あなたは信じられるだろうか…?
アジア最強とも謳われ、8大会連続のワールドカップ出場を目指す韓国代表がアジア最終予選で敗退の危機に瀕しています…
敗退の危機に瀕した今の韓国代表代表に求められるのは…
アウェーのウズベキスタン戦での最低でも引き分け以上という結果です…
もしこのウズベキスタン戦で韓国代表が勝利できなかった場合、彼らはプレーオフ、もしくは…
まさかのアジア最終予選敗退もありえます。
今回は韓国代表の敗退の可能性について考察します。
韓国代表がW杯予選敗退の危機!一体何が起こったのか?
アジアの虎・韓国代表がアジア最終予選で敗退の危機に瀕しています。
9月6日に行われるアジア最終予選の最終節を残した段階で、未だにワールドカップ出場を決定することができずに、アウェーのウズベキスタン戦という難関が待ち受けています。
まずは、韓国代表が属するグループAの順位表を見ていきましょう。
チーム名
勝ち点
得点
得失点差
残り試合
1
イラン
21
8
+8
1
2
韓国
14
11
+1
1
3
シリア
12
7
+1
1
4
ウズベキスタン
12
6
-1
1
5
中国
9
6
-3
1
6
カタール
7
7
-6
1
ご覧のように、イランがワールドカップへの出場を決めています。
中国とカタールはすでに敗退が決定しています。
韓国とワールドカップ出場権を争っているのが、勝ち点12で追走するシリアとウズベキスタンということになります。
得失点差で韓国代表が上回っているため、かろうじて2位をキープはしているものの、最終節を残した段階でも極めてし烈な競争に晒されています。
上述の通り、韓国代表は最終節でウズベキスタンと、そしてシリアは既にワールドカップ本大会への出場を決めているイランと戦うということになります。
敗退の危機に瀕している韓国代表のメンバーを襲うプレッシャーは尋常ではないでしょう…
当然、最終節の結果次第では韓国代表がアジア最終予選から敗退する可能性があるからです。
韓国代表が敗退を逃れる方法!
韓国代表がアジア最終予選で敗退を逃れるために、最終節で求められるのは、
『勝利』
です。
こちらが、韓国代表がアジア最終予選敗退を回避するためのシチュエーションです。

①VSウズベキスタン戦で韓国が勝利→韓国がワールドカップ出場決定
②VSウズベキスタン戦で引き分け→イランVSシリア戦の結果次第
③VSウズベキスタン戦で敗戦→韓国の3位以下が決定。イランVSシリア戦の内容次第ではアジア最終予選からの敗退の可能性あり。
ご覧の通り、韓国代表がワールドカップ出場権を掴むためには、ウズベキスタン戦での勝利が必要不可欠です。
引き分けでは他試合の結果にワールドカップ出場権の行方を委ねることになります。
③の敗戦ではプレーオフ、最悪アジア最終予選からの敗退ということもありえるのです。
そして、韓国代表には必ずウズベキスタン戦の勝利でワールドカップ出場権を掴まなければならない理由があります…
韓国代表がウズベキスタン戦で勝利しなければならない理由…
引き分けでもイラン戦でシリアが敗戦すれば、韓国代表にはワールドカップ出場権が手に入ります。
しかしそれでも韓国代表には絶対に勝利することが求められています。
韓国代表が敗退を逃れるためにも、ウズベキスタン戦で勝利しなければならない理由…
それは、イランがシリアに敗れるという可能性が多いにあるからです。
なぜ、イランはシリアに肩入れするのか…?
イランがシリアをバックアップする理由
それは、イランとシリアとの関係性以上に、
イランと韓国代表の関係が影響しています。
ここ数年、韓国代表とイランはピッチ内外で激しい諍いを起こし続けてきました。
発端は2014年ブラジルワールドカップのアジア最終予選での出来事です。
アウェーのイラン戦を戦った際に、韓国代表の練習用のスタジアムに証明がともらなかったり、宿舎で大きな問題があったり、入国時に時間がかかったりと、韓国代表を苦しめました。
そして、韓国側もこれに対抗し、ホームでのイラン戦の際には劣悪な練習場をブッキングしたというものです。
そうしたピッチ外でのいざこざが影響したのか、両チームの試合も大荒れ。
レッドカード覚悟で相手を破壊するためのタックルが当たり前のように繰り返され、罵詈雑言が飛び交うという異常な状態での戦いとなったのです…
そんな因縁深い両国が、ロシアワールドカップのアジア最終予選でも同居。
そして、再び激しい場外戦を繰り広げてきたのです…
イランは8月31日に行われたアウェーの韓国戦でも韓国代表を敗退に追い込もうと善戦し、退場により一人少ない状況に追い込まれながらも、0-0のドローで試合を終えています。
イランが望んでいるのは、シリアやウズベキスタンのアジア最終予選突破ではありません。
突破するのはどちらでも良いのでしょう。
彼らが何よりも望んでいるのは、憎き韓国の敗退なのです。
しかも、自分達は既にワールドカップ出場権を手にしており、消化試合となっているため、若手を試すことも新たな戦術を試行することもできるのです。
しかし、それ以上に不可解なのが、アジアでも屈指の陣容を誇る韓国代表が、なぜアジア最終予選で苦しんでいるのか、ということです。

