あなたはドルトムントで香川真司がベンチ外の理由を知っていますか?さほど選手層が厚いとは言い難い現在のドルトムントで、指折りの名手である香川真司がベンチ外となる理由はなんなのでしょうか?
この日本代表の主軸がドルトムントでベンチ外になった理由はなんと意外なところにありました。そして、それは香川真司の今後の選手としてのキャリアを大きく左右するものになるかもしれないのです。本日は香川真司がドルトムントでベンチ外になったそのショッキングな理由に迫ります!
香川真司のドルトムントで圧倒的な存在感
香川真司はドルトムントでもキープレーヤーの1人です。その存在感はドルトムントでも指折といっても差し支えないでしょう。2010年にこのドルトムントにやってきてから、小柄な体ながら、細かなドリブルと繊細なラストパスで攻撃の重要なキーマンとなりました。特にこのデビューイヤーのシャルケ戦では
「2ゴールをあげる」
という宣言を有言実行。この出来事は日本代表の主軸がドルトムントで愛される理由です。もちろん素朴な人柄もドルトムントのサポーターから愛される理由でしょう。そのままドルトムントで二年連続のリーグ戦優勝を果たしたドルトムントですが、その中心には必ず香川真司がいました。それがこの小さなMFがドルトムントで大きな愛を受ける理由なのです。
ドルトムントに復帰後も活躍
マンチェスターユナイテッドでの2年は香川真司にとって非常に厳しいものでした。ベンチ外を命じられる試合も少なくなく、監督の選り好みの問題で明確な理由なくベンチ外を命じられたこともありました。
なぜマンチェスターユナイテッドは香川真司21億円も払って獲得したのでしょうか?
残念ながら、マンチェスターユナイテッドでの2年間は悔しい結果に終わりました。そんな時に傷心していた香川真司に声を掛けたのが、古巣のドルトムントでした。そして数多のオファーの中から、ドルトムント復帰を選んだことで、ドルトムントのサポーターはいかに自分たちと香川真司が相思相愛のなかであるか、確認したのです。この出来事でドルトムントサポーターの香川真司への愛情はさらに大きくなりました。恐らく香川真司がドルトムントを再び選択した理由は父のように慕う恩師のクロップ監督、愛する仲間たち、熱く応援しているサポーターがいたからでしょう。
そして今シーズン、香川真司は抜群の活躍を見せます。アウクスブルグ戦での3アシスト、ヴォルフスブルク戦での劇的勝ち越し点、レバークーゼン戦での決勝点と数字でも内容でも素晴らしい成果を見せて、ドルトムントの攻撃陣を支えました。この時の香川真司にはベンチ外になる理由などは何も見つかりませんでした。むしろベンチ外になることすら考えることもありませんでした。香川真司はなぜベンチ外を命じられたのでしょうか?それでは、香川真司がベンチ外になった理由をお教えしましょう…覚悟してください。少しショッキングな内容になっています。

香川真司ベンチ外の理由1:周囲との連携不足
噂されているのが周囲との連携不足です。確かに香川真司は16年の年明けの練習試合でも、チームメイトたちとのフィーリングが良くないように見えました。絶妙のタイミングでゴール前に飛び込んでくる香川真司に対して誰もパスが出せないということが散見されたのです。しかし、この状況については多くのメディアがこんな風に理由を推測しました。
「長い休暇明けで連携が噛み合わないのだろう」
しかし、ベンチ外になった理由は本当にそうだったのでしょうか?香川真司の代わりにスタメンとしてピッチに立ったのは、ドイツ代表MFゴンサロ・カストロです。しかしこの新加入のカストロは明らかに香川真司がベンチ外を命じられる明確な理由にはなりませんでした。この日本代表の主軸に比べるとよりダイナミックなカストロは、パワーや機動力は注入することができても、香川真司のように繊細なテクニックでチームにファンタジーを注入することはできませんでした。現に彼はスタメンの時に結果を残したのでしょうか?残していませんよね。悪くはなかったですが、可もなく不可もなくといった内容だったのです。彼の存在は香川真司がベンチ外を命じられる明確な理由にはならないのです。
香川真司ベンチ外の理由2:コンディション不良
