【動画あり】香川真司の韓国での評価とは?

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本日は香川真司の韓国での評価をお伝えします。何かと物議を醸してしまうことが多い、日本と韓国のアジアを巡る覇権争い。韓国のファンは香川真司をどのように評価しているのでしょうか?

日本と韓国といえば長年アジアの盟主の座を争ってきました。そして両国の対戦では何かと物議を醸す騒動が起こりがち。しかも韓国の英雄パク・チソンを放出したマンチェスターユナイテッドが彼の後釜に収まったのは、香川真司でした。一方で最近はドイツのクラブを中心に日本人選手と韓国代表選手が同じチームに所属することが多くなりました。韓国人にとって香川真司ら日本代表選手の評価はどのようなものなのでしょうか?

日本と韓国は永遠のライバル!

日本代表と韓国代表といえば、日韓対決と称され、あらゆるスポーツでライバル関係を築いてきました。特に歴史的な軋轢もあって日本代表に対する韓国代表選手の激しさは格闘技と紙一重のレベルで激しく、試合が行われる度に大きな論争に発展することもあります。特にコンタクトが激しいサッカーではラフプレーギリギリのタックルが横行しています。現に香川真司も2011年に行われたアジアカップの準決勝の韓国戦で、右足の中指を骨折させられており、日本代表のサポーターだけではなく、所属しているドルトムントからも不満の声が上がりました。また、香川真司の他にも韓国戦で負傷した代表的な選手は大久保選手(2010年)、岡崎選手(2011年)、駒野選手(2010年)と上げていけばキリがありません。ちなみに過去には元日本代表の城彰二選手も韓国選手からの肘打ちを受けて前歯二本が欠けてしまったと告白しています。それほど激しい肉弾戦が繰り広げられる、日本代表と韓国代表の試合。しかし、戦績を見ると韓国が圧倒しています。74試合で日本の13勝38敗23分と韓国が大きく勝ち越しているのです。

韓国の代表チームについて

アジアの虎とも評価されるほど激しいサッカーを標榜する韓国代表はワールドカップの舞台でも日本代表を大きく上回る成績を残しています。出場回数は9回で最高成績は4位となっています。対する日本代表はワールドカップの出場回数は5回で最高成績もベスト16に甘んじています。

韓国史上最高選手の評価

韓国サッカー史の中で伝説的存在として認知され、また世界的な評価も高いのがパク・チソンです。パク・チソンは京都でプレーした後、ワールドカップでの活躍が欧州のクラブの目にとまり、欧州移籍を果たします。そして移籍先となったオランダのPSVでも活躍。その後はマンチェスターユナイテッドに移籍してアジア人としては初のチャンピオンズリーグ制覇という偉業を成し遂げました。また、キャプテンを務めた試合もあり、世界的な評価を得た韓国人選手として認知されています。マンチェスターユナイテッドで長く監督を務めたファーガソン監督もパク・チソンを高く評価しており、中盤のサイドからセンターまで幅広いポジションで起用しました。しかし、2012年にはマンチェスターユナイテッドから放出されてしまったパク・チソン。加齢による衰えに肉体が耐えられなくなってしまいました。

韓国人にとっては許しがたい事態が

そんな韓国人にとって許しがたい事態が起きます。パク・チソンの衰えは仕方がないにしても、その後釜に収まったのは香川真司でした。香川真司はドルトムントでの2シーズンで飛躍的に世界的な評価を高めました。特に密集地帯でもボールを失わずに、周囲と連携してゴールを強襲できる能力を取り分け高くファーガソンは評価しました。香川真司はマンチェスターユナイテッドでの最初のシーズンは絶対的なレギュラーとしてプレーしたわけではありませんが、随所にゴールと好プレーを重ねて評価を高めていきました。特にイングランド代表FWウェイン・ルーニーとの相性は最高で、2人の連携で多くのゴールを陥落しました。チームのエースと抜群の関係を築いたのも香川真司が評価を高めるポイントとなりました。しかし、韓国人にとってはパク・チソンの地位が陥落し、その後釜に香川真司が収まったのは許し難かったようです。

