あなたは本田圭佑と中山雅史の対談を見ましたか!?1月にテレビ朝日のニュース「報道ステーション」で中山雅史による日本代表エースとの対談が行われました。そして日本代表のエースはこの対談でミランに対する思いやサッカーへの想いを熱く語っています。
新旧日本代表、本田圭佑と中山雅史による対談。現在は解説者という立場で、中山雅史は日本代表のエースについて論じることもあります。そんな二人が腹を割って、ミランやサッカーについて熱い想いをぶちまけてします。中田英寿との対談の時とはちょっとちがう面白い内容になっています。堅苦しくならなかったのは、まさしく中山雅史のおかげかも?!時には「そんなことまで言っちゃっていいの?!」といった内容も!
本田圭佑の現在地点
日本代表のエースは2ヶ月前まで所属するACミランで苦境に立たされていました。試合に出ることはあっても、試合終了間際の数分間に守備固めや時間稼ぎ要因として扱われてきました。とても背番号10番を背負っているものとは思えない立場です。しかし、1月初頭のフロジノーネ戦でアシストを記録すると状況は一変。ミハイロビッチ監督からは「今日のようなプレーが出来れば、この後もスタメンとしてプレーすることができる」と賞賛されました。その後はインテルとのダービーマッチでもアシストを記録し、ライバルからの大勝に貢献しています。また、同じ右サイドハーフのポジションを争っていたイタリア代表MFアレッシオ・チェルチの放出も追い風となり、その後はがっちりと自分のポジションを確立しています。
中山雅史の経歴
中山雅史は1967年に静岡県に生まれたサッカー選手で、今も解説やタレント業を務めながら、JFLで現役選手としてプレーしています。その愛嬌あるキャラクターと端正なルックスで多くのサポーターから人気を集めた中山雅史は、日本代表として98年のフランスワールドカップと2002年の日韓ワールドカップに出場しています。ガッツあふれるプレーで人気を博しました。最近は解説者としても活躍しており、得意の軽妙な語り口で視聴者を楽しませながらも、切れ味するどい解説で、解説者としても人気を博しています。現在はタレントとしても活躍しており、サッカーがらみの仕事では元日本代表の藤田俊哉や七波浩との対談を行っています。
二人の対談は序盤から饒舌!
そんな本田圭佑と中山雅史による対談は序盤から大盛り上がりでした。いきなりミランの背番号10が「ゴン(中山雅史の愛称)って普段は静かなんですようね?」と、中山雅史のキャラ作りを疑わせるような入りで、対談は始まりました。しかし、この対談はここからシリアスな内容に。中山雅史が日本代表のエースに問いただしたのは、ミランに対する不満。するとこの金髪のレフティは、ミランサポーターに対する不満をぶちまけました。10月のナポリ戦の後のクラブ批判を例に挙げました。起用しない理由を説明しないミハイロビッチ監督や、堪え性のないクラブ上層部、栄光の時代にすがりすぎているサポーター、そして安易に選手を批判するイタリアメディア・・・。あらゆるものをぶった切ったこのインタビューは衝撃的な見出しで世界中に伝えられました。
対談ではこのインタビューの意図が語られる
この中山雅史との対談では、このインタビューでこの金髪のレフティが語った意図を説明しました。本人によると批判の矛先はサポーターとメディアだったとのことです。「ボールを受ける前からブーイングがくる」、「(元ブラジル代表)ロナウドと同じドリブルを俺に期待してはダメ」。日本代表のエースは自分に対する過度な期待と、サポートの不足をこの対談で嘆いていました。確かに現在のミランにはロナウドもカカもマルディーニもいません。しかしサポーターは栄華を誇った彼らの姿を忘れることが出来ず、現在のメンバーに彼らの姿を映しています。背番号10にとっては、そのサポーターの憧憬は単なる現実逃避にしか感じなかったようです。
ミラン上層部への批判の意図は誤解?!
そして中山雅史との対談では、クラブ批判を行った意図を話しています。イタリアへの侮辱というショッキングな捉え方をされてしまったこのクラブ批判ですが、批判の矛先はメディアにあったようです。短絡的で目先の状況で論調をころころと変えるイタリアメディアのあり方に本田圭佑はかなり腹を立てていたようです。とはいえ、クラブ批判をおこなったインタビューの内容をもう一度見てみると、クラブや監督に対する直接的な批判のようにも聞こえます。あるいはミランと監督との関係に気を使った本田圭佑はあえて言葉を選んだのではないか?とうたがってしまうような対談でした。現に日本代表のエースはいまだにクラブからの移籍の噂が絶えず、ミハイロビッチ監督とも勝利の後にも目をあわせることもありません。

中には二人の不仲を勘ぐる報道もあるほどです。果たしてこの中山雅史との対談で語った本田圭佑の思いは真実なのでしょうか?
