本日は突然浮上した本田圭佑のユベントス移籍の噂についてお伝えします。セリエAで4連覇中の王者ユベントスがミランでくすぶりかけている日本代表のエースに移籍オファーを出したのではないかと噂になりました。
果たしてこのユベントス移籍報道の信憑性は?そしてユベントスの戦力事情についても検証します。
本田圭佑が王者ユベントスに移籍?
本日は本田圭佑のユベントス移籍の噂についてお伝えします。セリエAを4連覇中できたるべき新しいシーズンに向けて着々と準備を重ねる王者ユベントス。果たして彼らが日本代表のエースに触手を伸ばしてきた戦力的な理由とはなんなのでしょうか?本日は本田圭佑ユベントス移籍報道の真相を追究します。
ユベントスは現在セリエA4連覇中
ユベントスは現在昨シーズンの優勝でセリエA4連覇という偉業を達成しました。2011シーズンに現イタリア代表監督でユベントスOBのアントニオ・コンテとイタリア代表の司令塔アンドレア・ピルロをミランから獲得して戦力と組織力が爆発的に向上し、圧倒的な強さでセリエAを席巻しました。昨シーズン開幕直前にコンテが辞任し、ミランの監督を解任されていたマッシミリアーノ・アッレグリが監督の座に就きましたが、この若き知将はコンテの財産を引き継いでチームを4連覇に導きました。
しかし、この4連覇の前まで、ユベントスは混迷を極めていました。
ユベントスの悪行
ユベントスは2000年代のセリエAで圧倒的な戦略を擁して、多くの優勝を飾ってきました。ブッフォン、カンナバーロ、テュラムの最強の守備陣がパルマから移籍してきました。また、ローマからはブラジル代表のエメルソン、ラツィオからはチェコ代表のパベル・ネドベドが移籍してきました。そしてスウェーデン代表のズラタン・イブラヒモビッチもアヤックスから移籍してきています。豊富な戦力で毎シーズンのようにセリエAの優勝戦線に絡んでいたのですが、これには深い理由がありました。ユベントスは次の試合で戦うチームの主要戦力を審判を脅すなどして、累積警告でユベントス戦に出場できないように仕向けていました。またカンナバーロやイブラヒモビッチの移籍をめぐっては前所属チーム内で問題を発生させるなどして、移籍しやすいように裏工作を行っていたとの言われています。
その選手の中に品行方正でイタリア代表キャプテンまで務めた知られたカンナバーロがいたのがなんとも驚きですが…これらの悪行が発覚すると、ユベントスはセリエBに降格するという厳罰を受けることになりました。主犯格のルチアーノ・モッジらは解任され、主力のほとんどが他クラブに移籍しました。カンナバーロ、テュラム、ザンブロッタ、ヴィエラ、エメルソン、イブラヒモビッチなどが移籍していきました。収益が大幅に下がるセリエBで彼らスター選手を雇うことができないのです。また彼らもセリエBという陽の当たらない場所でプレーすることは受け入れられず、移籍という選択をしました。ユベントスに残留したのはブッフォン、ネドベド、カモラネージ、デルピエロ、トレゼゲなどだけです。
セリエBでの日々
ユベントスにとってはクラブ史上初のセリエBを戦うことになりました。長いイタリアサッカーの歴史の中で、ユベントスとインテルだけはセリエBに降格したことはありませんでした。この出来事はとても衝撃的でした。
元フランス代表でユベントスOBのディディエ・デシャンが監督に就任したユベントスは、戦力を落としたとはいえ、セリエBで圧倒的な強さを見せて首位を快走し、一年でのセリエA復帰を果たしました。しかし、セリエBで過ごした財政的な余波は大きく、かつてのようにスター選手を獲得することは難しくなっていました。クラウディオ・ラニエリ監督のもと、チャンピオンズリーグへの出場権は手にしたユベントスでしたが、他リーグの強豪チーム相手には歯が立ちませんでした。
