本田圭佑といえば言わずと知れた、イタリアの名門ACミランでプレーする日本代表のエースです!でもあなたは本田圭佑の魅力って何か答えられますか?
弱点と言われるスピードはどのくらいのレベルなのか?
上手いといわれている左足の能力は?
聞かれてみると、答えられないそのプレースタイルを一緒に見ていきましょう。
これを見ればあなたも本田圭佑通です☆(笑)本日は日本代表のエースの能力を査定しますよ☆
本田圭佑のプレースタイル
それでは本田圭佑の代表でのプレースタイルを見ていきたいと思います。
スピードに頼らない
本田圭佑といえば、左利きの攻撃的な選手☆
基本的には中央のゾーンでプレーすることが多いのですが、代表では香川選手なと、他の選手との共存を考慮して右サイドで起用されることが多いです☆
今シーズンのACミランではFWの真後ろ、いわゆるトップ下でプレーすることが多いです。
本田圭佑のフィジカル的資質
サイドでプレーする選手というのは一般的にスピードに長けた選手が多いのですが、本田圭佑はスピードに頼るということはあまりありません。
タッチラインに背後を守られながら、縦方向に仕掛けてコーナーフラッグを目掛けてプレーするのが一般的なサイドアタッカーですが、本田圭佑はスピードを活かして縦方向に進んでいくというのはあまり選択肢にはありません。
むしろ本田圭佑は頑丈な身体を利したスクリーンが上手いので、ボールを囲いこみながらパスやシュートで局面を進めようとします。
また左足の選手が右サイドにいる利点はサイドから中央に切れ込みながら、利き足でシュートやラストパスが打てること。
これは右利きの選手が左サイドにいても同じことが言えます。
最近の潮流のひとつですね☆
同じように右サイドに張りながら中に切れ込んでいくスタイルで有名なのが、メッシとロッベンですね。
右足の選手で左サイドに張るのが得意の選手はクリスティアーノロナウドとネイマールでしょうか。
彼らはいずれも足元が上手い上に、爆発的なスピードを備えています。
しかもメッシとロッベンに関しては本田圭佑と同じポジションで使われることが多い選手です。特にロッベンはオランダの系譜を継ぐスピードに長けたウイングです。過去にはオーフェルマルスやレンセンブリンクなどスピードに長けたウイングがオランダには数多くいました。ちなみにスピードもさることながら、ファールをもらうのが上手いのロッベンらしいところ(笑)
そしてメッシはトップスピードでドリブルしてもドリブルがぶれないほど上手いテクニックを持った、
世界最高の選手です。
本田圭佑のフィジカル能力は
前にも説明した通り、左足が上手い本田圭佑はスピードで勝負するタイプの選手ではありません。
しかしメッシやロナウドといった世界のトップ選手は、爆発的なスピードを武器に相手に襲いかかります。
サイドアタッカーというのはスピードによる突破で数的優位やチャンスを生み出す役割を期待されているので、本田圭佑のフィジカル的な限界はここにあるのかもしれません。
一方でフィジカルコンタクトの強さは
一方でフィジカルコンタクトの強さは、一般的に小柄で軽量、ボール扱いが上手い、スピード系の選手が多い日本人のなかでも卓越しています。
特にスクリーンが上手い上に、頑強な身体でボールを防衛するので、ディフェンスはなかなか奪えません。
そこからファールを貰ったり、ラストパスを狙えるのは、例えばゴールに直線的に向かっていくタイプのロナウドなどにはない武器です。
メッシとの比較ではやはり本田圭佑の能力は厳しいと言わざるを得ません。
メッシは空中戦と右足以外はほぼ無敵の史上最高の選手です。本田圭佑がメッシに勝るものといったら、左足の威力でしょうか。
本田圭佑はそれほどスピードにのった状態でなかったり、ノーステップでも強力なシュートを打つことができます。
左足の能力は…
左足の能力ですが、世界でも通用する威力を持っています。
威力やパワーは申し分がありませんが、精度はメッシやロッベンといった一流の選手には及びません。
つまりパワー型のシューターと言えるでしょう。
その左足はシュートだけに使われるのではありません。
例えば本田圭佑はパスをトラップする際も左足を使います。
左足の感度や繊細さはさほどでもない(それでも十分に上手い)ので、ボールロストも時にありますが、基本的には身体を活かしたスクリーンてボールを防衛します。
ドリブルに関しては、スピードに乗って密集地帯に自ら持ち込んで、シュートを打つことも時にあります。
左足にマークが集中しがちなので、マークさえ外せれば、決定的な状態に独力で持ち込むことができます。
そのための左足の感度は持っています。
しかし、例えばメッシやロッベンのような超繊細と言えるレベルの足を持つような選手には及びません。
彼らはトップスピードに乗ったまま、足の回転数と同じくらいボールにタッチしながら局面を進めていく、ドリブルの天才です。
本田圭佑はトップスピードではややぶれるレベルの左足を持っています(それでも充分に上手いのですが)。
攻撃的な選手とは思えない
メンタル的な資質としては、ピッチを精力的に動き回ってボールを自分に集めて、攻撃を担おうとする責任感が随所に感じられます。
一方で積極的にシュートに持ち込もうとする前向きな姿勢は、特に日本代表のようにチャンスを譲り合ったりしてしまうようなチームにとって1つの基準点になることができます。
それから本田圭佑のようなチームの攻撃の中心を担うような選手としては守備の貢献が極めて高いという特徴があります。
時に攻撃的な選手はエゴイズムや守備時の怠慢が見受けられるのですが、本田圭佑の場合は、守備で力を抜くというのはあり得ません。
相手選手の背中を追いかけて自陣までもどってくることもあるのです。
スピードこそありませんが、もともと強靭な体を持っているので、相手とのコンタクトでも劣勢になることはさほどありません。

本田圭佑は世界のトップクラスのアタッカーに比べると、攻撃面で決定的な仕事を多くは期待できないのですが、守備も含めたトータルで考慮すると、貢献度が高く、上手い選手といえるでしょう。
右足の能力は?
