あなたは見ただろうか?
2017年の全仏オープンで錦織圭がラケットを破壊しようとしたのを…
なぜ、錦織圭は全仏オープンという大舞台でラケットを投げつけるという愚行を犯してしまったのでしょうか?
この記事では錦織圭が全仏オープンでラケットを投げつけた理由をお伝えします。
この記事を読んだとき、あなたは錦織圭に対する印象が大きく変わってしまうかもしれません。
錦織圭が全仏オープンでラケットを破壊…
2017年6月4日、テニスの4大大会のひとつ、全仏オープンで、日本テニス界のエース・錦織圭が驚きの行動に出ました。
それは…
ラケットを投げつけて、破壊してしまったのです…
一体全仏オープンという大舞台で、錦織圭には何が起こっていたのでしょうか?
全仏オープンで錦織圭を襲ったハプニングとは何か!?
全仏オープン3回戦の錦織圭VSチョン・ヒョン戦で事件は起きました。
第4セットの最中に錦織圭がラケットを投げつけたのです…
上は全仏オープンで錦織圭がラケットを投げつけたときの画像です。
テニス選手が試合中にラケットを投げつけたり、破壊しようとする行為は決して珍しいことではありませんが、錦織圭にしては驚きの行動でした…
そして、錦織圭が地面になげつけたラケットはかなり激しくひしゃげてしまっています。
こちらが全仏オープンで破壊してしまったラケットの画像です。
全仏オープンのクレーコートに叩き付けられたかが、この画像を見ても伝わってくるのではないでしょうか…
それではなぜ、錦織圭は全仏オープンという晴れの舞台でラケットを破壊しようとする愚行に走ったのでしょうか?
錦織圭が全仏オープンでラケットを投げつけた理由①思い通りのプレーができなかったから
全仏オープンという大舞台。
0-40というトリプルブレークポイントで一度もミスが許されない中で自分の思い通りのプレーができず、キレてしまったから!!
第4セット第3ゲーム錦織圭のサーブゲーム。
このセットでは、すでに一度ブレークを許してしまい、錦織圭のサーブゲームは落としてはならない状況になっていました。
そのまま、自分のショットのミス(アンフォースドエラー)でブレークされてしまいました。
錦織圭が全仏オープンでラケットを投げつけた理由②精神的に追い詰められてしまったから
テニスは個人競技であるがゆえに、精神的に追い詰められしまったから!!

トッププロの多くは、年間約100試合を行います。
トッププロとして生き残るには、年間約100試合の多くを勝っていかなければなりません。
全仏オープンなどのグランドスラム大会では特に勝つことが重要な試合です。
その中で集中力、闘争心などを切らすことはできないと思われます。
そして、格下相手に思い通りにプレーができない錦織圭は、精神的に追い詰められてしまったのでしょう。
錦織圭が全仏オープンでラケットを投げつけた理由③恩師に解任説浮上!?
マイケル・チャンコーチ解任説!?
2013年12月から錦織圭の専任コーチに任命された、マイケル・チャンコーチの解任説が浮上しています。
そのころ成績がいまいち伸びない錦織圭のコーチにマイケル・チャンコーチは任命されました。
一度全仏オープンを制しているマイケル・チャンコーチが専任コーチになることは、クレーコートでの試合に自信をつける要因でもあったでしょう。
そこから、錦織圭の戦績は上昇し、2014年にはトップ10入りを果たし、全米オープンでも準優勝という快挙を成し遂げました。
しかし、今シーズンは、ケガでの棄権や戦績がイマイチで、全仏オープンではよくても、ベスト8止まりという結果になっています。
また、錦織圭のマネージャーから「今年のグランドスラムをひとつでも制覇できなければコーチ解任」という発言もあり、錦織圭の恩師でもあるマイケル・チャンコーチが解任されるというのは、錦織圭の精神的に大きな不安をもたらせるものだと思われます。
ちなみに、マイケル・チャンコーチは年末恒例の「とんねるずのスポーツ王は俺だ」に錦織圭と共に友情出演しています。
そのときの画像がこちらです。
錦織圭のラケットの破壊の歴史!!
ここまで、錦織圭が全仏オープンでラケットを破壊した理由をお伝えしましたが、実は錦織圭がラケットを破壊してしまったのは、この全仏オープンが初めてのことではありません…
錦織圭のラケット破壊ケース①(2017年リオ・オープン大会・トマス・ベルッチ)
2017年2月に行われたリオ・オープンでの出来事。
一回戦トマス・ベルッチ(ブラジル)との試合、第1セットをとられ、直後に、ラケットを豪快にたたきつけ、破壊しました。
その後も、調子が上がらず、第2セットもとられてしまい、格下の相手にストレートで負けてしまいました。
錦織圭のラケット破壊ケース②(2010年上海マスターズ予選・ベンヤミン・ベッカー)
2010年10月に行われた上海マスターズの予選での出来事。
上海マスターズの予選最終戦、対戦相手はベンヤミン・ベッカー(ドイツ)。
錦織圭は試合の直後にラケットを折ったそうです。
試合の内容としては、見所がありつつも、もったいない場面が多いというものでした。
ベッカーのマッチポイントは合計11回とありながらも、脅威の粘りを見せましたが、予選敗退に終わってしまいました。
しかし、錦織圭以外のトッププレイヤーもラケットを破壊していることはよくあります。