そして2009年から2011年の間にはリーグ戦でも中位をさまようほどの長く深い低迷期に突入したのです。
ユベントスに救世主登場
そんな彷徨える名門ユベントスに救世主が現れます。それがアントニオ・コンテの監督就任とピルロの移籍加入でした。コンテはユベントスのOBで、完全に自信を失っていた選手たちに勝者のメンタリティーを注入し、それに選手たちが答えます。また、アンドレア・ピルロは未だにアメリカで現役を続ける生粋の司令塔です。を中心としたポゼッションサッカーという過去のユベントスにはなかった新戦術を機能させ、就任1年目でユベントスを優勝に導いたのです。またイタリアでは珍しい自前のスタジアムの完成なども追い風となり、クラブの収益も増収を重ねました。ユベントスが欧州のトップ戦線に戻ってきました。
その間補強も敢行したユベントスはバーリからレオナルド・ボヌッチ、マンチェスターユナイテッドからポール・ポグバ、レバークーゼンからアルトゥーロ・ビダル、マンチェスターシティからカルロス・テベスが移籍加入し、着々と戦力を強化していきました。特にビダルとテベスの移籍加入は非常に大きく圧倒的な運動量でユベントスのタフでテクニカルな高度戦術を機能させました。
2014年のシーズン開幕直前にコンテが辞任したのはアクシデントでしたが、後任のアッレグリは自分が標榜する戦術を浸透させる時間がないことをふまえて、コンテの戦術をほぼそのまま踏襲しました。セリエAでは問題なく4連覇を飾り、そして、昨シーズンにはチャンピオンズリーグ決勝へと駒を進めました。決勝ではバルセロナに敗れましたが、明らかにユベントスの力が欧州のトップクラスにあることを示す結果となりました。
復活を支えた選手たちが次々と移籍
しかし、ユベントス移籍市場でにアクシデントが起きます。ここ数年の躍進を支えてきたピルロ、ビダル、テベスが揃って移籍してしまったのです。ピルロはセリエAで戦うには年齢的に限界があるということで、ニューヨークシティに移籍、テベスは母国アルゼンチンで暮らしたいとの理由で古巣のボカ・ジュニアーズに移籍しました。ビダルだけは素行不良を憂慮したユベントスが自発的に移籍に踏み切らせたという経緯があります。移籍先はドイツ王者のバイエルンです。そしてユベントスはアッレグリ監督が得意とする縦に早いサッカーを実現するために積極的に新戦術に適合するタレントを移籍加入させました。アトレティコマドリーからはクロアチア代表FWマリオ・マンジュキッチ、レアルマドリーからはドイツ代表サミ・ケディラ、パレルモからアルゼンチンの若きFWパウロ・ディバラ、マンチェスターユナイテッドからフランス代表パトリス・エブラなどが移籍してきました。いずれも前任者たちのようなテクニックは持っていませんが、走力と肉体的な強さを備えた選手たちでアッレグリ監督の標榜する戦術にぴったりの選手たちでした。
しかし、トップ下だけ後任が移籍加入せず…
しかし、ユベントスを困らせたのはトップ下の移籍加入が思うように進まなかったことです。ドイツ代表でバイエルンのマリオ・ゲッツェ、ドルトムントのヘンリク・ムヒタリアンなど次々と移籍の噂が広まりましたが、結局どの選手も移籍交渉がうまく進まずに途中で頓挫してしまいました。ユベントスだけは例外でしたが、プレミアリーグのチームや、スペインの2強のバルセロナとレアル、そしてバイエルンミュンヘンなどに対しては圧倒的な資金力の差を見せつけられています。特にプレミアリーグは放映権マネーが高騰している影響で中下位のチームでもユベントスに匹敵する財力があると言われています。セリエAはスキャンダル以降大幅にリーグ全体の収益や戦力を落としており、その影響で他リーグからセリエAに優秀な選手たちが移籍してこなくなってしまっていたのです。
本田圭佑ユベントス移籍の噂が浮上!