中山雅史との対談では日本代表の未来も語る
そして本田圭佑と中山雅史の対談でもっとも興味深かったのは、日本代表の未来を語った場面でした。現在、日本中にサッカースクールを立ち上げている日本代表のエース。そして最近はアメリカでのスクールを設立しました。また、2014年にはオーストリアの3部のクラブを買収し、現役サッカー選手としては初の実質的なクラブオーナーになりました。この中山雅史との対談ではサッカーにおける後身の育成についても語っています。
対談では「現代の子供たちは、自分たちが子供だったころよりもはるかにテクニックがあってうまい」と賞賛。一方で「だからといって世界で勝てるかどうかというと、そうではない」と対談で語っています。
中山雅史との対談で、育成について語る
この中山雅史との対談で本田圭佑育成について語りました。国内外のスクールでホンダイズムを叩き込んで成長させた子供たちを、オーストリアのクラブに送り込んで、チャンピオンズリーグやワールドカップで通用する選手に鍛え上げると意気込みました。そのため、このオーストリアのクラブは一流の選手があつまるメガクラブにするのではなく、未来の超一流選手が集まる育成主体のチームにしたいと、本田圭佑は中山雅史に語っています。
確かに現在のサッカー界は多くのメガクラブがしのぎを削っています。特に最近顕著なのは、中東からのオイルマネーでチームを爆発的に強化させるチームが非常におおいことです。例えば、プレミアリーグのマンチェスターシティ、そしてフランスのパリサンジェルマンなどは、クラブのオーナーがアラブの王族で、ポケットマネーでチームを強化しました。もちろんレアルやユベントスなどの昔から力のある伝統的なチームもあり、その中で上昇していくのは不可能に近いのです。育成型のクラブにもライバルは多くいますが、サッカービジネスの拡大により、優秀な選手に対する需要が大きいのは確かです。優秀な選手を輩出できるメソッドさえあれば、地位を確立できるのです。
中山雅史との対談では肉体的な限界も吐露
この中山雅史との対談では自身が感じる肉体的な衰えも語っています。2016年で、日本代表のエースも30歳を迎えます。まだまだ老け込むような年齢ではありませんが、そろそろ肉体的な衰えを感じる時期に入っています。

特に日本代表のエースのように、持ち味が肉体的な強さにあるような選手はテクニックで勝負する選手に比べると、衰えが早いというデータがあります。本田圭佑はこの対談で中山雅史に対して既に衰えを感じていると吐露しています。ファンとしては気になる発言ではありますが、この金髪のレフティはキャリアの晩年のことを既に見越しているのでしょうか?とはいえ、本田圭佑は今シーズン限界説を払拭するようなパフォーマンスをミランで見せており、日本代表でも5試合連続でゴールを記録するなど絶好調にあります。まだまだ衰えを語るタイミングではないと思うのですが…
中山雅史との対談は過去にも
今回は日本代表のエースと中山雅史との対談についてお伝えしました。日本代表のエースと中山雅史は過去にも対談を行っており、まだ若く血の気が多かった頃の本田圭佑の考えや、ワールドカップへの熱い思いを聞くことができます。そちらの対談も非常にたくさんのアクセスを集めるなど話題となった対談です。お時間があるときには是非ご覧ください。
中田英寿との対談も
そして、中田英寿との対談も大きな話題を集めました。中山雅史との対談はより熱い思いに傾倒していましたが、中田英寿との対談ではヨーロッパで生きていくための戦術的な素養や自己表現について語っています。日本代表の中心選手として欧州でプレーした本田圭佑と中田英寿の葛藤を聞くことができる貴重な対談となっておりますので、そちらも是非ご覧ください。
総括~本田圭佑と中山雅史の対談~
本日は日本代表のエースと中山雅史の対談についてお伝えしました。新旧日本代表の中心選手のこの貴重な対談は動画サイトなどでも見ることができますので、そちらをチェックしてみてください。本日は本田圭佑と中山雅史の対談についてお伝えしました。
そして下のリンクでは本田圭佑の目の異変について詳細が書かれています。一説には引退に追い込まれるほどの重症とも言われていますが、果たして真相はどうなのでしょうか?
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