いよいよ2017年のJリーグが開幕します…!
2016年はクラブワールドカップで準優勝という望外な結果とともに、鹿島アントラーズの選手たちは経験という何者にも代えがたい武器を手に入れました。
そして、このクラブワールドカップという大会は…
莫大な賞金という恩恵を鹿島アントラーズにもたらしました。
しかも、2017年はJリーグの放映権をイギリスの企業が買い取ったことで、潤沢な放映権収入まで得ることができました。
そんな追い風を受けた2017年の鹿島アントラーズは積極的な補強で大幅に戦力の増強に成功しました。
今回は2017年鹿島アントラーズの補強計画を紹介します。
あなたはこの記事を読み終わった時、2017年の鹿島アントラーズがいかに強いチームか知ることになるでしょう…
鹿島アントラーズが2017年の補強に大成功した理由!
2016年をJリーグ王者として終えた鹿島アントラーズ。
さらには年末に行われたクラブワールドカップでの準優勝という成績を収めたことで、このクラブの格は大きく上がりました。
そして追い風そのままに鹿島アントラーズは2017年も積極的な補強を敢行しました。
2017年の鹿島アントラーズのスカッドは、明らかなレベルアップが見られ、大きな期待を寄せられる陣容となりました。
そう、2017年の鹿島アントラーズの補強は大成功したと言って良いでしょう。
やはりクラブワールドカップを制した影響は非常に大きく鹿島アントラーズのブランド力が他クラブの選手たちを惹きつけ、補強を容易にしたような印象があります。
2017年の補強は人数も多く、骨の折れる冬となりましたが、それでもわずかな期間でこれだけの補強を成功させた鹿島アントラーズ首脳陣の交渉力は高く評価できるでしょう。
それでは、鹿島アントラーズの2017年の補強内容を見ていきましょう。
2017年の鹿島アントラーズの補強①GK&DF編
リオオリンピック代表の櫛引が退団したGKにはACLアジア王者で韓国の全北現代から同国代表クォン・スンテの補強に成功しました。
34歳と年齢的には頭打ちながら2017シーズン中に37歳になる曽ヶ端準のバックアッパーとしては申し分のない実力者です。
曽ヶ端に比べるとコーチングスキルや精神面での存在感で劣り、体格面でも3センチほど小さいですが、純粋なゴールキーパーとしてのスキルは充分以上。あるいは正守護神としての起用もありうる実力者です。

2017年のDFの補強の目玉は三竿雄斗です。
弟の三竿健斗が既に所属していますが、兄も鹿島アントラーズに入団しました。鹿島アントラーズ唯一の弱点と言われた左サイドバックの強化に成功した形となります。ただし、前所属の小藩では3バックの左を務めていたため、この補強には懐疑的な視線もあります。
ただし、2017年には鹿島アントラーズは柴崎を手放しており、テクニカルなスタイルよりも硬質でパワーを重視した戦術を採用すると予想されています。
確かに右サイドバックの西や伊藤が攻撃重視である以上、左にはバランスを重視した補強が行われました。
しかし、三竿雄斗の補強にはチームにバランスをもたらす以上の価値があるように見えます。
三竿雄斗の補強が鹿島アントラーズに絶大な影響を与える理由!
三竿雄斗の獲得が大きな補強となったのは、3バックが有力なオプションとなるからです。
ファン・ソッコが退団したものの、昌子、植田の2人の主軸が健在のセンターバックは、有望株の長身DF町田も併せて層が厚く、左利きの三竿健斗の獲得でさらにオプションが増えた感があります。
Jリーグでは採用に積極的なチームが多い3バックがあらたなオプションになればさらに相手に戦略を読まれにくくなります。
また、選手たちが新しい戦術に挑戦するというモチベーションにもなるでしょう。
2017年鹿島アントラーズの補強は中盤も充実していました。
2017年の鹿島アントラーズの補強②MF編
2017年の鹿島アントラーズにおける最大の補強といえるのが新潟から獲得した守備的MFのレオ・シルバ。
ディフェンス、ビルドアップ、前線への攻め上がりなどセンターハーフに求められる全ての資質をバランスよく備えているこのブラジル人の加入は、37歳になる小笠原満男の代役としてもバックアップとしても完璧な存在といえるでしょう。
永木と共に3センターハーフという新布陣も見ることができるかもしれません。
中盤のもう一人のニューフェイスは右サイドのレアンドロ。
2016年までは左利きの遠藤康が逆足のサイドアタッカーとして機能しましたが、レアンドロは縦の突破力に秀でたウイングタイプ。
現在は白熱したレギュラー争いを展開中で、開幕戦のピッチにどちらが立っているのか注目です。
2017年の鹿島アントラーズの補強③FW編
2017年の鹿島アントラーズが大きな補強に成功したポジションです。