そんな時に浮上したのが、本田圭佑のユベントス移籍の噂です。2年目のACミランで燻り、思うような結果をのこすことができなかったこのレフティのアタッカーを、ユベントスはトップ下に据えようとしたのです。実は過去にミランを率いていたアッレグリ監督は本田圭佑獲得をミランに進言した監督で、その後アッレグリは解任されてしまいましたが、ユベントスで本田圭佑との再会を望んでいるのではないかと報道がされたのです。
この報道に移籍市場は大きく大きく動揺しました。一方で本田圭佑のユベントス移籍には懐疑的な論調もありました。当時のユベントスが欲していたのは単独で試合を決めることができるほどの個人技を持ったトップ下の選手であって、組織の中で機能し全体の一員として相手を崩すタイプのトップ下である本田圭佑はユベントスの戦力事情にマッチしないという報道もありました。確かにユベントス移籍の噂が上がっていた他の選手たちに比べると、本田圭佑は明らかに個の力で劣っていました。

ミランの戦力事情も考慮
ユベントスの戦力的な事情はもちろん、ミランも過剰戦力になる可能性があった本田圭佑を移籍させたいと考えているとの報道がありました。ミランはアジア資本のバックアップを受けて今夏多くの選手たちを移籍市場で獲得していました。主に国内外の中堅チームの主戦力を移籍させるような形で積極的な補強を敢行。チームの戦力強化に努めていました。特に前線はブラジル代表ルイス・アドリアーノがウクライナのシャフタールから、コロンビア代表のカルロス・バッカがスペインのセビージャから移籍してきていました。また、イタリア代表マリオ・バロテッリがリバプールから復帰してきており、前線の厚みが増していました。中盤はジャコモ・ボナベントゥーラの飛躍とアレッシオ・チェルチの復活が十分期待でき、本田圭佑は余剰戦力になる可能性があったのです。
本田圭佑ユベントス移籍は実現せず
しかし結局本田圭佑のユベントス移籍は実現しませんでした。インテルは移籍市場の締切期限ギリギリにインテルからブラジル人MFエルナネスを獲得しました。パスにシュートにドリブルにと万能型MFのエルナネスはユベントスが追い求めたトップ下ではありませんでしたが、インテルが移籍を容認しており、比較的安価で獲得できたことと、中盤ならどこでもこなせる汎用性を買って移籍加入する運びとなりました。また、昨シーズンはほとんど使い物にならなかったガーナ代表MFクワドゥー・アサモアの復帰も本田圭佑獲得を躊躇させたのかもしれません。
エルナネスはブラジルの強豪サンパウロ出身の選手。多くの無名の実力者が潜在するブラジルサッカー界においてはさほど珍しくはないタイプの選手ではあるのですが、ユースでのブラジル代表経験が全くないことでも知られています。2008年の北京オリンピックに出場したくらいの実績しかありません。2014年ワールドカップのに出場した代表的な選手の中ではヴォルフスブルクのDFダンチも該当します。この大柄なレフティーはドイツに渡り、ボルシアメンヘングラッドバッハというチームで芽がでた選手です。バイエルンでは成功できませんでしたが、現在はボルシアMGで主力として君臨しています。狂人で大柄な肉体を利したディフェンスは一見の価値有りです。ワールドカップではチアゴ・シルバの代役になりきれず、先般になってしまいましたが、ヨーロッパレベルでの実力は確かといえるでしょう。そしてエルナネスはラツィオからインテルに移籍してきて、今夏ユベントス移籍と自身2チーム目のビッククラブ挑戦となります。インテルでは大きなインパクトを残すことができませんでしたが、ユベントスではラツィオ時代の輝きを取り戻して欲しいものです☆今のところ移籍してからさほど大きな貢献はできていませんが、総合力の高いMFなので、ユベントスの組織的なサッカーには噛み合うはず。今後の活躍に期待しましょう。
総括~本田圭佑ユベントス移籍の噂~
本日は本田圭佑ユベントス移籍の噂についてお伝えしました。未だにミランで多くの出場機会が得られず苦しんでいる本田圭佑。ユベントス移籍が実現した場合、本田圭佑の状況はどうなっていたのか、これはもう永遠にわかりません。ミランは一月の移籍市場でガーナ代表ケビン・プリンス・ボアテングを復帰させています。また、本田圭佑の直接のライバルであるFWアレッシオ・チェルチは放出が濃厚と言われています。その彼の復帰が本田圭佑の去就に影響を与えるのでしょうか?相変わらず日本代表では絶好調をキープしているのですが…現状ミランはほとんどの選手が活躍できておらず、本田圭佑ではなく内部に問題があるのは明らかのように見えますが、果たして…