右利きの選手で左足が上手い選手というのはさほど珍しくはありません。
例えばロナウドやネイマール、本田圭佑のミランの元同僚で、先日ブラジル代表に復帰したカカなども、右利きですが、左足を使いこなすのが上手いです。
そのため、守備者は的が絞れなくなるため、守りづらくなります。
一方で左利きの選手で右足が上手いという選手はさほどいません。
それはメッシもロッベンも、マラドーナもそうでした。
オランダ代表のファン・ペルシはキャリアの最盛期に右足のでのゴールも増えてきましたが、その破壊的な左足に比べたら、右足は上手いとは言い切れませんでした。
ちなみにファン・ペルシはトップ下の選手として育てられ、その後左利きのウイングにコンバート。さほどスピードはなかったのですが、テクニックと強烈な左足を生かして活躍しました。
その後、センターフォワードにコンバートされると、ゴールを量産し始めます。
もともとやや細身の体でしたが、スピードに頼るタイプではなく、空中戦もさほど強くなく、右足はほとんど使えないというレベルでしたが、徐々にレベルアップをとげ、身体の使い方が上手い、どこからでもゴールが奪えるトータルストライカーになりました。
今夏マンチェスターユナイテッドを退団し、トルコの名門フェネルバフチェへ移籍し、キャリアの晩年に向かおうとしています。
一方でいまや世界最高の選手といわれるメッシも唯一に近い弱点が、空中戦と右足です。
とはいえ空中戦はもともと背が低いこともあり、期待はされていません。
右足は左足ほど上手いとは言い切れません。
それでも絶対的な能力が高いので、有効的ではあります。
ロッベンはほとんど左足を使わない生粋のレフティーで、右足に関してはせいぜい「クロスがあげられるくらいに上手い」といったレベルといっていいでしょう。
とはいえ爆発的なスピードとウイングとは思えない武器に得点力に加え、人間的な成熟もありリーダーとしての役割も担える、いまだに世界的なウイングのひとりです。
ロッベンは今30歳ですが、普通サッカー選手というのは30歳になると衰えが出ます。
特にロッベンのようなスピード系の選手は露骨に衰えてきますが、
ロッベンには今のところスピード面での衰えは感じません。
今後不安なのは怪我との戦い。
もともと怪我に強くなく、それが今後スピードの低下に響いてくるかもしれません。
本田圭佑にとってひとつの規範となるべき選手は
総合的にみると、本田圭佑は強靭な身体を生かしたスクリーンプレーが上手い選手で、随所に違いを生みさせる選手ではあります。
メンタル的にもチームに対して尽力する姿勢を常に見せてくれるので、頼もしい存在でもあり、また練習態度などチーム全体にポジティブな影響をもたらすことができる選手だと思います。
しかし、ロッベンやメッシ、ネイマール、ロナウドのようにそれこそ星の数ほどのチャンスやゴール生み出せるかというと、その領域には達しておらず、また今後も達する可能性は低いといわざるを得ません。
そこで他の選手を鑑みて、本田圭佑自身の進化の余地を見出すことはできるのではないでしょうか。
ましてや本田圭佑はまもなく30歳になるので、頑強な肉体や今はまだ及第点が与えられるスピードも衰えてくるかもしれません。
私が推奨したいポジションは二つです。
それはセンターフォワードとインサイドハーフです。
すでにどちらも本田圭佑はプレーしたことがあるポジションですが、私はこれを機にどちらかに舵をきらなければならないと思います。
今回はセンターフォワードへコンバートしたと想定して、本田圭佑の進化の余地を検証してみたいと思います。