そして日本代表の主軸がベンチ外を命じられた理由のもう一つの理由がコンディション不良と推測されています。ここまで、ドルトムントに日本代表とハードな日程でこのシーズンを戦ってきたこの小柄なMF。シーズンの序盤戦はそんなハードスケジュールなど意にも介さないコンディションの良さを見せていました。一方でドイツの冬休みというのは非常に長いことで知られています。一ヶ月以上試合の感覚が開いてしまうのです。それまでハイペースで走り続けていた香川真司が一気にギアを緩めてしまったことで、なかなか前半戦のようなコンディションが戻らないのではないかと推測されています。これは理由としてはありえるかもしれません。現にブンデスリーガではそれまで調子が良かったチームが冬休みを境にコンディションを落としてしまうというケースが非常に多いのです。香川真司が試合に出ても活躍をできる状態になさそうということであれば、ベンチ外とするのは納得できる理由ではありますが…
香川真司ベンチ外の理由3:監督との確執
そして、香川真司がベンチ外の理由として最も、騒がれているのがトーマス・トゥヘル監督との確執です。香川真司は自分の起用方法に関して、トゥヘル監督に対して意見を申し入れたという情報が入っています。しかしトゥヘル監督はその申し入れを断ったという噂です。そしてトゥヘル監督はこの報道に対してコメントを発しました。
「個人的に批判しているわけではない。無数の要素が(選手のフォームに)影響するものだ。プライベートのことかもしれないし、ほかにもいろいろあり得る。だから、私が招集外にした選手について、ものすごく不満に感じているとか、関係が壊れたとか、そういうふうに捉えてほしくないんだ」
トゥヘル監督は香川真司ベンチ外の理由に関して関係性が壊れたわけではなく、あくまで戦術やコンディションによる判断だと説明しています。とひいえ、普通の監督であれば余計な憶測を呼ばないように対応するのがその後のチームマネジメントにおいても楽です。しかし、トゥヘル監督がやや神経質な面を持っているのは試合を通して感じることがあります。とにかく戦術うるさく、ディテールにまでとことんこだわるトゥヘルはその采配で弱小チームのマインツを上位に押し上げました。しかし、過剰な束縛は選手から自由やファンタジーアを奪ってしまうことがあります。今シーズンから香川真司の役割は完全なトップ下からインサイドハーフというやや下がり目の位置で起用されるようになりました。
しかし、香川真司は低い位置で起用されるとやや持ち味が薄れる傾向があります。それはマンチェスターユナイテッド時代にもボランチとして起用された時に露呈した弱点です。変わって香川真司と素晴らしい関係を築いた前ドルトムント監督のユルゲン・クロップは、自分の溢れ出る情熱を選手に注入し、テンションの高いサッカーを志向しました。その要望に選手たちは高いポテンシャルを発揮しました。どちらかというと香川真司はトゥヘルのサッカーの方が適正が高いというのが通説ですが、サッカーというのはエモーショナルなスポーツ。意外と個々のフィーリングが良いことの方がポジティブな結果を生むことがあるのです。香川真司がベンチ外になった理由は監督との確執…あるかもしれません。
香川真司はマンチェスターユナイテッド時代にもベンチ外の経験あり
香川真司にはマンチェスターユナイテッド時代にもベンチ外の経験をしたことがあります。マンチェスターユナイテッドでの2年目、監督はデビッド・モイーズでした。このモイーズはとにかく高さとパワーを生かしたサイドアタックやロングボールが大好きな選手で、ある試合では60本以上のクロスを入れたことがあります。そしてその試合は無得点でした。このモイーズはマンチェスターユナイテッドの監督就任当初から香川真司を評価せず、ベンチ外とすることが度々ありました。もちろん理由は戦術的なものです。高さとパワー。

香川真司に最も求めるべきではない資質です。そしてモイーズの窮屈なサッカーに選手たちは反発。モイーズはシーズン半ばでマンチェスターユナイテッドの監督を解任されました。そして、翌年には現マンチェスターユナイテッドの監督ルイス・ファン・ハールが就任しましたが、彼も香川真司を評価せずプレシーズンマッチなどでベンチ外に置きました。そして彼も今解任の噂が流れています。そして後任には世界屈指の名将ジョゼ・モウリーニョ監督の名前が噂されています。そして、彼も非常に選手の選り好みが激しい男なのです…
マタには再び悲劇が?