本日は本田圭佑ユベントス移籍の噂についてお伝えしました。それでは、またお目にかかります☆★
追記~本田圭佑、ミラン残留の見通し~
我らが日本代表のエース、本田圭佑の移籍騒動は完全に沈静化した感があります。理由としては、ミランで年末から爆発的な活躍を披露し、ポジションを確固たるものにしたことです。本来のトップ下ではありませんが、中盤の右サイドハーフとして組み立てからディフェンス、崩しからフィニッシュまでと幅広い局面で大きな貢献を見せています。特に印象的だったのは2月のジェノア戦です。1得点1アシストの大活躍を見せていこうというもの、この金髪のレフティの評価はうなぎ登りです。不慣れなポジションではありますが、汎用性と万能性の高さで貢献度はチームでも屈指でしょう。今後はさらに得点力に磨きがかかってくると、さらに評価は上がるでしょう。3月にはいよいよ首位ユベントスとの直接対決です。チャンピオンズリーグの影響で疲労が色濃い王者を叩くことができれば、3位以内も見えてくるかも知れません。おそらく守備的な展開になることが予想されますので、本田圭佑のフリーキックやミドルシュートの一発で王者を追い詰めたいところです。
一方でそのユベントスへの移籍の噂は完全に沈静化しました。やはりミランでの確固たる地位を手に入れたことが大きいようで、他方でユベントスの方もアッレグリ監督の来シーズン以降の去就が定かではなく、補強の方針が決めづらい状況になっています。ただし、バイエルンMFマリオ・ゲッツェの移籍には積極的に動いているようで、この若きドイツ代表が移籍してくれば、長年の課題だったトップ下の問題にケリがつくことになります。ゲッツェに関してはグァルディオラ政権下のバイエルンでは全く輝くことができず、キャリアが停滞していますが、来シーズンバイエルンはカルロ・アンチェロッティが就任します。このイタリア人がゲッツェを起用するかどうかはわかりませんが、もし移籍するとなった場合、ポールポジションに立っているのは間違いなくユベントスでしょう。また、今シーズンはフランス人のMFでもはやユベントスの看板選手となったポール・ポグバがトップ下のような振る舞いを見せているので、このままのシステムを貫くのであれば、ゲッツェとの二枚看板でトップ下のポジションを支えていくことになりそうです。例えばゲッツェを起用するときには4-2-3-1システムを採用し、ポグバを起用するときには3-5-2のような体制が組まれるかもしれません。ゲッツェはサイドもこなせるので、右サイドにゲッツェ、インサイドハーフにポグバを置いた4-3-3も一つのオプションになるかもしれません。
本田圭佑にユベントス移籍の噂が再燃するとしたら、ポグバが移籍する場合です。このフランスの逸材にはスペインの2強が大きな興味を示しています。中でとバルセロナは獲得に熱心と言われていますが、彼らには130億円というポグバの移籍金をまかなえるだけの財力がないと言われています。このポグバが移籍した場合、やや役割がかぶる本田圭佑がユベントスのインサイドハーフに座っていてもおかしくありません。
ここに来て日本代表のエースは、契約延長という噂が上がっています。このままの調子を維持すれば契約延長も十分あり得るでしょう。ただし、交渉が決裂した場合、本田圭佑の売却で移籍金が得られるのは2017年の冬までです。経済的に困窮していると言われるミランが移籍金が発生するうちに本田圭佑を手放すのか、あるいは契約延長するのかは非常に微妙なところです。今シーズン終了後には多くのビッグクラブの監督が玉突き人事的に大移動を行うと言われています。既にグァルディオラ監督のマンチェスターシティ移籍と、アンチェロッティ監督のバイエルン監督の就任が決まっています。その他の候補としては、マンチェスターユナイテッドにジョゼ・モウリーニョ、チェルシーには新旧ユベントス監督のアントニオ・コンテとアッレグリが噂されています。誰がどのベンチに座るかで、状況がガラリと変わりうる可能性を、今年の移籍マーケットは明らかに秘めているでしょう。それこそマンチェスターユナイテッドに噂通りモウリーニョ監督が就任すれば、スペイン代表のMFファン・マヌエル・マタが市場に出回ります。果たして本田圭佑の行き先はどこになるのでしょうか?
追記~本田圭佑、移籍へ加速!?~
本田圭佑に移籍の噂が再燃しています。2016年の始まりとともに、ミランでスタメンを掴み絶対的な主力として攻守に大きな貢献を果たしてきた本田圭佑に大きな試練が訪れました。
それはベンチへの再降格です。
本田圭佑の身に何があったのでしょうか?それともミランの中で大きな地殻変動が起きたのでしょうか?