香川真司にもマンチェスターユナイテッドで試練が

香川真司にとっての試練はユナイテッドでの最初のシーズンが終わった後でした。香川真司を高く評価していたファーガソン監督が退任し、後任にエバートンを長く率いていたデイビット・モイーズ監督が就任しました。しかし、パワーと高さを生かしたサイドアタックを標榜するモイーズ監督は小柄で中央突破でこそ持ち味を発揮する香川真司を評価せず、ベンチ行きを命じました。逆に古巣エバートンから大柄で高さがあり、若い頃から支持していたベルギー代表MFマルアン・フェライニを獲得しました。モイーズはこの教え子を高く評価してトップ下やボランチのポジションで併用しました。また、今シーズンドルトムントにレンタルさせたベルギー人MFのアドナン・ヤヌザイを香川真司より序列の上に置くなど評価しました。結果的にモイーズは結果を残すことができず、ユナイテッドの指揮官を解任されました。そして、後任に選ばれたのが、オランダの名将ルイス・ファン・ハールです。

ファン・ハールも香川真司を評価せず

しかし、新しくユナイテッドの指揮官に就任したファン・ハールも香川真司を評価しませんでした。そして、香川真司が告げられたのは退団の勧めでした。そしてその情報をいち早くキャッチして香川真司にアプローチしたのが、古巣のドルトムントです。ドルトムントに復帰した香川真司は愛する仲間たちや熱狂的なサポーター、そして父のように慕うクロップ監督のもとで再びプレーしました。シーズンの序盤から中盤戦にかけてこそチームは低迷しましたが、クロップ監督が退任を表明してからは恩師に花道を用意すべく奮闘し、ヨーロッパリーグの出場権を得るまでに上昇しました。そして、トーマス・トゥヘル監督を新しく迎えた今シーズンはブンデスリーガで2位につける復活を遂げています。香川真司もアシストにゴールにと八面六臂の活躍で周囲からの評価を取り戻しています。

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韓国の香川真司に対する評価

前述の通り、マンチェスターユナイテッドでの失格の烙印が押されたことで、香川真司の韓国からの評価は「パク・チソンには及ばない」という評価となりました。

確かに実績では韓国の英雄パク・チソンには到底及ばない香川真司ですが、その評価を覆る試合が、今シーズンのブンデスリーガで行われました。それは10月のドルトムント対アウクスブルグ戦です。もちろんドルトムントとアウクスブルグには戦力的な差が大きく横たわっていました。しかし、アウクスブルグも組織的な戦いで昨シーズンは中位に躍進する健闘を見せていました。ただしそれを差し引いても素晴らしい活躍を香川真司は見せたのです。香川真司はこの試合で3アシストの大活躍を記録し、試合は5-1でドルトムントが大勝しました。

香川真司の活躍に韓国の評価は?

このアウクスブルク戦での活躍に対して、韓国の評価は「香川真司はイニエスタの後継者」という大絶賛でした。イニエスタといえば絶対にボールを失わないテクニックとドリブル、そしてパスセンスを持った天才で、近年のバルセロナとスペイン代表の躍進を牽引してきた選手です。

確かに香川真司はやや小粒ながらもイニエスタの後継者とはたびたび評価されており、この日のパフォーマンスはその評価に相応しいものだったと言えるでしょう。特に2アシスト目となった、ロイスへのパスは密集地帯駆け抜けて、最後にはヒールパスでロイスに落すというイニエスタを彷彿とさせるプレーでした。また、3アシスト目となったオーバメヤンへのパスも未収地帯で相手選手4人をひきつけてのラストパスで、これも同様にイニエスタのようなプレーです。この試合で香川真司はますます評価を高めました。

韓国代表選手も出場

そしてこの試合は韓国代表選手も出場しており、韓国の人々にとっても注目度の高い試合となりました。アウクスブルクには韓国代表ク・ジャチョルとチ・ドンウォンが出場しました。この両韓国代表選手はク・ジャチョルが先発出場し、チ・ドンウォンは途中出場となりました。また、ドルトムントに所属する韓国代表DFパク・チュホは出場機会がありませんでした。二人の韓国代表選手を擁するアウクスブルクの注目度は韓国で高いようです。ましてやパク・チュホが出場していれば、韓国人対決が実現していました。

日本代表選手と韓国代表選手の競演

最近はアジア選手の活躍が目覚しく評価が上がっており、ドイツを中心に韓国と日本の両代表選手が同じチームで戦う機会が多くなりました。例えば、長谷部誠はヴォルフスブルク時代にク・ジャチョルと共にプレーしており、岡崎はマインツ時代にパク・チュホと共にプレーしています。現在は前述の通り、ドルトムントで香川真司とパク・チュホが共にプレーしています。ともにドイツの中小クラブから評価を高めて、現在もその地位を築いています。もともと韓国代表選手はJリーグでも目にする機会が多く、韓国の英雄パク・チソンも日本で評価を高めた韓国人選手の一人です。

