香川真司のドルトムントでの成績が凄すぎる!

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あなたは香川真司がどれくらいドルトムントで愛されているか知っていますか?マンチェスターユナイテッドから復帰する際には多くのサポーターが喜んだといいます。

なぜ、サポーターがそんなに喜びを感じたのか?それは香川真司がドルトムントで抜群の成績を収めたからでしょう。本日は香川真司のドルトムントでの成績と栄光の日々を振り返ります。

香川真司のストーリー

香川真司は1989年に兵庫県神戸市に生まれました。幼い頃から類稀な才能を見せつけて、多くの指導者は香川真司に無限の可能性を見出しました。小柄ながら繊細なテクニックと天与の俊敏性を持っており、中学時代にはバルセロナが宮城に創設したサテライトチームである「FCみやぎバルセロナ」に在籍していました。高校生に上がると早くもセレッソ大阪と契約。舞台はJ2ながらも、早くも抜群の成績を収めます。

2007年のJ2では35試合に出場して5得点という成績を残しました。これが中堅選手の成績だとしたら平凡なものかもしれませんが、当時の香川真司は若干18歳でした。そして翌年にはその成績を爆上げさせます。J2で35得点で16得点。得点を3倍にする大活躍により、香川真司は一躍有名人になりました。2010年にはついにJ1でプレーする機会を得た香川真司。11試合で7得点という初挑戦とは思えない成績を残しています。このJ1挑戦が非常に短いものに終わったのは、香川真司が欧州への挑戦を決意したからです。行き先はドルトムント。ドイツ、ブンデスリーガやチャンピオンズリーグで優勝の実績をもつ古豪です。

ドルトムントでの成績

ドルトムントは近年こそ安定した成績を収めていますが、2000年代中頃には経営不振からチームの成績も落ち込んでしまい、多くの人材が放出されました。このため、ドルトムントは金にモノを言わせて選手を連れてくるのではなく、世界中にスカウト網を張り巡らせて、若く優秀な人材を確保し、育てていくプランに移行していきました。そしてユルゲン・クロップが2008年にドルトムントの監督に就任すると状況は次第に好転し始めます。

香川真司加入年に特筆すべき成績を残す

クロップによる指揮と若手の台頭により、じわじわと好成績を残しはじめていたドルトムント。そんなドルトムントに2010年、香川真司が加入しました。香川真司は地元の宿敵シャルケとのルールダービーで2得点をあげると宣言。そして、この新加入の小柄なMFは、あっさりとこの予言を達成しました。ドルトムントサポーターのハートをガッチリと掴むことに成功しました。その後、アジアカップでの負傷により、シーズンの大半を棒に振り、成績を伸ばすことはできませんでしたが、ドルトムント加入初年度とは思えない活躍を披露しました。

このシーズン、香川真司の成績はリーグ戦において、18試合8得点という成績を残しました。また、ヨーロッパリーグでは格下との戦いが多かったとはいえ、8試合で4得点という成績を残しました。欧州挑戦初年度の成績としては申し分のないシーズンとなりました。そして、ドルトムントもドイツの絶対的盟主バイエルン・ミュンヘンを抑えて見事に9シーズンぶりのリーグ戦での優勝を成し遂げました。

2年目のさらなる飛躍

ドルトムントで迎えた2年目の船出は、序盤こそなかなか調子が上がらず、やや苦しい成績となりましたが、ドルトムントは自慢のゲーゲンプレスで序盤から絶好調。好成績を残していきます。香川真司はドルトムントの好調になんとか追いつき、自身も徐々にペースを上げていきます。特筆すべきは、ヴォルフスブルクやバイエルンのような強豪との試合での活躍です。このシーズンは抜群の勝負強さを見せて、最終的には31試合13得点という成績でゴール。ドルトムントもクラブ史上初のリーグ戦連覇という成績を残しました。