本田圭佑はミランで絶対的な主軸としての立場を築いてきました。2016年の1月から4月の初頭まで、なんと18試合連続でスタメン出場という偉業を果たしたのです。本田圭佑はミハイロビッチ監督が導入した4-4-2で、攻守に完璧な働きを見せてきました。攻撃では正確かつ鋭い左足のパスでアシストの山を築きました。守備では献身的なディフェンスでスペースを埋めてミランの堅守に貢献していました。特にナポリ戦では防戦一方となるなか、ディフェンダーのような振る舞いで最終ラインの前をプロテクトしていました。本田圭佑がいなかったら大量失点していてもおかしくないほど、たくさんのチャンスを作られかけていたからです。ちなみにユベントスとの試合でも、常に守勢を強いられる難しい展開でしたが、本田圭佑は懸命のディフェンスで貢献しています。
しかし、4月中旬ミランのベルルスコーニ会長はガッリアーニ副会長との会談でミハイロビッチ監督の解任を決定しました。ここ数試合ドローや敗戦が続いており、一週間ミランのトレーニング施設であるミラネッロにこもっての強制合宿が終わろうとした矢先の監督解任となりました。ミランの後任に指名されたのは、2014年からミランのユースチームであるプリマベーラを率いていたクリスティアン・ブロッキです。選手時代からミランのユース出身でミランで8シーズンを過ごした、この無骨なミラニスタはこれまでミハイロビッチ監督が築き上げてきた守備的なカウンター戦術を排して、ボールの支配率を高めたポゼッションサッカーの導入に舵を採用することを表明しました。フォーメーションはこれまでの4-4-2とは異なり、ミランの栄光を築いてきたといえる4-3-1-2システムの導入を決めました。本田圭佑はボナベントゥーラとトップ下のポジションを争うと言われていましたが、ブロッキは本田圭佑を評価せず、ボナベントゥーラをサンプドリアとのアウェイ戦で起用しています。どうやら今後もボナベントゥーラをトップ下の位置に固定し、あくまで本田圭佑はバックアッパーという序列を変える意向はなさそうです。
そしてベンチ降格に伴い、本田圭佑には再び移籍の噂が再燃しています。移籍先の筆頭と噂されているのはプレミアリーグでロンドンの強豪、ウェストハムです。ウェストハムは昨年の夏や今年の冬にも本田圭佑の移籍を画策しましたが、この移籍は実現しませんでした。ウェストハムは現在難敵がひしめくプレミアリーグで6位という順位に位置しています。しかもすぐ上にいるマンチェスターユナイテッドとはたったの勝ち点3差で、この赤い悪魔を叩けば来シーズンのヨーロッパリーグへの出場権が手に入ります。先週の試合では同じく今シーズンのヨーロッパサッカーの最もセンセーショナルかサプライズとなっているレスターと引き分け、ともにプレミアリーグの上位戦線をかき回しています。ちなみにマンチェスターユナイテッドは次節にそのレスターをホームに迎え撃ちます。
ウェストハムは今シーズン、フランス代表ディミトリ・パイエが絶好調。自慢のフリーキックで得点を重ねれば、俊足を生かしたドリブルでチャンスを演出しています。前線にはイングランド代表FWのアンディ・キャロルやセネガル代表FWディアフラ・サコを擁しており、パイエが作り出すチャンスを次々とモノにしていきます。そして、中盤にはセネガル代表MFシェイク・クヤテ、イングランド人センターハーフのマーク・ノーブル、そしてアルゼンチンの若き才能であるマニュエル・ランシーニを擁しており、非常に守備力が高いこの3人が守りを固め、前線のアタッカーのカウンター戦術を促しています。フォーメーションはパイエがサイドに開いて動き回ることで細かく変わりますが、ベースは4-3-1-2となっています。時には4-3-3とも言える形です。
本田圭佑はウェストハム移籍が既定路線か?!