なぜ、韓国代表はワールドカップ予選で敗退の危機に瀕しているのか…?
韓国代表のメンバーは未だにアジアでも屈指の陣容で、とてもアジア最終予選で敗退するようなレベルではありません。
プレミアリーグのトッテナムで主力としてプレーするソン・フンミンを擁しており、ク・ジャチョルやイ・チョンヨンなど実績ある選手たちは軒並み低調ではありましたが、KリーグやJリーグでプレーする韓国代表選手は決して少なくなく、しかも説得力のあるプレーを見せている選手が多かったからです。
ましてや、シリアや中国、カタールといった格下に苦戦するような陣容ではなかったのです。
それ以上に、深刻だったのが…
アウェーでの絶望的な勝率です。
アジア最終予選での韓国代表のアウェーでの勝率はなんと0勝。
恐らく、2022年には史上最低最弱の開催国になるであろうカタールにすらアウェーで勝利をプレゼントしているのです。
アウェーでもしぶとく勝ち点を積み重ねていくのが、これまでの韓国代表の姿だったはずですが…
カタール戦の敗戦を受けて、前監督のウリ・シュティーリケは解任。
チームを危機に晒したシュティーリケ監督は解任直前は半ば指揮を放棄したような状態だったといも言われています。
現在はシン・テヨン監督がチームを率いています。
しかし、シュティーリケ監督解任は仕方ありませんでした。
シン監督は低空飛行ながらもなんとか韓国を敗退の危機から救いつつあるからです…
このシン監督はホームのイラン戦であまりにも大胆な判断をしたといわれています。
いかにして韓国代表代表監督は最終節に望みをつないだか?
シン監督はホームでのイラン戦に対して極めて悲観的な展望を抱いていたと言われています。
それはイラン代表の守備の堅さによるものです。
このアジア最終予選で、イラン代表は実に1108分の無失点記録を樹立。
試合数に直すと9試合を無失点に切り抜けています。
当然、これはワールドカップ予選の中でも世界最高記録となっています。
堅守のイラン相手にカウンターのリスクに怯えながら、ホームで攻勢に出なければいけないという状況で、シン監督は大きな決断をしました。
『引き分けでもいい。最悪の状況を回避する』
そう、シン監督は10人のイラン戦でのたったの1ゴールを放棄し、今回のアジア最終予選で一度も勝てていないアウェーでの勝利に望みを託すことにしたのです。
この判断が吉とでるか、凶とでるか…
全ては6日にウズベキスタン戦で結果がでます。
これまで、土壇場のところで驚異的な強さを見せてきた韓国代表がアジア最終予選での敗退の危機から、生還することができるのでしょうか…?
今回はロシアワールドカップ・アジア最終予選での韓国代表の敗退の可能性についてお伝えしました。

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