このシーズンで残念だったのが、チャンピオンズリーグでの結果です。ドルトムントはイングランドのアーセナル、フランスのマルセイユ、ギリシャのオリンピアコスと同居しました。アーセナル以外は地力やタレント力ではドルトムントの方が明らかに上回っており、グループリーグ突破は現実的な成績に思えましたが、あえなく敗退しました。マルセイユやオリンピアコスはドルトムントに対して経験で大きく上回り、やや浮足立っていたドルトムントを攻略。特に守備面ではことごとく先制を許しました。ドルトムントは大舞台で本来の力を発揮する経験値に欠けていました。また、クロップ監督にとってもチャンピオンズリーグの舞台は初めてで、冴え渡った采配はできず、不甲斐ない成績に終わってしまいました。

香川真司もアーセナル戦でこそ、ゴールを収めましたが、それ以外の試合ではことごとく不発に終わり、初めてのチャンピオンズリーグは残念な成績に終わっています。

ドルトムントでの2度目の挑戦

マンチェスターユナイテッドへの移籍が失敗に終わり、さしたる成績を残すことができなかった香川真司は、ドルトムントへ復帰。ワールドカップ直後のシーズンから愛するドルトムントで再びプレーする道を選びました。

しかし、クロップ政権が6年目を迎えたこのシーズン、ドルトムントは序盤から絶不調に陥ります。一時は最下位という成績に甘んじ、降格すら噂されるようになります。父親のように慕っていたクロップとの関係もややこじれ始め、クロップが練習中に香川真司の胸ぐらに掴みかかったこともありました。チャンピオンズリーグではグループリーグこそなんとか突破したものの、決勝トーナメント1回戦でユベントスに良いところなく敗退。香川真司不在の間に準優勝の成績を収めたドルトムントは、この年ベスト16という成績で大会を去りました。香川真司は5試合に出場し、ノーゴールという成績に終わっています。

成績低迷にクロップが…

シーズン序盤からの成績低迷を受けたドルトムントは、ついにクロップがシーズン終了後の退任を表明します。ここから、恩師の最後に花を添えようと、ドルトムントの選手たちは奮起します。なんとかヨーロッパリーグの出場圏内である7位まで成績をあげました。香川真司も28試合で5得点という成績を残しました。

ドイツの若き知将がドルトムント監督に就任

なんとか最低限の成績を残したドルトムントに新しい監督がやってきました。マインツを率いて躍進させた、トーマス・トゥヘルが就任しました。

トゥヘルによって新しくインサイドハーフのポジションを任された香川真司は、開幕から躍動。既に17試合に出場し、4得点をあげて去年の成績に迫ろうとしています。ドルトムントも持ち前の激しいプレスに加えて、新たにポゼッションも冴え渡り、バイエルンに次ぐ2位という成績を残しています。

総括~香川真司、ドルトムントでの成績~

本日は香川真司のドルトムントでの成績をお伝えしました。それでは、香川真司がドルトムントで残した成績を簡単に振り返りましょう。

2010-2011シーズン:18試合8得点
2011-2012シーズン:31試合13得点
2014-2015シーズン:28試合5得点
2015-2016シーズン:17試合4得点

マンチェスターユナイテッドでの2年で、成績、成長ともに鈍化し調子も落としてしまった香川真司。現に2014年のブラジルワールドカップでも本領を発揮することができず、不完全燃焼。グループリーグ敗退という成績に終わりました。ドルトムント復帰で再びキャリアに光明が差し込むかと思いましたが、ドルトムント復帰後の最初のシーズンもやや波に乗れない日々が続いています。ドルトムントの監督交代で新しい戦術を一気に吸収した今シーズンは、開幕からゴールにアシストにと爆発。とりわけ、ヴォルフスブルクとの試合では劇的な決勝ゴールを決めてドルトムントサポーターを狂喜の渦に巻き込みました。ドルトムントがこの調子を保ち、4位以上の成績を残せば、再びチャンピオンズリーグに出場することができます。香川真司にとってはキャリアで4度目のチャンピオンズリーグです。ドルトムントの実力であればベスト16は固いでしょう。果たしてドルトムントは好成績を残せるのでしょうか?本日は香川真司のドルトムントでの成績をお伝えしました。

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