本田圭佑はもともとシュートへの意識が高く、時にパスワークに固執してしまいまがちな日本代表に推進力を生み出してくれる存在です。
とはいえ、これまでも代表でゴールを量産してきたように、実はフリーキックやミドルシュート以上に、ゴール前でこぼれだまをプッシュしたり、ファーやニアに飛び込んでゴールを呼び込んだりとシュートパターンは多彩です。
もともと体は頑丈で、屈強な選手にも当たり負けることはほとんどないと思います。
また左足の上手い本田圭佑ならスペースのないゴール前でも違いを生み出せると思います。
ゴール前で基準点となりながらも、
ラストパスにあわせてゴールを決めることができると思います。
しかもセンターフォワードであれば、弱点のスピードもほとんど武器にはなりません。
周りのウイングなどが本田圭佑の周囲を衛星的に動き回って、
スピード不足を補ってくれると思いますし、
特に日本代表ではスピード系の上手い選手が多いので、選択肢に困ることはないと思います。
また、本田圭佑の武器のひとつといえるミドルシュートを使えば、
さらに守備は守りにくくなると思います。
下がり気味に位置してもゴールが狙える、
本田圭佑はやや異質なセンターフォワードとして恐れられる存在になるかもしれません。
本田圭佑はミドルシュートを打つために下がり目の位置を取ります。
それを阻止するためにディフェンスが詰めてきたところをスピード豊かな選手たちが裏を狙います。
もちろんミドルシュートも選択肢の一つです。
本田圭佑との距離を詰めなければ、ゴール前に詰められてしまいます。
スピードこそ望めませんが、弱点を消し、長所を伸ばす、神出鬼没の動きが期待できると思います。
経験をつめば円熟の上手い狡猾なストライカーがうまれるかもしれませんね☆
ファン・ペルシと同じ進化を
規範にしたいのが、前述のファン・ペルシ。
もともとスピードは標準レベルのウイングでしたが、
左足が上手いこのオランダ人は、身のこなしも上手い選手で、センターフォワードにコンバートされてから、本格的に才能が開花しました。
本田圭佑にはファン・ペルシと同じ様な進化をしてほしいと思っています。
スピードが高くないのは同様ですが、身体の頑強さはむしろ上。
得点量ではおそらく劣るでしょうが、泥臭くゴールを奪うのはエレガントなファン・ペルシより、本田圭佑のほうが上手いといえるのではないでしょうか。
それから元ブラジル代表のリバウドも本田圭佑が目標としてよい選手だと思います。
本田圭佑同様、スピードこそありませんでしたが、
左足のテクニックが図抜けて上手いので、どこからでも左足を振りぬけばチャンスを生むことができました。
現にリバウドはバルセロナ時代に左のサイドハーフでプレーさせられたことがありましたが、
スピードのないリバウドはこのポジションで活躍できませんでした。
やはりリバウドのような上手い選手はスピードが求められるサイドよりも、
中央のほうが向いているでしょう。
それからリバウドの場合は周りの生かし方も上手いのです。
特に2002年ワールドカップでロナウドのゴールを導いたスルーは上手いの一言です。
スピードはなくとも一流の領域に達することができる、ファン・ペルシやリバウドはそれを教えてくれます。
なによりも本田圭佑には左足が上手いという最大の長所があります。
その長所をベースにもう一花咲かせて欲しいですね☆

一流の領域に達するか
ここまで本田圭佑の長所である身体の強さや左足の威力、身体の使い方が上手いこと、
それから弱点であるスピードを中心にプレースタイルを検証してきました。
かりに上記のような進化を本田圭佑が遂げた場合、
本田圭佑はトップレベルの選手たちに肩を並べることができるでしょうか?