総括~香川真司の韓国での評価とは?~

本日は香川真司の韓国での評価についてお伝えしました。ドルトムントで評価を高めた香川真司は、移籍したマンチェスター・ユナイテッドでその評価を落としてしまいました。

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しかし、復帰したドルトムントでその評価を再び高め、再びヨーロッパのトップ戦線で戦っています。その活躍ぶりには多くの韓国代表選手を送り込む韓国の人々にとっても他人事ではなく、その注目度は非常に高くなっています。今後も日本と韓国の強烈なライバル関係は続いていくと思われ、今後の両代表の戦力事情から目が離せません。本日は香川真司の韓国での評価についてお伝えしました。それでは、本日はこの辺で、さようなら~☆

追記~日本代表、韓国との対戦を回避~

先日のW杯予選、ご覧になりましたでしょうか?シリアとの最終戦を5-0の大勝で制した日本代表は、アジア二次予選を無敗で首位通過を果たしました。次は最終予選が待ち受けている日本代表ですが、今回のドローでは韓国と同じ組みになる可能性が危惧されていました。それはFIFAランキングで日本代表がアジア5位に甘んじる可能性があったからでした。その場合、韓国とは別のポッドになりドローの結果によっては同じ組みになる可能性が残されていました。しかし、結果的にはなんとかアジアで4位をキープし、ポッド2に滑り込みました。

ちなみにその他のポッドは、ポッド1にイランとオーストラリア、ポッド3がサウジアラビアとウズベキスタンとなっています。12チームが2グループに分かれるこの最終予選では、同じポッドのチームは対戦しないことになっています。日本としては宿敵の韓国との対戦は回避したものの、イランかオーストラリア、サウジアラビアかウズベキスタンと戦う可能性があります。最終予選は2位に滑り込めばワールドカップ本大会への出場が決まります。できれば近年苦手としている中東勢でも特に秀でた能力を持つと評価されているイランとの対戦は避けたいところです。逆に狙いどころは明らかに力が落ちる感があり、FIFAランキングでも評価が低いウズベキスタンでしょうか。また、2022年のワールドカップ開催国としてサッカー熱が急激に高まっているカタールとの対戦もできれば避けたいといったところでしょうか。まぁ、結局どこと当たっても日本代表が勝つのですが…

いずれにしても、このポッド分けにより日本と韓国の両方がロシアワールドカップでも揃って出場することがほぼ確実となりました。韓国に対しては、プレーが荒いという評価もあり、対戦を避けたいという意見が大勢を占めていました。確かに韓国は実力的には日本と双璧となるアジアの強豪です。一方でワールドカップでの経験値が高い日本と韓国が共にワールドカップに出場することはメリットもあります。それは、ワールドカップでアジア勢のポイントを稼ぎ、アジアの評価を上げることができるというメリットです。2014年に行われたブラジルワールドカップではアジア勢はグループリーグで全滅しました。この影響でFIFAからの評価が下がり、アジアの枠が現状の4.5から4に減らされると噂されたこともありました。ちなみにワールドカップの地域ごとの出場権における小数点以下は、プレーオフがあることを示しています。アジア最終予選は前述の通り、2グループに分かれて行われます。そして、両グループで3位に入ったチームは大陸間プレーオフ出場権決定戦に臨み、そのプレーオフに買ったチームは南米予選5位との再度のプレーオフに臨むのです。

アジア予選に南米とのプレーオフが設けられたのは2010年の南アフリカワールドカップからです。それまでそのアジア枠の分はオセアニアに分けられていました。オーストラリアがアジア予選に参入したことで枠が増えたのは良いのですが、難敵が一つ増えてしまいましたね。

韓国の反応は…?

ハリルホジッチ日本代表監督も「韓国との対戦を避けられて良かった」と発言しており、一般的には韓国との対戦回避はグッドニュースとして伝えられました。一方でネットの世界では「韓国と対戦して予選敗退に追い込みたかった」といったような論調もあります。

対する韓国の方はというと、日本代表に対しては強いライバル心を抱いている一方で、前回のワールドカップ予選での対戦でカードが乱れ飛ぶなどの議論を呼んだイランとの対戦を熱望する声が高いようでした。韓国のラフプレーやイランのホテル工作などいろいろな裏工作が話題を呼んだこの対戦ですが、今回のワールドカップでは再び実現するのでしょうか?

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いよいよ始まるアジア最終予選。ここ数年は順当に日本と韓国、オーストラリア、イランなどの強豪が勝ち残っていますが、今回は大きな波乱がまきおこるのでしょうか?運命のドローは本日行われます!お楽しみに!

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