パイエは今シーズンの大活躍を受けて、ビッククラブへの移籍が噂されています。その有力な移籍先の候補の中にはバルセロナの名前もあるようです。本田圭佑はそのパイエの後釜として、ウェストハムがターゲッティングしているのではないかと噂されています。パイエと本田圭佑ではキャラクターがかなり異なるので戦術は変わっていく可能性はありますが、本田圭佑にとっては自分自身が最も希望するポジションであるトップ下でプレーするチャンスでもあります。かつて移籍先の候補の一つと言われたトッテナムは本田圭佑獲得から手を引いたのではないかと言われています。今シーズンのトッテナムはプレミアリーグで2位につけており、首位のレスターを勝ち点5で追走しています。ついに悲願のプレミアリーグ優勝に手をかけている状態で、来シーズンはチャンピオンズリーグへの出場が確定しています。そのため、来シーズンはヨーロッパでの実績が豊富な超一線級のタレントを物色しており、夏の移籍マーケットで移籍させるのではないかと言われているのです。またスペインの強豪のバレンシアも本田圭佑を移籍させるという噂が聞こえてきますが、バレンシアは今シーズン、ヌーノ・エスピリト・サント監督に続いてガリー・ネビルも解任させるなど混乱をきたしており、未だに夏の移籍市場でどのような動きをするのか不透明です。彼らが本田圭佑の移籍から手を引いた場合、俄然可能性が高まるのはウェストハム移籍ということになるでしょう。果たして、本田圭佑は今年の夏に移籍するのでしょうか?今は残りのシーズンの活躍を祈りましょう。
ユベントスとの再戦が待つ
チャンピオンズリーグへの出場権が遠のいたミランにとって、やはり唯一の希望はコッパ・イタリアを制して、来シーズンのヨーロッパリーグへの出場権を手に入れることです。これが叶えば、本田圭佑にとっては久しぶりのヨーロッパでの戦いということになります。ヨーロッパでの戦いがあるとなると、チームとしても補強の必要性が高くなりますが、あまり資金力がないミランは多くの資金を移籍市場に投入することができません。そうなると、現有戦力を残留させて、移籍市場での動きは最小限に抑えるという選択肢が浮上してきます。その場合は本田圭佑がミランに残留するというストーリーもあり得るかもしれません。とにかく今は不確定要素が多すぎる本田圭佑。果たして、コッパ・イタリアで王者ユベントスに土をつけることができるのでしょうか?
本田圭佑、ユベントスとのシーズン最終戦へ!
我らが本田圭佑が2015-2016シーズンを締めくくるべく、コッパ・イタリア決勝のユベントスに臨もうとしています。今回はその最新情報をお伝えしましょう!

4月にミハイロビッチからブロッキへと監督交代を行ったミラン。ミハイロビッチはユベントスとのリーグ戦に敗戦すると、名物オーナーでありミラン混乱の張本人となっているベルルスコーニ会長が強権を発動し、解任の運びとなりました。ミハイロビッチの下、堅固な守備からのカウンターサッカーが徐々に機能し始めていたミランですが、会長の意向に合わず、ポゼッションサッカーを標榜するブロッキの就任となりました。ベルルスコーニ会長による実質的な傀儡政権となっているミランは、急激な戦術変更により完全に混乱し、ブロッキ政権誕生後は初陣のサンプドリア戦こそ勝利しましたが、その後は降格圏に沈むような格下にも大苦戦するという体たらくとなっています。日本人としては期待せざるを得ない本田圭佑に関してもチームが機能しない影響で要所で奮闘しているものの、決定的な働きができずにいます。特に本田圭佑のようなチーム全体の中で個性を生かすタイプの選手にとっては非常に苦しい状況となっています。一方で伝統のミランの10番を背負うものとしては、単独で局面を打開できるマンパワーが致命的に足りていないという批判も受けています。
果たして本田圭佑はユベントスとの一戦でスタメン出場を掴むのでしょうか?
移籍は封印?!ユベントス戦へ出場へ!
今シーズンは移籍の噂さえ登っていた本田圭佑ですが、どうやらこのシーズンの集大成となるユベントスとのカップ戦決勝には先発出場となるようです。もはやこの一戦はタイトルうんぬんというより、ミランというチームとしてのプライドがかかっているような印象さえ感じます。ブロッキ政権になってからのミランは選手も無気力で諍いもあり、しかも試合内容も散々となっています。この状況にチームを批判するものもおり、チームにはピリピリとした緊張感が漂っています。また、ヨーロッパリーグの出場権がかかるユベントスとの一戦はミランのキャッシュフローにも大きく影響します。ヨーロッパカップ戦は出場チームに対してインセンティブが与えられるからです。この結果によっては今年の移籍市場で退団すると言われているものもおり、また新しく選手を移籍させるのにも資金の目処が立ちやすくなるのです。
そしてこのユベントスとの一戦には本田圭佑はスタメンとして出場するようです。どうやらブロッキは機能性を欠いている4-3-1-2の新布陣を捨てて、4-5-1のフォーメーションを採用するようです。
当初のトップ下よりもワイドな位置でプレーすることになるであろう本田圭佑。この右ウイングのポジションはミハイロビッチ時代に任されたポジションで、この時期は爆発的なパフォーマンスでミランを牽引して見せました。また、本田圭佑は守備も一つの持ち味としており、ユベントスに押し込まれる展開が予想されるため、先発予想となりました。このポジションは本田圭佑が望むポジションとは違いますが、絶好調時に務めていただけあって、このユベントス戦でも大いに期待できそうです。ユベントスは司令塔のマルキージオの欠場が決定しており、中盤の構成力が低下傾向にあります。また、いまやユベントスの主軸となり、今夏はメガクラブへの移籍の噂があるポグバに関しても、先日の直接対決ではユライ・クツカが激しいぶちかましで圧倒していました。このイタリアにポグバを抑え込むことができる守備者はいないとみられていただけに、本田圭佑と並んでミランの中盤を牛耳る存在であるクツカには期待が持てます。もちろんこの点を加味しても、ミランの劣勢は否めず厳しい展開になることは間違いありません。とはいえ、リーグ戦での直接対決では中盤のDFは非常によく機能しており、ユベントスの攻撃陣を抑え込むことに成功していたのです。
ユベントス戦直前でチームは崩壊傾向に?!