結論から言うと、難しいと思います。
ロナウドやロッベンなどはこれからスピードや持ち前の上手いプレーに陰りが見えてくるかもしれませんが、それは本田圭佑にも同じことが言えます。
ましてやメッシやネイマールなどはここからさらに成長して、
もう一段上の領域に到達するかもしれません。
とはいえ弱体化が進行しているイタリアや、イングランドの中堅チームであれば、
年間15ゴールくらいのゴール数は望めるかもしれません。
トップクラスにはやや水をあけられた数字ですが、
現実的なラインといえるでしょう。
攻撃の中心として・・・
競争の厳しいサッカーの世界でチームの攻撃の中心を担うのも難しいと思います。
時に批判もありますが、過去のACミランのエースを担った選手たちに比べると、本田圭佑は力が劣ると。
確かに最近ではカカがエースとしてミランの看板として、名声を得ました。
ボール扱いが上手い上に、爆発的なスピードと得点力を備えたカカは一時期、世界最高の選手といってよかったと思います。
本田圭佑は全盛期のカカには及びません。
スピードは言うまでもなく、ボール扱いもカカほど上手いとはいえません。
このため、あくまで周囲のエースたちを支える、
黒子としては一定の機能性と存在感を示すことができると思います。
そのほうが本田圭佑自身も方の荷が下りて、
実力が発揮できるかもしれませんね☆
ピルロのように頭の回転のスピード上げ、劣化のスピードを下げる
イタリア代表のピルロはミランで全盛を極めました。
足元のテクニックも上手い、スクリーンも上手い、パスも上手い、フリーキックも上手い、
周囲の使い方も上手い、組み立ても上手い、シュートも上手い、司令塔として完璧な選手でした。
しかし、2009年頃からミランでの地位を徐々に落とし、
最後はユベントスに放出されました。
ただし、そこからの巻き返しがピルロのすごいところです。
もともとスピードや身体の強さ、大きさに恵まれた選手ではありませんでしたが、
ユベントスの中心としてもともと上手いといわれていたパス能力にさらに磨きをかけ、
キャリアの晩年、30歳を越えてからさらに進化したのです。
不得手だった守備も、試合中の体力の使い方を考慮したペース配分がもともと上手いこともあり、
走行距離を落とすことなく貢献でき、またパスカットにも磨きをかけ上手いプレーを随所に見せてくれました。
まさしく老いてなおさかん、円熟の極みを体現してくれていました。
もともとピルロは頭の回転のスピードがずば抜けて速く、
それがプレーの質をさらにあげ、劣化のスピードを緩やかにしたのです。
そして司令塔としての完全開花に寄与したのです。
例えば、ブラジル代表のロナウドのようにボール扱いも上手い上にスピードもずば抜けていた選手は、
キャリアの経過とともに、あっさりと転落していきました。
ブラジルではロナウジーニョも同様ですね。
足元のテクニック上手いなんてもではなく、一瞬のスピードもずば抜けていました。
それから、現役の有名どころでは昨シーズンまで、本田圭佑と同僚だったトーレスは足元の上手い、スピード自慢の選手です。
裏のスペースへの抜け出しが上手い選手です。
しかし、これから年齢を重ねてスピードが落ちていくと思いますし、
裏へ抜ける上手い動きもそれとともに見られなくなるかもしれません。
かれらに共通する点は身体の衰えや相手の対策に対して何も手段を講じなかったことです。
本田圭佑には彼らのようになって欲しくありません。
スピードが足りないなら他の何かを身につけ、
足元が上手いのだから、さらにその能力をいかせる何かを身につける。
そんな風に緩やかなスピードで成長していって欲しいと思っています。
本田圭佑はすばやく縦方向にスピードを落とさずにプレーするタイプのチームでも、
ボールを長い時間保持するボール扱いが上手い選手たちを中心とするチームでも活躍できます。
前者は2010年のワールドカップの日本代表で、ボールを奪ってからのスピードを持ち味とするチームでした。
後者はザッケローニ・ジャパン時代の前半のチームです。
香川や長友とともに、息が漏れるほど上手いパスワークを見せてもらいました。
特に韓国戦ですね☆
総括
結論から言うと本田圭佑は世界の頂点にはたどり着けないかもしれません。
ファン・ペルシのように本田圭佑が本来的に持っている、身体の強さや、左足の上手いことをベースにスピード不足という弱点を克服して欲しいと思っています。
また、ピルロのように頭の回転のスピードを上げて、老いてなお一花咲かせられるような不屈の精神をもってサッカーに打ち込んで欲しいと思ってます。
今日は本田圭佑のプレーについて触れました。
少しマニアックになってしまいすいませんでした。
でも、サッカーの戦術や個人の能力(スピードやテクニック、メンタル等)に興味のある人は楽しめる内容になっていたと思います。
なかなか選手を形容するのに上手い言葉が見つからなくて、読みづらいかも知れません。
本当にすいません(汗)
それから、代表はシリアに勝利!!
本田圭佑もゴールを決めましたね☆
それからヒールパスという上手いプレーも見ることができました。
後半極端に体力が落ちた相手の隙を突く、試合運びの上手い展開でした☆
それから香川選手のまた抜きも最高にお洒落で上手いの一言です!
スピードにのって仕掛けての絶妙のパスでした☆
次の試合も上手いプレーを期待しましょう!
そして勝利して超スピードで、最終予選にたどり着きたいですね☆
こちらの詳細は後日触れようと思っています。
それでは「本田圭佑とACミランを追いかけるブログ」今日はこの辺で、失礼します。
連休はスピードあげて更新がんばりますので、よろしくお願いします☆
よく読まれている記事
→本田圭佑に向けられる批判とは?!