スペイン代表MFファン・マヌエル・マタはリーガエスパニョーラの強豪、バレンシアからプレミアリーグのチェルシーに移籍しました。2011年の出来事です。プレミアリーグの選手にはない繊細なテクニックとパスセンスを持つマタはチェルシーに加入してすぐ、絶対的なレギュラーに定着しました。この頃のマタにはベンチ外になる理由などどこにもありませんでした。そして、この年にはチャンピオンズリーグを制覇。自身にとっても初めてのこのタイトルはチェルシーにとっても初のタイトルとなりました。マタはこの試合で試合終盤のコートジボワール代表FWディディエ・ドログバのゴールをアシストし、高い評価を得ました。チェルシーで絶対的な地位を築いたマタですが、キャリアを下降させる不幸な出来事が起こりました。それは、ジョゼ・モウリーニョ監督のチェルシーへの復帰です。堅守とカウンターを好むこのポルトガル人指揮官はマタを評価せず、ベンチ行きあるいはベンチ外という命令を下しました。理由は戦術的なものです。そして2014年の1月にはこのマタを巡って大きな騒動が起きます。ベンチ外の日々に不満を募らせたマタはチェルシーとは同じプレミアリーグのライバル、マンチェスターユナイテッドのメディカルチェックを受けたという報道が駆け巡りました。そしてその数日後、マンチェスターユナイテッドのマタが誕生したのです。つまり、香川真司とは半年だけですが共にプレーしたんですね。
そして、マンチェスターユナイテッドではベンチ外ということもなく、現在強い存在感を放っています。しかし、そんなマタに再び危機が訪れています。モウリーニョ監督がマンチェスターユナイテッドの監督に就任することが濃厚というニュースが流れているのです。もしこのポルトガル人がマンチェスターユナイテッドの監督になったら再びベンチ外を命じられる可能性は高いのです。現在はアトレティコ・マドリーなどへの移籍が噂されています。果たして、このスペイン代表の技巧派MFの運命は…
コートジボワール代表の愚行
パリサンジェルマンに所属するコートジボワール代表DFのセルジュ・オーリエが先日、爆弾発言で話題になりました。
「ホモ野郎」と「操り人形」
その理由とは監督とチームメイトに対する暴言です。オーリエはスウェーデン代表FWズラタン・イブラヒモビッチとローラン・ブラン監督との親密な関係について、「ブランはホモ野郎」と発言。そして、アルゼンチン代表MFアンヘル・ディマリアに対しては「監督の操り人形」と暴言を吐いたのです。
この行為により、オーリエは1試合の出場停止処分を受けベンチ外となりました。そりゃそうですよね…監督にそんなこと言ったら問答無用でベンチ外です(笑)っていうかなんでそんなこと言ったんだ?

総括~香川真司、ベンチ外の理由~
本日は日本代表の主軸である香川真司がベンチ外になった理由についてお伝えしました。サッカーには明確な理由もなく、いわゆる「大人の都合」でベンチ外になってしまうケースがたくさんあります。今回の香川真司のベンチ外の理由も、何かよろしくない都合があったのでしょうか?現在香川真司はプレミアリーグのリバプールなどへの移籍が噂されています。本日は香川真司のベンチ外の理由についてお伝えしました。それでは、さようなら~☆★
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