ラケットを破壊するトッププレイヤー①ノバク・ジョコビッチ
元世界ランク1位で2016年全仏オープン覇者ノバク・ジョコビッチ選手もよくラケットを破壊する場面が多く観られます。
また、彼はラケットだけでなく、服を引き裂き、破いたり、踏みつけることもします。
テニスの技術も一流ですが、破壊の技術においても一流かもしれないです笑
ラケットを破壊するトッププレイヤー②アンディ・マレー
トッププレイヤーの一人でもあり、ラケット破壊の常習犯でもあるアンディ・マレー。
彼は、ラケットを破壊し慣れているせいか、ラケットをどうすれば簡単に壊れるかをよく熟知しています。
彼の身体能力はトッププレイヤーの中でも随一の能力を誇っていますが、ラケット破壊の常習犯のためか、いまいち人気がありません。
ラケットを破壊するトッププレイヤー③スタニスラス・ワウリンカ
2017年全仏オープンのファイナリスト、スタニスラス・ワウリンカ。
地味な印象が強かった選手でしたが、2014年からは、戦績も伸びており、注目の的になっています。
だからこそラケットを破壊したときも注目の的にもなっています。
彼はラケット破壊をパフォーマンスの一種と考えているところがあり、破壊したラケットをよく観客に放り投げてプレゼントしたりしています。
欧米ではラケットの破壊がパフォーマンスの一種としても考えられており、スタニスラス・ワウリンカはその象徴ともいえる人物です。
ちなみに前述した2017年の全仏オープンのラファエル・ナダルとの決勝でもラケットを破壊しています。
2015年全仏オープン以来二度目の優勝は果たすことができませんでした。
CMなどでは穏やかな表情を見せている錦織圭ですが、この全仏オープンのラケット騒動に関しては珍しく気性の激しい一面をのぞかせてしまいました。
海外メディアでは、全仏オープン参加選手の中でもっとも温厚なテニス選手の一人であると報じていましたが、試合中はよくカッカとすることがあり、良くも悪くも周りが見えなくなるときがあるそうです。
幸いだったのは、危機的状況から持ち直して、チャン・ヒョン戦を3-2で制し、全仏オープン4回戦に駒を進めたことです。
結局、2017年全仏オープンは準決勝で敗退してしまい、ベスト8で終わってしまいました。
ただし、錦織圭は日本が誇る世界指折りのテニスプレーヤーであり、常に大きなプレッシャーに苛まれているということも、忘れずに応援してあげたいものです…

今回は錦織圭が全仏オープンでラケットを破壊した理由についてお伝えしました。