それでも2015-2016シーズンの最終節であるローマ戦の結果を受けて、ユベントスとの大一番の勝利を予想するのは非常に難しいことです。
ローマ戦で3-1と大敗すると、あまりの不甲斐ない内容に対してブロッキが激怒。試合終了後のロッカールームでミランのメンバーに対して、「お前らに尊厳はない!」「○○はついていないのか!?」とNGワードまで交えて罵倒するという事件が起こりました。ミランの黄金期を知るブロッキだからこそ出てきたミランへの忠誠心の高さを感じさせる言葉です。とはいえ、チームに極端な戦術変更を招いたのはこのブロッキであり、サッカーの素人であるベルルスコーニ会長の操り人形として採用されたことを考えると、あまり説得力のある言葉とは思えません。
いずれにせよこの一件でミランのロッカールームの雰囲気が良くない状況にあることだけはわかりました。果たして、この新米監督はできるのでしょうか?噂によると来シーズンは現在サンプドリアで監督を務めている元イタリア代表ヴィンツェンツォ・モンテッラを招聘すると噂されています。
泥沼のミランで存在感を発揮。移籍封印でリーダー格へ昇進?!
上述していた通り、これまで本田圭佑には移籍の噂が登っていました。シーズン前半はほとんど出場機会がなく、後半のロスタイムに時間稼ぎと守備固めのために起用されるだけだったのです。ミハイロビッチ政権時代の後半には絶対的な立場を手に入れ、移籍の噂を封じ込めつつありました。しかし、ブロッキ政権が誕生すると再びベンチ要員となり、移籍の噂が再燃しています。それでもトップ下のファーストチョイスであるボナベントゥーラが欠場すると、当初セカンドチョイスと言われていたボアテングを押しのけて先発で起用されるようになります。なかなか決定的な仕事をするまでには至りませんが、闘争心を押し出して守備にも奮闘するさま、そしてチームを鼓舞する姿は徐々にリーダーとしての風格を帯びてきたと報じるメディアもあります。何よりミランという偉大な歴史を持つクラブに対するロイヤリティーや敢闘精神が致命的に欠如している現在のミランにおいて、責任感にあふれたプレーを見せている数少ないプレーヤーとなっていることからも、プレーとは別の側面を評価するメディアもあるのです。
いまや今冬にも移籍の噂があったアドリアーノや問題児のバロテッリ、ベテランのアレックスなどの方が移籍説が根強く噂されています。また、キャプテンのモントリーボのような主力格でさえもミランに相応しくないとの理由で移籍すると言われています。エースストライカーのバッカのようにポジティブな理由で移籍が噂されている選手は数少なく、もはやミランの移籍市場において例外はいなくなりつつあります。
ミラン元選手たちが移籍先で躍動!
