバックの岩波、左サイドバックの亀川などアジア予選で主力を担ってきた選手たちが次々と離脱しているのです。
そこで名前が挙がっているのが、本田圭佑と同じくA代表の吉田麻也です。この長身DFは前回もオーバーエイジとして召集されているいわゆるオリンピック男です。特に今回のオリンピックでは攻撃陣が強力な選手たちを擁するスウェーデンやコロンビアといったチームと対戦するため、経験豊富なDFの準備は急務なのです。また、長友佑都の召集も噂されていますが、こちらはインテルが拒否するのではないかと言われています。両サイドをこなし、本田圭佑とも抜群の連携を誇る長友佑都が参戦すればこれほど心強いことはないのですが・・・
列強は驚愕のオーバーエイジたちを召集か?!
そして本田圭佑や吉田麻也、長友佑都といった日本代表よりも大きな注目を集めているのが、オリンピックで日本代表が対戦する列強のオーバーエイジたちです。日本が対戦するのは南米のコロンビア、北欧のスウェーデン、そしてアフリカのナイジェリアと対戦します。ナイジェリアは相変わらずユースレベルでは抜群の実績を誇りますが、近年はA代表に優秀な人材がおらず、枯渇気味になっています。一方でスウェーデンとコロンビアは強力な援軍の参戦が予想されています。
スウェーデンは未だに世界最高のセンターフォワードに君臨するイブラヒモビッチのオーバーエイジでの参戦が噂されているのです。
今シーズンのフランスリーグでも再び得点王に輝き未だにその能力が衰えていないことを証明したイブラヒモビッチ。仮にこの大物FWが参戦となった場合、日本代表クラスのDFではよってたかっても抑えることはできないでしょう。イブラヒモビッチ自身もキャリアの集大成に向けて、夏に行われるユーロとオリンピック両方への参戦を望んでいると言われています。果たしてキングのオリンピック参戦は実現するのでしょうか?本田圭佑対イブラヒモビッチ・・見たい・・(笑)
そしてコロンビアはかつて世界最高の点取り屋と言われたラダメル・ファルカオのオリンピック参戦が噂されています。イブラヒモビチほどのプレーの幅の広さはありませんが、ゴールをあげることに関しては一流だったファルカオ。近年は怪我により調子を崩していますが、その怪我で出場ができなかった2014年のワールドカップでの借りを返しにと意気揚々とリオに乗り込んでくるかもしれません。やや衰えたとはいえ、経験豊富なFWであることはまちがいなく、日本代表の若きDFにとってはその能力が試される相手といえるでしょう。
総括~本田圭佑オリンピック参戦の噂を検証~
本日は本田圭佑のオリンピック参戦の噂について検証しました。本田圭佑にとっては自身のキャリアにおいて初の大舞台だったのがオリンピック。ここでのプレーを糧に世界に旅立って行きました。このオリンピックにかける思いはあるはずで、キャリアの晩年に差し掛かるだけに、一花咲かせたいと考えているかもしれません。また、本田圭佑は常に日本代表の未来を見据えた男です。若手とのコミュニケーションを通して、次代のリーダーやキャプテンを養成するのに喜んで協力するでしょう。果たして本田圭佑のオリンピック参戦は実現するのでしょうか?

そして下のリンクでは本田圭佑の目に関する記述が書かれています。この男の目に関しては、もはや回復しない、ほとんど見えていないなどの噂が聞こえています。キャリアに対する影響もあり、先日はついに弱音をこぼしました。果たしてこの男の未来は…?
よく読まれている記事
→本田圭佑が目の病気により引退を検討か?