神戸から昨シーズン29試合出場11得点という記録を残したペドロ・ジュニオールを獲得しました。
金崎夢生という生粋のストライカーを要する鹿島アントラーズにとってセカンドトップタイプのペドロ・ジュニオールの獲得はスマッシュ・ヒットとなりました。
ウイングでのプレーも可能で、4-3-3システムの採用もあり得るかもしれません。
FWのポジションでもう一人のニューフェイスは福岡から加入した金森。
J2に降格してしまった福岡では主力としてプレーし、22歳の若さで4得点をあげたストライカー。即戦力というよりは将来への布石を打った形での補強となりますが、期待値は非常に大きいと言えるでしょう。
FWは金崎、ペドロ・ジュニオールの超強力2トップに加えて、昨シーズン大きな飛躍を遂げた鈴木優磨、泥臭いながらも攻守に貢献できる赤崎も健在で多士済々の攻撃陣が出来上がったと言えるでしょう。
またここまで紹介した意外にもDF小田逸稀、FW安倍裕葵など、若返りにも着手しています。
鹿島アントラーズの補強が単なる補強にならない理由!
2017年の鹿島アントラーズの補強は非常に的確で、弱点を補いつつ、さらなる戦力の増強に成功しました。
このチームの補強が単なる補強に終わらないのは、やはり復数のフォーメーションに対応できるようなカメレオン型のチームへと変貌できる可能性を秘めているからです。
基本は昨シーズンのフォーメーションをそのまま登用した4-4-2になりますが、4-3-3、あるいは3バック採用の可能性もあるでしょう。
昨シーズンは絶対的な戦力になりきれなかった、町田や三竿健斗、伊藤などの若手も充実しており、ある意味彼等の成長も2017年の鹿島アントラーズにとっては大きな補強となりそうな可能性を秘めています。
2016シーズンは鹿島アントラーズは1stステージと2ndステージで大きなギャップがありました。
前半戦は圧倒的な強さを見せたのに対し、後半はさっぱり勝てなくなってしまったのです。
それでもチャンピオンシップでは悪い時なりのサッカーも習得した感があり、何よりも土壇場での強さや横綱相撲で、鹿島アントラーズに叶うチームは現在のJリーグにはいないでしょう。
雪辱に燃える浦和レッズやジュビロ磐田などが積極的な補強に打って出ていますが、それでも鹿島アントラーズの優位は変わらなそうです。
2017シーズン前に十分な休息を取れなかった関係で、コンディションにも不安が残りますが、この選手層であれば乗り切ることができそうです。
いずれにしても2017年も鹿島アントラーズがJリーグの優勝候補の筆頭と言えるでしょう。
そして願わくばACLのタイトルも手に入れて欲しいと期待しています。
今回は2017年鹿島アントラーズの補強についてお伝えしました。

そして下のリンクでは2017年の鹿島アントラーズの背番号をお伝えしています。鹿島アントラーズを応援するのに欠かせないのがユニフォームで、誰のユニフォームを買うのか迷うのも楽しみの一つです。この記事を読んで、誰のユニフォームを購入するのか決めてみてください。
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