一方で昨夏や昨冬にミランを退団した選手たちは、皮肉なことに素晴らしい活躍を見せています。まず本田圭佑とポジション争いをしていた時期もあったスペイン人プレーヤーのスソは、レンタル移籍したジェノアで半年で6ゴールという素晴らしい成績を収め、長らく未完の大器と言われていたその才能を移籍先で爆発させた感があります。
現在はエンポリに在籍しているリッカルド・サポナーラもエンポリで素晴らしい活躍を披露しています。トップ下からサイドまでこなせる汎用性を武器に、躍進を遂げたエンポリで中心的な存在に成長しています。惜しくも夏にフランスで行われるユーロのイタリア代表メンバーには選ばれませんでしたが、今後にむけて非常に期待値の高い若手がまた現れました。
前述のローマ対ミラン戦でゴールを決めて見せたステファン・エル・シャーラウィも完全復活をアピールしています。一時期はミランで停滞し、移籍したモナコでも本来のパフォーマンスを見せることができませんでしたが、今冬のローマ移籍を機に完全復活。一時は疎遠になっていたイタリア代表のメンバーにも選ばれ、今夏にはローマに完全移籍すると噂されています。
ミランにとって悩ましいのが、彼らが一人の例外もなくミラン復帰を拒否していることです。今のミランには過去のような強さもエレガントさも魅力もなく、復帰して混乱に巻き込まれてキャリアが停滞するのであれば、現在のクラブに残ったほうが良いだろうと、思われているのです。
かつては移籍することは夢のような出来事であると言われてきたミランですが、いまやその威光は完全に失われてしまったようです。
本田圭佑は契約満了にむけて奔走!?
とはいえ、全体的に選手個々のパフォーマンスがよろしくないミランで及第点のプレーを続けている本田圭佑は残留の線がやや濃いのではないかと言われています。
それでも可能性としてありうるというのが、本田圭佑が自ら移籍の道を選択する可能性です。もはやミランに過去の栄光はないに等しく、選手たちも完全にモチベーションを失っているように見えるのです。期待値の高かった若手は育たず、経験豊富なベテランたちはプレーのクオリティが上がってきません。今のミランは上層部やスタッフだけが選手の尻を叩く存在になっています。選手たちは明らかにミハイロビッチ前監督を慕っており、この前指揮官を解任したことをよく思っていないように見えます。明らかに首脳陣とチームには大きな距離があり、チームが一枚岩になる姿などは露ほども期待できないような印象を受けます。
本田圭佑にとっても昨夏はユベントスへの移籍の噂があったように、30歳を迎えるこの歳にもはや泥舟状態と言っても過言ではないミランに残留するという選択をするでしょうか?確かにイタリア、そしてミランは本田圭佑にとって憧れの場所でした。しかし、現在のイタリアの現状はUEFAリーグランキングでドイツに3位の座を明け渡し、すぐ後ろにはフランスやポルトガル、ロシア、トルコといった新興のリーグが迫ってきているのです。現に今シーズンのチャンピオンズリーグではユベントス、ローマ共に決勝トーナメント一回戦で敗戦しています。それぞれバイエルン、レアル・マドリーと対戦相手が悪く特にユベントスの場合は善戦こそしましたが、それでもかつて毎年のようにベスト8に3チームも送り出していた頃の輝きは現在のイタリアにはありません。キャリアの帰路にさしかかっている本田圭佑が移籍を選択する可能性は低くないでしょう。
上述の通り、昨夏にユベントス移籍の噂があった本田圭佑ですが、その移籍はおそらく実現しないと言われています。ユベントスは今年もトップクラスのトップ下の獲得に失敗しています。今夏はバイエルンのマリオ・ゲッツェ、そして日本代表香川真司のドルトムントの同僚であるヘンリク・ムヒタリアンの獲得が噂されています。来年こそ悲願のチャンピオンズリーグ優勝を狙うユベントスにおいて、このクラスのトップ下の獲得は今夏の至上命題です。近年のバイエルンにおける大不振と出場機会が激減したゲッツェにはドルトムントとリバプールが移籍に向けて動いていると言われています。ムヒタリアンに関してはチェルシーやアーセナルが移籍に向けて動いていると噂されており、ムヒタリアン自身がアーセナルへの移籍をきぼうしているのではないか、というのがメディアの憶測です。特にこのアルメニア代表のアタッカーは本来のトップ下だけではなく、サイドもこなせる汎用性を持つアタッカーです。今シーズンのドルトムントでは素晴らしい活躍を見せており、アシスト、ゴール共にあの香川真司を上回っているのです。ユベントスが彼らのような人気銘柄を獲得することができるかどうかは微妙なところですが、それでもおそらくユベントスの移籍希望のリストに本田圭佑の名前はないと噂されています。果たして2016年、本田圭佑はどのチームのユニフォームをきているのでしょうか?
そして下のリンクでは本田圭佑の目に関する詳細が書かれています。一説によると「もう完治しない」「既に見えていない」とも噂されています。その状態を巡っては、本田圭佑本人も引退を検討するほどだと言われており、先日は実際に弱音をこぼしました。この記事を読めばその真相をすべて知ることが出来ます。

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